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ボブという名の猫2

 投稿者:漫画屋  投稿日:2022年 2月 5日(土)15時12分14秒
  2月25日全国公開!!
 
 

腰曲がり薄毛爺さん疫病街徘徊(その1938)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2022年 1月15日(土)16時23分27秒
編集済
  2 月3日…ゲロだろうとは思ったが、時間の都合で「シネマテークたかさき」の『フタリノセカイ』(脚本監督・飯塚花笑)を(観客4人)。糞だった。脚本・演 出・撮影・役者と、4拍子の欠陥が揃ったありふれた邦画の凡作。特に撮影(根岸憲一)は児戯の域で、最初ヒロインが父兄から何かもらうが、フレームに入っ ておらず意味不明。万事こんな調子。妊娠を巡る話も、俺には辻褄が合ってないように思えた。ブームに便乗したゲテモノ映画なのに、関係者は新しい試みに挑 戦してるような大錯覚を。プロデューサーに同館総支配人の志尾睦子。制作、高崎フィルムコミッション。高崎市民の血税が、かくドクズ映画に投入されてない 事を祈るのみ。

 上信線で『北方ジャーナル』2月号。須賀章雅の「よいどれブンガク夜話」。昔からの疑問だが、これに原稿料払ってるの? 他人の本の粗筋説明振りは、川 本三郎の映画評論を凌駕。蘇我すが子の方はちゃんと書いてて面白い(女房?)。毎月薄くなる同誌、あっという間に読了。『禁忌』(シーラッハ・創元推理文 庫)の残り。文字の大きさと行間は平凡社ライブラリー並の読み易さ。だが中身は実に下らない。

2月2日…朝の高崎線で『新宿書房往来記』(村山恒夫・港の人)読了。高等インテリ編集者&デザイナー他の、御立派でリベラルな業界人交流日記。つまらな くはないが、ネトウヨが勢いを付けて来た理由が、何となく分かるようなムードが横溢。同版元の本で身銭を出し買って読んだのは、『住所と日付のある東京風 景』(冨田均)、『そっちやない、こっちや 映画監督・柳沢壽男の世界』(岡田秀則・浦辻宏昌)、『村山新治、上野発五時三五分』(村山新治)の3冊の み。3冊目はともかく、先の2人の著者の横顔が全然描写されてなかったのにはガックリ(名著)。松下竜一を2冊読んだ後だったので、余計に生ぬるいと感じ たのかも。育ちのいい人ってうらやましい。

 「書泉グランデ」地下へ。今年のカレンダーが割引きになる頃。所が影も形も無い。数年前にも同じ事が。推測だが、業者に一括販売したのでは? 割引販売 は顧客サービスと思い直して、また復活を。1本500円だとか定価の2割じゃ面倒なだけで儲けにならない…といった短絡的思考は放棄すべし。商いは飽きな いと言うじゃないの。ネトウヨ「東京堂書店」の割合を減らし、ココを頻繁利用してる老いぼれドブ客はガックリ。

1月31日…午前中、「富岡総合病院」で年に1度の健康診断。内視鏡部門の掲示が医師名ではなく、”群大医学部の医師”だけなのと(マッド医師の多さで確 かに全国区だが)、待合室の新聞が『読売(ナベツネ)新聞』と『上毛(糞拭き紙)新聞』なのはここ10年位不動(以上か)。記者クラブ加盟の腐れ同業者は 抗議すべきだ。その程度の根性もねえのか(よそでおこぼれを?)。午後出社。本業2時間。「神保町シアター」で久々に『麦秋』。俺は『晩秋』よりこっち派 (二本柳寛好きも一因)。いつ観ても思うが、菅井一郎&東山千栄子老夫婦はなぜ大和に? そう貧乏でも家が狭いとも思えないのに。俺が大事な何かを見逃し てる? 修復版は旧「文芸座」のオールナイトや、NHKで観たのよりかなり状態が改善。前後に修復経過説明が出るが、まるで松竹が全部自ら行ったような表 示。一部上場企業の誇りも投げ捨て、クラファンに頼ったのはどこだよ? 凄~い居直り。戦争責任を問われて、「そういう言葉の綾は…」と言い放った、元大 元帥も真っ青。さすがは小津安二郎の葬式で、香典から借金を勝手に差っ引いたと伝えられる、成り上がり興行屋の面目躍如。 野村秋介も裸足で逃げ出すような、放火焼き討ち+殺人事件を起こした、創業者一族の末裔もおったな。

1月30日…芳野友子、河瀨直美、岩田時子といった、今をときめく日本を代表する馬鹿女と同列視する気はないが、『赤旗』(日刊&日曜版)の女性有名文化 人不足も相当。吉行和子、大竹しのぶ(疫病オリンピック便乗役者)、富士真奈美らが頻繁に登場するのでゲッソリ。最近は皇統派フェミニストのエース、北原 みのりもかなりの頻度で(ホントに人材不足なんだ)。出版社を設立したとかで今週も日曜版にお写真入りで。略歴が笑える。”96年に女性向け商品を扱う店 を設立”と。”女性向け大人のおもちゃ屋”と正確に記せ。”NHK虚偽字幕”と同局捏造テロップ事件正しくを報じてる、日刊編集部に笑われるぜ。猥褻容疑 で店が捜索を受けた際は、そこらのエロ本屋並に恭順の始末書を素早く書いた(冤罪女性芸術家は断固最後まで闘った)、なんて事までは不要だろうが。

1月29日…「シネマテークたかさき」で『フレンチ・ディスパッチ~』。観客約20人。予想通り地獄のように退屈。ウェス・アンダーソンは、映画監督とし てだけではなく、表現者として無能の極致。ただこんだけ頻繁に撮れている。面白いと感じる人々も多いのだろう。 ウィリアム・デフォーが出る映画は、分野 を問わず凡作揃い。昨日の東京帰りは『映画芸術』最新号を満喫したが(荒井晴彦の弟子の中野太いじめ最高!)、今日は『昭和39年の俺たち』3月号を上信 線で。「山田風太郎+佐伯俊夫」&沢木毅彦の「AVバブルと僕の話」が面白すぎる(最低は鈴木義昭の「昭和スター極太伝鶴田浩二」)。後者を連載にしよう としない編集は、暗愚以下。

1月26日…「109シネマズ高崎」で『キングスマン:ファースト・エージェント』。前作の外れっ放しギャグ&アクションの印象が強かったので、予想外の 面白さにのけぞる。英国王室の股肱たるスパイ一族に思い入れなど出来ようはずないが、今回は王様大嫌い人間にも鼻を背けさせない工夫が脚本に色々と(昔か ら形式的軍隊経験しかない、絶対安全地帯の日本の皇族も揃って鑑賞すべし)。地位に準じた危険を引き受けるべしを徹底させ、王制を暗に否定してもいる。さ すがは『キック・アス』の監督と見直す。上信線で開いた『月刊日本』2月号で、前からうさん臭かった内田樹がくど~い皇統派リベラリスト宣言をダラダラ。 仕事くれる媒体に何でも合わせちゃうんだね。そのうちに佐藤優との対談本出すんじゃ。司会はリベラル業界の犬のビチビチウンコ、津田大介。

1月25日…神保町にも行かずに本業にいそしみ、夕方から「シネマヴェーラ渋谷」へ。『殺されたスチュワーデス 白か黒か』『花くれないに』を続けて。前 者40~50人の大入り。後者は10人チョイと「新文芸坐」状態。猪俣勝人の脚本、個性的だが面白いとは思わない。やたら精神主義的。前者では興奮した田 宮二郎の記者が、せっかくの原稿を燃やしてしまったり(後世を考えない日本の公文書偽造役人水準)、後者では主要人物がやたらに高笑い進行する所にそれ が。合理的説得力不足。高崎線で『小泉八雲東大講義録』(角川ソフィア文庫)読了。説得力ある内容だが、ゾラを通俗作家扱いしてる点は気に入らない。上信 線で『松下竜一その仕事9 ありふれた老い』(河出書房新社)。この人や福島菊次郎、雁屋哲らを見てると、己の臆病極まりなかった人世に羞恥心を。

1月24日…爺様はどうしても早起きしがち。でも昨日は「109シネマズ高崎」の『劇場版呪術廻戦0』で熟睡したせいか、頭スッキリ。50人前後客は入っ てたが、盛りさがってた。3~4回睡魔と闘ったが勝ち目ゼロ(即戦争放棄)。昔、娘らと行った『ドラゴンボール』がこんな単調さだった。当時よく招待券を くれた東映動画のNよ、元気? 富岡保健所管内の小学校でクラスター。消防車や救急車が撒き散らした訳ではないだろう。ただ感染者は、まさか高崎保健所に 救急車出動要請も出来ない。発病&自宅廃棄の恐怖がジリジリ。

1月22日…『シートン動物記』(白土三平・ヤマケイ文庫)読了。『忍者武芸帳』より面白い。本書で思い出したのは、昔は漫画ネームにも点丸が入ってた 事。擬音風絶叫ネームでも、雨だれの次に丸がしっかり。いつから漫画ネームから点丸は消えた? 研究書は既にあるのか。どの動物も発情期には全然触れてない。原作はどうだったか。最近ヤマケイ文庫を良く買う。

 富岡市内のコロナ新規感染者、従来は毎日一桁だったのに、富岡消防署内のクラスター発生以降は連日10数人強。常識的に考えれば、家族から周囲に感染し たのだ。市民が高熱発生で救急車を呼ぶと、より強力な感染者が対応する笑えない事態も。公文書偽造行為を鼻をかむように繰り返す、富岡市役所土地改良課の 職員、HやKや上司のTにも呆れるが。財産や命が幾つあっても安心できない富岡市民。榎本違法、いや榎本義法富岡市長よ、公平な市政運営を納税者は期待し てる。

1月21日…いろいろ惨めな目に遭ってる人は多いが、”背広姿の金太郎”こと立憲の泉代表は筆頭。労働貴族連合&御用記者クラブの言うがままに行動してる のに、完全シカトで支持率つるべ落とし。立憲がひよった所で維新が野党の振りを開始。まともな有権者は共産党、れいわに大量移動。ミーハー浮動票は何とな く維新へ(別称、貧困やコロナで殺されたい”主権者”)。金太郎を放置してる同党所族議員のドタマが理解不能。五反田、神保町行脚疲れで夕方の映画見物は 放棄。珍しく遅れなかった高崎線で、『ビール職人のレシピと推理』(エリー・アレグザンダー・創元推理文庫)。なかなか。女性署長への忠義過剰が、連合へ の”背広姿の金太郎”並でやや弱点。少しは躊躇させねば。 一切の躊躇なく悪政に加担して来たガンジー、キング、ダイサクの公明党。自民党に維新同様すねた振り。アベ以下自民党の犯罪議員は全員不起訴なのに、自党 某のみが立件された事への意趣返し。腹立たしいが、腐敗狂信者の居直りとしては一応筋が。盲腸検察の罪は深い。

1月20日…「109シネマズ高崎」、スクリーン7で15時45分開始の『ハウス・オブ・グッチ』。リドリー・スコットってこういう請け負い仕事風映画、 時々撮るな(画家で言う所の”売り絵”)。退屈はしないが40分長い。坂本スミ子似の主演女優が、有名なレディガガとは女房に聞くまで知らず。観客終始俺 1人。上信線で『旅の絵日記』(平野レミ&和田誠・中公文庫)。前から平野のファンだが、文章は単なる親馬鹿で低レベル。和田のクールさがやや救い。『ハ ウス~』、バブル期の日本人の客観的評価がなされてて勉強に。

1月19日…昨日読み終えた『アネットと罪人』(バルザック・水声社)、シャルルの早すぎる改心と、くどいエピローグ以外は満足。ボリュームある洋食の次 には和食をと、『アスベストス』(佐伯一麦・文藝春秋)。井上ひさし同様、再婚後の作者の作物には興味ゼロ。でも本作は読んだ中では一番か。自身が関わる 問題以外は非社会派という、話者の発想が世界的には異色だが、本邦では主流派。その噛み心地の悪さは、俺は不愉快だがそうでない人も多いだろう。『泥の 河』1本だけで監督面してる小栗康平が、『東京新聞』文化欄で「岩波ホール」への追悼文を。無論読まなかった。チョイ前の「大波小波」では、NHKの捏造 テロップ事件を、”不適切なテロップ”と矮小化。匿名コラム執筆者までが、記者クラブマスコミの忖度に歩調を合わせる腰抜け振り。同紙文化欄は本来刑務所 で過ごすべきアベ夫婦の、腐乱した肛門周囲のティッシュカス。

1月18日…3時過ぎ。さすがに「田村書店」店頭の列が消えた。ただお客はまだ中に4~5人。アフリカの原野ではざらなついばみの景色。「東京堂”ネトウ ヨ”書店」でコスミックの新刊、『10枚組DVD慟哭の世界』購入後(「書泉グランデ」の売り場が3階に移動したので面倒で)、半蔵門線で渋谷。「松涛美 術館」の”白井晟一入門”(老人500円)。夕方なのに結構混雑。なるほど。「シネマヴェーラ渋谷」へ移動『第七の十字架』。いつ観ても、プロパガンダ映 画の見本とも言うべき深い脚本。だが、スペンサー・トレイシーは演技が抑制過剰な気も。『コンフィデンスマンJP』、昨日の「シネマテークたかさき」の 『愛のまなざしを』に続き、3本連続で満足な映画を味わえたのも久々。『愛の~』の万田邦敏監督、前からドストエフスキーの強い影響を感じてたが、本作で その思いをより強く。今回は『やさしい女』を上手く活用。スカの無い演出家。成功願望や自己演出にはたけてないが、黒沢清なんか足元にも及ばない。

1月17日…昨日だか一昨日の『東京新聞』に、地下鉄がゴミ箱を全面撤去するとの写真入り記事。公共交通機関としての最低限の義務・道義心を放棄した暴 挙。だが批判するどころか誉めてるタッチ。署名は無かったが、役所の発表記事ばかり写してるうちに、白痴度が深化したか。連中は売店で商売してゴミ出して んだぜ。ペットボトル同様回収義務が。異物を投げ入れられ等の言い訳を馬鹿記者が代弁してたが、それは地下鉄だけではない。かく反社会的暴挙が許されれ ば、JRや私鉄も倣う。強者におもねる一方の記者クラブマスコミは、自公維新以上のニッポン沈没の主要因。

 昨日、「109シネマズ高崎」で『コンフィデンスマンJP』。100人近い大入り。長澤まさみファンとしては大いに楽しめた。七変化と早口言葉に大笑 い。ただ本作、彼女が出演してなかったら一体? 脚本は良く分からないし(けど文句付けずらいムード)、映画としての面白さは「?」だが…。フーテンの寅 ならぬ、フーテンまさみを満喫。正月とお盆はこのシリーズでね。ただまさみ様、もう2キロ肥えたら21世紀の春川ますみ。ムームー風衣装でも隠しようがな くなる。ボクサー並の減量ヨロシク。上信線で『アネットと罪人』(バルザック・水声社)を150Pまで。いよいよ面白い。ヒロインに振られた姑息な男が、 検事として彼女の幸せを脅かす。種々の小説や映画で踏襲された鉄壁の構図だが、バルザック自身も誰かを参考にしてるのだろうな。

1月15日…昨夜「シネマヴェーラ渋谷」で観た『南の誘惑』(監督・ダグラス・サーク・’37独)もヘンテコだった。コスミックの10枚組DVDにも入っ てないんじゃ。主役の女優は音痴に近いが、文句言っちゃ悪いみたいなムードで堂々と熱唱。上野駅19時41分発の快速アーバン前橋行きに30分以上の遅 れ。仕方なく特急券(2300円)買って新幹線あさま号(まだ上信線はあるが、11時過ぎ最寄り駅着の最終になる可能性。迎えの老婆が嫌がる)。読み始め た『アネットと罪人』(バルザック・水声社)、105分かけて熟読したかったが、8時30分にはもう高崎着。あらゆる新幹線は退屈である。しかも暴利貪り たい放題。遅れの要因は異音と放送してたが、ホントかな?(同類客であさまは大混雑。”営業異音”じゃありませんように)

 『歴史修正主義』(武井彩佳・中公新書)読了。中身が濃くて面白い。冒頭、日本国内の問題には触れないとの断わり。おやおやと思ったが、全然触れない訳 ではないし、ドイツやフランスを詳細に論じることで、日本の遅れた(呆れた)実態を明らかに。ナベツネ新聞傘下の版元での痛快な仕事。著者及び担当編集者 の努力がうかがえる。新書では文春、中公、新潮あたりで時々こういうヒットが。社内主流大勢に抗う企画なので、著者&担当者も必死。それに比べて、朝日、 岩波、筑摩、平凡の新書は心底退屈。社論通りの事を、緊張感無くこなしてるサラリーマン根性仕事(新潮社の社員が三浦瑠璃の新書を出すように)。要する に”連合傘下の上級リベラリスト”の発想。にしても立憲民主党の議員諸君。連合の稚児の泉健太と集団真夏心中? なす術も時間もまだあるのに。   
 

神保町散歩日和

 投稿者:ZZZ  投稿日:2022年 1月12日(水)18時33分42秒
編集済
  ■昼前にに田村書店へ行くと店頭安価本が一掃され、店内の本は1月末まで半額セール。入店制限で待っている客。店じまいの様相も漂いますが・・・
■田村書店が飲食店みたいに休業から廃業かと思っていましたが、10日間で復帰するようです。”新生”田村書店に期待します???テープはケチらないほうがいいですね。
■田村書店再開されるも店頭本はなし。在りし日、段ボール箱のおもいで・・・
■金土日のみの営業。いつも入口付近にいた兄さんはどうしたのだろうか?
 

腰曲がり薄毛爺さん疫病街徘徊(その1937)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2022年 1月 6日(木)15時08分8秒
編集済
  1 月14日…確かに「田村書店」店頭は、週末の高円寺駅女子便所並の奇怪な列が。無論俺は並ばず「古書会館」へ。数年前までは国際結婚してる娘さんが、店に 子供連れで顔見せていた。子供が特価コーナーをウロウロ。鬼畜店主も孫は可愛いらしくだらしな~い顔。もし俺の愚娘なら、明大の元記念館付近まで蹴飛ばさ れて中を舞った事だろう。

1月13日…「シネマテークたかさき」で『ボストン市庁舎』。観客10名。料金会員2500円。非常につまらない。役所の広報を通して撮ったようなうわべ ドキュメント。良く喋る市長や幹部の言ってる事は正しく共感できるが、映画としては魅力ゼロ。社会主義リアリズム全盛時代の、ソ連製御用映画の味。唯一面 白かったのが、ベッドや金属製テーブルまで飲み込み砕いてしまう、巨大戦車並のゴミ収集車。演説ばかりで現場映像が少ないのも要因。大金出して274分を 無駄にして深~く後悔。その点、昨日の『スザンヌ、16歳』は、たった77分ながら楽しくて心が洗われた。エンドロールで主人公にもうひと踊りさせてくれ てればカンペキだった。一般的美女をことごとく白痴扱いした珍しい一作。

 上信線で『増補バフチン』(桑野隆・平凡社ライブラリー)読了。死ぬ5年前(1970年)までソ連作家同盟に入れてもらえなかったと(大名誉!)。その 点、荒川洋治閣下はあの歳で日本藝術院会員だし、本邦にゃブリキの勲章もらい狂喜状態のアニメ関係者や物書きがイモムシゴロゴロ。映画的才能を欠いた不細 工なリーフェンシュテール、河瀨直美はその象徴。「田村書店」がホントに閉店なら、『東京古書組合百年史』刊行以上のビッグニュース(悲報!)。気違いじ みた老人入場料を取る上に超観ずらい、「岩波ホール」の閉館は赤飯炊いて祝いたい。あればどんな糞劇場でもたまには行っちゃうし。

1月11日…①未承認なのに、中国並に田んぼをブルで勝手に更地にされる(原状回復させ約半年後に和解)。②工事未承認の理由だった道路の位置で妥協が成 立。承認印を押そうとしたら、元の道路位置に基づく旧図面だったために再度紛糾。不必要な税金と時間が浪費される。以上は川向こうの田んぼ。近場の畑でも 問題。③以上のデタラメな対応に、畑分には押印せずにいた所、雑草を勝手に刈ってしまったと職員が業者を連れて陳謝に。「私が勘違いして…」「あんたをと がめる気はない。役所の言う通りにしただけなんだろ?」苦虫をかみつぶしたような脇の職員。

 以上が今まで富岡市役所土地改良課に受けた被害一覧。それに④が加わった。それも最大で決定的な。今日、同課職員と現場チェック。ガキでも怒る土盛り問 題に加えて、本来は隣接地内を走る水路が(同課作成の承認押印図面に明記)、勝手に拙宅の畑の背後に移動。結果的に見苦しい排管が3~4本も。確信的法令 違反行為。無論当初の状態に100%回復させる。近くある直接担当者の弁明が楽しみ(公文書偽造が趣味?)。従来のデタラメ行為でも職員が処分されたとは 聞かない。しかしここまで明白な違反行為を放置しちゃ、榎本義法富岡市長よ、あんたの再選なんてあり得ない。頭(国)が腐ればしっぽ(地方)もとなんて、 直接の被害者は言ってられない。これが土地改良課だけの問題ならいいが。従来公務員が法令違反行為を成す場合、必ず背後にそれで利益を得る組織、人物が存 在(主に民間)。さて今回は?

1月9日…「109シネマズ高崎」で『スパイダーマン』の新作。なな…長すぎる!(約150分)。新旧スパイダーマンの座談会やくどいエピローグをカット すりゃ、120分で充分。しかも本シネコン、予告&宣伝が最低15分(今日は20分以上も)。ハリウッドの大作は150分との法律でも? 年寄りは映画見 物に尿瓶持参しろってか。上信線で『書痴まんが』(山田英生編・ちくま文庫)読了。山田の解説は『SF漫画傑作選』(創元SF文庫)の福井健太に比べれば よっぽどまとも(尺も)。石原はるひこに連絡が取れないと。一時は売れっ子で、『コミックVAN』の原稿をエロ劇画誌で採録させてもらった記憶が。『須永 朝彦小説選』(ちくま文庫)に。アッサリし過ぎて喰い足りない。後半のフリークものあたりから味が。主人公がさりげなく家柄自慢する所が、木々高太郎キャ ラの学歴自慢を連想させた。木々より地味な作風なので妙に目立つ。

1月8日…土地改良工事が終わったらしいので見物に。2か所ある拙宅の畑の一方が、うちの分だけ全然土盛りされてない。というか黒澤明監督の『どん底』状 態(まるでゴミ捨て場)。新配置も専業農家最優先の変更で腹立たしかったのに(決定過程は皆目不明)。まるで土地の村八分。しかも脇には腐臭漂う生活排水 用どぶっこまで。俺はこの2点で一切の説明を受けてない。早速富岡市役所土地改良課の田中照人課長に抗議電話をと思ったが、10日まで休み。ムカムカ。こ の歳で闘志などわかせたくねえが、本事業では終始舐められっぱなし。榎本富岡市長よ、あんたの部下共はプチ犯罪者揃い。なにせ判を押さない土地を平気で更 地にする有様。誰かがそれで利益を得てるのだろう。打ちたくない鞭を老骨に。デタラメ役人との闘いはボケ防止になりそう。

1月7日…日米”奴隷”地位協定の思いやり予算なる屈辱朝貢のお礼に、コロナ全国撒布なんて米国占領軍はホントに有り難すぎる。政府やNHKが必死で隠す のは分かるが(ムカつくが)、自称愛国者の決起ゼロなのは深~い謎。東京大神宮にもクラスターと。米軍と神道が疫病を撒き散らしてる東京には行きたくな い。だが仕方なく3日振りで(東京大神宮は事務所と目と鼻の先)。上りの新宿湘南ライン、雪じゃなく信号機故障で1時間遅れ(この線はまともに動く日がマ レな欠陥鉄道)。帰りの上信線は南高崎の沿線火災で1時間20分遅れ。お陰で『ドストエフスキーの創作の問題』(ミハイル・バフチン・平凡社ライブラ リー)に加え(埴谷雄高『死霊』の退屈さの背景が一目瞭然)、『クロフツ短篇集2』(創元推理文庫)も読了。送れなくとも片道3時間なのに。

1月5日…「シネマテークたかさき」で『偶然と想像』(脚本監督・濱口竜介)。冒頭に病院専門の下着泥棒風な薄汚い男が登場し、聴き取りずらい妄言を一席 (監督?)。言い訳映画にロクなものはないと、全然期待しないで見物。が、意外にも面白かった。従来観た濱口作品中では一番。邦画役者業界で井浦新、吉岡 秀隆をも凌ぐ大根役者の北極星、渋川清彦が並に見えるんだもの。本作での演出力には脱帽。平日夕方4時過ぎの回に、17~18名入ってたのにも納得。ただ 「神保町シアター」並に、遅れて入場するウスラ馬鹿客を、スタッフが足元を携帯で照らして案内し始めたのには激ムカ。茂木支配人時代なら考えられない。非 常識な腐れ生ゴミ客は、暗闇で転倒、あるいは複雑骨折体験をさせ、映画見物のイロハを身に付けさせよ。上信線で『水の女』(中上健次・講談社文芸文庫)。 ワンパなエロ場面は編集者の要求、あるいは既に勢いを失ってた活字文化の状況を鑑みた、著者のサービス精神? 今でも読まれてる重要な要素だと思うが、爺 様は正直ゲッソリ(役立たずですいません)。全体にはいんだが。

1月4日…初仕事帰りに「シネマヴェーラ渋谷」で『わが望みのすべて』(監督・ダグラス・サーク・’53米)。80人前後の大入り。中央最終列右端の爺様 の隣に座ろうとすると、「何もわざわざこの席に…」と、死に損ないが”それを言っちゃあオシマイ”の禁断の嫌み(気持ちは理解)。「好きでここ選んだわけ じゃねえよ。混んでんだもん仕方ねえだろう。早く荷物どけろ!」危険を感じた左側の姉チャン、1席左に退避(気持ちは理解)。コスミックのDVDで見物済 みだが、やはり感服。特に主人公の自分勝手振りが凄い(長男の傷が一番深そう)。元彼も可哀想すぎる。スタンウィック様罷り通る!!帰りの高崎線で『或る 光線』(木々高太郎・盛林堂ミステリアス文庫)読了。”きぎこうたろう”と思ってたら、”きぎたかたろう”なのだと、今日集金に行った「盛林堂書房」の小 野店長に教わる(感謝!)。各種回想録によれば、高太郎さんホントに嫌な奴だったと。登場人物の学歴にやたらこだわる辺りにその片鱗が。でも読ませる。上 信線で『ドストエフスキーの創作の問題』(ミハイル・バフチン・平凡社ライブラリー)に。バフチンはせりか書房の枕本以来か? そういや右隣の爺さん、帰 りに良く見たらかなり老いぼれてて、体も少し不自由そうだった。今も無礼な発言を許す気にはなれいが、正直ややめいった。 

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どうも

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2022年 1月 4日(火)15時44分45秒
  塩山さん、あけましておめでとうございます。
「漫画バンプ」収録の4ページ、無事届きました。20年、30年後に原稿を送り返してきてくれたのは、塩山さんと青林堂だけです。失くされた原稿はいろいろありますが(笑)、漫画家は自分の原稿にそんなに価値があるとは思っていないものです。
画像は昨年末に韓国で出版された「何卒よろしくお願いします」という韓国のアーチストのイ・ランさんと私の交換書簡本です。日本語版は今年出る予定なのでお送りします。
去年から事務所を閉じて自宅仕事ですが、楽なので一気に老け込みそうです。前立腺肥大にもなりました。(笑)
今年もよろしくお願いします。
 

腰曲がり薄毛爺さん疫病街徘徊(その1936)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2021年12月14日(火)09時59分5秒
編集済
  1 月2日…本苦界に身を沈めて45年。遠山企画時代に2回、漫画屋になって3階の引っ越しを経験。その度に悩まされたのが漫画原稿問題。連絡のつく人は宅急 便で。しかしそれ以外は廃棄するしかなかった(何せ『コミックVAN』時代の分まで)。ただ旧売れっ子の原稿は決断が付かずに、ズルズルと移転先に同道 (しかし移転を重ねる間に結局は処分)。原稿処理にも明確な差別選別があった。ズルズル派の一部は面倒なので自宅にも(敷地には不自由してない)。先日、 その一部をもう処分しようとひっくり返すと、80年代初頭の『漫画バンプ』(東京三世社)連載、いがらしみきおの「アコギまんが」が4P。焼却するのも気 の毒なので宅急便で発送。こういう例はマレ。

 初読了本は『SF漫画傑作選』(福井健太編・創元SF文庫)。収録漫画は楽しめる。問題は作品後の各作家紹介。どうでもいい受賞歴を異常に細かく。竹宮 恵子なら、『COM』のぐら・こん月刊新人賞に始まり、星雲賞、小学館漫画賞、京都精華大学名誉教授、日本漫画家協会文部科学大臣賞、紫綬褒章と来る。俺 の価値観では最初の賞以外は漫画家を論じる上で何の意味も無いと。編者の人間性だろうと折り返しの福井の履歴を。”著作に『本格ミステリ鑑賞術』(201 3年に第13回本格ミステリ大賞【評論・研究部門】受賞”と仰々しく。書評家だそうだが分かりやすいトンマな俗物野郎。巻末の長々しい解説は全部飛ばす。 この類いは漫画家へのコバンザメ型手法で、上昇志向だけが強いカスと相場が。ダラダラ長文書かせる担当編集者もドマヌケ。書評業界の荒川洋治閣下(日本藝 術院会員)になるのが夢か?

12月31日…住んでる所は盆地。関東平野の最末端。西側に妙義山。浅間はその陰で見えない(富岡市街からは両者が一望)。その妙義山の荒々しい岩肌に、 淡い雪がブラシで噴きつけたように一夜で一面に。ゴジラの背びれ状の頂上部分は、朝日を浴びて金色にギラギラ。そのまま動き出すような気配さえ。コイツが 動き出したら、東京都心部は言うまでもなく(皇居も特例扱いせず)、各地の米軍基地も片っ端破壊するだろう。植民地住民の初夢か。

 『東京新聞』もお願いもしないのに馬脚を何本も。29日付けで”アベノマスク「変身」途上国へ”の超与太記事が(牧田幸夫)。皮肉かと思いきやマジで松 戸のいかれた団体の妄動を美談扱い(喰い残しのリンゴのシンを、洗って放り投げるような傲慢振り)。しかも代表撮影の写真入り。打てば響くような政権への 忖度振り。今年を締めくくるワースト記事かと呆れてたら、今朝もやってくれた。3面に上信線での人身事故。90歳代の老人が自転車を線路にはさみはねられ て死亡。聴覚が衰えてたんだろう気の毒に。そのベタ記事が酷い。富岡市内の上信線でとあるだけで、例えば間庭駅と吉井駅との間で等の具体的データが無い。 踏み切り事故なら入って当然。政治的センスも報道の基本も実におろそか。わざと読者の幻想を覚まそうと?「記者クラブマスコミはこんなもんよな。ハヤシも あるでよう」とか(意味不明)。

12月29日…西荻窪の「盛林堂書房」が臨時休業。時期から考え余程緊急な用事が出来たのだろう。戻って飯田橋で本業2時間。食後一応神保町。街はガラガ ラ書店内は混雑。半蔵門線経由で「シネマヴェーラ渋谷」。3時55分からの『男たち』(監督・フレッド・ジンネン・’50米)。開映30分前に着いて46 番。7割弱くらい埋まってた。下半身不随の傷痍軍人を巡る感動作。しかしひねくれ爺さんには、主演のマーロン・ブランドの、87P(分)のビニ本のように 感じた(サービス裸体場面タップリ)。帰りは『裏切りの塔』(チェスタトン・創元推理文庫)。誠実で地味で有能な公務員風作家のクロフツの次は、天才ひら めき型がピッタリ。ただ余分な説明無さ過ぎ。

12月26日…高円寺帰りに「高崎電気館」で『宇宙人東京に現わる』(監督・島耕二・’56大映)。期待にそぐわぬ島監督のカックン振りの暴発に、断続的 居眠り(約20人の若い観客も毒気を抜かれてた)。例によっての根拠なき推測だが、本作で子供や親戚に馬鹿にされた大映関係者が、10年後に大魔神やガメ ラで雪辱を果たした? あるいは無条件で製作費の何割かを天引きしてたとの噂の、ラッパ社長の横車が通らなくなった結果? 行き帰りは『マギル卿最後の 旅』(クロフツ・創元推理文庫)。文字の小ささを忘れるテンポの良さ。中学の時に『樽』を読んだ際は、もの凄く難しく感じた。少しは国語力が進歩したの か?

12月24日…午前11時30分前。飯田橋駅東口改札を出て右折、赤信号を無視して「松屋」前付近を歩行中、左後方で轟音。丁度陸橋下に差し掛かった大型 トレーラーから、コンテナがバリバリと落下中。幸い歩道との間には強靭な鉄柱が交差。一見したとこ負傷者は無さそう。中高年歩行者は呆然としてたが、ガキ の中にはスマホ片手に興奮状態の馬鹿も。今日は新宿湘南ラインが例によって10分遅れた。それ故遭遇したショック場面。飛行機事故で九死に一生を得た類し たエピソードを良く聞く。危機三髪くらいか。

 『北方ジャーナル』1月号に富野由悠季のインタビュー。昨今の政治状況に怒りながら、その連中に戴いた文化功労者の身分に大喜びしてて笑える。高崎に早 めに着いたので、「シネマテークたかさき」で20時からの『殺人鬼から逃げる夜』。立派。これでデビュー作と。今後が大変だろうが、溢れる映画的教養を駆 使して切り抜けてね。警察や軍人への嘲りが最高。昔デモ等で痛い目に遭ったのだろう。これは昔からの映画の世界的傾向。官憲をまるっきし善玉に描くのは、 昨今の邦画界のみ(独裁国家は別)。脚本家以下が馬鹿なんだな。官憲を主役に据えるなら、『非情のライセンス』に倣い、体制下のアウトローとして描かね ば。渡り鳥シリーズもそう。しかし裏金公安警察を正義の味方に何の屈折もなく平然と(アニメも実写も)。時代劇を除けば、戦前もここまでひどくはなかっ た。主権者意識の喪失(文部省教育の成果)。その先導役を勤めるインチキインテリの多い中、原武史は昔から信頼出来る。『最終列車』(講談社)も読んでて 気分がいい。町山智浩も田中龍作も北原みのりも、爪のアカを煎じて飲め(馬鹿は生涯治らぬものだが…)。

12月23日…『キネマ旬報』書評欄で『東映仁侠映画120本切り』(山根貞男・ちくま新書)をオーバーにヨイショしてた磯田勉。筆者紹介欄でも同じ山根 が編集した、『日本映画作品大事典』(三省堂)の特価期間に絡めた再ヨイショ。ゴルフ場で転倒してまで米国大統領にサービスしてた、どこかの植民地の形式 的総理大臣を連想させる涙ぐましさ。日本人の幇間精神の極意を示していただき、生きる元気をいただきました。

 同誌の追悼特集は近頃『映画芸術』並に充実。澤井信一郎は中身が薄そうで飛ばしたが、西脇英夫はたった2本ながら充実。『アウトローの挽歌』の著者が、 小林旭や小林信彦より先に逝くとは思わなかった。『ヤングコミック』や旧「文芸座」のプログラムのコラムは、当時夢中になって読んだ。72年と思うが、そ の週末も「文芸座」の日活オールナイトへ(5本立て)。深江章喜や青木義朗の字幕に拍手なんぞしてると(馬鹿ですね)、同類の隣の席の兄ちゃんにハンバー ガーをもらった。後で思い出すとそのひげ面は西脇に似てなくもなかったが、もはや確かめようもない。白土三平に比べると小さすぎると思ったが、平田弘史は 一応新聞に訃報記事が(写真無し)。西脇には気付かなかった。

12月21日…「シネマテークたかさ」で『都市とモードのビデオノート』(監督・ヴィム・ヴェンダース・’89西独仏)。外見も内面も言葉も貧相極まりな い、マザコン味の小男(山本耀司)による大口叩きの91分。ポンピドゥー国立芸術文化センターの企画らしいが、河瀨直美を芸術家扱いしちゃうおフランスの 恥部の伝統がここにも。ヴェンダースの黒歴史。嫌々撮ってるのがありあり。最初は断ったと自ら。再度の依頼の際に余程ギャラを積まれたのか。バブル末期の 甘栗屋、立ち食いそば屋他の東京の点景がせめてもの救い。上信線で『大地』(ゾラ・小田光雄訳・論創社)読了。600P強。一時も退屈せず。

12月20日…民コロ、いや民青の皆様は偉いね。全国で貧乏学生に食料支給。本来は国の義務なのに、宗主国アメリカ様に狂ったように貢ぐのみ。自公政権の 売国振りは世界一!(貢がれる側が内心一番軽蔑)。この際、革マル派や中核派も支援を開始すべきだ。前者なら”黒寛反スタZ弁当”(飯の上に黒ノリでZ マーク)、後者は”本多式突撃内乱弁当”(飯の上にゲバ棒状の魚肉ソーセージ)。両方旨くなさそうだが、ビンボ人は感謝するよ。解放派は自らの糊口をしの ぐので精一杯か。

 夕方、「109シネマズ高崎」で『ラストナイト・イン・ソーホー』(監督・エドガー・ライト・’21英)。満足。演出者のセンスの良さが隠しようもなく スパーク。主人公の姉ちゃんは良くやってるが、もう少し知的タイプの方が深みが出たのでは。上信線で『大地』(ゾラ・小田光雄訳・論創社)を400Pま で。屁こき合戦に昔読んだラブレーをふと。

12月18日…『大地』(ゾラ・論創社)を300Pまで。そこまでも当然面白かったが、牛と飼い主の主婦のダブル出産場面が凄いの何の。頻出する青姦場面 もなかなかだったが、遂に吹き出す。埴谷雄高の『死霊』なんか読んでなければ、もっと早く楽しめた。同書Ⅲに入り、冒頭100Pの退屈地獄ロード(元赤転 向酒乱坊主のイカレたお経)。 糞高い講談社文芸文庫以外ならとっくに放棄。イエスだマリアだガリラヤ湖だ、何ィ明後日の方向に咆哮してんだよ小心者(「ナナ」の政治性をカットした、 「痴人の愛」の谷崎潤一郎レベル以下)。本書の趣旨からすれば、現人神の香りもしないなんてあり得ない。深沢七郎の「風流夢譚」はおろか、相当慎重な姿勢 ではあったが、中上健次の「日輪の翼」の足元にも及んでいない(でも中上は伊勢神宮でのオナニー描写を)。250Pばかり残ってるが、『死霊』は敗戦後最 大の過剰評価文芸作に間違いなし(すぐ忘れ去られるだろう)。

12月16日…『東京新聞』の我邦覇王(ホントに本名?)、大野暢子も絵に描いたような記者クラブボンクラ記者。”連合・芳野友子会長に聞く”なる写真入 り記事で、実は何一つ問い質しもせずに反共演説の場所を提供。”柔軟になってきたという見方はあるが、本質の部分では変わっていないとみている”なんて妄 言にも愛想笑い(推測)。「それは菅内閣の見解と同じでは?自公政権の方が、野党が目指す政権よりマシと言う事か?」くらいは聞けよ。再質問もせずに強者 へのお座敷提供稼業。恥を知れと言っても三浦瑠璃に理を説くに等しいか。同紙「こちら特捜部」、公金1億7千万アベ隠し裁判&平目判事コピペ判決問題を大 きく取り上げてるのはいいが、全部裁判官の名前なし(当然検事も)。市民は餃子ワンパック万引きしても実名なのに。同紙を買い被るのは、差別の大黒柱たる 天皇制に睥睨する町山智浩に、自由主義者の幻想を抱く以上に愚か。

 午後、「109シネマズ高崎」で『SHOPLIFTERS OF THE WORLD』。客俺1人。中身も相当ショボいので寂寥感もひとしお。本欄での紹介も何の役にも立たなかった模様(チョイ下をご覧くだされ)。THE SMITHなる爺様は全然知らない楽団、歌詞で万引きを奨励してるのがユニーク。馬鹿でヤボな連中が牛耳る日本国じゃ、象徴性も糞も無く放送禁止だろう。 だが音楽的には魅力を一切感じず。

12月15日…夕方、「神保町シアター」で『夜がまた来る』(監督・石井隆・’94)。石井隆は特に優秀な監督でないが、多分当人の認識とは異なり、西村 昭五郎のような穴の無い職人肌の演出家と昔から俺は。30年近く前にこんな愚作を撮ってたのか。「シネマヴェーラ渋谷」にすんだった。友情出演とかの永島 敏行、竹中直人、寺田農が火に油&ガソリン。演出、脚本、役者、音楽、撮影(一際ひどい)が駄目じゃこうなる。夏川結衣の棒読みはお陰でそれほど目立たな い(でも相当ひどい)。根津甚八は既に口跡が不自然。高崎線で『古本屋的!』(中川信如編・本の雑誌社)。同版元本にしては珍しく面白い。”回顧放談「オ レにも言わせろ!-死んでからじゃ、何も聞けないぞー山田昌男×平野信一」”は圧巻。既存古本屋の新人いじめは皇軍内務班そっくり。場末の小汚い古本屋に も、一木一草に宿る天皇制が息づいているのだ。それを正面から罵倒しない礼儀正しさに、体験者の悔しさ怒りの深さが偲ばれる。八方美人で高いだけの『東京 古書組合百年史』は買う必要無いが、本書には値段分の内容が(南陀楼綾繁や岡崎武志の昨今の凡書など問題外)。

12月14日…『美しき闘争(下)』(松本清張・角川文庫)、上りの湘南新宿ラインで一挙に読了。余りにカックンな終幕が、『京都新聞』他に連載されなが ら、80年代まで単行本化(角川書店)されなかった背景か。でも清張スピリッツ横溢の、隠れた秀作なのは間違いなし。「シネマヴェーラ渋谷」で『(秘)女 郎市場』(監督・曽根中生・’72日活)後に出社。同館、ロビーの石の椅子が冷たく爺様には応える。座布団&膝掛けが各1枚欲しいが、1本800円の映画 館にゃそこまではね。『美しき闘争(下)』225Pに身につまされる下り。”雑誌の編集者ほど年齢をとって惨めなものはないのだ。センスが遅れてくるし、 気軽に外回りもできなくなる。他社に移って使いものになるのは若い者に限られていた”。(有)遠山企画社長の遠山孝が、同じ事を常日頃語っていたな。

12月13日…「東京堂書店」3階のサイン本コーナーに、百田尚樹の新刊がドン!(日本藝術院会員詩人、荒川洋治閣下本のすぐ下)同店の人種差別主義雑誌 厚遇は、「三省堂」と並び昔から。イデオロギーとは無関係に本を提供するのは書店の勤め。しかし歴史修正主義者のインチキ本を、サインまでいただき積極的 に売りまくるとなると話は別。ホントに恥ずかしい銭ゲバハレンチ書店。南陀楼綾繁のサイン本は残り1冊。大した本じゃないが、百田本に比べりゃ罪はねえ か。それだけだが。『美しき闘争(上)』(松本清張・角川文庫)が無茶苦茶面白い。『死霊Ⅱ』(埴谷雄高・講談社文芸文庫)読了直後のためだけとも思えな い。出て来る版元は、芳文社、双葉社、桃園書房をモデルにしたとおぼしき描写も。しかし主人公の恵子、安易にドアを開けすぎ。そうじゃないとドラマが進行 しないが….
 

突発『いトう』情報②

 投稿者:漫画屋  投稿日:2021年12月13日(月)16時24分38秒
編集済
  塩山の野郎担当作家
排泄系の鬼神『いトう』の最新電子コミック
“排泄聖濁”FANZAにて好評配信中!!
ダウンロードサイトはこちら↓
https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/BJ419045.html/?unique_op=af&utm_medium=affiliate&utm_source=eromanga.dojin.com%2Fbookid%2F295244
 

突発『いトう』情報①

 投稿者:漫画屋  投稿日:2021年12月13日(月)16時20分22秒
編集済
  『コミックMate L Vol.42』に収録されている『いトう』の最新電子作品!!
無職の男が職探しから安アパートに帰ると、鍵をかけたはずの部屋に少女がひとり立っていた。
その少女は男以外には見えない謎の存在だった。不可解のきっかけから始まった二人の共同生活。その結末とは・・・

タイトル:Invisible ~見えない~
ダウンロードはこちら→https://book.dmm.co.jp/detail/b164aisis02653/
 

本日の新文芸座

 投稿者:fmdb  投稿日:2021年12月 7日(火)19時19分3秒
編集済
  客(30人弱)の大半は白髪or禿頭男性でした。
ちなみに、どのような昔の後ろ向き雑誌が売れてますか?
 

神保町散歩日和

 投稿者:zzz  投稿日:2021年12月 3日(金)15時37分53秒
編集済
  ■ 最近は神保町の古本屋で無駄遣いすることも無くなったので東京堂書店で新刊本。落款と顔スタンプの二種類あります。私は顔のほうを買いました。ナンダロウ さんは5年ほど前、コミガレの前で若い女性を二人同伴し何やらレクチャーをしているのを目撃。優しそうな笑顔が印象的でした。  

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