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(無題)

 投稿者:MBF怪長  投稿日:2016年 9月24日(土)05時19分53秒
  なんぢゃ
糞山…塩山やったか
今はツルッパゲになっとるか
痔は健在か
身長も縮んで150㎝位になっとるやろな~

ちゃんと尿漏れパンツ履いとるやろな

こんの糞ボケインポウンチ漏らし野郎が

(。-∀-)ニヤリ
 
 

日刊ゲンダイの

 投稿者:月見そば  投稿日:2016年 9月21日(水)09時48分42秒
  塩山さんこんにちは。
日刊ゲンダイの愛読者だったらあの五木寛之の1万回連載してるコラム読んでるんですか?
 

下々の者へ(その1389)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2016年 9月12日(月)13時46分49秒
編集済
  9 月30日…大洋図書ビルと道路を隔てた、堀留橋たもとに座り込んでいた70前後で、俺同様に身分卑しげな汚れ系老人。突然「バカヤロー! 頭に来たから泥 棒でもしてえぞう!!」と、誰にという事も無く絶叫遊ばされた。語尾にもう1つ迫力が無いし、実行出来るどうかは不明(多分無理)。ただ激しい騒音の首都 高速の下で、肝の据わらない雄叫びを上げたい老人の気持ちは、何となく分かる。今夜、どこもロクな映画を上映してない。早く帰って『ターザンの復讐』の続 きでも観るか(血湧きエロ肉踊る傑作!)。

9月29日…『東京新聞』紙面で毎日のように御真影を拝まされてるドナルド・キーンが、高崎駅上信線0番線ホームにまで進出、糞ゲッソリ!(出たがり根性 は梅原猛並?)。「県立土屋文明記念文学館」の企画展ポスターで、”角田柳作とドナルド・キーン”。この爺さんの御尊顔を、会期の12月までタップリ満喫 出来る訳だ(……)。ケント・ギルバードといい、内心はどう思ってるか知らないが(侮蔑し切ってると確信)、アナクロな自己陶酔精神だけは世界屈指の、ガ キっぽい日本人おだてビジネスは大繁盛(何せ12歳だから子供だましさ)。解放したはずのアジアの人々からでは無く、怪しげな西洋人からヨイショされ鼻を ヒクつかせてる痴呆日本人は、金髪売春婦を買いまくった一昔前の農協団体観光客より遥かに恥ずかしい(彼等の動機は、幼少期に観たヒモパンのジェーンだっ たか?)。

 数多い群馬の詩人は、天下り役人のために今でも地元で大いに活躍。萩原朔太郎は前橋の「群馬県立文学館」の顔だし、土屋文明クラスでも僻地とはいえ前出 のように施設が。安中市のド腐れ役人も、マラソン大会より利権が発生しそうな、「大手拓次文学館」を念頭に置いてる事だろう。下手すりゃ横山秀夫や絲山秋 子の文学館さえデッチ上げられかねない。寺澤有は日本の警察は私益のため以外は1ミリも動かないと断言してたが、他の裏金役人も基本的に同じ(いざとなれ ば身内のヒラメ裁判官が守ってくれる)。横山や絲山はともかく、吉野秀雄や山村暮鳥、萩原恭次郎や伊藤信吉は、その作物を1度として読んだ事の無いゲロ役 人から、”文学系箱もの施設構想”に何度も名前が浮かんだだろう。いちめん天下りの花。

9月28日…今後は職員平均年収2000万のNHKが、政治討論会に野田幹事長を頻繁に招くはずだ。奴が醜い馬鹿面を画面にさらす度に、民進党の支持率は 落下する。御用”公共”放送には持って来いの逸材。後は菅直人をどういう口実で登場させるか。無意味な福島原発ドキュメントでもでっち上げて(同局番組は 今でもそうだが)、さらし舞台の用意をするか? 本当に何も考えてない筋肉痴呆蓮舫と、A級戦犯の野田&菅が固めるネオナチ安倍強権(狂犬)政権の足腰。 肥満気味の低学歴マザコン馬鹿坊っちゃんが、日々チョビ髯のイカれた小男化する様を、選ばれた有能なはずの人間が形成する記者クラブ大マスコミは、ただ指 をくわえて眺めるのみ。いや、誌面では既にスタンディングオーベションを胸張って実践中か。

9月27日…「シネマテークたかさき」で『ロング・トレイル!』。観客7名。小ネタでは笑えない場面もなくはないが、老いたとはいえロバート・レッド フォードやニック・ノルティが出るにしては、いい加減な脚本だ。老人の半立ちペニスとでも言うか酷い結末。やれやれ。ただファン人口の多いこの時代のス ターは幸せ。まだ映画に出られて、老人ファンがヨタヨタ劇場に駆け付けるのだし。駅反対側の「109シネマズ高崎」に移動、『ハドソン川の奇跡』。C・ イーストウッドもさすがにボケたか。愚作。彼の国家主義的思想が咀嚼されずに露に(お役人万歳!)。今まではこういう安易さは感じさせなかったが。日本で 言うなら、満州の関東軍が身内や自分らだけ先に逃亡せずに、民間人も1人残さず内地に連れ帰りました。めでたしめでたしってな嘘っぽさ満載の一作。まあ勝 手にやってよ。ドッチラケ。6シアターは200人以上の定員だろうが、観客は先の「シネマテーク~」同様に7名。当然だ。

 上信線や休憩時間ではずっと『キーツ詩集』(岩波文庫)。500ページは詩集とはいえ厚すぎる。最初の150ページくらいは要らない。訳者、中村健二の解説も例によってナガタイ(長くて退屈)。関係無いが「セブンイレブン」の430円牛丼、割とうまいね。

9月25日…夜、村の共同墓地の管理について墓の所有者による会議(15~16名。村全体は40数軒)。移転後23年。この種の集まりに出るのは2~3度 目。覚悟はしていたが、延々とな…何と150分! テオ・アンゲロプロスも裸足で逃げ出す腰の据わりよう。割と口にチャックしてるから、余計に長く感じる のかも。9時過ぎ、実家の前を通ると夜目にも庭の芝が虎刈りなのが分かる。刈り手の未熟さの証拠が隠蔽されるまでには、最低半月はかかるな。自室で『全体 主義の時代経験』(藤田省三・みすず書房)。この人が吉本隆明や鶴見俊輔とはレベルが違うのは承知していたが、本を読むのは久々だ。今の時代を予想し切っ た慧眼振りに、要所要所で深くうなづく。昔の本は売り払っちゃたので、神保町で入手して再読するか。ファンはいるらしく、田村あたりでも結構高い。本書は 本体にしみ多数ありで700円。ただこの人に、もっと漢字を開いた方が売れると忠告する編集者は居なかったのか? 漢字のせいで不必要に取っ付きにくく、 損をしてると思う。内容自体は決して難解じゃないのだから。無意味な難解趣味の吉本サティアン教や、逆に赤ちゃん言葉で説教したがる鶴見保育園とは異なる 境地。ただ明治以来の文人じゃ、森鴎外を一番尊敬との見解はどうか。脚気問題での対応は見苦しさの極致で,自らを客体化出来ない駄目日本人のサンプル状態 だったらしいし。それが明らかにされたのは一世紀経た80年代前半。本書刊行は10年後だから、文豪が極めつけのヤブ医者だったのは既に知られてたはず だ。思想家の人間評価では避けて通れない一面のはずだが…。

 コスミックの格安DVDで『類猿人ターザン』。展開がハードボイルドで面白い。特に現地人,つまり先住土人の扱いが酷くてある意味凄く新鮮。疲れたとこ ぼすと「鞭を使え!」だし、崖から落ちて死んでも担いでいた医薬品を心配するだけ。ありんこ以下の扱い。そうするのが特に悪役でもないから、「う…う~ む…」。ファッションもどぎつく化粧されて、もう完全に見世物小屋の陳列品。製作陣は分かってて当然エロ気もタップリ。ジェーンは意味も無く挑発的に父親 の前で着替えるし、巡り会ったターザンの傷は自らの衣装を裂いて包帯にするしで、ナイチンゲール式ストリップで観客を煽る。期待して続く『ターザンの逆 襲』を観たら、もうビキニスタイルで下は完璧なヒモパン。当時、店の休みで浅草の映画館に出掛けた地方出の丁稚諸君、あるいは発情学生層、半立ちボケ爺さ ん他も鼻血バシャバシャだったろう。エテ公チータや像の群れだけで、ガキ共までがあれほどターザンごっこに狂奔するはずがないと、どっかで思ってたが一見 して納得。ジェーンの露出の激しさが、官憲の規制を招いたというような文章もいつか読んだ(官憲とは基本的に悪党と認識すべし)。双葉十三郎御大によれ ば、ジョニー・ワイズミュラー主演分まではいい出来だと。楽しみ!

 「三好弥」で『ナベツネ新聞』、めったに行かないが「珈琲貴族」で『朝日新聞』を斜め読みする事が(「まさみ」は昔から『東京新聞』)。前者は益々『聖 教新聞』ぽくなった。後者は既得権は絶対に手放したくない程度の、自称リベラリスト向け新聞化。裏金警察や調活費泥棒検察に続く腐敗集団、連合の組合員 (特に上の方)は、東京や毎日より朝日ファンが多いのではと推測。

9月23日…チョイ前までは小川国夫ファンが、今は辻邦生ファンが随喜の涙を流しそうなコミガレの昨今の出品傾向。その2人を富岡多恵子が、いつ追い抜こ うかと脇から狙ってる感じ。最初のコンビはともかく、富岡多恵子には一時入れ上げてたので悲しい。作家も国家にすがるようになったらおしまい(日本芸術院 会員)。ああいうのって年金みたいなのがくっついてるからな。ただ、非政治的スタイルを歩んできた人が躊躇無く絡めとられると、一際見苦しい。結構初期か らの本も持ってるが、株価は続落する一方で処分の仕様がない。ぶちゃあるか?(”捨てる”の上州弁)。

9月22日…久々に草刈り機を使う。実家の庭の芝生が伸び過ぎたため。倒れて以降は使った記憶は無いから、5年振りか。ぶきっちょ老人ゆえに当然見苦しい 虎刈り。「2~3日もすりゃあ伸びるからわかりゃあしねえさ」片付けの母ちゃん。熊手片手に回りでちょこまかされて本当に危なかった。夜、オイスターと朝 比奈まことに電話。口先だけは両名共に殊勝である。

9月21日…五木寛之、天皇陛下万歳なんて言い出した長部日出雄なんかに比べ(無論、左右の誰からも相手にされず)、本当に商売人で感心する。ついこない だまでは、デラシネだスペイン革命だ、蒼ざめた豚足がどうとか並べてたのに、いつの間にかヨイヨイ老人向け説教師。説教されたいのはゴールデン街の客だけ じゃないのが、書店に積まれた彼の超薄味本の山を見ると良く分かる。当然五木のコラムは、電車や地下鉄がストップでもしない限りは読まない。全盛期の小説 も1~2作読んだだけと。

 『東京新聞』『日刊ゲンダイ』『赤旗日曜版』『シナリオ』『映画芸術』『映画論叢』『月刊日本』『冤罪ファイル』『救援』『街から』『ちくま』最近の定 期購読紙誌。メジャー、ミニコミを問わずに本当に数を読まなくなった。『レコンキスタ』は猪瀬直樹のパシリを代表が有料で引き受けたにも拘らず、反省を行 動で示さなかったので止めた。

9月20日…体験が減って観念的政治論が急増、上巻に比べてやや面白さを欠く『わが異端の昭和史(下)』(石堂清倫・平凡社ライブラリー)。ただ興味深い エピソードも多々。満州抑留時代に中国共産党関係者から、長い文化的伝統を誇る日本人だが、政治意識の幼児的までの低さには呆れるとの発言もその1つ(著 者は何度も引用)。これはマッカーサー大将が、日本人は12歳の子供だと言った事と通底。いくらマッカーサーでも、日本人の全人格がそうだと言ったとは思 えない(甘い?)。多分先の中国人と同じ認識だったと。昨日まで天皇裕仁のために命を投げ出すと絶叫してた猿共から、一切の抵抗も受けずにひれ伏されれば そう思って当然(ファンレターも山ほど届くしな)。強者には誰にでも常におもねる、キンタマ(オマンコ)無し民族とも内心軽蔑したはずだ。安倍マザコンネ オナチ内閣の支持者とほぼ同じ割合の人が、蓮舫に期待すると答えたと言う世論調査結果を聞くと、敗戦後70年経ても全然変わってない,自省心と誇りを欠い た金銭優先刹那民族なのだと力なく痛感。長所もあるのは知ってるけどさ。安倍、小池、蓮舫…。同じ日本人が支持してるのだ。全員、原発で吹っ飛んでグチャ グチャに溶けてぬかるみに消えて欲しい(俺と家族以外は)。

 野田ハレンチ幹事長、火中の栗を拾うとほざいてるとか。放火魔が消火活動を手伝う振りをして、眼と鼻の先の炎を満喫するに等しい。でも蓮舫、ここまで限 りなき青空の果てのスーパー馬鹿アマとは。タレント上がりだって、山本太郎のように有能な奴も居る。政権を差し出すだけではなく、野田との痴呆コンビでお しんこヒトラーが街宣パレードをする予定の、アウトバーンの整地作業をしている。

9月19日…予想通り、”みちくさ市”は雨で中止に。一応開催との前提で準備、早起きしてヒゲまで剃ってたが、結局は朝食後に寝直す。起きてヤボ仕事を片 付け、「嫌われ者の記」248回に着手。向井親分や退屈男舎弟他の今夜の打ち上げ、さぞや意気が上がらなかったろう。本当に毎回ご苦労様。アルーアインさ んに会えずガックリ。

9月16日…蓮舫の2重国籍問題なんて書類上のミスに過ぎないが、彼女の2重党籍問題は見過ごせない(民進党内自民党野田派のパシリ)。の…野田幹事長?  冗談かと思ったらマジと。こういう白痴共のために汗を流した、小沢一郎や志位和夫、市民団体関係者が気の毒すぎる。無論、彼等の腐った性根は端から分 かってたはずだ。しかし大義のためにグッと眼をつむった。そこへ付け込んでのサンピン連中の厚顔な大暴走。仁義知らずは倫理知らず。小沢&志位、これでも まだ我慢を? 確かにここで分裂しては、参院選での東北の勝利は水泡と帰す。でも天皇裕仁と並んで、太った東條英機が自衛隊のトップに就任しちゃまずいだ ろ?(見苦しい狂言自殺1つもせずに)

 極右メディア超優遇のヤフーニュースで、日本を代表する新聞面した思想地域限定赤新聞の産経が、野田幹事長就任を好意的に報道。無責任なA級戦犯愚鈍幹 事長は、悪意あるオベンチャラをそのまま信じちゃうのだろう。小林信彦の言う通り、菅&野田の追放が無い限り同党の再生は不可能。かく暴挙があっさり通る 党体質も謎。とにかく野党第一党なんだし、俺たちの我がままは国民もどこまでも聞いてくれる。そう確信してるのか? そこまで馬鹿なのか?

 帰りに「シネマヴェーラ渋谷」で『兄弟仁義 逆縁の盃』(’68東映)。数日前の『すいばれ一家 男になりたい』(’71東映)は、余りの行書体振りに ついて行けなかったが(増田隆司の撮影は数カ所ハレーションさえ)、本作は楷書体でピシリと決めた秀作。笠原和夫が脚本に参加してちゃ、遊びや手抜きも許 されなかったのだと推測。古臭~い話を演出のテンポと充実した脇役陣(若山富三郎、三益愛子、大木実、遠藤辰雄)、そしてサブちゃんのあの歌で逃げ切る9 0分。若山富三郎は既に拝一刀の風格を。菅原文太はまだまだ固い。『緋牡丹博徒 一宿一飯』、もう上映しないのか。残念。富岡市内でロケしてて、俺の村も ロングショットで一瞬写る。大画面なら実家も確認出来るかもと期待したのだが。その画面での手前の広大な桑畑は、現在は田中貴金属の工場に変身済み。

9月15日…赤字でないだけの「古書かんたんむ」の”嫌記棚”は放置(どうせ今期もプラス3000円程度)、事務所で本業の雑用を済ませると、午後1時過 ぎに門前仲町の「ブックオフ」へ(その前に兵庫県の吉田婆ちゃん宛の宅急便を、近所のヤマトに出しに行ったらシャッターが。前回も。業務自体は行ってるの だが、これじゃ困るよ。人手不足? 結局ファミマへ)。10冊程。ここなぜか必ず、西村賢太の帯付き初版本が200円コーナーに1~2冊ある。東西線で1 度飯田橋に戻り本を置いて一休み。今度は神保町へ。7~8冊。ようやく”みちくさ市”用のダンボール箱が、8割方埋まったか。手間隙を惜しまないでせどら ないと、”素人古本屋ごっこ界のプロフェッショナル”トミキチ屋夫婦に、「奥さんのブックカバーで何とか持ってる感じネ。本の方は…」と、嫌み言われちゃ うし。「神田コーヒー」で一休み。帰宅すると既に5時過ぎ。若宮参太他に数本のメールを送った後、今日2度目の東西線で高田馬場の「早稲田松竹」へ。車中 の読書はいもりのような文体と思考の、『わが異端の昭和史(上)』(石堂清倫・平凡社ライブラリー)。『ボーダーライン』。面白い。頻繁に登場する俯瞰構 図には全部意味があると悟り始めた頃から、釘付けに。ヒロインをレイプしかける汚職警官が余りに馬鹿そうなのと、中途半端な終幕には不満。やはり彼女には 数発発射させて、権力の横暴に警告を発するのが筋だ(昔からのヤボテンでね)。8時過ぎに終了。歩いて高田馬場駅へ。この駅を利用するのも,山手線で新宿 へ出るのも何年振りの事か? JR安いね。140円。 白夜書房に顔を出してた頃は、駅構内に割と食べられる焼きそば屋があったっけ。ゴールデン街の「レ カン」へ1年半振り位で。待ち合わせたマイウェイ出版の加藤(元メディアックス)は、3カ月に1度は来てるとか。大洋図書のコミックス配信料が今日入った ばかり。強気になって久々にウォッカのボルトを新しく(「日高屋」なら3度は豪遊出来る値段)。高田次郎、竹書房の高橋女史、コミックハウスの宮本社長、 『漫画ローレンス』の日浅編集長、一水社の中沢編集長、遠山孝、石川五郎、出井洲忍、中野ゆう、保谷良三、加奈井ゆきお、トチボリ茂(紺野泰介)、ひろき 真冬、前田俊夫、城野晃、松森正、やまだのら、あきすぐり、もりを舞、文芸館、ついでにタコ多田の噂話を。「俺たちの人生ももう終わりだね」「そうだな」 10時過ぎに別れ、味も素っ気も無い都営地下鉄への地下通路へ(加藤は2軒目に)。やっぱりJRにすべきだった。何と九段下まで220円! 帰宅(帰 社?)して入浴後、今日買った本のシールを?がして新しい値段を書き込んだ紙片を各最終ページに。200円、250円、300円…。63歳にもなってこう いう作業をしてるとは予想外。人生、そう簡単には終わらせてくれない模様だよ、加藤君。ただ彼やタコ多田の方が年上で、もう両名は65歳なんだとか。どう でもいいが。

9月13日…自宅仕事。午後から19日の”みちくさ市”に備え、大宮の「ブックオフ」へ。たった4冊。久々に西川口店へも一切の期待をせずに。な…何と1 08円コーナーが消滅していた。他店の先駆けか? チンケな不動産屋を営む、古い友人の店にも5~6年振りに顔を(くも膜下出血仲間)。赤羽の立ち飲み屋 で、時々タコ多田(光栄にも永遠に絶交断行され中)の顔を見るとか。下層障害持ち肉体労働者のくせに生意気だ。俺の外飲みは「まさみ」&「日高屋」限定な のに。厚生年金パワーか。みちくさ市に送る予定のダンボール箱の空きが、なかなか埋まらない。

9月12日…予想通り、数十年振りで松本清張にしばらくはまりそう。今朝も『水の肌』(新潮文庫)を。高校時代には結構カッパブックスを読んだのだ。先の 森鴎外物と言い、晩年の作品のせいか何となく脂身不足の感も。慌てずにジックリと代表作群にさかのぼろう。軒下コミガレに、清張はいい状態の文庫本が良く 出るし。その前に上信線では『林芙美子随筆集』(武藤康史編・岩波文庫)読了。友人(?)でもあった尾崎翠を的確に評価してるのはさすが。だが、結局尾崎 が精神を病み鳥取に連れ戻される様を、同情しつつも「有力な競争相手が1人消えた…」と、ホッとしてるようにも正直なトコ感じられた。武藤の編集と解説は 立派だ(死ねよ渡辺守章!)。

9月10日…数日前に行った「ブックオフ」高崎大類店は、飯田橋店並に漏れの無い品揃えでいつも通りガックリ。でも手提げバッグに気に行った品が。300 0円近かったが古本の重さにに耐え得る頑丈さ。夜、それを片手に「シネマテークたかさき」で『好きにならずにいられない』。観客約15人(2週目)。映画 を良く分かってる人が撮った秀作。特に編集技術は鮮やかで、落ち着いて気分良く鑑賞出来た。2列前の糞ガキが,一瞬とはいえスマフォ画面を光らせたのが逆 に凄く不快だった。瞬間犯罪は注意しずらいが、映画の出来に比例して終日それが忘れられなくなり本当に悔しい。
 

どもども

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2016年 9月 3日(土)11時04分29秒
  塩山さん、Mateありがとうございます。
頭髪が薄くなって来たとか。私は薄くなったところを酔った塩山さんにぐりぐりされてから一気にハゲてしまいました。私の呪いだと思います。しかし、塩山さ んが気にしなければいけないのは腰が曲がって来たことです。あれは猫背なんじゃなくて、間違いなく腰が曲がって来たんですよ。老婆心ながらご忠告を。
 

下々の者へ(その1388)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2016年 9月 1日(木)17時50分27秒
編集済
  9 月9日…厳しい残暑のためか、「三省堂」各階の休憩用椅子はどこも満席(階ごとに4~5席が)。時々居る昼寝客はさすがに見なかったが。初老男の特権で 図々しく長居、『パノラマニア十蘭』(久生十蘭・河出文庫)を40Pほど片付ける。コミガレは残暑枯れ。また置き引き犯が出没との注意書き。泥棒さんよ。 も少しリッチなカモを標的にしろって。

9月8日…悪評高い制作委員会方式は、『ディアポリス』みたいな映画を完成させないために存在するのかと。熊切和嘉監督は本作ではそれこそやりたい放題 (プロデューサーは毎日昼寝?)。既にメジャー監督と認識してたが、大阪芸大時代の『鬼畜大宴会』さえ連想(エロタップリの同作の方が遥かに商業性が)。 「シネマテークたかさき」規模の小屋で単館公開するならともかく、銀座のド真ん中の大劇場で上映する作品じゃない。趣味は別にして出来は酷いレベルじゃな いが、70年代邦画の悪しき面のみ感じさせる作風。ますます東映映画から若者は離脱(客筋は中高年単独客ばっか)。予告編みてもこんなのばっか。要するに 思い付き低予算映画群。東映も松竹も、今の貧相な波打ち際&富士山のトレードマークを作り直して再出発しないと、ダブル大映化必至。韓国映画を連続上映し た方がよっぽど席も埋まるよ。どうでもいいが。

 「丸の内東映」地下、地下鉄の騒音がひどくなってない? 久々に懐かしの「銀座シネパトス」を。でも新地下鉄開通の話は聞いてない。客が少ないからそう 感じるだけか。営業部も端から諦めてるのか、『ディアポリス』は全然宣伝してない。俺も某漫画(オイスター)から聞いて初めて知った。東映も松竹も、大東 宝に比べると単なる制作プロダクションだなもはや。

 少し遅れたが追悼・梅津栄(86歳)。下着泥棒を演じて様になる名優がドンドン消えてゆく。実に悲しい。無名時代はくず屋、掃除夫、ニコヨンまでした と。やっぱりな。木村功の付き人も務めてたらしいが、梅津の方が役者としてはハイレベルと確信。おどついた汗かき顔がセールスポイント。どんな小心な人に でも、2~3発顔面を殴り付けてやりたくなる衝動を抱かせた。観る人自身の内部の卑屈さを、露骨に皮肉るような演技をしたのだ。つまり見掛けとは異なり、 演技の質はアナーキーかつ攻撃的。攻撃的下着泥棒に黙祷。

 前にも書いたが、”卑屈役者映画祭~下着泥棒の彼方に永遠が見える~”との題名で、桑山正一、梅津栄、谷村昌彦、三谷昇(唯一御健在)出演映画の特集 を、「シネマヴェーラ渋谷」あたりで特集してくれないか。遠隔地の「ラピュタ阿佐ヶ谷」であっても、俺は絶対に通うけど。『ディアポリス』よりも入らない か? でも意義はあると思うよ、映画芸術の更なる深化のためには。

9月7日…夜7時40分からの「シネマテークたかさき」、『帰ってきたヒトラー』は雨天平日夜にも拘らず、20人強と大入り(定員58名)。だが奥ゆかし い群馬県人は例によって誰も笑わない(俺は3ヵ所で)。この位の席が埋まってると映画館に来たと感じる。何しろ昨夜「丸の内東映」地下(定員350名)で 観た『ディアポリス』は、20人も入ってない。同館では見慣れた廃村景色だが、端っこで女性がレイプされても誰も気付かないな(単独女性客の存在は確認出 来ず)。ヒトラーを演じた役者は下手じゃないが体格が良すぎる。貧相なバーコード男が、演説の展開に連れて『ビッグX』化する所がナチス映画の肝なのに。 50点。

 大橋巨泉のお別れの会で、安倍ネオナチ内閣の幇間芸人の太田光が、首相主催の花見にノコノコ出掛けたのを巨泉に批判された際に、そういうかたくなな姿勢 が駄目なんだ。どこへでも出掛けなくちゃと、説得力ゼロの言い訳をしたとか。じゃあマイク片手に、裏金機動隊の過剰警備の隙を突いて突撃取材しろっての。 んな度胸もねえ癖にカッコ付けやがって。似た見苦しい寝言をべた馬鹿がもう1人居たな。首相夫人のチンチン髭ペットとして沖縄に現われた三宅洋平だ。卑怯 なクズは並べる屁理屈も顔付きも極似。サザンの桑田は、こういう情けない風潮を強化する役目を果たしたのだな、今となれば(直後には俺も同情的だった が…)。罪深いマッチポンプシンドバットだ。

9月6日…『両像・森鴎外』(松本清張・文春文庫)を。山県有朋に尻尾を振りまくる、官僚としての小心翼々振りがリアルかつユーモラスに。脚気細菌説を生 涯捨てなかったり(日清戦争では戦死者以上の、日露戦争でも多数の陸軍兵士が、それが原因で死んだと)、まあ人間的な人(上昇志向の強い俗物)だったの ね。シニカルではあるが、清張は客観的な描写に務め特に批判的でもない。後味も特には(人にもよろうな)。まだ半分読んだだけだが…。脚気が重要なテーマ で出て来るのに、鴎外がヤブ医者批判を受ける事になる(当然だな)、脚気細菌説拘泥問題には触れてない。作者が推敲直前に病死したためか。桶谷秀昭の八方 美人な解説が実に下らない。こんな馬鹿に依頼した編集者が愚昧なのだ。文豪がヤブ医者でもいいじゃないか(当時の兵隊の親族は事情を知ればそう思わないだ ろうが)。それが明らかにされたのが、100年後の80年代初頭というのも凄い。あるいは松本清張はまだ文献を未読だったか?

 新幹線通勤して22年。1度だけ越後湯沢まで乗り過ごした。その際に開いてたのが、ちくま文庫版の『森鴎外全集』。良く覚えてないが、歴史小説だったよ うな。評論も飽きない。自分への批判を神経質に意識、異常なまでの自己防衛本能を発揮した点は吉本隆明を彷彿とさせる。作物は当然とはいえ、遥かに小心 翼々者ヤブ医者の方が面白い。比べる自体が愚かか。所で、森茉莉の小説は面白いの? エッセイ類しか読んでないもので。金井美恵子の小説レベルなら読まな い。

9月5日…『戦後編集者雑文抄ー追憶の影』(松本昌次・一葉社)を、ガラガラの「シネマヴェーラ渋谷」(鈴木則文復活祭開催中)で、『華麗なる追跡』上映 前の休憩時間に読了。著者の昔話は飽きない。おかしいのは、花田清輝や島尾敏雄など、語り口調というか追慕する文体が、対象に自然と似て来る点。当人の作 家の口説き方が眼に浮かぶようだ(未来社は印税の安さと支払いの悪さで有名だった)。そういういい意味でのカメレオン的体質のためか、自分を語り始めると はなはだ退屈。書評部分はバッサリカットすべきだった。シャチハタ左翼、鎌田慧の十年一日のコラムを読まされるようで「あ~あ!」。以下の部分に一番笑っ た。”…よくいわれるように「知の巨人」として「吉本隆明自立思想記念館」に永久に保存される方だと思います”(256P)。黒田寛一や池田大作も一緒に 祭られる権利があると思うが。あ、”ガンジー、キング、イケダ”はまだ御存命か…。

9月3日…昼過ぎ、台車転がしながら子連れ狼ルックのヨタヨタ母ちゃんが声を。「屋敷神様んとこに1000円札が1枚おっこってたけんど、芳明のんじゃね えか?」「俺んじゃねえよ。分かった。ヤマトの兄ちゃんだ。着払いの荷物980円に、俺が1000円出して20円おつりもらってさ。そん時ウッカリ落とし たんだんべ。他にゃ誰も来てねえし」「そうかや。下駄箱の靴ん中に入れといたで」翌日に電話。慌てて私服姿の兄ちゃんが、ペコペコしながら受け取りに。 やっぱり1000円不足だったと。ただ事情をコールセンターの担当者には詳しく話したし(直接営業所には繋がらない)、勤め人としての彼にはありがた迷惑 だったかも。俺はスッキリしたが。

9月2日…演出家としてより原節子の義兄として知られる、東宝の熊谷久虎監督。森谷司郎のご先祖みたいな大味かつ妙にそつのない演出で、とうてい映画的魅 力は感じない。が、同監督作品出演時の原の演技は必見。とにかく一生懸命。効果を考慮しない熱演は演出者が制御すべきだが、義兄にはそんな才覚もないか ら、暴走に次ぐ大暴走(あるいは久虎監督の指示?)。小津安二郎や成瀬巳喜男他との格の違いを、ヒシヒシ痛感せざるを得ずに眼を伏せる。一方で別の楽しみ も。昨夜の「神保町シアター」の『智恵子抄』(’57東宝)も、どう観ても文芸ホラーだ。怖~い原節子を味わいたい人は必見の珍作。邦画の産業的最盛期の 同年には、かく作品を芸術祭に参加させる余裕が業界にあったのだ。もう著作権切れだろうし、『阿多多羅山乃吸血智恵子抄』でも、3Dで清水崇監督に是非 撮って欲しい。

 田中龍作、今回の裏金機動隊の暴力団以下の反対派への集団テロ行為事件の取材で、既に沖縄に6回も飛んだと。いいんじゃないの。昔やってた無意味かつ退 屈な、背伸び海外取材旅行に比べりゃ数百倍の価値が。機動隊のペット以下の、NHK&産経他のハレンチ集団の醜態幇間取材も報じてくれ。http://tanakaryusaku.jp/

 今月の1冊目読了本は『滑稽の研究』(田河水泡・講談社学術文庫)。何となく買って読んだが、田川の滑稽(漫画)に対する謙虚な姿勢が気持ちいい。とり とめの無い所も疲れさせないし。馬鹿な解説が付いて無いのも読後感を傷付けない(河出文庫の久生十蘭など片っ端酷いもんだよ)。手塚治虫から初めて聞く人 まで,多数の漫画家の作品の一部が引用されている。長谷川町子の6作品のみ、最終ページに長谷川町子美術館の認証マークが。著作権に関しては、半端なうる ささじゃ無いとの噂は本当らしい。ただ評論目的なら引用合法との判例が出たはずだが(必然性も感じられる)。単なる大手版元ケンカせずの処置か? ただこ れだと、他の漫画家がないがしろにされてる感が否めない。どうでもいいがな。

 神保町帰り、専大部落内の「たいよう軒」に冷やし中華を食べに行ったら、既に8月一杯で終了したと。一応筋は通ってるが、役所じゃないのだし10日くら い延期すればと内心は。結局、普通の味つけ玉子入りラーメン大盛りを(600円)。ここ、ビンビールがあるので飲酒日には両者をつまみに時々。夕べ「まさ み」で飲んだばかりなので、今日は寂しく素ラーメン。さすがに3日連続はのむみちおばさんに会わず。

9月1日…「書泉グランデ」3階で、『悪趣味ビデオ聖書』(洋泉社・本体2800円)を買うか買うまいか迷ってると、いきなり背中をポン! 昨夜「シネマ ヴェーラ渋谷」のロビーで会ったばかりの、下仁田町給食センター勤務(?)で化粧上手なのむみちおばさんがまたもや。例によって『名画座かんぺ』配布中な のだが、余り頻繁に会うので内心は、「女房がコイツに頼んで俺の動向を探ってるのか?」と、一瞬妄想したのは本当。別に後ろめたい真似は一切してないので 問題ないが…(ホ…ホントですったら!)。それを契機に、値段ではなく目方の重さに購入を逡巡してた『悪趣味~』を、つい買っちまう。で、下仁田給食セン ター勤務の下仁田ねぎおばさん、やっぱ夜の方が美人だったような(その一言が余計なのヨ)。

 8月後半の「古書かんたんむ」、”嫌記棚”の実質売り上げは、な…何と2160円! またもや最低新記録を断固更新。今後は、「モンガ堂」の悪口は一切 言わないと南十字星に向かって誓う(勿論血判も押した)。初老男のなまくらチンポのような、『東京新聞』文化欄の「大波小波」が、今朝は久々にギラギラ冴 えまくった。鮎川信夫と吉増剛造を比較した上、一切の逡巡なく後者を磨ぎたての牛刀でバッサリ。”自分のものならメモや落書きまでも詩でああるとは、要す るに消費社会の中で文学が片っ端からゴミ化する時代を象徴する詩人だということだろう(全身批評家)”。荒川洋治以外に、ここまで的確な批評は書けないだ ろうと推理。俺が目黒区東山の、森永系「熊沢牛乳店」に住み込んでた70年代初頭は、「大波小波」は連日このレベル。何せ花田清輝がまだ生きていたのだ。

 『新潟日報』、本間龍の本によれば原発広告が多い割に、批判記事もそれなりに掲載するとあった。甘い見方だったな(『北海道新聞』や『上毛新聞』の同類 とは)。あれだけ明確な反原発姿勢を堅持してた知事を追い込んだのは、脅迫しか有り得ない。それも本人は無論、家族他へのそれも含む卑怯な手段と思われ る。小沢一郎冤罪事件で明白なように、日本じゃ拝み屋カルト集団&極右政権・検察&司法(裏金テロ警察はそのパシリ)・大マスコミは私益のためには一致団 結するのが常。頑張れだけでは済まない事情があるのだろうが…。
 

下々の者へ(その1387)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2016年 8月 9日(火)17時18分59秒
編集済
  8 月31日…やっと午後2時前、「日高屋」でまあまあの和風つけ麺後に(510円)、「九段生涯学習館」2階の”重慶大爆撃写真展”へ。前田哲男氏の講演会 が開催中で,30人前後の同世代ないし上の本格老人が結集。俺は静かに展示見物。155回も爆撃したとは知らなかった。お陰で無差別東京大空襲の最高責任 者、ルメイ将軍も気が楽だったろう(後に天皇裕仁に、最高位の勲章を授けられた鬼畜軍人)。現実を直視しない夢みがちな若い世代も、ユダヤ人を救った日本 人の展覧会であればもっと集まるのだろう。日独伊三国軍事同盟の過去もキッパリ忘れて。9月2日まで(午前10時から午後8時)。

 神保町も歩くが夏枯れの「古書かんたんむ」に出向く意欲無し。地下鉄で早稲田の「ブックオフ」へ。文庫本2冊のみ。往復の交通費340円を加味すると、 赤字幅をより増やしただけか。東西線で『ヘリオガバルス あるいは載冠せるアナーキスト』(アルトー・河出文庫・鈴木創士訳)。第一章はほとんど理解不能 だったが、中盤から少しは分かって来た。原作が下らないのか、訳がおかしいのかは良く分からない。ティント・ブラスの晩年のエロ映画群と言うか、どうでも いい感じムードタップリ。一応最後まで読むが。

 夜8時30分過ぎ、『ラブ・ハッピー』終了後の「シネマヴェーラ渋谷」ロビーでのむみちおばさんにバッタリ。『名画座かんぺ』最新号の配布中と。地下鉄 まで一緒に帰る。以前は下仁田町町営給食センターのおばさん風だったが(推定年齢48歳)、種々の人に会う機会が増えたせいか、化粧技術もファッションセ ンスも向上して若返った(「古書往来座」の時給は据え置きだが)。「昔の知り合いが、段々遠い世界へ行ってしまいそうで寂しいヨ」とお世辞を言うと、「そ うかね塩山君!」と返される。これから「ラピュタ阿佐ヶ谷」行きと。ご苦労様です。

8月30日…「シネマテークたかさき」、夜7時30分からの『暗殺』(’15韓国)、観客約15名(この館の平日夜にしては好調)。荒井晴彦が『映画芸 術』の寺脇研との対談で、反日姿勢の考証がデタラメとボロクソに貶してた一作。近頃の荒井は病気のせいか、あるいは30年前の瞬間的名優(今は柄本明と同 レベル)津川雅彦の悪影響か、妙に右翼っぽい1面を覗かせるので、ひょっとすると面白いのかもと敢えて参上。40分長いけど結構楽しめた。この程度のオー バー描写に、偉大な(?)大日本帝国の末裔がいちいち目くじら立てちゃ行けない。向こうだって商売。受けるためにゃこれくらいしますって(日本兵バタバタ コロコロも10分もすりゃ慣れる)。日活の江崎実生っぽいがさつな演出だけど、撮影は時々素敵な構図を(韓国の姫田真佐久?)。ドキュメンタリーならとも かく、娯楽ドンパチ映画にムキになる荒井もボケた。ロクな反論しない寺脇は昔から。岡本喜八の独立愚連隊シリーズだって、特に初期は中国人が観りゃムカつ くどこじゃないだろう。それに、韓国人の団結心の無さや家のためなら何でもという姿勢を自己批判してた点は偉い。今の邦画ならこういう面でさえ客観的考証 など一切せず、愛する者と家族のために命を捨てたと感情に訴え、お陰で今の平和があるとのお涙詭弁天国に逃げ込んでたろう。苦笑いしながら、「きついけど まあ退屈はしなかったな…」。そういう水準の一作。

 同館には有志によるらしい「韓(感)国映画総力上映チーム」が。時々チラシも発行してて愉快。『暗殺』上映の際に出た分にはこうある。”日本公開が決ま り、ちょっとした騒動が起こるかと思いきや、案外ひっそりと全国各地で上映されてます。いっそのこと、もっと騒いで話題になってもらった方がよかったか も…? と内心思ってます(笑)”。タダ酒奢られ過ぎたのかどうかは不明だが、にわか愛国者気取りの荒井晴彦や(伊藤俊也2世かよ?)、迎合するだけのお 調子者、寺脇研なんぞよりよっぽどまとも。『華麗なるリベンジ』(11月12日公開)は軽快なるものの韓国映画らしさに欠けるが、『戦場のメロディ』(1 0月29日公開)は泣かせる(鼻くそ少女が可愛い)。ハンカチを2枚ご用意下さい。尚、公開日は東京でのもの。洋画に比べると早めだが、やはり高崎は遅れ る。前世紀の富岡の映画館は、半年から1年以上遅れたが。高崎と東京は新幹線で1時間なのに。

8月29日…選者の岩阪恵子にまるで取捨選択センスが無い。昨日から読み始めた『木下杢太郎随筆集』(講談社文芸文庫)は、400P強もあって水ぶくれも いいとこ。構成も疑問だしこれじゃ興味深い数本さえもが色あせる。70年代まで盛んだった日本文学全集で、木下作品を夏目漱石や谷崎潤一郎並に2巻分に収 録したかの如き景色。たった250P前後しかなかった田中英光とスワップしてくれ。木下は森鴎外同様に医師兼作家。軍人ではなく国立大学の官僚だったらし いが、俗物臭もプンスカプン。わざと医師としての名声と作家(2流)としての自らを混同させている節が。谷崎潤一郎を”君”呼ばわりするのは歳の差だろう からいいとして、自分が『青春物語』の装幀を依頼された件を、何本もの原稿で触れてるのは浅ましい限り(岩阪恵子の盲目的買い被りが生んだ喜劇)。原稿に 着手するまでの過程や、遅れぶりをくどく書くのも見苦しい。読者は作品第一。こういう姿勢は余程のテクが無い限り、”書いてやってるんだ感”を読む側に抱 かせるだけ。不愉快至極。半分までこなしたが、後半は放棄するかな? でも高かったし…。敗戦の日に胃ガンで死去(60歳)。晩年までハンセン氏病の研究 に打ち込んだと。ナチスの断種まがいの日本国の同病に対する政策とも、関係があったのか無かったのか知りたい所だ。が,岩阪は1行も触れてない(400P もあるのに…)。森鴎外だって陸軍兵士の白米主義に拘泥、結果的にかっけ急増によって大量の兵士を死なせたのは有名。だからと言って、文豪としての名前が 特に傷ついた訳ではない。ちょっとランクが違い過ぎるが、そういう点をネグる選者など百害あって一利無し。原稿着手までの逡巡についてくどくど書く奴が、 俺の周辺にもかつては。南陀楼綾繁だ。いつか説教してやったらプッツリ止めた。素直な奴。その南陀楼綾繁が、「あの執念深さにはちょっとついてけない」 と、一時あきれてたのが山崎邦紀の稲垣眞美への憎悪。奴のツイッターで久々にそれが復活してて懐かしかった。今後も時々怨みを爆発させてね。日本人は淡白 すぎるよ。

 安倍内閣の電通、NHKが1回のみまともな原発検証番組を深夜放送したからと、同局全体を妙に持ち上げる馬鹿が目立つ。いい加減にしろよ。99%は御用 放送じゃないか今もシッカリ。30歳で年収2000万の連中を、どうしてここまで甘やかすのか理解不能。わずか6人の解説委員が世間並の発言をしただけ。 99%の職員は全国で裏金テロ機動隊と並んで現場に駆け付け、言われるがままの御用映像を垂れ流すのみ。で、日々高給を満喫中。ゴロツキ会長批判は退職者 に丸投げ(当然、彼等の年金額も半端じゃないはず)。一方で映像資産は新潮社にも新日本出版社にも供給する姑息さ。既視感。そう。NHKってしのぎ方が創 価学会とそっくり!

8月26日…酒飲んだ翌日、専大本部前の「たいよう軒」の冷やし中華(800円)を食べると心身共にスッキリ。「小諸そば」の2枚冷やしたぬきそばでは至 れぬ、爽やか~な境地(冷やしたぬきも値段の割にいい味だと思うが)。神保町交差点で同世代の白髪オヤジがビラまき。九段生涯学習館2階の九段ギャラリー で開催予定の、重慶大爆撃写真展のものだった(8月29日から9月2日まで。入場無料)。早速初日、神保町詣で前に寄ってみよう。近所で『ビッグイ シュー』を売ってる青年も。もっと明るい顔をしてないと売れないよ。そういう心境じゃないのかも知れないが、やはり商売はお客様に迎合しないと。

8月25日…『桜/愛と青春の生活』(田中英光・講談社文芸文庫)読了。面白い。基本的には自分がいかに持てたかという話だが、嫌みではないのは著者の残 された写真の笑顔が、男も惚れ惚れするほど魅力的なのと(これで元オリンピック選手じゃ、女性は放っときません。しかも巨漢!)、文才だろう。自らの笑顔 の魅力も半端じゃないと自慢する、西村賢太より文章も清潔だし。解説を川村湊が。上等な鉄火丼の後で猫糞丼を喰らう馬鹿は居ないので飛ばす。続く島田昭男 の作家案内は充実。

 「古書かんたんむ」の”嫌記棚”、3日間で500円しか売れず(文庫本2冊)。いくら台風の影響があったとしても…。初の棚代(6000円)割れの予感 に処女のように武者震い(フルルンフルルン)。蓮舫が『日刊ゲンダイ』のインタビューで、反対だけじゃなく代案を、護憲政党ではない、衆院選では野党共闘 は無理等、所属派閥の親分で民主党政権崩壊の元凶・野田と同じ妄言を(野党の立場の全面放棄)。仕上げは甘かったが、まだ”つまらない男”、岡田代表の方 が余程マシだ。聞き手ももっと食い下がらねば。NHKの相撲担当アナウンサーじゃねんだし。ネオナチ総理に媚びへつらう野党第一党に明日は無い。警察・検 察・司法・大マスコミを飼い馴らした、極右人種差別政権への基本認識がまったく出来ていない。民進党の明日などどうでもいいが、これ以上裏金官憲やカルト 集団(創価学会&日本会議)にでかい面をされるのはたまらん。最近、時々文脈が理解出来ない原稿を書く小林信彦が、『週刊文春』の連載で菅と野田を追放せ ねば、民進党の人気は出ないと以前書いていた。もっともである。

8月24日…”クリーンドライ”と言うらしいが、「新文芸坐」や「神保町シアター」のトイレにある(アスミックエースの試写室にも)、ひどい騒音の手の乾 燥機はどうにかならないのか? 濡れた手はハンカチ、ないしズボンの尻で拭くものと昔から相場が。片っ端、傾向の異なる館に備え付けられてる所を見ると、 営業マンが余程の辣腕か?(あるいは凄い美脚美女?)。うるさいし電気料金が無駄なだけの、百害あって一利無しの迷惑公害装置。菅&野田なる、ネオナチ安 倍政権製造責任ボンクラ首相コンビ同様、地上から永遠に消えて欲しい。

8月23日…自宅で出品作業の合間に『BUSTER COMIC』連載、「塩山業界無駄話」を第55回目を。『シン・ゴジラ』に触れた部分で、政府高官役の邦画界を代表するスーパー大根役者群、柄本明や大杉 蓮が瞬時に殺戮されるのは痛快の極みだが、どうせなら吉岡秀隆、村上淳、渋川清彦、西島秀俊らも道連れにして欲しかったと書こうとしたが、行数の無駄のよ うな気がしたので止める。夕方上京、「フィルムセンター」で『緋ざくら大名』(監督・加藤泰・’58東映)。田舎の年寄りや青年団には馬鹿受けだったろう (都会の男女職工にも)。最後の貧乏長屋の奥行きを使った殺陣場面は迫力で、作品全体のカラーからは浮いている(隠せない才気)。当時の東映チャンバラ映 画の8割は、水戸黄門が原作だったのだなと改めて。必然性の無い緊縛場面が無くガッカリ。大根女優群はなぜか皆同じ顔をしてて、区別が付かない。

8月22日…豪雨で神保町の9割の古本屋は臨時休業。ただしそれは通りに面した店のみで、雑居ビルの中の店舗,例えば「古書かんたんむ」などはしっかり営 業中。半月で3000円程度の利益しか出ないのに、雨を突いて補充に行く自分のけなげさに落涙。今月の後半も棚代に毛が生えた程度の途中経過だが、今日は きっと1冊も売れない。新刊本屋はどこも営業。しかし「三省堂」1階も「モンガ堂」レベルの客の数で、4人並んだレジの兄ちゃん&姉ちゃんも退屈そう。 「神保町シアター」で7時15分からの『指導物語』の券を買うと、もう3時近いのに1番。終映は9時8分。見物後、無事に自宅まで帰れるのか? 新幹線は 多分大丈夫だろうが、上信線がな。南蛇井と下仁田間は崖崩れで既にストップ、折り返し運転中と。半年で141480円もの定期代を払っているのだ。意地で も帰りたい所だが、敢えて意地を張る必要の無い場面なのかもとの気も次第に。

 結局無事に帰れた。ただ『指導物語』は凡作でゲッソリ。藤田進の罪の無い大根振りには別に驚かないが、名優と言われてる丸山定夫が実に映画を舐めた嫌な 芝居を(千田是也以下)。村上淳、あるいはドリフターズレベルの糞田舎芝居で、宮島義勇の凝った画面作りも台無しに。広島の原爆で死んだせいか,妙に神格 化されてる面があるが、映画俳優としては最低レベル。彼に比べれば徳川夢声は大俳優だし、大友柳太朗も演技派だ。

8月21日…『東京新聞』で栗原裕一郎が、日本の左翼が批判する安倍政権の経済政策は、欧州の左翼政権のそれと同様なのだとしたり顔で。それがどうした?  政策の主語と述語は全然違うだろう(真逆)。現象の一部分だけをピックアップして粋がるんじゃないよ。こういうスタイルは吉本隆明の時代から、一番安 全・安心な日本の自称インテリの姑息な処世術。斎藤美奈子に比べても本当に駄目な奴。火中の栗は一切拾わないゆで栗野郎なのに、グダグダ拾い方に文句つけ てんじゃないよ(眼付きも同スタイルの呉智英に似て来た)。にしても退屈な同紙の文化&読書欄。テレビ欄は3倍の時間かけて読むけどな。元同業者、岡野雄 一の漫画だけは苦手。絵はいんだけどお話がどうも。自室で『デイジー・ミラー』(ヘンリー・ジェイムズ・新潮文庫)読了。狂ったように文字の小さな文庫だ が、面白いので全然苦痛ではなかった。短篇の方が方々へ引っ張り回されないので助かるな。

8月19日…夕方、「古書かんたんむ」へ。頂いた今月前半の売り上げ、棚代を差し引くと3250円。段々、園児のおまままごとしての風格が出て来たなと我 ながら。雨が降ったりやんだりで、古本屋さんの従業員は店頭商品を引っ込めたり再び出したりで大変。特徴ある鼻をした『週刊金曜日』の編集長を見かけた (もう元か?)。

8月18日…「高崎総合医療センター」(最近、60~100前後と血圧が低いが、急激な低下じゃないので問題ないと。担当医は噂の群大医学部出身。幸い有 能な方ですヨ)→事務所(本業そそくさ30分)→「松竹試写室」(橋本愛他の『古都』。12月3日公開予定と。橋本の和服姿の余りの似合わなさと、「東 劇」のシネマ歌舞伎『ワンピース』の大看板にのけぞる。奥田瑛二の例によっての大物ぶった老大根イモ芝居にも。帰りに寄った東銀座駅のトイレには、ゴキブ リホイホイはあったがゴミ箱は影も形も無し。方々にゴミが散乱。恥を知れ銭ゲバ東京メトロ!)→「シネマヴェーラ渋谷」(15日に前半しか観られなかっ た、『スピオーネ』の後半を。女優は趣味ではないが、あからさまなボンテージ描写にはよだれ。加藤泰の数十倍のしつこさ。固定アングルセンスも抜群)→地 下鉄九段下駅前の「日高屋」(ビンビール,ウーロンハイ、冷酒他つまみ5種類で1900円。)→帰社。『リンドバーグ~』を開きながらうつらうつら。リン ドバーグの淡々とした事務処理能力は、建築家でナチスの軍需担当大臣だった(これまた有能で知られた)、シュペーアを連想させる。確か中公文庫版で読んだ のだ。大日本帝国中枢のように神がかりに陥らず、合理的に武器生産の陣頭指揮を取る姿が、正直に言ってカッコ良かった。

8月17日…この糞暑いのに母ちゃんが朝から、台車に重い水入り容器を積んで下仁田ネギ畑の水やりに。俺は例によって冷房の効いた部屋にこもり、副業に邁 進して手伝わない(年末の収穫期だけはさすがに)。怠慢な自らも含めて、昔は世間的にカッコ悪いような気もしたが、85歳の老人が生き甲斐にしてるのだか ら、周囲がとやかく言うべきものじゃないと最近は認識(単なる親不孝者)。ただ俺がトラクター他を運転出来ないので、近所の上の妹夫婦には種々迷惑を。下 の妹より広い畑を分配すべきだった。畑の広さと当人らの希望でそれが逆になってしまったのだ。

 『リンドバーグ第二次大戦日記(上)』(角川文庫)に着手。角川文庫の本文の紙質は敗戦直後のカストリ雑誌の並の。汗をかいた指でめくるとマジで裂けそ う。文藝春秋や新潮社、小学館のように安倍ネオナチ内閣に迎合するような提灯出版物を同社が出さないのは見識だが、伝統ある文庫の糞拭き紙だけは何とかし ろ。富士見のご大層な角川ビル群が泣くぜよ。

 ゴロツキ内閣がゴロツキを使ってゴロツキ以下の暴挙に、白昼堂々と及ぶ21世紀初頭の国辱風景。自らの問題として考えられない想像力を欠いた本土国民 (あらゆる分野でだが)、お飾りの司法&マスコミが公営暴力団の跋扈を支える。今日のユダヤ人や共産主義者、同性愛者の悲惨な姿は明日の自分と認識出来な い愚か者が、ここまで増える時代が来ようとはね。http://tanakaryusaku.jp/

8月16日…いくら出品しても全然入札されないのでうんざり、午後から「シネマテークたかさき」へ。『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』。この人のド キュメントはもっともな事を言ってるのに、新藤兼人の映画並に退屈な場合が多かった。が、本作は秀作でビックリ。重い問題を扱いながらもギャグの頻度、瞬 発力がグレイドアップ。終始笑い続けたが、高崎の客は俺以外はジッと黙って鑑賞。昔からだが、とても国定忠次の地元とは思えないお行儀の良さ。観客15 名。特におばさんたちの満足度が高いように見えた。エログロ場面を入れ忘れない点も偉い。続く『いしぶみ』には何も期待してなかったら、その通りの出来で 改めてため息。塚本晋也や是枝裕和に映画的ショックを求める程は、まだ俺もボケちゃいない。被爆者の1人が広島だけを特別視するなと発言してるのに、”絶 対的被害者ヒロシマ”の執着する姿勢は、特に観るに耐えなかった(編集でそこらうんとカットしたのだろう)。広島テレビ制作らしいが、安倍内閣広報局の NHK広島支局制作でも少しも驚かない水準。セットを解体して移動するスタッフを、敢えてさらす所にも演出者の分不相応な思い上がりが露呈。観客4名。高 校生は500円の特別料金。だが、是枝の小心なナルシズムを強制鑑賞させられるんじゃ、150円でも高い。

8月15日…毎年の事だが、盆暮れのヤフオクは悲惨の一言。画面が1日中固まってる感じ。当然、「古書かんたんむ」の”嫌記棚”も同様のはず。これで今月 の『MateL』11、9月上旬売りの朝比奈まことのコミックス、『おもらしきっず』が無かったら餓死こそせぬものの、「まさみ」や「日高屋」にも行けな くなった所。「まさみ」に1カ月以上行ってないせいか体調が悪い。

 この時期はいつもなぜか出勤。靖国”侵略戦争”神社が近いので街宣営業右翼がうるさい。沖縄県民には暴力振るいたい放題の裏金ゴロツキ機動隊が、ニコニ コしながら連中を庇護する浅ましい景色だらけ。ナチスの突撃隊とゲシュタポの関係。心でヘドを吐きながら神保町散策。街角の方々で、ゴロツキ機動隊員が同 右翼と反天連デモをいかにして襲撃するかの打ち合せを。25万の警察こそが日本最大のテロ&ヘイト集団である事の救えないコッケイサ。

8月12日…『ある婦人の肖像』(ヘンリー・ジェイムズ・岩波文庫)の(中)にかかる。マダム・マールが鮮やかな悪(俗物)の輝きを発し始めた。ただ今の 所の想像だが、これって展開が『鳩の翼』似てるようにも。でも面白い。強烈な麻薬的な魅力が。展開自体はすごく通俗的なのにね。人物描写の魅力か?

 15日の朝までに(下)も読み終えたが、この作家エンディングがいつも駄目(長編2冊読んだだけで良く言うが…)。それに自己主張の強いはずの主人公 が、愚かな選択をして以降は自己弁明に走り、どんどん保守化する下りの描写にはおやおや。特に義理の娘の素性が分かってからの主人公は、まったく魅力がな い。主人公がジッと耐える小説なんて面白くないよ。でもそこまでの道のりは面白いから、また読むに違いない。

 警職法が改悪された訳でもないのに、暴力的で違法ななノルマ強制職質に日常的に狂奔するゴロツキ集団だもの、(裏金地回りテロリスト集団の機動隊は)こ のくらいします。日本が法治国家だなどと妄信してる阿呆共の眼を覚醒させる効果はある。が、1800万どころか30歳で2000万とさえ言われる、公金を 用いた安倍政権の提灯放送局、NHK職員の年収共々腹立たしい(「日高屋」や「まさみ」以外でも外飲みしたい!)。田中龍作頑張れ! ついでに1度くらい はでっち上げ逮捕され、内側からのレポート頼むって、チャリンとしかカンパしてないのに調子こき過ぎでチョイ反省。http://tanakaryusaku.jp/

8月10日…昨日は西荻窪の「盛林堂」経由での出勤だった。”嫌記棚”の売り上げ、またもや1万円台割れで最低新記録を更新。「もっと少なかった額の出品 者もいますし…」と、小野店長に慰められる情けなさ。「古書かんたんむ」、ヤフオクも悲惨で3方塞がり。これじゃ”歩く「モンガ堂」”だよ。今月は幸い本 業が忙しいのが少々励みに。再び小野店長の発言の要約だが、インチキ古本屋ごっこは始めるのは簡単だが継続が難事と。でももう3カ月で「古書かんたんむ」 の”嫌記棚”も1周年。最近こくのある社長夫妻のお姿を全然見ないが、夜逃げって事はないよな。忠実なスタッフの手で営業は継続されてるし。

 夜、「神保町シアター」で太田雅子主演の『太陽が大好き』(監督・若杉光夫・’65日活)。こんな映画が存在すること自体を知らず(70年代初頭、旧 「文芸坐」での日活オールナイトでも上映された記憶なし)。めったに見物出来ない作品のせいか、約7割の入り(梶芽衣子ファンらしい若い女性もポツポ ツ)。何に対しても楽観的でアクティブな定時制女子高生役を(高度経済成長時代の典型的なキャラ)、太田が好演。対称的な東京帰りの過去ある美人年増女工 役を、何と芦川いづみ様が!(チュウチュウチュウ←狂喜の鳴き声)。楽しみどころ満載だが、脚本があんまりな出来(原作・森山啓 脚本・原源一)。そりゃ ねえだろうってなあんまりな終幕にはカック~ン。田舎の客はこれじゃ特に怒るよ。ワイズ出版の日活本によれば、本作は西村昭五郎監督の部落差別問題を扱っ た意欲的秀作、『帰ってきた狼』(山内賢主演)と同日封切りの記述。でもこれは何かの間違いではと。こんな陰気な社会派モノクロ作を2本立てで封切っ ちゃ、東映系に既に水を開けられてた日活系列館が反乱を起こすよ。裕次郎&小百合様の、大味なカラー大作の裏番組だと思うのだが…。帰りの総武線で、『あ る婦人の肖像(上)』(ヘンリー・ジェイムズ・岩波文庫)読了。

8月9日…妄想的な被害者意識は、あらゆる分野の芸術家にとって創造(想像)の母だ。総合芸術と言われる映画では複数の人間がパートごとに関与するので、 ストレートにはそれが表に出ない(良い意味でも悪い意味でも)。一番露骨なのはやはり小説。特に昨今はその濃度が高い小説が受けるようだ。常に自分は被害 者だと思い込んでる日本人が増えてる傾向に、正直に連動している(官憲は絶対に正しいと、内心思い込んでる奴隷根性国民が多いのだろう。でなければあれほ どの人々が国家犯罪たる死刑を支持しない。常に自分は殺される側であると妄信してるらしい国民性は、大いに笑えるし学問的な興味も抱かせる)。

 その一番駄目なタイプの作家が佐藤泰志と小谷野敦だと。小説家の格としては後者はグッとまだ落ちるが、一面的で平板な被害者感情の羅列にはゲップ(前者 は感傷の、後者は妄執のふりかけでカッコは付けてるが)。新刊が出れば9割は買う西村賢太にもその傾向は強い。だが中卒者の彼には、それに酔いかねない自 分を戯画化する精神的余裕がある。いい意味での通俗性(金銭的欲求)をも兼ね備えたね。その点、笙野頼子は天然系か。無意識に被害者意識をちぎっては投 げ、拾っては踏みつけて踊りまくってる感じが痛快(1人盆踊り)。

 笙野頼子の新刊は100%買い、発売1カ月以内で常に読み終えてる俺が、『未闘病記』(講談社)を読了したのは発売から2年後の今日。無論発売直後に手 に取ったが、珍しい事に同著は既に増刷に。売れないので有名な作家だからビックリ。初版本でないと古本市で売りずらいので、躊躇してたらあっという間に2 年。だから天才女性作家の同書中に、いがらしみきおの言葉が引用されてるのも知らなかった。非常に名誉な事で羨ましい(泉谷しげるの引用は、笙野頼子の女 を大分下げてるが…)。ようやく秋には新刊が出るらしいし、楽しみ。ド腐れ猫の話題を書いて不愉快にならないのは、内田百間以降は笙野頼子が初めて。

 山崎邦紀が”希望の星”? いくら何でもそこまで世の価値基準を引き下げては…。マジで自分も割合と幸せな人生を送って来たのかもと思え始め、凄~く怖い。元サラリーマン粘質編集者、タコ多田の野郎も何してんのかね。どうでもいいけどさ。
 

どうもども

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2016年 8月 8日(月)18時10分46秒
  塩 山さん、ちょうどいいところに来たので書き込んで行きます。先月、豆ちゃんとU-senさんが福島まで来たついでに仙台にも寄ってくれたので、いっしょに 牛タンを食べました。二人とも元気そうでした。私は61歳、豆ちゃんもアラフォーだそうですが、お互いあんまり変わりませんね。
山崎さん、そうは言っても、やはり私にとっても塩山さんにとっても多田さんにとっても、昔のエロ漫画業界出身の人にとって、山崎さんは「希望の星」という か「限界集落の星」でしょう。山崎さんが性懲りもなく浜野さんと衝突した話を聞くたびに曇天の隙間に青空を見つけたような気持になります。今年は売れ線し かやらない、と宣言した身には後ろ暗いものも感じますが、そろそろまた4人で飲みたいですね。多田さんさえ許せばですが。今度こそ「まさみ」で豪遊したい ものです。
 

下々の者へ(その1386)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2016年 7月19日(火)17時11分39秒
編集済
  8 月8日…誰かが書き込んでくれたら、それを契機に本欄の回数変更をしようと思ってるが、全然無いのでふんどしが日々長くなるばかり。どうにかしてくれ。に してもネオナチマザコン安倍総理夫人の小間使いが、すっかり板についた三宅洋平クン。結局、自分が目立てば何でもいいんだね。犬のチンにどんどん顔が似て 来た。一時とはいえこんなゴミに騙されてるようじゃ、池田大作や佐藤優の信者以下だと再び赤面、反省。

8月6日…「109シネマズ高崎」8の『シン・ゴジラ』、6時20分からの回の観客約20名(去年の『マッドマックス』と同じくらいか)。奴の実写じゃと 全然期待してなかったせいか、結構楽しめた。うるさいガキが居たので一喝したが、どうやら家族同伴の障害のある子らしく、後味が悪かった。映画が分かるレ ベルなら鑑賞態度も教え込むべきだから、注意それ自体は無論後悔してないが、理屈じゃない親の心情が分かる歳になってるから。外は高崎祭で生臭い発情青少 年の渦。しかし、映画館は余り関係無い模様。上信線、行きも帰りも朝の山手線並の大混雑。盆屋正月もこんなに混み合わない。

8月5日…講談社文芸文庫、「書泉グランデ」は「三省堂」に比べ遥かに在庫が少ないのに(わずかに棚の2段分)、何故か欲しい物はこちらの方が完備。高見 順、埴谷雄高、アンソロ本の3冊を買ったら合計5400円もして目眩がしたが。「古書かんたんむ」、今月に入ったら再び売れ行きが急降下、毎日文庫本が2 冊しか売れない。つまり棚代分のみ。故障したジェット・コースター並で、老人にはスリルがあり過ぎる。

 今日はどうしても専大村内、「たいよう軒」の冷やし中華が食べたかった。が、1時30分過ぎなのに満席(全席カウンター)。外で待つのもよりつらいの で、古本吊るしてトボトボと帰社。一応近所の中華で食べたが、最近多い高度経済成長時代の日本の土建屋風な鼻息の、中国人経営の店舗。味は悪くなかった が、コック、女店員も含めてギラギラしたムードにはグッタリ。人生捨てたような邦人老夫婦がやってる場末のラーメン屋で、インチキっぽい中華をつまみにビ ンビールを昼間から傾けたい(既に夢か?)。

8月4日…灼熱の神保町はすっかり夏枯れ状態(人影も薄い)。田村店頭も軒下コミガレも、先週の売れ残りがそのまんま(フーッ!)。夏休みは1週間前後コ ミガレも毎年連日開催だし、他店も地方上京客に備えて蓄積してるならいいけど。『映画芸術』の荒井晴彦、肺ガンの手術をしたらしい。新藤兼人亡き後のシナ リオ作家協会のドンを目指してた風だが、世の中思う通りには行かない。同誌は娘に世襲させるのかな?(ご勝手に) にしても『’15年鑑代表シナリオ集』 に、荒井関係脚本を2本も収録してるのには糞ドッチラケ(特に『さよなら歌舞伎町』なんてゴミの中のゴミだろうよ)。同書編集責任者の松下隆一はフェアな 人物で見る目もあるのに、姑息な全共闘世代の俗物的世渡りに、すっかり引きずり回されてる感じ。ヤンガーゼネレーションはもっと毅然としろと、小心な60 歳前後の内ゲバ世代は率直に思う。

 「シネマヴェーラ渋谷」に行く前に、「ハリスギャラリー」で”パロマンポルノポスター展”(無料)。ロマンポルノというより、”独立系ピンク映画パロパ ロポスター展”の方が相応しい内容。それでは分かりにくいという事でこうなったのだろう。浜野佐知風というか、旦々舎テイスト構図のポスターが壁にビッシ リ。楽しめたが図録は高すぎる。あんな小さい本なのに、巨大な脇のアングラ芝居ポスター集とほぼ同じ値段じゃ誰も買わない(5000円近くするし)。過去 の展示ポスターを数枚買い、常によりすぐりな入口の各種チラシももらってヴェーラへ。

8月3日…高齢だから仕方ないが、山中恒が新刊を出してくれない(ある意味”出し時”と思うが)。寂しい思いをしているが、昨今の早川タダノリの活躍はそ の点頼もしい限り。最新刊『「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜』(青弓社)も早速購入(「三省堂」4階に面出し。同書、帯は最初から無 いの?)。シニカルなユーモアが絶好調。山中恒のユーモアも定評あるが、早川のそれはより陰に籠った感じが魅力。物書きでも政治家でも、低能で幼児的な奴 ほど笑いを理解出来ない(東條英機や安倍晋三の事だが)。同版元、一時は古本関係書籍を多数刊行、良く「日本特価書籍」に平積みされていたが(地に赤マ ジックの化粧して)、戦時下の各種ビジュアル本を出すようになってたのね。彩流社ももう連合赤軍物は出してないし、中小版元のしのぎ方は大変だな。

 FCの加藤泰特集、昨夜のヘンテコカラー大作『紅顔の密使』(’59東映)にも、バッチリ緊縛場面が登場(毛利菊枝までは縛って欲しくなかったが…)。 今夜の『朝霧街道』は果たして? や…やっぱりあった。やくざの亭主がケンカに行くのを腹に子を宿した女房(北沢典子)が止めようとすると、いきなり手足 を縄でしばられて転がされる。亭主、口では盛んに謝ってるが、悪いのはあんたじゃない。脚本(鈴木兵吾)と演出家(加藤泰)の責任。犯歴から推測するに、 脚本にはなかったのに監督が付け加えた可能性大。ケンカ終了後に戻ると当然ながらかみさんは放置プレイ。垂れ流しだったのだろうな。何て可哀想な北沢典 子!(それを想像しておかずにした男も、『奇譚クラブ』読者を中心にさぞや多かったろう)

8月2日…凄いのかお笑いなのか本質は理解出来かねるが、ある種の境地は極めつつあるのだろう。後に続く老人仲間としては、その瀬戸際人生振りを少し参考 にすべき…なのか? 前作、やはり会社にも評価されたらしい。いつもはこんなに早くは、新作に着手出来なかった記憶あるし。浜野佐知監督は相変わらずピン クを? 別に観たいとは思わないが。

”私事になるが、明日から3日間撮影する拙作ピンクは「対物恋愛」がテーマで、仮題のサブタイトルが「ヒトではない方角へ」。生命なき物体に恋する女性た ちが登場する。果たしてピンク映画として成立するのかどうか、わたしもまた瀬戸際に来ているようだ”(山崎邦紀監督ツイッターより)

 ただ”私事”って、あれでそれ以外のたわ言を並べてる奴なんておるの? そういや昨夜WOWOWで、中国の検閲体制と果敢に闘う女流監督のドキュメント を観た。番組は一丁前に民主主義国家側の視点で独裁国家中国を婉局的に批判。海外(アジア限定)に行くと偉そうな顔してんだな,自粛忖度放送の王様のたる WOWOWごときが。浜野佐知のピンク映画ドキュメントじゃ、たかが乳首に厚顔にもぼかし入れてた腰抜け共が。お前らに中国を批判する権利は無いな。職員 平均年収1800万のNHK同様に。

8月1日…飯田橋駅で電車を降りる際は,「ホームと電車の間が大きく開いてますので…」との注意アナウンスが必ず流れる。でなくとも既におぼつかない我が 両脚(南陀楼綾繁ほどではないが…)。今日も無事に降車してふと隣を見れば、グラマラスなお姉様のたわわな巨乳が駅ホーム並にパックリブルルン。色の白さ が神々しく拝みたくなるような極美おっぱい。15分くらいじっと鑑賞してたかったが、きついパンチをくらいそうなので(それはそれで楽しそうだ)、泣く泣 く肥満漫画家の若宮参太が顔を出すはずの事務所へ向かう。奴も一応は巨乳なんだろうな…(オエーッ!)。

 極貧人の嗅覚恐るべし。8850円とまあまあの7月下半期の売り上げを「古書かんたんむ」で頂き、「神保町シアター」付近をうろついてると、小汚ない トートバックを貧弱な肩に吊した、栄養失調の野良犬(血統書付き雑種)みたいな年増女が向こうから。ウチの娘だけにはああはなって欲しくないと、参考のた めの上目線を投げ掛ければ、『名画座かんぺ』配布中ののむみち。まだ今日は一食も食べてない光線を、全身から発してる。仕方なく「上島コーヒー」に連れ込 み、「何もしないって言ったじゃない!」じゃなかった、「古書往来座」の繁盛記他の無駄話(1番安いサンドイッチを恩着せがましく奢る)。これから「シネ マヴェーラ渋谷」行きと。同館、最近あんまり先の特集のチラシまで配布してるので、今何を上映してるのか分からない。

7月29日…『映画横丁』というミニコミは1号目を買ったがもの凄く退屈で(主筆の姉チャンの文章がどうにもならない)、2度と買うつもりは無かった。 が、3号目にのむみちが登場。仕方なく「三省堂」で彼女のファンの愚妻の東京みやげに1冊。ついでにざっと見たが『キネマ旬報』に負けない退屈さ。どうで もいいがな。

7月28日…「古書かんたんむ」の”嫌記棚”、珍しく昨日までに38冊も売れた。7月下半期は上手く行けば1万円前後の利益が出る可能性。幼児の小遣いが小学生のそれに出世した感じ。天気は決して良くなかったのに何故?(ヤフオク方面は最低売り上げ記録更新必至)

 岩井賢太郎現富岡市長は自民党の県議時代、自らの経営する福祉施設の補助金汚職問題で満天下に恥をさらした(例によって、裏金インポ前橋地検にドリル小 渕優子同様に手厚く救済された)。ただ元市長今井清二郎の糞野郎と違い、気違い防災無線の夜9時の馬鹿げた放送を中止してくれたので、実は思想信条を越え て俺は内心感謝を(裏切り者と呼んでネ)。ただ富岡製糸場を巡る昨今の対応は完全に血迷っている。入場料金を倍の1000円にしたり、繭置き場ごときを別 料金200円を強奪して見物させようとしたり。遂には製糸場を巡る映画を7000万かけて製作すると発表(ほら吹き映画屋のえじき)。やっぱり公明党と組 むと誰もがイカれるのか? 富岡市が群馬の夕張市になろうが、土建屋兼福祉屋が今儲かれば知ったこっちゃないか? 池田大作を拝んでも、ばらまきで破綻し た財政は再建出来ないだろうに。今の中央の自民党と同様、かつての穏便な保守主義には既に戻れないのかも。カルト恐るべし。

 今月はする月じゃないんだが、明日の日本を象徴する沖縄取材で交通費がかかったらしいから(裏金ゴロツキテロ集団警視庁機動隊の数々の蛮行を告発)、チャリンとカンパしてあげるか。http://tanakaryusaku.jp/

7月27日…「シネマテークたかさき」、夜7時30分からの『葛城事件』(脚本監督・赤堀雅秋)、平日の最終回だと言うのに17人と大入り。23日の公開 時からなのか、相模原での事件を受けてなのかは不明。出来は並の下で、決して退屈はしない水準(120分だが、40分は楽に切れる)。死刑肯定論者にも否 定論者も入場券を買って欲しいので、表面上は両論に配慮してるように見せ掛けながら、三浦友和と馬鹿息子のゲスな台詞と演技に監督の本音を託し(「人殺し は全員ブッ殺せ!」だろ?)、死刑廃止論者の田中麗奈を揶揄し不必要にいたぶる趣向。その姑息さが結果的にに映画の水準をグッと落としている。これじゃチ ンケで馬鹿なゲシュタポが、予定通り聡明なパルチザンに敗北する3流ナチス物戦争映画。名作、『死刑執行人もまた死す』に登場するゲシュタポの1人1人 が、いかにファッショナブルで屈強、しかも頭が働いたか思い出すまでもない(本作の馬鹿監督はまず観てないだろうが)。華奢な女性1人に死刑廃止論者を象 徴させた段階で、本作は既に終わっている。まあNHKの選挙報道レベルには達してるが…。それが被害者意識だけに満ちた、昨今の日本人に受けている可能性 はある(屈強な官憲には愛想笑いで、弱者のみを狙い撃つ”1億総在特会化現象”)。本レベルの人間が脚本も監督も兼ねるなんて、悪い冗談だが邦画の今を象 徴。

 帰りの上信線で開いてた『日刊ゲンダイ』に、神奈川県警が例の事件の被害者名を発表しないとの報。”全員”なのが絶対におかしい。彼等は犯人の動向を熟 知してたのだし、より深刻な不祥事を隠蔽するのが第一目的だろう。官憲が問われもしないのに”人権”などどほざいたら、まず日本以外のマスコミ関係者は疑 うが、自らの年収1800万確保が第一のNHK以下の”神国の税金寄生自称大マスコミ”は、「ごもっとも!」と愛想笑いするだけなのだ。やっぱり日本が最 高だ!(ゴキブリ公金泥棒共にとっちゃな。ゲラゲラゲラ)

 「シネマテークたかさき」、かつては反原発集会やその種の映画のチラシも多数ラックにあったのに、最近はサッパリ。代わりに自衛官募集のパンフが「バー ン!」。全共闘崩れの団塊公務員共が血反吐を垂れ流しながら作ったミニシアターも、次世代の行政との安易な癒着の元で、数ある天下り機関と化しつつある可 能性が高い。群馬県らしくもあるが。

7月26日…近所の目白通り沿いにある酒屋、「S山」の店主は常に舗道を行く通行人を”監視”してるようで怖い。奥さんらしきおばさんも、視線が御主人ら しき人に似ている。古本屋同様に万引きは困るから、入店した客に用心するのは分かる。が、地所の外を歩いてるだけなんだし、もっと温かな視線で見守れない ものか。最近は怖いので視線をそらして前を通る日も。しかし単なる通行人の俺が、何でこんな思いをとの素朴な疑問も。数少ない個人商店だし頑張っては欲し いが、射るようなその視線が…。

7月25日…その存在さえ知らなかった、「神保町シアター」での『その人は遠く』(監督・堀池清・’63日活)。繊細で年上の魅力のねずみ様が画面映えす る(撮影・姫田真佐久)、予想外の秀作だった。調べたら石原裕次郎の『太平洋ひとりぼっち』裏番組。モノクロでかなりの低予算作品だが、世相が復活を促し た感じの1作。1番後の6~7人の字幕に藤竜也の名前。台詞なんかもちろん無く(何か叫んでたような気もするが)、眼を凝らしてないと瞬時の出演も確認出 来ない。約5部の入り。最近、各名画座のチラシのデザインが冴えないな。

7月23日…土曜日の外出しない日は、愛読する『日刊ゲンダイ』を近所のセブンから愚妻が車で買って来る(夜の8時過ぎでないと入らない)。しかし今日の 1面はヘンテコ。盗人舛添と鳥越俊太郎を一緒くたに。「?」良く見れば『夕刊フジ』。女房もかなりボケた。買い直して来ようかと言うが、明日は高崎に出 る。コンコース沿いの「NEW DAYS」、1店舗だけ前日のフジとゲンダイ扱ってる所あるからと止める。実際翌日にそこで購入。従業員も良く仕付けられてて、レジで必ず「昨日の分です が…」とも念を押される。「ありがとう。それでいんですよ」「失礼しました」

7月22日…年寄りはせっかちだから、9月頭発売の朝比奈まことのコミックス『おもらしきっず』(メディアックス)にはとっくに着手。だが今朝、カバーの 画像データの解像度を下げようと、普段編集作業に使ってる前世紀の据え置き型MacにCDを入れたが、挿入自体を既に読み込まない。前は受け入れ表示まで は一応出た(開けないにしても)。ノートパソコンの方は読み込むが、コレってソフト不足で調整が出来ない。いいや、CDごとデザイナーに送りゃいんだし。 こういう骨董マックを再び元気にする、バイアグラみたいな機能を持つソフトはないの? ねえよなって言うか、そんなの流通させたら新機種が売れねえもの な。

 愚妻の話じゃ、今日は俺が5年前の2011年、くも膜下出血になった記念すべき日と。当人は案外そこまで覚えてない。ただ当夜はFCで、『人間魚雷回 天』(監督・松林宗恵・’55新東宝)を観たはずだ。帰りにセブンで買ったサンドイッチだかおにぎりを、自宅や愚妻の車、富岡総合病院の植え込み、待合室 他でゲロゲロ吐き散らした。次の時は恥ずかしがらずに、最初から救急車で運んでもらおう。翌日、富岡総合病院から高崎総合医療センターへ手術のために移送 される際は、富岡消防署の物と思われる救急車だった。静かに裏通りを行ったせいか凄く揺れた記憶が。

 東京も沖縄もひどい事態に。今更大マスコミの不甲斐なさに怒る気にもなれない。が、産経や読売以下の純粋御用メディアはともかく、職員年収平均1800 万ももらいながら、ネオナチ安倍内閣の腐爛肛門を舌をドリル状にして舐め続ける、自称”公共放送”NHKの罪は万死に値するな。以前は一応取材をしながら 放送しなかった。最近は取材自体を放棄してる堕落振り。ネオナチ政権が永久に続くと確信を(つまり日本に民主主義は不要だとも)。いや、ここまで恥を忘れ て安倍の走狗と化しては(今後のブルジョワ生活を維持するには)、読売や産経とトリオを組み日本会議の小間使共を死守するしかないと、確信するに至ったの だろう。天皇の護憲発言をシカト、安倍の寝言&映像優先させた時から、既に彼等はルビコン河は渡っているのだ。薄給で命を賭けて闘ってる中国やロシアのマ スコミ人と、この連中を同一職業に区分けしたら笑われるな。

 「古書かんたんむ」エレベーター前で、元右文書院の青ちゃんにバッタリ。今日は休みで神保町散策と。「さっき『映画論叢』の丹野さんにも会いましたよ」 先月末の南陀楼綾繁と藤木TDCとの、「まさみ」での宴会の話に。ちとうらやましそう。4人がけテーブルだったのだし、青ちゃんも呼ぶべきだったと浅く反 省。早くまた誰かのオモロい単行本を出して下され。西荻窪の「盛林堂」がどうもこの頃独走しすぎてる。

 夜、FCで久々に『沓掛時次郎 遊侠一匹』。清川虹子夫婦が営むボロ宿が、高崎に設定されてたなんて全然記憶に無し。帰ろうとすると、通路を引退したエ ロ漫画で今はマーケットで働く鬼姫が歩いて来る。奴が時代劇映画ファンだったとはね。声を掛けようと良く見ると、「古書かんたんむ」でその本が糞売れない ので有名な、中原昌也。確かにファッションは鬼姫より遥かにマシ。挨拶しないで良かった。鬼姫君には今でも世話になっている。映画、良く出来てるが緊縛場 面が無いのが寂しい。

7月21日…日本最大の無法裏金テロ集団、警視庁機動隊が派遣先の沖縄で白昼公然と行っている暴力団以下のハレンチ犯罪行為。http://tanakaryusaku.jp/

 夜、「早稲田松竹」で『デス・プルーフinグランドハウス』(112分)&『ヘイトフル・エイト』(168分)。前者22分、後者78分長いが退屈はせ ず。一時はチラシに”タランティーノが…”、あるいは”スタイリッシュな映像が…”とあるとロクな映画じゃなかったが(それで遠ざかった)、本家は尺以外 はまあまあなのね。でも、ブラッド・ピットが出たナチ物は退屈だった。6時に開始で終了は11時。入りは4割弱か。

7月20日…午後、「神保町シアター」の芦川いづみスタンプラリーで、窓口で3個目の印を押してもらう。12本制覇で招待券1枚、更に達成者の中から抽選 で10名に、芦川ねづみ様直筆サイン入りプロマイドプレゼントと。せいぜい米蔵の床下で努力せねば。チュウチュウチュウ。

 訳が分からない。たとえ『週刊文春』の記事がすべて事実だったとしても、女性は当時20歳の女子大生で、女子中学生でも女子高生でもない。男女が1つ部 屋で2人になれば、どういう事が起きるか位は承知してる年齢だ(知的障害があれば別)。しかも未遂。どこが”淫行”なのか? これじゃ男の99%は犯罪者 だ。しかも10数年後の今頃にタイミング良く夫婦揃ってって…どういう神経の人間なのか理解不能(いかなる生活者なのかの詳しい解明が待たれる)。俺が夫 なら『週刊文春』の事前取材を察知した官邸が、躊躇する夫婦に使者を派遣、「ここで勇気を持って嘘でも何でもいいから告白してくれれば…」と、最低現金5 000万(官房機密費ゆえ領収書&税金不要)を目の前に積まない限り、かく馬鹿げた対応はしない。そんだけあれば離婚しても困らないし。その前に鳥越君に も「穏便にするには…」と一声掛けるのが礼儀だが、競争相手が官房機密費だとすれば無駄な真似はしないか。

 理解不能な地雷夫婦のお陰で、裏で安倍マザコンネオナチ総理とマンコとキンタマをこっそりさすり合ってる(産經新聞並の上品な比喩でしょ?)、小池百合 子ごとき鼻ぺちゃ尻軽女が当選しちゃうのは情けない。前半の非積極的な選挙運動に、既に身内からも非難が寄せられてる上にコレ。後10日、このままおめお め投票日を迎えては、宇都宮&古賀が可哀想すぎると、終始鳥越派だった俺でさえ思う。座して死を待つより逆襲に転じるべし。「だから宇都宮さんで行けばよ かったのよ。鳥越さん、俺が出れば絶対に当選するみたいな、傲慢なトコあったよ」2枚目やインテリ嫌いの愚妻にとり(俺のみ特例)、既に鳥越君は過去形。 三宅某に続く人物鑑識眼不足を露呈した夫だ。しかしそれで安倍ネオナチ総理ののレニ・リーフェンシュテールこと、無節操原発推進鼻ぺちゃ女を都知事にして いいの? そういう理屈でなく、感覚で投票する人々を取り戻すためのプロパガンダが絶対に必要だ。このままでは原発も憲法も沖縄もネオナチカルト集団の思 うがまま。

7月19日…祭日があった週なので、今週はコミガレが連日開催になる模様。ただ先週末ほどはいい物は出ていない。7月前半の「古書かんたんむ」の”嫌記 棚”、純益3250円。棚代6000円払ってこれじゃ、普通の神経の人は馬鹿らしくて撤退しちゃうだろう。俺は普通じゃないだけでなく、老いた愚か者なの だろう。赤字にならないうちはもう少しと(未練な奴)。事務所の立地条件を生かして、あんだけしょっちゅう補充に行っててコレ。本稼業に基本的に向いてな いのだな。夜、FC で『丹下差膳』(監督・加藤泰・’62東映)。必然制の無いのに、久保菜穂子がバッチリ後ろ手に縛られていた。和服美女の趣味の緊縛場面が無いと、加藤泰 の映画は観た気がしない(本作も『奇譚クラブ』で紹介されたかも)。とはいえ蓮實重彦や小姓の山根貞男ほどは、俺はこの人を高く買わないが。

7月18日…激しい売り上げ落ち込みの中、めげずにけなげに出品作業。間に「嫌われ者の記」第247回も。結局、3日連続で映画を観ない珍しい週末に。” サイレント蚊”と命名してるが、今年は音を立てずに蝶のように刺す蚊が跋扈、悩みの種に。ボリボリボリ。コスミックの格安DVDで『意志の勝利』を初めて 通して鑑賞。我が大日本帝国の友邦、ナチスのヒトラー総統は安倍と同じ事を言ってるな。リーフェンシュテール監督、『民族の祭典』だけならまだ弁明も可能 だが、これを撮ってちゃ駄目でしょう。演説台で私的会話をする際の、総統やゲッペルス他が浮かべる笑顔が凄く下品で、彼等の真実を図らずも露呈。あと画面 がたるむのは、主に軍馬他の動物が登場する場合。動物諸君は別に総統のプロパガンダに心酔してはいない。レニ監督も編集テクを発揮しようがなかったのだと 推測。

7月15日…天皇明仁の退位発言は、極右改憲派安倍内閣への自らの思想信条に基づく牽制だろう(時期的に見て)。左右を問わずにそれを歓迎する向きも。確 かに現天皇は、マザコンネオナチ体質で憲兵政治復活を目論む安倍よりは余程まともだろう。しかし、武装した占領軍のマッカーサー将軍や、リベラルとはいえ 所詮は”王様一族”の力を借りねば、授けられた民主主義さえ守れない同胞は本当に情けない。最近、岩波文庫から出た峠三吉の詩集を再読。破れたもんぺから 糞尿にまみれた尻をさらしたまま、死体が路上に放置されていた少女は、一体何のために死んだのかと上信電車の中で頬が震えた。過去に学ばず怒りさえ忘れた 低能国民は、また300万人くらい死なないと駄目なのか? 自国民はあるいは自業自得だとしても、とばっちりを受ける周辺諸国の人々はたまらいな。物理的 に日本を攻めた過去など、元寇をのぞけば1度も無いのだし。
 

「肉の漂流」

 投稿者:ダーティ・松本  投稿日:2016年 7月17日(日)13時40分57秒
  有り難いことにダウンロードサイト販売 そこそこ売れているので
印税生活……というほどじゃないものの
たま~~の回転寿司代くらいには。。

DMMサイトでも「肉の漂流」発売開始です。
http://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_097949/?i3_ref=search&i3_ord=2

DLサイトからは以下です
http://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ180865.html
ぽちりとどうぞ♪

http://www.rx.sakura.ne.jp/~dirty

 

ありがとうございます

 投稿者:通りすがり  投稿日:2016年 7月17日(日)10時50分13秒
  太陽を盗んだ男の批評、遅ればせながらありがとうございます。
ところで参院選ですが、「支持政党なし」が小ざかしい党名で1議席くらい
まちがって取ると思ったんですが、無当選でしたね。
有権者は見透かしてるってことでしょうか?
 

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