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高円寺
投稿者:
fmdb
投稿日:2021年 7月 1日(木)22時24分19秒
編集済
「西部古書会館」の反対側、南口のアーケードのあるパル商店街を抜けて、屋根のないルック商店街にある町中華の店「天王」のつけ麺は、塩山大兄の好みの味だと思います。間口が狭いので見過ごしてしまうかもしれませんが。生姜ラーメン、レバニラ定職も安くてウマいです。
祝!画業40周年。東京2021年?7月24日、神保町・小宮山書店にて。
お久しぶりです
投稿者:
賀津新太郎
投稿日:2021年 6月25日(金)12時14分17秒
塩 山さん、お久しぶりです。『宗教問題34』購読ありがとうございます。拙いコラムを褒めてもらって恐縮です。思えば『comicMate』でコラム書かせ てもらっていた頃が懐かしいです。あの頃は親父も元気だったし会社もどうにか生きていました。オイラはな~んにも考えずにトラック乗っていたっけなぁ(遠 い目)。
下々の者へ(その1925 )
投稿者:
しおやま・よしあき
投稿日:2021年 6月18日(金)06時01分58秒
編集済
6 月30日…一昨日観た『ビーチ・バム』が余りに下らなかったので(詩人像が陳腐極まりない)、今日は「シネマテークたかさき」に行く気になれず。仕事の間 に『犀星映画日記』(室生洲々子編・龜鳴屋)読了。世間の評価にとらわれない見方が面白い。武藤良子の挿絵もまあまあ。編者は孫で「室生犀星記念館」の名 誉館長だそうだ。「前橋文学館」や「寺山修司記念館」他を見るにつけ、天下り役人絶対反対の立場でありながらも、親族の公共機関支配よりはマシなんじゃと 常に。縁者による芸術家の囲い込みは、この国の一木一草にも宿ると言われる、天皇制の根毛ではないかと。大阪なおみ記念館が将来出来ると、人種差別して来 た周囲がが真っ先に…と言う可能性も。公金を遣ったら親族は排除するるのが筋(拒否されたら箱物を作らねばいいだけ)。
6月29日…富岡と飯田橋との往復で、『決定版 日本の喜劇人』(小林信彦・新潮社)読了。広沢虎造の次郎長親分出世街道モノ真っ青な名調子(ヨッ!コ~ バ~ノ~ブ!!)。3~4回目のはずだがまったく飽きない。主人公がやたら少女にモテモテなだけの純文学や、九十九一の芸並みに笑えない唐獅子シリーズの ボンクラ作家と、とても同一人物とは思えない。昔から仲が悪かった井上ひさしを、暗に単なる”替え歌作家”扱いしてるのも憎い(評論は逆だが、小説は足元 にも及ばないよ)。藤山寛美と伊東四朗編はくど過ぎた(植木等にはそれを感じず)。今までどこを読んでたのかと反省したのが、無責任男・植木等に、天皇裕 仁を重ねてる視点。”仁義なき戦い”シリーズの山守組長(金子信雄)には、誰もがその影を見るだろうが、俺は無責任男をそう解釈した経験は無かった。疎開 で子供時代に地獄を見た世代はさすがに厳しい(大陸で棄民されたなかにし礼も、NHK出版の自著で1度も天皇を陛下呼ばわりせず根性を見せたが。その後は かなり転向)。コバノブ御大は本書と、娘さんたちが将来決断して出してくれれば、『小林信彦日記』(2段組み全15巻)で文学史に名を残すのだろう(あっ たとしても、坪内祐三の日記なんかどうでもいいよ)。好みの日活の脇役、天坊準にもちゃんと触れてくれててうれしかった。
6月27日…高円寺への行き帰り、携帯本を『数の風景』(松本清張・光文社文庫)か『デーモンとの闘争』(ツヴァイク・みすず書房)かにするかで迷う。結 局前者に。100P過ぎから調子が。でも元従業員で鹿児島なまりの男は、都合が良すぎる。巨匠になってからの清張の長編には、必ずこういうドラえもんタイ プが登場、シラケさせるな。会場で「岡島書店」に勤勉振りを呆れられる(一昨日「古書会館」で挨拶したばかり)。「何せ本業が暇で…」上野発12時45分 のMaxたにがわ号1号車1階は、今日も俺1人。マスク外してスッキリ!(高崎までの間、大宮で女性客が1人乗車したのみ)高崎駅13時30分着。「シネ マテークたかさき」で先に入場券を買い、「あすなろ」で時間調整。『夏時間』、観客10名。並。美男美女が全く登場しない珍しい映画(親父役が演技派)。 上信線で、大阪の表現の不自由展関係者は、福島のデーモン監督、渡辺文樹に対処方法を学ぶべきだとふと。何せ家族だけで営業右翼や裏金公安と、死闘を繰り 広げて来たのだから。「日比谷公会堂」も、彼の上映会が無ければ足を踏み入れなかった。脅迫や暴力を賞賛する気違い大阪府知事を見るにつけ、愛知の大村知 事の保守主義者としての立派さを改めて。
6月25日…「シネマヴェーラ渋谷」の『三つの顔』(監督・井上梅次・’55日活)帰りに銀座線で『コンラッド中短篇小説集2』(人文書院)読了。片っ端 面白いが、冒頭作「青春」の結びは老人にはひとしお。”そのなにものかは、まだあると思ってるうちにもうなくなってしまう―ひと息つく間に、またたく間 に、ひっそりと過ぎ去ってしまうものなのだ”(青春だけでなくお金もだね)。高崎線で『昭和の映画絵看板』(トゥ―ヴァージンズ)の残り。楽しいのだが、 作品解説がマヌケで感動大損傷。左下の作品データだけでいんだよ、本の性格からして。誰が書いたか知らないが底抜けの馬鹿で、アカデミー賞何部門でもらっ たかとか、誰それの演技がどうのこうのう(ガラスをボンドでまぶしたバットでドタマを殴りたい!)。貴重な看板写真に便乗して愚論を図々しく押し付ける な。かつ丼の上の潰れたゴキブリの屍骸。上信線で『数の風景』(松本清張・光文社文庫)に。まだるっこしい出足。
6月24日…上信線で『平井呈一 生涯とその作品』(荒俣宏編・松籟社)読了。長尺だが退屈しない(俳句と平井喜作のページは飛ばしたが)。最近はゾラと か読んでるので、470P程度じゃ特に驚かない。入谷コピー文庫、『大滝秀治人間劇場シリーズ』第12回が着く。テーマは”僕の、私の好きな先生”。俺も 拙稿を掲載させてもらってるが、先生ではなく”生徒”のつもりで書いてた(昔からそそっかしい)。幸い意味は通ってるが…。山川直人の装幀はいい。前宣伝 が15分も続く腐れシネコン、「109シネマズ高崎」での『クワイエット・プレイス』の続編帰り。1作目に比べるとかなり散漫だが、我慢できる範囲。『ア オラレ』とかの見物後にも痛感するが、アメコミ原作ゴミ映画群に耐えられる人の神経が羨ましい(嘘だが)。予告だけで吐き気。眼を閉じてても音が…。
マッカーサーが生き返ったらビックリ。「ニッポジン、12歳カラ8歳ニ退化シテマーシタ!」 って。狂気の濃密放射能+疫病オリンピック中止を、自力ではなく未だに”王様(天皇)の御聖断”頼りの情けなさ(都庁前にはそうでない人々も相当集まった らしいが)。主権者として実に何とも恥ずかしい。営業リベラリスト高橋源一郎や(宮台真司も)、皇統派フェミニスト北原みのりは大歓迎だろうが。町山智浩 も、陛下がおっしゃって下さったなんてつぶやくなよ。人の上に人を作るシステムと民主主義は、両立し得るはずがない。
6月22日…朝一番で「シネマヴェーラ渋谷」の『千代田城炎上』見物。録音(海原幸夫)とナレーション(不明)最悪。ハード面で大映作品に不満を抱く事は めったに無いが。1時過ぎ出社後、本業に90分励み神保町へ。灯台下暗しと言うか、よりによって「東京堂書店」でコバノブ御大の『日本の喜劇人』(新潮 社)初版本発見。発売直後に完売、並んでたのは2刷分ばかり。高崎駅の「くまざわ書店」他でも物色したが影も形も無し。「書泉グランデ」「三省堂」も同 じ。2刷じゃ読後、「盛林堂」の”嫌気棚”で高く売れない。沈思塾考。同書店左側入口右手の、売れ行きランキング分を期待せずにチェック。面出しの1冊が 初版!(2冊目は未確認)。ついレジの兄ちゃんに、初版本だったよと自慢げに。「何度も追加注文しましたし、まさか…」人間、本も政治も諦めちゃあきまへ ん。ぐちぐちねちっこく行こう。連立否定の枝野は前回都知事選での山本太郎。つける薬の無い馬鹿が、野党第一党の党首である事の不幸。党内常識派よ、アベ スガ同様に御身第一の愚か者を即刻引きずり降ろしてくれ。
6月21日…自室から真弓大介(青森県)、ペイントロボ(神奈川県)、オイスター(兵庫県)に電話。前世紀の遺産で20年後も喰ってる俺(…)。大阪の内 田こねりにも用があったが、電話帳を落としたせいで番号不明。無論メールも。ハガキでも書くかな。『わが青春の台湾 わが青春の香港』(邱永漢・中公文 庫)読了。面白いが、例によって黒川創の解説がひどい何の。川本三郎同様、芸も糞も無くただ粗筋の要約。基本的に倉庫の品を売り喰いしてるだけの、中央公 論”ナベツネ”新社。黙って右から左へ売買してればいいのに、愚かな編集が無い頭で工夫(実は侮辱)を加えるから、哀れにも遺産の一角が常に腐敗。昔のま までいんだよ。『俺にさわると危ないぜ』ならぬ、『馬鹿がさわると危ないぜ』。
6月20日…政府が国民を使い捨て丸太扱いし、オリンピック下で疫病感染実験断行中。自衛のため間隔を空けようと、電車内でモルモットが移動しがちなのは 日常的景色。ただ一昨日の高崎線下りではムカついた。3人掛けシート右端で『ヘンリー・ジェイムズ短編選集』(関西大学出版部)を。左端も俺くらいの爺さ んがスマホ。すると間のOL風が反対側の3人席に移動。ご勝手にだが、移動した席も3人掛けの中央。まるで俺やもう1人の爺さんが痴漢でも働いたかのよう (レフト爺さんも含めて挙動不審、悪臭等一切無し)。更に傷ついたのは、移動姉チャンが顔もスタイルも並の中の並だった点。俺と同じ終点高崎駅で降車。 『ヘンリー・ジェイムズ短編選集』(関西大学出版部)の訳者は李春喜。珍しくまともな解説を。関係者の名前をズラズラ記しての感謝文さえ無けりゃね。翻訳 学者業界、虚礼を省くといじめられる? 読者にはまったく関係ねんだけど。
6月18日…『ネオン警察 ジャックの刺青』上映前の「新文芸坐」ロビーで、『宗教問題』34号。かつて『comicMate』で与太コラムを書いても らってた、運送業者でもある荒井秀顕が映画コラムを連載中。今回は『大綱引の恋』を。なかなか的確な評価(豆ダヌキ似の百恵の息子の外見に触れて無いの は、根が優しい証拠)。文章も洗練。当人はこの言葉とは最も無縁なオッサンだが…。久々のダイニチマーク。夏純子&真理アンヌが出し惜しみせずに脱ぐ。オ カズにしたんでしょうね何度も(ボケて記憶無し)。かつて青少年は映画館での記憶を、自宅で反芻して用いた。あるいはそれが想像力(創造力)を大いに養っ たのかも(馬鹿コケ!とも断言出来ないか)。
6月17日…上信線で『ご褒美と妖精』(キプリング・盛林堂ミステリアス文庫)。悪くはないが、時々主語と述語の関係が曖昧になりとまどう。「高崎電気 館」で『雁』『女めくら物語』を続けて。いずれも再見だが、前者の完璧さにため息。最初はこれ程は感銘を受けず。最近の”脚本・監督・編集”担当の、若手 邦画"世界がチューモク"自称天才監督群のおままごと映画を観過ぎたせいか。脚本、演出、撮影、役者…文句無し。特に役者陣はA級韓国映画のよう。若尾文 子は言うに及ばず、小沢栄太郎、山岡久乃(超怪演!)、武智豊子、井川比佐志…一切の穴無し。お手伝い役の姿美千子も初々しい(真っ昼間から銭湯にやたら 行かされご苦労様)。後者はいかにも島耕二監督らしいが、木村恵吾が演出してたらカルト作品になってたろう。
731部隊内閣の石井四郎中将じゃなく、国民総丸太化計(特権階級は覗く)推進中のスガ総理大臣。東京地検特捜部と並ぶ巨悪のバイアグラ、NHKによれ ば英語も話せないのにG7をリードしたと。あの仲間外れの甘楽郡南牧村村会議員風のみじめな姿は、凋落後進国日本の象徴。まだ3割前後の支持があると。神 国の奥行きは深すぎて、薬漬けの下流丸太には理解不能。早く実験で殺して楽にしてくれ。枝野のポンコツ化も止まらない。世界観が違うからの立憲民主党、そ して日本共産党。何を今さら世迷い事を。あそこまで無礼千万な対応されちゃ、志位も下部組織を抑え切れないだろう。当然候補者を擁立。そして共倒れ。自公 民維新のゴロツキ無法利権政治は継続され、枝野の野党第一党党首の座は、社民党の福島家支配同様盤石に。1度転がり始めた衰退国家は、もはや誰にも止めら れないのか? そう主権者の多くが錯覚した瞬間に、国中が焼け野原になる放火準備が整う。
アベ スガ タイホマスク
投稿者:
漫画屋
投稿日:2021年 6月 5日(土)15時53分5秒
この姿を見たら励ましの声を。
少年の君-Better Days-
投稿者:
漫画屋
投稿日:2021年 6月 5日(土)15時51分1秒
7月16日公開。
くどいエピローグ以外は気に入りました。
下々の者へ(その1924)
投稿者:
しおやま・よしあき
投稿日:2021年 6月 1日(火)15時22分16秒
編集済
6 月15日…朝一番の「新文芸坐」で『大草原の渡り鳥』。昨日の『爆薬に火をつけろ』よりやや入りが良く40人前後。シリーズ一番の傑作との評価は揺るがな いようだが、夜の場面はひどいね。旭とルリ子のラブシーンも、ベタベタに潰れて悲惨(中平康の『闇の中の魑魅魍魎』状態)。漫画も製版担当者が未熟だとこ うなる(焼き過ぎ)。あるいは逆に細い線を飛ばして絵の立体感を喪失させる。『口笛が流れる港町』を俺がシリーズで一番買うのはそういう点も含めて。高原 での確か、白いネッカチーフをしたルリ子と滝伸次のやり取りは、『東京の暴れん坊』での最後の屋上場面に匹敵すると。12時前に終了。併映の凡作『南国土 佐を後にして』を後にして、「古書往来座」までテクテク。行く度に遠くなるような。ジュニア・ライト級っぽい、青年だか中年だ分からない男が店頭掃除を。 武藤良子がイラストを担当してる、室生犀星の映画エッセイ集風なの他3~4冊。丸の内線、半蔵門線経由で神保町(地下鉄御茶ノ水駅から歩く気力無し。ちな みに前者200円、後者170円)。「田村書店」で石原吉郎他の詩集を4冊。「嵯峨谷」は通勤ラッシュ状態だったが、喰わない訳には行かない。「東京堂書 店」に『日本の喜劇人』(2刷)が山。コバノブ御大も本書だけは読み継がれるよ。加筆したらしいが、昔の分までやたら改めてないだろうね。功成り遂げた室 生犀星が、昔の詩を書き直したような愚挙は犯してない事を願う(体力無さそうだし大丈夫か)。「新文芸坐」、休憩時間に旭節を。だが晩年の軽く流してる手 抜き版CDばかり。使うならコロムビア時代の音源を。旭ファンを舐めるんじゃないよ(昨今俺はやや冷めてるが。ただ旭&ルリ子よりは長生きしたい)。
帰りの高崎線で『映画評論家への逆襲』(荒井晴彦・森達也・白石和彌・井上淳一・小学館新書)読了。こんな新書があったんだ(コア新書は知ってた が)。”ドラえもんでおなじみの人種差別主義本出版最大手”が出した割には読めた。構成が高崎俊夫。この爺さんもホント、方々で小まめに小銭稼いでるよ。 筆一本で喰ってくには当然の姿勢だが…。末はやはり小川徹のように、畳が腐ったような廃屋で冷たくなるのだろう(カッコいい!)。大きなお世話だが。
6月13日…最新刊と思うが、コスミックの10枚組DVD、『復讐の世界』が素晴らし過ぎる。チャールズ・ロートンの『容疑者』、顔も演技も池部良ソック リのロバート・ヤングの『私は殺さない』、アイダ・ルピノ姐御の『生きてる屍骸』、チンピラ専門ダン・デュリエ主演の心暖まる『シカゴ・コーリング』、 ピーター・ローレの『三人の波紋』…。半分観ただけで元を取ったというか、お釣りを余分にもらった感じ。これで1980円! 画質や字幕は大いに問題ある が、どうせ「シネマヴェーラ渋谷」がフィルム・ノワール特集でまた上映してくれるんだしいいのさ。
6月12日…「高崎電気館」で『空っ風野郎』(’60大映)。観客12~13人。日光猿軍団の見習いエテ公風でフリークに近い体躯の三島由紀夫は、演技も 含めて見るに耐えない場面続きだが、なぜか昔から憎めない一作。黒いオヤジに借りたような革ジャンを羽織り、石原裕次郎や小林旭(あるいは後年の人斬り五 郎役の渡哲也)を気取る彼の寸足らず、短足、貧弱な恥毛じみた胸毛、下品な生え際等に、観客、特に男は自らもがかつて陥ってた恥ずべき過去を連想、目を伏 せるからでは(女性は不明)。水谷良重は腋毛処理をしてない。帰りの上信線で『経理から見た日本陸軍』(本間正人・文春新書)。350P以上あるが、編集 者の教育的指導で50P削れば面白くなったはず。三浦瑠璃なんか重用してる文春新書。愚昧な編集者揃いなんだろう。
ワクチンを打った後がまだ直径7~8センチ程度、円状に赤い。2回目は来月頭だが、大丈夫?(1度目は今月3日)スガ731部隊内閣の丸太国民もつらい よ。他国民を丸太扱いした犯罪行為を反省しない、無責任スーダラ国家&国民の成れの果て。でも俺は反省してんだよ。ブツブツブツ。
6月11日…スガ破れ便所スリッパ総理は、ノーベル平和賞候補にならねばおかしい。どの世界機関に頼まれた訳でもないのに、税金で自国民を放射能のモル モットに。既に世界中の人々から深~く感謝されてるが(脱原発時代に本データは実に貴重。731部隊と異なり自国民を丸太に)、コロナでも検査やワクチン に拘泥する事なく、人々を無理矢理集めてリアル感染人体実験。特に日の丸片手に学徒動員された児童は、世界の若い世代の治療対策に大いに貢献しよう。主権 者を大量殺戮してまで世界に貢献! 日本スゴすぎる!!(「君が代」のBGM)佐藤栄作よりよっぽど資格が。ついでにかく総理に、”ご苦労様”のオベン チャラで国会質問始めた野党第一党党首には、先週出し忘れた生ゴミ袋を切り裂いて、全身に振り掛けるべし。志位和夫のように鋭い質問する奴が皮肉を込めて そう発言するならともかく、フヌケ枝野じゃシャレにならない。ホント、わずかでも羞恥心があっちゃ、今日本人はやってられない。日本人の皮を被った北朝鮮 人の俺でさえも難儀。
6月10日…勅使河原蒼風&宏親子って、商売人としては傑出してるが、芸術家としては3流大道香具師以下。今日『他人の顔』を朝一番で、夕方短編集1を観 てヒシヒシと(「シネマヴェーラ渋谷」)。特に親父はとんでもない玉。あんなでかいだけの自称造形作品、その気になって寄付されたら美術館は困るな。俺が 学芸員なら即燃やしちゃうが。そこらに放置したら景色が汚れるし。現在は? 自分で美術館でも建てて収納してるならいいけど、芸術ぶってるだけ粗大ゴミよ り罪深い。いくら倅がハッタリの効いた音楽や撮影で盛り上げようとしても、画面スカスカで空っ風。『いのちー蒼風の彫刻』はそういう意味で存在価値が(2 代香具師親子の実録映像)。フランスが勲章くれようが、ダリがお世辞を言おうが両者は河瀨直美レベル。世界に誇ろう親子キッチュ(日本スゴイよ落とした財 布が戻る!)。100人近い大入りの『他人の顔』、20~30年前に旧「文芸座」で。寝たのか京マチ子のオッパイの事など全然記憶なし。『妖婆』が初脱ぎ と勘違いを。チラシ扉の”勅使河原宏という天才”は、天才の次に”詐欺師”と入れるべきだ。
ただガラガラの入りの日に観た、『新・座頭市物語Ⅲ25話 虹の旅』 は良かった。テレビドラマはスクリーン上映すると、四方が遊ぶ場合が(前回の特集での森崎東監督他の、”田舎刑事シリーズ”もそうだった)。しかし勅使河 原宏が監督した同作は違った。終始画面の隅々にまでに緊張感が。もう一本も観たいが果たして。併映の同監督のドキュメント、『われらの主役 勝新太郎』は 予想通りこれまたクズ。『虹の旅』もホントはカツシンが演出かと疑いたくなる水準。親父は悪知恵、息子は金力で築いた虚名かと。
ロシア文学はしばらく休みのはずが『小悪魔』(フョードル・ソログープ・白水社)を。面白い。主人公の不愉快さにコクが。オースティンの裏バージョンっ ぽいし(まだ100P )。読んでて腹立たしくなったり、気分悪くなるような小説類が最近とみに減った。喜怒哀楽はどれが欠けても むなしいし、退屈だし不健康だと。
6月9日…自宅裏庭の雑木の枝切り60分。シャワー後体重を計測すると、約1キロ減。単純な老いたる肉体。『はなうたレコード』(山川直人・平凡社)読 了。退屈。絵も発想も実にスノッブ。なぜ買ったのかは不明(入谷コピー文庫仲間?)。『疑惑の作家「門田隆将」と門脇護』(柳原滋雄・論創社)に。かなり 面白い。ただ著者の立場はかなり佐藤優っぽい。7割読了段階でだが、日本の立憲主義破壊の最大の共犯者、公明党&創価学会がウブなパラノイアの被害者に見 えて来る筆致&構図。玄関でまずは名誉会長にひれ伏す佐藤より芸があるが、差し引く必要がある。版元が第三文明社他で無いのも巧妙。同版元のゾラ、神保町 でますます見掛けない。アマゾンじゃ買いたくないが…。
6月8日…3週間振りくらいで神保町。ほとんど営業。横並びでないと動けない、最低の白痴臆病ド腐れ古本屋街だと改めて。溢れてる自民党候補者(ボンクラ 2世&低能ドブス)の選挙ポスターがホントに良く似合う。次の大地震の際は丸焼けになった方が、世のため人のため世界のため。「田村書店」で1冊買った以 外は全部新刊の日。「三省堂」「東京堂」で大枚を。昔の飲み代5回分くらい。海外文学翻訳本て、とっくに下層階級など相手にしてないのね。んで益々市場を 狭めている。どうでもいいがな。神保町の人通りは多く、これに比べりゃ高崎はゴーストタウン。
6月7日…副業の間に「盛林堂書房」で買った、トッド・ロビンス短編集、『侏儒と拍車』読了。映画『フリークス』の写真を用いたカバーもイカすが、中身も 中々。小野店長によれば売れ行きもいいと。納得。 同店にはヘンテコなマイナー系出版物が多数。大型書店を歩き回るのには疲れる爺様にも実に便利。店頭の特価コーナー用には、拙者も間接的協力を(してるは ず…)。にしても「日高屋」で1人飲みしてえ。「まさみ」にゃもう数カ月行ってねえ。不義理なうちにサヨウナラなのか。今日何度目かの憤りを。
6月6日…午後、高円寺帰りに久々に新幹線。2階建てMaxってまだ走ってるんだ。1号車1階に座ったら、上野から高崎まで終始1人。久々にマスクを外 す。『サンディトン』(ジェイン・オースティン・鷹書房弓プレス)読了。楽しいが、解説の向井秀忠がやたらに浮かれてる(オースティン人気が自らの手柄で あるかのように)。馬鹿か。各種解説って9割が無い方が読書の余韻を妨げない。初出データや略歴で充分。一番読みたくないのが訳者のサンピン文学論。作者 の威光に便乗せずに、たわ言は駅弁大学の紀要に(執筆者と校正者しか読まない)。
「109シネマズ高崎」で『HOKUSAI』。老若2大大根配役からして愚作なのには驚かないが、セメントの橋脚なんか映すな。客は20人強と好調。 ファッションモデルとしてならともかく、喋ると学芸会以下の柳楽優弥や、たくあんの古漬けのように臭く、15分以上画面に出し続けてはいけない、田中泯を 主役に据えるとは、邦画界はホントにプロデューサー不在。『赤旗』は本作を好意的に紹介。柳亭種彦の反権力性を評価したのだろうが、目的の立派さで愚作を 無理に持ち上げるのは止めろ。変化しつつある同党で、最大の弱点は文化政策。『民主文学』他数誌で”素材だけで評価された芸術家”を作家、詩人、歌人扱い してるが、愚かの極み。全部廃刊にして資金援助も止めろ。出したい人は身銭で。政党は芸術家を育成する義務など無い。手下を厚遇してる政党は、逆に大衆、 インテリに軽蔑されるだけ。分かってて止められない? それじゃ放射能&コロナオリンピックと同じ。
6月4日…「新文芸坐」で朝10時30分開始の『馬喰一代』(監督・木村恵吾・’51大映)見物後に出社。木村監督の未見作が味わえるのなら朝6時起き で、母ちゃんプチ介護後、7時30分の電車に乗るのもつらくない。五所平之助映画のセットも並の汚さじゃないが、本作も負けてないかそれ以上。と言うかこ の監督、”人間のゲロ”を描写するのが大好きゆえ、汚さがどこか奥深く哲学的。最後の親子の感動的お別れ場面で、全然必要ないのに女性が窓から駅弁のカラ 容器を捨てる場面を丁寧に(脚本・成沢昌成・木村恵吾)。どういう神経なんだか。そういう所が好きだが。往復で『童女裸像 他八篇』(宮野村子・盛林堂ミ ステリアス文庫)読了。先に同文庫から出た1冊目の、『無邪気な殺人鬼』でファンに。収録された「山の里」は、一水社の『笑いの泉』掲載作。人間の執念深 さを描かせると絶品。執着や執念は創作の原点だな。
『東京新聞』もホント駄目。トイレットペーパー万引き常習犯の、深谷警察署署長の一件を匿名報道(共同電かな)。署長は十手持ちの公人中の公人。かくハ レンチな記者クラブ飼い犬根性、いつまで購読者にさらす気?(当然、そして誰も読まなくなる)写真入りで実名の田中敬(60歳)を報じてくれた『日刊ゲン ダイ』に感謝(マスコミの基本に忠実なだけでお礼せねばならぬ土人国家よ!)。重罪犯しても現行犯逮捕もされず匿名扱い。懲戒免職になるどころか追い銭で 退職金が満額タップリ。日本のあらゆる犯罪者予備軍はまずは警官の身分を得よ。後はこの世のパラダイス。
6月3日…午前中に1回目のワクチンを終える。まだ生きてるが、怖いのは2回目らしいし油断出来ない。安っぽく悪趣味な隈研吾設計の、富岡市役所裏手の古 くからある病院だったが、手際も感じも悪くなかった。なぜ2回目も自動的に、最初の病院で打たせないのか? 合理的と思うが。隈研吾と言えば朝日新聞書評 委員のくせに、ほとんど出席しない。あれでも同じギャラかと昔、自著で原武史が皮肉を。いるよそういうふざけた特権意識100人前人間て。隈研吾、河瀨直 美、蜷川実花…。放射能&疫病おもてなしオリンピックに、各分野の低能銭ゲバドカス自称芸術家が颯爽と大結集してて壮観。全員に金メダルを(自前でな)。
6月2日…2カ月ぶりで西荻窪の「盛林堂書房」へ。売り上げは4月&5月で1万円台後半と、最近ではマシな方。古本屋も映画館も、疫病下でお上の自粛要請 に応じず果敢に営業してた所を今後も応援したい(潰れてもいいよ「神保町シアター」)。駅前の「日高屋」で久々につけ麺熱もり。うまかったが異常に時間 が。栽培してる小麦でも採り入れ轢いてたか? 夕方「ギンレイホール」で『チャンシルさんは福が多いね』。わざとらしくて終始不愉快だったが、ハマる人も 多いだろう作風。同館従業員の接客が、少しだけ明るくなってたような。
6月1日…『映画芸術』で荒井晴彦が石井裕也監督の映画じゃ初めて面白いと思ったと述べてた、『茜色に焼かれる』を「シネマテークたかさき」で。観客6 名。ほぼ同感。邦画以外じゃ当然だが、タイムスリップの類いに逃げずに現実を直視。ただ慣れない社会派だけに方々で破綻を。”監督・脚本・編集”担当天才 派監督の弊害だが。一例。亡父の旦那の愛人の子供に送金してるエピソードなんて、台詞だけで充分。愛人や付け込むバンド仲間のやり取りなど、全然必要ない (共同脚本なら最初の削除対象)。愛しい自らの脚本ゆえ、編集段階でも切れない。「せっかく撮影したんだし、スタッフや役者にも申し訳ない」と思ったかど うかは不明だが、ホントは自分に陶酔してるだけ。144分になるのも当然。第三者に編集を委ねれば楽に95分に。文化庁の助成金対象になって無いのも謎。 平目役人の利権化が更に進行か? 上信線で『ユルシュール・ミルエ』(バルザック・水声社)。50ページ経過後のバルザックは常に圧巻。『茜色~』、役者 陣は充実。名前は知らないが、尾野真千子の姑息な幼なじみが、坪内祐三ソックリで苦笑(お上手)。 息子が無鑑札自転車を乗り回してて、ノルマ裏金警官の違法な強制職質を受けないのも(伏線の台詞あり)、放火犯中学生が野放しなのも意味不明。ただ是枝裕 和映画のようなカマトトじみた不快さは希薄。
5月31日…朝11時。渋谷パルコ8階の森山大道展(600円)。西武百貨店、山手教会、無印良品…。かつて日本がプチ法治国家だった時代は、付近は大分 にぎやかだった(閑散)。この通りに来るのは10年ぶり以上かも。今や渋谷と言えば「シネマヴェーラ渋谷」。同様に大井町と言えば「大井武蔵野館」、大塚 と言えば「大塚名座」&「鈴本キネマ」でした(川口と言えば「川口オークラ」はやや無理が)。帰社後ビラ類をチェックしてたら、東京工業大学でも大道展を やってたと。分かってりゃはしごしたよ。2時間ほど本業。夕方の用件まで時間が空いたので、再び渋谷に戻り「シネマヴェーラ渋谷」で『田舎刑事 まぼろし の特攻隊』(監督・森崎東・’79テレパック)。宇都宮雅代ってムードはあるけど凄い棒読み。共演者はたまらないな。朝から歩き回ったお陰で、『コンラッ ド中短篇小説集1』(人文書院)読了。再読の物もあったが、まったく退屈しない。「闇の奥」より「エイミー・フォスター」が好み。
ジーンズメイト
投稿者:
fmdb
投稿日:2021年 5月23日(日)21時58分57秒
編集済
高いです。高円寺では「高級店」です。「昭和の不思議101
夏の男達祭号」は
なかなか笑えます。
下々の者へ(その1923 )
投稿者:
しおやま・よしあき
投稿日:2021年 5月17日(月)14時18分16秒
編集済
5 月28日…「109シネマズ高崎」で『アオラレ』。観客5名。「紀伊國屋書店」裏手にあった、「新宿ローヤル」向きの一作。練られた脚本に比べ演出は雑だ が、仕事が終わった後はこういうのがピッタリ。上信線でヘンリー・ジェイムズの戯曲『ガイ・ドンヴィル』(大阪教育図書)。噂通りホントにつまらない。集 団制作には不向きの作家だったか。『朝日新聞』が出し遅れの証文並のオリンピック中止を社説で。『東京新聞』に余程固定読者奪われてんだな。でもその東京 が幹事らしい、スガの自称記者会見は相変わらず。小学生だって遅刻を詰問されれば、嘘でも言い訳を並べる。なのに総理大臣が黙秘権。それを指をくわえて見 てるだけの自称報道人。ベラルーシのプロタセビッチ記者は、この飼い犬記者らの年収を知ったら呆れるだろうな。日本は主権者よりペットが安全な金満生活を 満喫してる、スーパー土人国家なのさ。新聞貴族労連組合員。
『アオラレ』と同じ同館スクリーン8先週で観た『地獄の花園』。フジテレビ映画としては悪くないと思うが、俺が接する媒体では全然話題になってない。尺 も比較的短めだし、充分暇つぶしには(悪役企業に韓国大手を思わせる社名を付けてるのも、フジサンケイらしくていい)。ヤンキーOLの狼藉と全然無関係に 会社実務が進行してるのが特に笑えるが、広瀬アリスの古臭~い末路には?然。犬の糞のような『百円の恋』現象。エラソーな事をほざいてた高橋源一郎が皇室 に睥睨し、めでたくNHKへの出演切符を保持してる様に似ている。少しマシな元女房もややそういう傾向が。王様に許可された民主主義って一体な~に?
5月27日…「シネマヴェーラ渋谷」の『東京の暴れん坊』、開映15分前で25番。数日前の『田舎刑事、時間よ、止まれ』は50番だった(渥美清主演のテ レビドラマ)。マイトガイは根強いファンはいるが(ガラの悪いエセインテリ男性には特に)、トニーや梶芽衣子らに比べ、70年代初頭の旧「文芸座」の日活 オールナイト時代から、集客力は弱かった(水商売の女性には大人気らしいが、素人集には…)。でも素晴らしい『東京の~』。最初の字幕、最後の日劇他を見 下ろすビルの屋上での、アキラ&ルリ子のいちゃつきは清潔感たっぷりで(実態は不明)、何度観ても惚れ惚れ。これに刺激されて故郷を捨てた、中卒&高卒の 青少年は全国に数限りなしと推測。
まんじゅうのあんこは子供の頃から最後に喰う主義。満を持して『そして誰も観なくなった』(重政隆文・松本工房)。高崎線の往復で一気に。この頃は装幀 にも凝ってて、帯もあるんだな。いがらしみきお監督の『ぼのぼの』が、トラブルで冒頭のみで中断、その後も観る機会無しとの下りに苦笑。いちいち納得の行 く事ばかりだが、洋画の字幕にも最後まで付き合ってられるのは、著者が英語に達者だからだと。余程音楽が良かったりしない限り、俺はコッソリ退場。『東京 の~』上映中、中央列後方右端の中年男がスマホを光らせた。付近の連中は誰も注意しない。俺は左列だったから耐えたが、周りの連中は映画ファンの資格な し。さすがに遠距離罵倒の勇気は起こらず。
5月25日…「シネマヴェーラ渋谷」帰りに、「嵯峨谷」(「東急本店」横)で大盛りそば後に出ようとすると、ウーバー系らしい配達員が押し入り(お客じゃ ない)、あの狭い店内の窓口に立ちふさがりしつこく道案内を乞うてる。そば湯でもぶっかけたれよ。こういう非常識な人は昔から。必死で走り回ってるヤマト や佐川、郵便配達に道を尋ねるおばさん&おじさんにも呆れる。確かに付近の道順は詳しいだろうが、彼らは仕事中(業務妨害!)。相手の都合も考えろよ。暇 そうな通行人はいくらでも。仕事への軽い蔑視もあってか、傲慢な奴も多い。制服のせいで邪険に対応できない労働者諸君が気の毒。社会常識や想像力を欠いた 愚か者には思い至らぬだろうが、仕事中に物見遊山の連中に作業を阻まれ、デカい態度で”人間地図”扱いされる行為がいかに不愉快か。元牛乳配達員だった俺 には良~く分かる(バイクで走る牛乳屋の前に立ちふさがり、道を尋ねる馬鹿さえ腐るほど)。人間は誰も配達員を1度経験するといい。世間がピンとピッタリ で見えて来る。
ソ連人も欧米人に負けない不道徳な生活してますよってな、これ見よがし気なエロ描写がグダグダ続く退屈な『マリーナの三十番目の恋』を一時放棄、『アダ ムとイヴ』(ブルガーコフ・群像者)に。戯曲集だが、小説に比べると大した事ない。帰りの高崎線で再び『マリーナ~』に。何せ本体3200円。200P過 ぎると少し面白くなるが、2段組み300Pに費やした時間に比べれば鼻糞の甘味。終わり50Pは飛ばし読み。ロシア文学には少し遠ざかろう。
5月23日…チョイ前、すっかり関西人になった吉田婆ちゃんに用事で電話。数年勤務した某公共団体を退職、悠々自適の日々と。働いてない婆ちゃんなんて想 像できない。この”婆ちゃん”、俺もすっかり”爺ちゃん”と化した今、全然おちょくりにならなくなった。婆ちゃんの自宅や事務所のモアは高円寺だった。コ ロナ大逆襲以前は毎週のように通ってたのに、思い付きもせず。途中にあるジーンズの「メイト」は、富岡にも支店があったのはすぐ気づいたが。
夕方、「シネマテークたかさき」で『ハンバーガー・ヒル』。観客約10名。有名な映画だが実につまらない。戦争物で舞台の丘、敵味方の位置関係がはっき りしないのは致命的。一山幾らかの無名役者群が、戦闘場面を遮断するタイミングで哲学めいた寝言を並べるのも笑止。演出者は戦争映画に興味が無いらしい。 戦争ものには腐るほどの名作が。こんな凡作を輸入する奴の神経が知れない(バーゲンセールでも?)。無料配布してたプレスっぽいチラシで、白石光(戦史研 究科)が、本作をほとんど誉めて無いのは立派(誉めようも無いが)。サンピン映画評論家(福間健二や渡部幻の事ではない)と違い気骨が。トリビアで行数稼 ぎ。ご苦労様。上信線で『マリーナの三十番目の恋』(ウラジーミル・ソローキン・河出書房新社)。出足からゲッソリ。題名失念の河出文庫(『青い脂』だっ た)は悪くなかったが。この人やジム・トンプスン、ブコウスキーは1冊読めば十二分。
5月21日…「シネマヴェーラ渋谷」で『静かについて来い』『罠を仕掛けろ』。整理番号は41番と33番。上映前のロビーは50人前後の客でごった返し。 それでも病院や介護施設、工場のように映画館でクラスターが起きたとは聞かない。しかし多くがお上の言うがまま。興行組合って痴呆のように人がいい(古本 屋組合も)。幹部にだけ秘密手当やワクチンが支給されてるのかと邪推したい次元。行き帰りに出たばかりの『ペスト』(カミュ・岩波文庫)。つまらなくはな いが50年前のような感動は無い。ペストを全体主義の象徴として描いてる所が、当時は奥深く感じられたが、今は逆で安っぽい印象。即物的だったデフォーの 方がきっと古びてないのでは。サルトルはカミュ以上に退屈しそう。20世紀の小説って案外つまらないのだと、今頃気付くマヌケさ。バルザックとゾラで充分 (ディケンズはほぼ読破)。
5月20日…津田大介の馬鹿さは底無し。トリエンナーレ問題で左派も含む僕を批判した人々が、リコール不正問題が摘発されても誰一人謝罪しないと御立腹。 マジでの発言? そもそも全然次元が違うじゃん。トリ問題が引き起こしたインチキリコールだが、連中が予想通りデタラメだったからって、あんたやもう一人 の逃亡デブの不手際が解消されるはずないじゃん。それにまだ数人逮捕されただけで、官邸の飼い犬の裏金警察組織が、本気で起訴まで持ってくかも不明。いく ら記者クラブマスコミの”愛くるしいペット”だからって、官憲の印籠を片手に粋がるんじゃねえよ(機動隊の背後からデモ隊パチパチ)。肝腎な時にはダンマ リを決め込みながら、商機に繋がると悟るや、謹慎すべき時に被害者顔で露出しまくった、姑息な商人根性には脱帽するが。苦労した大村知事もさぞや内心ムカ ついたろう。人間性と思想信条は無関係。コイツが徘徊した後には糖尿性の糞尿の悪臭が。
5月18日…最寄り駅7時31分発の電車に。「シネマヴェーラ渋谷」着10時45分。新幹線でも良かったが、読書時間が減るし。けど『妹たちへ』(矢川澄 子・ちくま文庫)の残りじゃなあ…。”反俗の厚化粧した俗物の権化”著者だけではなく、澁澤龍彦、種村季弘は同類だと昔から(ええかっこしないだけ荒俣宏 にはまだ救いが)。女性の物書きでは武田百合子、金井美恵子、笙野頼子を愛読するが、森茉莉、矢川澄子、森まゆみらのラインはホントにつまらん(富岡多恵 子は読めたが、行動が愚か)。血統自慢に結局はたどり着く哀れな人々。要は赤子なのである。『Tメン』『秘密捜査官』を続けて。満足(後半の泥縄には座頭 市)。コスミックの10枚組DVDで鑑賞済みだが、やはりスクリーンで確認しないと(腰抜け重政隆文主義者)。予約番号は39番と24番。
事務所で本業2時間後、オンライン試写で『少年の君』(7月16日公開)。エピローグがくどい以外はなかなか。香港ではなく中国本土の映画と思われるが (香港と合作)、官憲のいい加減さも妥協しつつもギリギリで批判的表現を(日本の腰抜け記者クラブ記者とは大違い)。ジャ・ジャンクーももう一人の何とか も(老人性ボケで名前が出て来ない。ワン・ビンでした)、いまいちフィットしないが、珍しく素直に入れた一作。どういう人たちが撮ったのだろう? 少し調 べてみよう。
5月17日…暗くなってから15分以上予告や施設自慢映像を垂れ流すド腐れシネコン、「109シネマズ高崎」で『ノマドランド』。観客5人前後。並。画面 が緩急無く真っ暗だが、意味があるとは思えない。WOWOWは本作を放映する際、水浴びする婆さんの陰毛にボカシを入れるのだろう。かく自己保身&目前の 金第一主義は、セブン、ローソン、ファミマのエロ本の乳首狩りの一方での(加盟者いじめの要領)、超人種差別企業DHC様熱烈大歓迎のハレンチ経営姿勢と 通底。行き帰りの上信線で開いてた、『妹たちへ』(矢川澄子・ちくま文庫)にめいる。後ろばかり振り返ってのノロケ話にゲッソリ。女・近松秋江。むろんあ れ程の芸は無い。編者の早川茉莉が趣味で恥文ばかりを? まだ300Pも残ってる…。『ノマドランド』、労組潰しのアマゾンが善玉扱いだが、出資でも? スガ火事場泥棒政権が、日本芸術院にも糞まみれの手を。日本学術会議問題では、年間250万支給の前に沈黙してた、富岡多恵子、黒井千次、高橋睦郎、新顔 の荒川洋治ら。今度は厚顔にも国家権力の横暴を訴えたら大いに笑える。いや、自分たちは既に既得権を得ている。後の事なんざ知らねえよか。説得力ある笑止 千万なメンツ(フェミニスト、元新日本文学会、宮廷詩人、リベラル派韓国交流詩人…)。
神保町エレジー
投稿者:
zzz
投稿日:2021年 5月12日(水)13時38分36秒
編集済
5/12 緊急事態宣言延長初日だが、靖国通りの古本屋で再開したのは3軒程度。売上より一時支援金のほうが大きいのだろう。6/1 緊急事態宣言再延長初日だが、神保町の古本屋は「みぎへならえ」でほぼ皆営業再開。前回と何が違うのだろう。6/5 行きつけの店に入り店主との会話「ビール飲みますか?」「飲めるの?」「飲めますよ」。一杯目をグラスについでくれた。こんな事は初めて。そして店主は瓶 をテーブル隅に隠すように置いた。再開されたコミガレは棚がスカスカ。在庫はありそうだが補充はしない。ランチョン休業になっていた。まるで牢屋に入った みたい。
下々の者へ(その1922)
投稿者:
しおやま・よしあき
投稿日:2021年 5月 1日(土)23時28分54秒
編集済
5 月14日…開始45分前に行ったのに、51番だった「シネマヴェーラ渋谷」の『夜のストレンジャー』。70人前後の大入り。今日は居眠りせずに済む。新東 宝並の低予算作だが(セットなど今にも傾きそう)、美女と狂った人殺しが行き交えば、映画は充分楽しめます。帰りの高崎線で、『ゲイ短編小説集』(平凡社 ライブラリー)読了。ロレンスがやはり圧巻。くど長い演説風な大橋洋一の解説で余韻がズタズタ。黙ってくたばれよ。高崎駅下の、人種差別企業DHCの熱烈 応援団「ローソン」で(エロ本の乳首狩りなんざしてる場合か!)、『昭和の謎99』をパラパラ。例によってほとんど再録。買わずに藤木TDCの、ダイヤモ ンド映像の反原発エロシリーズの記事のみ熟読(これも再録?)。明日の仕事の間の茶うけ用にどら焼きを2個買って、0番線上信線ホームへヨタヨタテクテ ク。
重大事案を失念。今日「シネマヴェーラ渋谷」でアリバイ作りなさった、人殺し&愛人狂の皆様へ。パソコン故障で今日発行の同館予約切符はいつもと違い、招待券への手書きナンバー書き込みで臨時対応。裏金冤罪製造警察の聴取には、以上の事実を頭に入れたうえでの対応を。
5月13日…「109シネマズ高崎」で『ジェントルメン』。観客6名。爺様には付いてくのが大変な展開だが、料金分は楽しめた(男均一1200円デー)。 字幕では成功してるとは思えなかったが、人種問題をギャグネタにする所に、純粋米国映画と違い見所が(ハリウッドは人数合わせと歴史修正主義で一時しの ぎ)。さいたま市市長選挙、共産党系候補が立候補するのに、立憲民主党は自民党系現職支持と。ホントに薄情な党。枝野の地元だろう。連合の労働貴族にペコ ペコする一方で、世話になりっぱなしの共産党に相変わらず無礼千万な態度(日々元野田総理化)。かく姑息さが政治的関心の深い反アベ&スガ層にも見透かさ れてる。当然支持率は伸びない。野党第一党党首の座死守が至上目的の政治家を頭に担がざるを得ない、小沢や志位の腹の中は浅間山だろう。大阪、東京、北海 道、群馬…。ほんとコロナは頭がいい。暗愚知事が支配する地域を一点突破、全国汚染展開中だもの。
5月12日…上京する高崎線で『夢想』(ゾラ・論創社)。後半は益々つまらくなり最後の50Pは飛ばし読み。エロ本屋の社長が思春期を迎えた子供に、カッ コ付けたくて出した健全本みたいな内容(これで消滅した版元数知れず)。事務所でチョコチョコ本業のお仕事。『きみが死んだあとで』のヘラヘラした饒舌さ が悪評高い、佐々木幹郎の『鏡の上を走りながら』(思潮社)読了。”わたしは いま吊り革につかまっているのだが わたしのこころは 何につかまっている のだろう”(「急停車するまで」)なんて下り読むと、確かにボケてるなと(刺し身包丁時代も確かにあった)。夕方、久々に「シネマヴェーラ渋谷」で『高い 標的』。力作だが美男美女が出ない映画は退屈。しばし熟睡。目覚めたら終了。あれから急激に面白くなったの? 映画難民の集中で50人強の大入り。帰りは 『香港・濁水渓』(邱永漢・中公文庫)。以前、朝倉史明に勧められて読んだミステリーっぽいのも中々だったが、これも悪くない。ただ東山彰良の解説はひど い。犬が去って豚が来たという比喩を額面通り受け取り、台湾人は日本占領時代を懐かしがってると無邪気に。お前の周囲にそういう愚か者が多かっただけ。邱 永漢の世界がまるで理解出来てない軽薄者。中央公論”ナベツネ”新社には富士に月見草だが。
高崎線で隣に座ってた80歳前後のお婆ちゃん。居眠りしてバギーって言うの? うば車みたいなのが通路にヨロヨロ。仕方ないので俺が手で支える。早く起 きないかなと思ってると、「今はどこですか?」「赤羽です」。持ってたのは5分前後だが、”すいません”くらいは言ってよ。その後お婆さん、大宮で降りる ポーズして周囲に助けられたり(1度は上尾でホームまで降りた)、何度も”降車パフォーマンス”。その度に周囲は当然ながら皇族扱い。満足そうなお婆ちゃ ん。結局降りたのは熊谷のチョイ前。他人に優しくされるを楽しんでいる模様。最初はちょっとムッとしたが、それは狭い心と反省。嘘と分かっていても、老人 は先輩老人に親切に対応せねば(ゾラの『妄想』の影響?)。
5月11日…まず読まない『東京新聞』のシャチハタ左翼、鎌田慧のコラムを久々に。国会周辺の抗議活動参加者が、ゴロツキ機動隊にでっち上げ逮捕され、家 宅捜査まで受けたと。普段から連中、ノルマで違法な強制職質させられてるし、かく犯罪行為に何の躊躇も無いのだろう。集会やデモに対する警官の妨害の執拗 さは、日本人淡白論を根本から吹っ飛ばす。日本官憲のカスピ海より深い飼い犬根性には世界が驚愕! 森ゆう子議員あたりに国会でしつこく追求して欲しい。 以前国会前の集会に行ったら、過剰警備を冒頭で批判してたし。裏金公安警察内閣駆除は、具体的事件を周囲から検証していくのが、手間はかかるが一番手っ取 り早いと。
入谷コピー文庫、『人生は七色仮面!わが人生のシングル盤』(藤木TDC)が届く。商業誌でも大車輪なのに、ホント頭が下がる。脳溢血でぶっ倒れないの を祈るのみ。90代1人、60代後半2人の拙宅でようやくワクチン第1回の予約が取れた。100回くらい電話したと女房。2回目はまた100回コールする のだ(この素晴らしきコシミノ土人国家!)。特権階級は当然優先的に処置済みだろう(皇族、与党政治家、高級官僚、財界人、警察・検察・司法関係者、アベ スガ肉親&政治献金者他)。ここまで従順な奴隷国民は、殺されても仕方ねえな。
5月9日…政府のド腐れ役人ども、まだ同国相手なら先進国面出来ると妄想? コロナが猛威を振るうインドに大日本帝国が援助物資をって、自分の頭の蝿を追 い払った後でしろ。自宅廃棄された大阪のコロナ患者は、ニュースを聴いてどんな気分だったか(吉村イソジン知事に万歳三唱?)。北朝鮮が韓国に食料援助す るに等しい国際的ギャグ。皇国のリーフェンシュタール気取りの、河瀨直美監督も素晴らしい(浦崎浩實は慧眼)。自らコロナ撒布リレーに参加したばかりか、 精神力での放射能&コロナリンピックを開催を未だに断固主張。田中康夫はツイをブロックされる始末。いくらレ二を気取っても、映画的才能と美貌は足元にも 及ばねえよと多くの人が見抜いてるが、厚顔無恥度はレ二も真っ青。「ハイルナオーミ!」(前のオリンピックで日本選手団が、貴賓席の先々代天皇夫妻以下に 向けてナチス式敬礼を堂々と行ったのを思い出しながら)おフランス製勘違い馬鹿の将来に幸あれ!
夕方、「シネマテークたかさき」で『アンモナイトの目覚め』。観客13人。危なげない楷書映画で安心して観ていられる。邦画から死滅した領域。こういう 手法下での濡れ場は生々しさも一際。特に新味は無いが、保守反動映画があってこその園子温や今泉力哉だと。帰りの上信線で『夢想』(ゾラ・論創社)。地味 だったが、洗濯もののキャミソールをヒロインが川で青年に拾ってもらうあたりから動き出す。ホント、強風下のシーツやハンカチまで参加しての騒ぎのエロさ に生つばゴックン。シアーシャ・ローナンのお尻もかないません。でも『夢想』、その後は再び…。松本清張で言うなら婦人雑誌連載分作の水準か。
5月8日…『皆殺し映画通信 地獄へ行くぞ!』(柳下毅一郎・カンゼン)読了。いつも通り面白かった。特に我が富岡市に隣接する藤岡市の”まち映画”を 撮った藤橋誠が、群馬県内だけで30本近い作品を完成させてる、北関東の大巨匠だなんて全然知らず。中で唐突に地元企業の宣伝を始める前衛振りは並ではな いらしい(本来の目的?)。企業タイアップ自体は昔からあるが(『東京流れ者』でも渡哲也がドライアーの宣伝するし、”不良番長シリーズ”はそれをギャグ にするのが売りだった)。是非観たいが『シネマテークたかさき』や『高崎電気館』ではまず上映されないな。ただ巻末対談のゲスト、古澤健て野郎は実にいけ 好かないド百姓。メジャー映画の間に気分転換で大蔵ポルノを撮ったり、将来の「国立映画アーカイブ」で自らの特集上映を夢見たり、文化庁の役人との交流を 吹聴したり。ゲスの極み。今大蔵映画で新作を撮ったって事は、有名な”奴隷誓約書”にサインしたんだろ? 荒木太郎&いまおかしんじを呼ぶべきだった。
5月7日…「盛林堂」4月の”嫌記棚”の返品が届く。重い。ほとんど送ったままの状態。10冊売れてる? 小野店長、棚の無駄使いさせてすいません。夕方 「シネマテークたかさき」で『街の上で』(監督・今泉力哉)。この人の作品は2~3本観てるはずだが、初めて面白いと。35分切れば傑作(130分)。脚 本を自分一人で書かなかったのは正解だが、編集もそうすりゃ良かった。関取と交際してた姉チャン以外の台詞はほぼ聴き取れた。主人公がやたら喫煙する映画 が駄作でない少数例。観客8名。行きの車中読書は『夢想』(ゾラ・論創社)。帰りは『皆殺し映画通信 地獄へ行くぞ!』(柳下毅一郎・カンゼン)。きくじ よ読んでたら漫画屋宛に空メールを頼む。
5月6日…久々に神保町。相変わらずヴィンテージ系2店舗の「@ワンダー」「ヴィンテージ」、「澤口書店」系3店舗しかほぼ開けてない。「ブンケン・ロッ ク・サイド」はヴィンテージ系としては唯一シャッターを。愛想のいいゴス姉さん、外見に似合わず忖度の人なのか。店主の評判はイマイチだが、「澤口書店」 は偉い。各店頭は古本餓狼で大混雑。商人はこれでなきゃ。だいたい同じ本屋なのに、新刊本屋だけ野放しで古本屋のみ生贄にするなんて痴呆の極み(黙って従 う連中も)。女子高生だけは許可、中古人妻にのみ売春禁止令を出すに等しい(……)。黙ってお上の言う事を聞いてるだけのフヌケ古本屋は、片っ端飢え死に しやがれ。
帰りの高崎線で『戦時下の絵本と教育勅語』(山中恒・子どもの未来社)読了。アベゴロツキ一派の鼻糞女が、教育勅語をつまんでいい部分もあるとの妄言を かつて。これは勅語への冒涜だ。なぜ右翼は糾弾しないと、具体的に筋の通った主張をする姿勢がりりしい。ただ連中は自国語が読めないし書けないし理解出来 ないから(これが彼等の最大の強み)。徒労でも諦めたら負けだが。笑いがあるからこの人の本は飽きない。「書泉グランデ」3階にだけもう積んであった『映 画芸術』最新号を。『狼をさがして』と『きみが死んだあとで』特集。前者の評価が高く、後者ボロクソ(俺は逆)。前者の関係者、同号裏表紙に1ページ広告 まで出してムカついたろう。荒井は自ら参加した橋の闘争模様が映画で無視されて立腹してる様だが(主役優先だから仕方ない)、山本義隆が独裁国家ベトナム で演説、それを長々と使ってるのはおかしいとの主張は真っ当。それと佐々木幹郎の調子良さが、『きみが~』否定派の根底にある様子。『狼を~』の意味あり げな感傷的風景映像や、アリラン絶唱に比べりゃ俺は耐えられたが。まあ色々だ。
5月5日…「シネマテークたかさき」で『ある殺人、落ち葉のころに』。観客約10人。予告編が実に退屈そうで見物する予定は無かったが、「高崎電気館」の 『越前竹人形』も再見する気になれず怖いもの観たさで。お陰で上半期ワースト3が決定。『佐々木、イン、マイマイン』『NO CALL NO LIFE』そして本作。共通項。①字幕が欲しいほど役者の台詞が聴き取れない。②主要登場人物が無意味にタバコを吸う。③思わせぶり風景カットの頻繁挿 入。④スローモーションの乱用。⑤監督が脚本も兼ねてる。⑥題名がすかしててチラシが良く出来てる。⑦スタッフが全員馬鹿。1階の『街の上で』が満席表 示。監督の舞台挨拶があるせいらしい。上信線で『北方ジャーナル』。段々厚さが70年代の『朝日ジャーナル』に接近。『ある殺人~』、馬鹿息子の番頭役の 芸名不詳の役者は、声の通りも良く味があった。育ちの悪い岸田森みたいな面だが、こういう愚作に出てては将来が危ぶまれる。
5月4日…副業の間に『ヘイトスピーチと対抗報道』(角南圭祐・集英社新書)読了。”記者クラブ内リベラル派”共同通信記者のハッタリの効いた1冊。鹿砦 社の反カウンター本を種々読んでたので大いに楽しめた。この方、日本の官僚体制を信じられないくらい無邪気に信頼(日常的に飼われてるから等のレベルでは 無い)。凄い違和感。望月記者の所に良く引用されてる、記者クラブ土俵内の不浄な権益は断固享受しながら、外側の人々にウインクしてカッコ付けてる特権記 者群と同じ体臭(世渡りまで両論併記。定年までやってろ)。臭い消しに『美しきカサンドラ ジェイン・オースティン初期作品集』(鷹書房弓プレス)。ウヒ ヒヒ。凄い地雷小説書きまくってたんだ。悪臭即刻消去!
ここ数日、日に2回も富岡市(榎本義法市長)の気違い防災無線が臨時咆哮。不要不急の外出は控えろ等、馬鹿か今更住民を園児扱いしやがって。そんな暇が あるなら、電話がパンク状態で繋がらない、ワクチン予約部門の対応にボランティアで出勤しろ。こんな状態なのに連休中は一切対処せずに(市役所員だけ優先 予約?)、録音した説教放送でやってる振り。アベスガ火事場泥棒政治の猿真似ここにあり。しかも放送の中に、皆様の良識ある行動を期待する等の台詞。”良 識ある云々”は、自らは良識を保持してると自認する、教員が生徒に、あるいは職場で上司が部下に発する台詞。公僕が納税者にエラソーに使う日本語ではな い。法律をシカトした無知蒙昧な犯罪的公務員がバッコするのは、富岡市役所では土地改良課に限らないようだ。
5月3日…濃縮フクシマ放射能とフジヤマコロナでおもてなしの東京オリンピックを、21世紀のインパール作戦視する向きは多い。間違ってないが、同作戦を 牟田口廉也個人に負わせるような見方は正しくない。彼は戦況を熟知しながら、絶対国防圏が崩壊しつつあるのに、「和平交渉する前にもう一叩き出来ないか」 との無理な注文を付ける、大元帥・天皇裕仁の意志にに忠実だっただけ(東條英機しかり)。独裁主義共産主義体制下のジェノサイド政治を、スターリン個人の せいにするのと同じ。マルクス・レーニンは相変わらず神棚に。専制的独裁政治にすがる人々の性根に、左右の区別はない。まあ日本じゃ元中核派や、自称フェ ミニストが人の上に人を作る天皇制に膝まづいてんだから、祀られた神々もビックリだろうが。
『妻は告白する』『しとやかな獣』『明日は日曜日』を続けて「高崎電気館」で(1本会員800円)。前の2本は20人前後で3本目は10数人。『明日は ~』だけ初見。須崎勝彌の脚本は良く練られてるが、演出(佐伯幸三)と撮影(峰重義)がどうにもならない。『しとやかな~』は観る度に退屈さが増す。図式 的だし監督が柄にもなくぶってる。若い頃はカッコ良く感じた(無害な仮性包茎思想)。同館は北関東屈指のアーケードシャッター街、中央銀座を高崎駅西口か ら見て左折した場所に。右折すると洋菓子屋「ラメーゾン」が。その枝分かれした通りは”みゆき通り”。今日も幽霊銀座通り、”本のデパート”「天華堂」の 客影はゼロ。付近、70年代初頭には客がひしめいてた。寂れた理由は種々あろうが、JRの駅ビル商店街が最大の要因だと。国鉄民営化成功論者は一人残らず 開きめくら、いや全盲白痴人間。いっつぁん(念のためだが座頭市様の事)全員を叩き切ってくれ。
5月1日…午後、「高崎電気館」で『珠はくだけず』(監督・田中重雄・’55大映)。観客8名。大映専属役者陣の大陥没地帯、”寸足らず粋がり芝居”の エース、根上淳がドラマー役を。贔屓目に見てお好み焼き屋の主人。率直に言えば稲こき中の甘楽郡南牧村の農村青年団員(次男坊)がいいトコ。設定やアング ルに既視感。川口松太郎の人情話に、『嵐を呼ぶ男』を導入したかなと。所がこっちが2年も早いのだ。『嵐の~』天才・井上梅次監督(原作脚本兼)、絶対に 参考にしてます。最後に旧明大記念館のようなショボい、大映にピッタリの舞台で、お好み焼き屋主人のドラム乱打のひのき舞台(似て過ぎるって。先駆的脚本 は松山善三・松田昌一)。母親役の三益愛子が、倅の”脱穀仕事雄姿”に「こんなものどこが面白いんだか」とキッパリ。映画館の客の台詞ですがな。同館近所 の洋菓子屋、「ラメーゾン」でアップルパイ他を初めて。上州のケーキ屋さんらしく、スカッとしたいい味でした。
4月30日…高崎線で『女性にとっての職業』(ヴァージニア・ウルフ・みすず書房)。前から思ってるがこの人はものの見方が公平。男にはもちろん、女性、 それに自分に対しても厳しい。皇統派インチキフェミニスト(実は単なる俗物出世主義者)、石牟礼道子や北原みのりとは大違い。ただほめるってホントに難し い。生きてる間は大成はしなかった(あるいは生前は売れてたがすぐに忘れ去られた)物書きを論じる際は冴えまくる、意地の悪い批評や当て付けが、敬愛する ジェイン・オースティンやブロンテ姉妹相手だと竹光化。幸福の光景は不幸のそれより単調だと言うが(”文豪トルストイ”の某作冒頭)、批評や讃辞にも類し た傾向が? 訳者代表の出渕敬子と川本静子が、版元の担当者の辻井忠男に”深い敬意と感謝”をあとがきで捧げてるのが不愉快千万 。なこた同社の応接室で腐るほど捧げろよ勝手に。糞高い本を買った読者には関係ねえ(本体3200円)。恥文をトルツメとしない辻井って野郎は、捧げる側 の10倍は愚かな厚顔の徒だ。訳文は割と読み易かった。
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