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 投稿者:はい  投稿日:2017年 1月21日(土)12時49分3秒
  塩山さんの文章で、「づらい」とすべきところを「ずらい」と書いていることがしばしばあって気になります。  
 

どうもども。

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2017年 1月21日(土)11時40分2秒
  塩 山さん「Mate」、ありがとうございます。正月早々、アシスタントにカゼをうつされてダウンしてました。毎年、年頭は不吉な予感がしますが、今年はいよ いよ当たるかもです。それでもお互いなんとかまだ業界で生きてるんで、運がいい方ですね。多田さんもツイッターやってたんですか。多田さんのツイッターっ てどんな人がフォローしてたんですかね。とにかくまた「まさみ」で飲みましょう。今年もよろしくお願いします。  

下々の者へ(その1396)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2017年 1月16日(月)17時56分47秒
編集済
  1 月31日…待望の『冤罪File』第27号を「くまざわ書店」で。相変わらず中世以前並と世界が呆れる(日本スゴい!)、日本の腐った司法制度の実態を暴 いて余す所が無い(推定有罪が基本ベースで、検察が無能な場合はヒラメ判事が推認で有罪にしてくれる)。が、気違い判決を下しながら平気で優雅な老後を 送っている、元裁判官共を直撃する連載が今回は無さそうで寂しい。次号は是非巻頭カラーで頼むよ。司法に寄生する詐欺師どもの厚顔な腐乱面はカラーでこそ 見たい。

1月30日…久々に2段組の本を。『劇書ノート』(古川緑波・筑摩書房)だ。少々疲れるが小文字が苦にならない面白さ。芝居に詳しい人が読めば更に痛快な のだろう(歌舞伎のかの字も知らぬ俺)。最近超節約路線が痛々し過ぎる、ちくま文庫に入れればいいのに。もう飽きたよ獅子文六の類いも。同文庫、最近はた たずまいが双葉社文庫並に。幻灯舍アウトロー文庫にはとっくに抜かれてるようだし。いや。下手すると双葉文庫にも?

1月29日…最近、富岡市の気違い防災無線が日に2回も臨時放送中。昼前と夕方、白痴っぽいド腐れ女の声で乾燥中だから火災に注意しろと。要らぬ世話だ。 この時期、甘楽富岡地方が乾燥するのは何百年(何千年?)も前から。小役人ども(月給は大)に説教喰らう前から住民は充分に用心している。市役所に抗議電 話をすると、富岡消防署に責任転嫁。消防署に電話すると今度は市役所に聞いてくれと。ここにも小さな天皇制が脈々と息づいている。特に消防署のウエハラな る電話に出た職員は無礼千万な奴で、嘲笑いながらの舐めた対応。こんなチンピラ共が、ここらの平均納税者の倍以上の年収、つまり500万前後をもらってい るのだ。うすら馬鹿が住民を小馬鹿にしたくなる待遇では確かにある。

1月27日…昼頃、田村店頭の全集類の上で100円玉を1枚拾う。今日こそ断固ガメようと思ったが(「漫画屋無駄話」参照)、昨日のラーメン屋よりよっぽ ど普段世話になってる店だ。正直に届け出る。「八木書店」や「澤口書店」、あるいは「矢口書店」なら黙っていただいてたと強がる、白髪初老の単にいい人。

1月26日…「シネマヴェーラ渋谷」で『花嫁会議』(監督・青柳信雄・’56東宝)。面白い。ハリウッドあたりに元ネタがありそうだが、妙に凝ったり考え ない演出、撮影なので気楽に楽しめる。ただこの監督の作品は常にそうだが、気の毒なほどの低予算。セットも貧弱で今にも倒れそうだし、他社と比べ奥行きも エキストラの数も圧倒的なはずの、越路吹雪が歌うクラブシーンでさえ四畳半ムード(まるで大映作品)。こういう低予算B級&C級映画群、東宝は社風からし て温存してるはずだ(戦争中の戦意高揚映画のプリントも、他社は燃やしたが同社は穴掘って埋め後に公開して大儲け)。今後もポツリポツリと上映して欲し い。本来は「フィルムセンター」の仕事だが、例によって長期休暇のようだし。職員の給料も日給制にすりゃもう少し働くだろうに。

1月25日…久々に『映画秘宝』を。更なる視力の低下か、また文字が小さくなったように感じる。内容は昔通りだったが、最近同誌はネット上で売れなくなっ た。以前は『キネマ旬報』『シナリオ』『映画芸術』『映画評論』『映画批評』と並び500円前後で確実にはけたが…。前記5誌と違いシナリオが掲載されて ないせいかも。その証拠に『映画芸術』も、シナリオが掲載されなくなった荒井晴彦版は、小川徹時代と比べてグッと売れ行きが落ちる。同様な事情で最近の 『キネマ旬報』も無価値。田村店頭の持ち去り自由コーナーに、たまに積んであるが80年代以降の物は全然減らない(その頃から著作権上の問題で、簡単にシ ナリオが掲載されなくなった模様。特に洋画は)。発行部数が少ないためか、『映画論叢』が最近は人気。

1月24日…最近”会員制サパークラブ”「まさみ」に行ってない。行きたいのだが、映画1本観ると9時30分頃になっちゃうし(10時頃に営業終了。9時 15分前後には入店してないと、落ち着いて飲めない)。「神保町シアター」だと楽に間に合うが、ロクなプログラム組んでないからすっかりご無沙汰。次の企 画は少し期待出来そうだが…。

 昨夜は「丸の内東映」地下で『この世界の片隅に』。並の下。時流に合致した日本の特産品、被害者意識100%の原爆物ルーティーン反戦(?)アニメ。作 る方も観る方もこのパターンに良く飽きない。アジアの大日本帝国に蹂躙された国々では、原発投下を「ざまみろ!天罰だ!!」と感じた人々も居たのだ。そう いう複眼的歴史観は皆無。”原爆物”は北朝鮮拉致問題と並ぶ、日本人が足を組み胸を張り被害者意識に泥酔出来る地上の天国(思想信条を超えた絶対的安全地 帯)。

 『君の名は。』は痴呆度が高過ぎるが、本作の潜在的反動性は自覚的なだけに罪深い。無邪気なのんの声は、製作陣の姑息な思惑の見事な毒消しに(この商売 上手!)。戦争を”天災史観”でしか語れぬ映画にゃもううんざり。真面目に語るほどの水準の作物ではない。しかもこの絶対的安全地帯も、福島以降も原発を 再稼働させてる能天気さに足元から崩壊しつつある(「ニッポジンワッカリマセ~ン!タイワジンワッカリマ~ス!」)。だが、NHK以下の「日本スゴイ!」 のナチス式プロパガンダで、6割もの人々が洗脳され現状に満足してるらしいから、まあ確かにスゴイ国だよ。

1月23日…この歳になるまで、”づらい”でも”ずらい”でもいいと思ってたのだから救い難い。光文社新書は全然校正してないとか、偉そうな口は利けな い。がさつ老人なりの水準で今後は注意を。さっき久々に手紙を。絶対的アナログ人間である”入谷コピー文庫”の堀内恭編集長に、送ってもらった最新刊『公 衆電話 テレフォンカード』の感想を。さあこれで同書も心おきなく叩き売れる。ただ昔ほど売れない。値下げするのは悔しいしな。

 小林信彦ほどではないが、結構面白い『文庫本宝船』(坪内祐三・本の雑誌社)。昨日から300Pほど片付ける。ただこういう表現はどうか? ”日本人は 世界でも有数の本好き本屋好きであるが…”(281P)。本の部分を祭、猫、テレビ、麻雀、宴会…何にでも置き換え可能。つまり何ら客観的データに基づい た文章ではない。役者やタレント本の枕に良く出てくる表現だが、坪内クラスまでが用いるとドッチラケ。他が充実してるから目立つのかも知れないが…。

1月20日…昔のように一気には書かず(書けず)、この4~5日は20~30行前後毎朝「嫌われ者の記」を。気付けば250回目。12回で割ると約21 年。隔月の6回だと42年にも。実質はその間の30年くらいか? いずれにしても人間の一生ははかない。若いうちはこれがピンと来ないのだが。懲りずに 「フィルムセンター」へ。

 アニメファンは映画ファンではないとの俗論を、本当に信じたくなった夜のFC。『ケータイ捜査官』他計3本の上映だったが、1本終わるごとに客がゾロゾ ロ帰る。押井守の実写物の退屈さは半端じゃないから、気持ちは分からないではない。が、入る際も途中退場の際も集団なのだ。ここらが本当~に気色悪い。映 画館で映像を体験するのはあくまで1人。面白さや退屈さへの反応や忍耐力も個人的なもの。そういう自らの内面を見つめる事なく、他人の後ろにくっついてっ て楽しいのか? 馬鹿は生きる際も死ぬ際も群れている。

1月19日…ガラガラの「フィルムセンター」で『立喰師列伝』。沈み切った場内に散発的な笑いがご~くたまに。いずれも一切の雷同が無い所を見ると、ほと んどが写真登場人物の関係者ないし御当人と推測される。しかし押井守の実写版に資金提供する人物や会社が、その都度現われるのが凄い。彼のカリスマ性とい うより、実写で金をドブに捨てても、アニメでそれ以上に儲かるという単純な商売上の思惑とはいえ。『紅い眼鏡』の祭に目立った、途中退場する客は居なかっ た模様。

1月18日…今夜は「早稲田松竹」へ。早めに終わるから、「秀永」でワンタン麺くらいは食べられそう。実は広東麺にしたのだが、残り少ない『アイドル女優 に乾杯!』を開こうとしたら無い。映画館に落としたのだろう。約25分後に目白通りの信号を再び渡り、同館入口に向かう。ふっと下を見ると、信号手前の舗 道に文庫本が1冊。無論、カバーの無い我が『アイドル~』だ。迷子になった子供と3年振りで再会した思いで、東西線であっという間に読了。今や路上の文庫 本は、シケモク以下の価値しかないのだとの感慨を抱きながら。

1月17日…終日自宅仕事。夜、「シネマテークたかさき」に『五日物語 3つの王国と3人の女』見物に行ったら、館内工事とかで臨時休業。良く見ればチラ シにも明記。失敗したが元旦も休んだばかりだから、そこまで注意が行き届かず。帰りの上信線では『アイドル女優に乾杯!』(小林信彦・文春文庫)を開いて たので、腹も立たない。全小説類は岡林信康のコンサートに行ったら、昔の反戦フォーク代わりにエンヤトットを終始聞かされるような水準だが、この種の雑文 は本当に面白い。9割方は「神田コーヒー」の『週刊文春』で読んでるが、充分に再読に耐える。『さよなら渓谷』や『風立ちぬ』を俺は著者のように高く評価 しない。が、言ってる事は良く分かる。もひとつ。コバノブって余り賞に縁がないせいか、世渡り上手な若手のお世辞に滅法弱いね。

1月16日…いつまで待っても「東京堂書店」にサイン本が並ばないので、結局「三省堂」で買った『ひょうすべの国』(笙野頼子・河出書房新社)を今朝か ら。相変わらずの面白さ(特に前説が笑わせる)。彼女に比べりゃ小林信彦や小谷野敦の”自称小説”は、60年代の中学校文芸部のガリ版刷り機関誌レベル。 危ない現場にヘッピリ腰で常に行ってみる真面目さも、今時の作家では貴重だ。旦那以外にとっては下げマン醜女として知られる、安倍ネオナチ総理の”愚妻” ソックリの馬鹿女が登場、大いに笑わせる。頼子ガンバレ!(ロリコン産業従事者)

 いトうの来月末売りのスカコミックス、『排泄姫』(メディアックス)の雑用の間を縫い「古書かんたんむ」へ。今月前半の売り上げ8050円(棚代を引いて)。昨今の冷え込みを考慮すると、文句は言えないのかも(俺や「モンガ堂」基準では)。

 夜は「早稲田松竹」か「新文芸坐」で一瞬迷う。ボケた証拠。前者(『パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト』)は金曜日までで、後者(『喜劇命のお値 段』)は今日のみなのだから考える余地はない。有楽町線は東西線に比べて混雑するので苦手だが。『喜劇~』、やっぱりもう観ていた。フランキー堺がニセ医 者に、岡田茉莉子がニセオシになる作品。当然テレビじゃ放映されないし、「神保町シアター」あたりでかな? 71年にはまだ”オシ”との言葉が公に通用し たのだ。有名な松山容子主演の、”めくらのお市シリーズ”も松竹だったな。後味のいい佳作(監督・前田陽一)。萩原建一も好演。彼の恋人役の看護婦、名前 は思い出せないがセクシーでいて感じよかった。まともなプリントで三たび見物したい。
 

新人鬼畜漫画家常時募集中

 投稿者:ななし  投稿日:2017年 1月 8日(日)05時14分39秒
編集済
  えっと・・・おはようございます・・・
お電話かける勇気が無いのですが・・・・・
応募要綱などはあるのでしょうか?



>新人鬼畜漫画家常時募集中について
ありがとうございました。
 

「ダーティ・松本の白雪姫  本日 ダウンロード発売開始」

 投稿者:ダーティ・松本  投稿日:2017年 1月 6日(金)17時52分6秒
編集済
  追記
この欄で正しい話をしてやったのに恍惚老人には修正能力がゼロなので同じ話をくどくどと……嫌だねぇボケた年寄りは…。。。 それにしても「久保書店コンプレックス」はいったいどこからくるのか?
もはや同業者の中から「シオヤマ」って名前もほとんど出ることもないが昨年末の飲み会で珍しく出たのでここで少しだけ レポート。
「そういえばシオヤマってどうしてんの?」「さぁ?」「悪そうに見えて意外にいい人っているけど、あの男は悪そうに見えて間違いなく悪い男だから」全員爆 笑で「同意{♪}」 「あの男の久保書店コンプレックスっていったい?」「単に『下請け』のひがみなんじゃ?」「久保書店から血を吸おうとして吸えなかっ た恨みでも?」 「……もはやこの業界、ダニも住めない世界に。。。」……以下略。。。。


久保書店 文化財として残すべき建物でしたがあまりにも古くなったので
取り壊して  営業、編集部はすこし中野駅方面に移転の模様。
どの出版社も明日はどうなっても驚かない昨日今日。。。

先日「週刊SPA」インタビューのときに聞いたところによるとマンガに限らずエロ雑誌を買うのはPCを使えない60歳以上のアナログじじいのみとかで、ネットを閲覧できる若い衆は「エロは無料で見るもの」と思っているとか。。。。
こうなりゃ もはや電子化しか無い!と
「ダーティ・松本の白雪姫  本日 ダウンロード発売開始」
DMMサイト
http://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_105605/?i3_ref=search&i3_ord=1

DLサイト
http://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ191803.html

DCプロジェクト通販部
通販サイト  下絵のおまけつき
http://www.rx.sakura.ne.jp/~dirty/doujinsi/old%20cd01/sirayuki01.html

中野ブロードウェイ 3F タコシェでも購入できます

http://www.rx.sakura.ne.jp/~dirty

 

下々の者へ(その1395)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2017年 1月 4日(水)17時29分30秒
編集済
  1 月13日…コミガレで遭遇した岡崎武志と昼飯を喰った帰り(割り勘)、「東京堂書店」の前を通ると彼の新刊『気がついたら本ばかり読んでいた』(原書房) が、同店ベストセラーのトップに。「す…凄いですね~!」と柄にもないお世辞。「いや~ま~…」同じく柄にもなく照れてるオカタケ明治天皇。昼飯おごらな くて本当に良かった。『BOOK5』(終刊号)でさえ後ろの方に入ってたりと、実に当てにならないランキングだが。「書泉グランデ」地下のカレンダー類は まだ定価販売。

1月12日…各種コンプレックスを赤まむしドリンク代わりに生きて来たのは事実だが、久保書店にだけはそんな感情を抱いた試しは無い(そもそも一体アソコ の何を羨むのさ?)。吝嗇な世襲エロ本屋を単に馬鹿にしてるつもりなんだが…。それを誤解されるのは拙文の技量不足。老いても素直に反省。

 10年振りくらいで江戸川プレコに電話。まだイラスト関係で業界住まいと。移転したアパートからすると、悪い身入りでなさそう。コミックス1冊分の短い 付き合いだったが、反共物に独自の冴えが。阿宮美亜もだが、右翼的潮流が今ほど勢いを持たなかった時代の本畑の漫画家は、結構知的で面白かった。今は単な る時流便乗の商売人が多すぎてゲッソリ。多分プレコもだろうが、先駆的右翼はどの世界でも昨今の世相に呆れて、口を閉ざしてる場合が多い。久々に阿宮にも 電話してみるか。子供はもう就職したろうな。

1月11日…『カルト脱出記 エホバの証人元信者が語る25年のすべて』(佐藤典雅・河出文庫)読了。最低100ページカット、著者のクリエーターとして の自信や自慢部分を抑制すれば(特に前半はコレでうんざり)、いい本になったかも。編集者の不在を感じさせる惜しい素材の本。ただ一家揃って鼻持ちならな いエリート意識に満ちた人々の変転なので、読み手が陰惨な気持ちにならないのは救い。ざまあ見ろと思う人もいるかも。

 すっかり牙を抜かれた『アサヒ芸能』や『週刊大衆』(一際ひどい!)に比べ、まだ不良性感度が残ってる『週刊実話』。その増刊だから買った『犯行声明』 が全然面白くない。総花的で編集に緩急や深みが無い。「そんな事知ってるよ!」の連続。宮崎学や本橋信広への腰抜けインタビュー、狭山事件篇の警察目線は 特に救えない。周知の事件はページを減らし、冤罪事件篇を設けて片岡健あたりに長い記事を書かせるべきだった。明日”嫌記棚”に250円で出そう。売れな いだろうが。

 西荻窪の「盛林堂」へ。年末「古書かんたんむ」で一息ついてたら、やはり落とし穴が用意されていた。12月の売り上げ何と6120円! 秋に達成したば かりの最低記録、8000円代をあっさり更新。そこへ貸し棚部門の永遠の覇者、古ツアが補充に登場。売るコツの教えを乞うが、「エロで稼いでるくせに」と 軽くあしらわれる。盛林堂ミステリアス文庫&オカタケ明治天皇の新刊の2冊で、ほぼ売り上げ消滅。1月こそは…と思うがあんま自信ないなあ。

1月10日…「古書かんたんむ」の”嫌記棚”の補充へ。4日~9日まで計8300円の売り上げ。まあまあ。天気同様冷え込みはこれからか。いつの間に背後 に忍び寄ったのか、田中社長の悪魔の囁きが響く。「棚はまだいっぱい空いてるから」「………」油断すると尻の毛どころか、イボ痔の芯まで抜かれそう(俺は 切れ痔だが…)。帰りに買った『日刊ゲンダイ』の、「仕事の値段」というコラムに俺の馬鹿面と例によっての愚痴が。写真は現物よりは良く撮れている。

 何だ。単なる移転か。糞面白くもない。10年前の消費税並の印税で、まだまだ頑張る心づもりと見える。系列のあまとりあ社は書類上も消滅したのか? 7 0歳以上の人だと、同社の方がなじみ深いだろう。同名の有名な実話誌もあったが、最近は買い手もいないらしく投げ売り状態。そう言う意味では木山捷平など も書いてた、一水社の『笑の泉』の方が需要があるだろう。いずれにしても店頭で500円前後か。

 新人漫画家の募集要項なんて無論ない。HP扉を見て漫画屋宛にメールをもらえれば、一番簡単な方法をこちらから返事します。

1月6日…久保書店が廃業したとかの噂を聞いたけど、本当なのダーティさん? お絵描き入り情報をお願いします。

1月5日…「小宮山書店」、仕事始めの今日からコミガレ開催中。さすがに客はチラリホラリ程度。もうデザイン関係の豪華本や図録は引っ込めて、文庫本や和 物雑誌を並べて欲しい。しばらく「神保町シアター」にご無沙汰。姫田真佐久特集じゃほとんど観てるし(初期を除いて、今村昌平映画は繰り返して観る意欲が 起きない)。今度は田中絹代特集。更に足が遠のきそう。独立プロ特集といい、意地になって客の入らない企画を立ててる。バック小学館の余裕? 芦川いづみ 特集の黒字は、とっくに吐き出したと推測するが。まあどうでもいいがな。

 「シネマヴェーラ渋谷」のハワード・ホークス特集は連日の大入り(最終回で7割前後)。同館、「神保町シアター」とは逆に商売繁盛のようだし、そろそろ 連結式で他の客が動いてももギーギー鳴る貧弱シート、改修してくれよ。久々の『脱出』で熟睡。分かり易いが本当に退屈。100分が130分くらいに感じら れる。その逆が『三つ数えろ』。チンプンカンプンだが観てて楽しい。116分だが100分くらいに。にしてもプリントの保存状態の良さには驚かされる、 数々のハリウッド映画。『父ありき』や『晩春』を観てると情けなくなる。今でも国立の「フィルムセンター」が、休業の間に相撲取り並の仕事しかしなくて も、特に問題にならない土人国家だからな。押井守特集も10日からか。職員の給与も日給制にすべし。

1月4日…昼前の新幹線で『渡された場面』(松本清張・新潮文庫)読了。無論面白いが、自らの冤罪捜査を再検証する警察の姿には、まったくリアリティがな い。現実の日本の警察は、最初の捜査の何倍もの費用をかけて隠蔽工作をするのが常だから。こうでないと小説は成立しないが、清張作品の一番の弱点は有り得 ない公平な警察の姿だ。年々腐敗度は増す一方だし、彼の人気はここらから崩れ始めるかも。死ぬなり誰も読まなくなった、”モテ自慢小説”の井上靖なんかよ り遥かに立派とは思うが。尾崎秀樹の平野謙に比べれば低レベル極まりない解説を斜め読み後、『責任と判断』(ハンナ・アレント・ちくま学芸文庫)に。

 午後「古書かんたんむ」に参上、”嫌記棚”の12月後半分の売り上げをいただく。13750円。ここんとこの新記録。理由は実の所良く分からない。が、 1月はまたどうなるか知れないし、ここは素直に喜んでおこう。隣接する国際政治学者つん堂や、後ろのu-sen棚も結構空きが出来てるから、全般にいい成 績と思われる。もはや俺の視界に「モンガ堂」の足脂&貧乏臭い影は存在しない(キッパリ!)。「東京堂書店」で『ヒッチコック映画読本』(山田宏一・平凡 社)、『スペース金融道』(宮内悠介・河出書房新社)『霧の犬』(辺見庸・鉄筆)の各サイン本を買ったら半分消えたが。

 夜、「新文芸坐」で『接吻泥棒』(監督・川島雄三・’60東宝)。もの凄く退屈し、後半しばし眠る。前に観た時も寝た。けど、今回ほどは退屈とは感じな かった。連載コラムで楽しかったと書いたような記憶も(テキトー)。宝田明のボクシングシーンが観るに耐えないし、団令子が可哀想なほどブスに撮られてい る。彼女、監督の趣味じゃないのだろう。拳闘映画もまったく川島の資質に合致しない。場内で1人で怒鳴ってる中年男が。従業員は良く訳が分からず、大声を 出されてる中年男を助け出してる恰好だったが、大声男もキチンと注意すべきだったろう。老いたらささいな事で怒っちゃいかんよ。見苦しい限り(自戒)。
 

下々の者へ(その1394)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2016年12月 5日(月)17時41分25秒
編集済
  12月29日…仕事納め。

12月28日…ダラダラ長いだけの、昨夜の「シネマヴェーラ渋谷」での『ヒット・パレード』(監督・ハワード・ホークス・’48米)に比べれば遥かにマシ だが、結局は勝者の偉人伝記映画は常に後味が悪い。「早稲田松竹」の『トランボ』の事だ。だが終映後に食べた道を隔てた「秀永」のタンメンは、さすがに 「日高屋」よりは味に深みと幅が。中国人らしきお運びの姉チャンの愛想もいいし。東西線で『ゼロの焦点』(松本清張・新潮文庫)。行方不明の夫に加え、義 兄が殺される辺りの展開は手に汗を握る。手抜き作品も数多いが、乗ってる清張は本当に凄い。中央公論社の日本文学全集編纂の際だったと思うが、三島由紀夫 が清張作品の収録に強硬に反対したと。気持ちは分かる。形容詞だらけの三島の小手先小説にゃ、こういうバルザックタッチの有無を言わせぬ躍動感はみじんも ないもの(戯曲や評論は一級と思うが)。長所だけではなく、欠点もクールに指摘してる平野謙の解説もいい。本来、解説とはこういうものだ。

12月27日…ゲッソリしつつ『大使たち(下)』(H・ジェイムス)読了。本作を最初に読んだなら、他作品に眼を通す事も無かったろう。加えて訳の青木次 生って奴が、トンデモねえ糞野郎で朝から吐き気。どう見ても国書刊行会の事なのだが、版元の名前も出さずに悪口の言い放題。自らの決断力の無さは高層ビル に上げといて(印税を叩き付けてみろよ吝嗇野郎!)。一方で岩波書店編集部にはヨイショのしまくり。出版部の社員に靴の売り子までさせる版元が潔癖とは無 論思わないが、こんなゲロ野郎に仕事の場を与えただけ太っ腹だ。あとがき&追加で40ページ以上も費やして、「僕ちゃんちっとも悪くないよ~!」。平気で 掲載する同文庫編集部の退廃は、馴れたはずなのにその度に腹立たしい。ママに大切に育てられた生粋のゲス野郎なのだろう。名前も出せない相手に、活字組ん でケンカする振りするな。訳文も決して読み易くはない。馬鹿訳者の証拠物件として歴史に残ろう。

 『日刊ゲンダイ』の芸能欄、『東京新聞』の文化欄は、他紙面が冴えてるせいか、昔からその愚鈍な編集センスが際立っている。27日の「大波小波」はそれ が極まった感が。”昭和の子供”なるウスラ馬鹿が、『文藝春秋SPECIAL』の、伊東祐史なる奴の文章を引用、こう記す。”〈…敗戦後、天皇と国民は、 戦争責任や戦争をした事実から逃れるため、一種の共犯関係となった〉しかし、天皇はひそかに戦争の十字架を負い続け、身に鞭打つように公務に励み、「国民 の総意に基づく象徴天皇」の具体的な形を創りあげられた。そろそろ国民は、天皇一人に負わせた孤独な十字架をわが身に引き受けるべきときではないか、と伊 東氏はいう。耳が痛い、と思うのは私だけだろうか”。
 無論お前だけだよ。伊東の珍論は、そもそも”一億総懺悔論”の新たな切り口に過ぎないし、それに感動してるスーパー馬鹿野郎”昭和の子供”は、自らの戦 争責任を言葉の綾と切り捨てた、天皇裕仁と天皇明仁の区別もついてない。同時に、いくら息子が親の行為の贖罪をなそうが、歴史の修正は不可能だ。耳は特に 痛くはないが、あんたの愚かさには確かに頭が痛くなる。

12月26日…「古書かんたんむ」の”嫌記棚”、何か知らんが後半好調。既に前半の売り上げをクリア、1万円台も久々に視野に。1年目にしてようやく、本 を見切る決断力がついたって事か? 意気の上がらないコミガレ、年末まで続行するのだろう。「書泉グランデ」3階で、バーブ佐竹のCDをめぐって逡巡。結 局買わなかったが、1000円チョイなのだし、買っとくべきだったと反省(あ々小物!)。

12月22日…客の大半が中国系と言う「東京中華街」(無論従業員も)、無国籍ムードと言うか新東宝タッチで楽しめた(わめぞの忘年会が)。最終電車の都 合で早退したが、経理担当の「立石書店」は3000円でいいと。味は普通だったがあんだけ大量に料理が出て、赤字にならなかった? 武藤良子は同店の顔役 らしく、日中混成の女性従業員をアゴで使い回していた。みちくさ市で顔だけは知ってる、数々の有名人を向井透史に紹介される。もう1時間も居たら怒らせて 殴られていたかも。特に『BURST』編集部の裏面が聞けたのは楽しかった(意外な事に一時定期購読、編集後記を中心に熟読を)。

12月21日…一昨日新しくした左下奥歯が水にしみる。昔から通ってる上手な歯医者だが、こういう事もあるのだな。神経処理の問題だろうが、年内に診てく れればいいが。夜FCで『僕は19歳だった』。東独映画特集で初めてまともな映画を。最後の主人公の演説はドッチラケだが、コレを入れる事で製作可能がに なったのだろう。最近、ビッコの大声お喋りド腐れ老人(中央列の一番後ろ、右端に座りたがる糞ジジイ)、左列後方壁際に同じく座りたがる、通称”キョロ キョロ白髪チビ”が居ないので、映画が落ち着いて見物出来る。ただ今回の特集、冒頭で特集内容を要約した画像を流すのは愚かの極み。特に頻繁に通う常連に は煩雑なだけ。最初の2~3日はこんな物流さなかった。不必要な事に税金を使うんじゃないよ。姑息で無能な映画屋の売り込みか? 今後、すべての特集でこ んな真似されちゃ、マジで銀幕に放火したくなっちまうぜ。

12月20日…「富岡総合病院」での年に1度の健康診断。土地柄担当医は群馬大学医学部出身者がほとんど。実にスリリングだ(………)。ただ一番苦手な胃 カメラの担当青年は、なかなか上手に思えた。しかし入口のプレートに、群大医学部としか表記してなかったのは疑問(それとも群大と言う名字か?)。新幹線 の車掌や運転手でさえ必ず車内放送で毎日名前を紹介。土人国家日本では、警察、検察、司法を筆頭に、納税者に強い強制力を持つ者ほど常に秘密主義で責任を 逃れる(秘密保護法の核心)。公務執行中の者に一切のプライバシーは無い。それが嫌なら即刻辞表を書け。『大使たち(上)』、著者の物としては下の部類。 待ち時間の暇つぶしにはなったが。同病院、昔から新聞はナベツネのみ。テレビは終始NHK。同業で首相の官房機密費の寿司接待コジキ仲間、朝日や毎日も入 れたれよ。

 夜、「シネマテークたかさき」で『エヴォリューション』。平日の冷える夜8時からにもかかわらず、20人強の入り。あのエロいチラシの効果?(少なくと も俺はそう)若い女性客が多い。エログロ描写とお芸術ムードが程よい感じ。悪くない出来だが、商業性も決して忘れないこの手の演出家は、フランソワ・オゾ ンのように小器用な通俗作品を連発して飽きられる可能性も。何か最初に他作品を部分的に上映した。蜂蜜と肥満系熟女の陰毛が乱舞。別にいんだけど突然の上 映なので、帰りの上信電車を1本送らせざるを得なかった。同館チラシには何の断わりもなかったし。

12月19日…『点と線』(松本清張・新潮文庫)を初めて。肺病の奥さん役、映画化(監督・小林恒夫・’58東映)の際は高峰三枝子だったが、イメージが ドンピシャ。にしても昔の警察は良く働いたね。今は裏金作りの三文判早押し競争や、でっち上げ逮捕のための転び公防の訓練、あるいは人種差別主義者集団の 無料ボディガードしかしてないし。いや日本警察の腐敗は戦前からだから、作者も願望を込めて書いたのか。熊谷駅の辺から『大使たち(上)』(ヘンリー・ ジェイムス・岩波文庫)に。

 やった!!(早く潰れろ「モンガ堂」。ついでに「四谷書房」も!) 遂に園児の小遣いが小学1年生のそれに。「古書かんたんむ」の”嫌記棚”、12月前 半の売り上げが何とか6750円。こうなりゃ後半は小学3年生の小遣いを目指す!(お年玉クラスは来年の夢か…)爺さんがおままごと始めてもう1年だ。

12月17日…今日は蔵のエロ同人誌の整理。コミックス同様に、今世紀頭から’08年前後発行の物がほとんど(数年後に元の所有者がガンで死亡)。彼の趣 味もあろうが、スカ&ふたなり系がこうも多数出てたとは。改めて驚く。勿論これもほんの一部。ただ重くてかさばるコミックスと違い、同人誌は梱包が簡単で いいと、発送担当の白髪婆さんは喜んでいる。懐かしい漫画家の名前も時々。

12月15日…さすがNHK、産経、ナベツネ!(日本3大ネオナチメディア)それにおめおめと追随する朝日、毎日、日経他…。あの見事に墜落した棺桶ヘ リ・オスプレイが”不時着”なら、来年からは第二次大戦は我が皇軍の大勝利に終わったと言い始めるだろう(真珠湾闇討ち攻撃も実は外務省は通告済みだった が、米国が戦意高揚のために事実を隠したとか)。同時に、沖縄で裏金ゴロツキ機動隊に基地反対住民が殴り殺されても、死んだではなく”息をしない状態”と 伝えるはずだ。ここまで自称マスコミが奇抜な創作力を発揮しては、小説家も出る幕がない。

 特に準税金で運営されるNHKの罪はカスピ海。いい学校出て社会常識も一応はあるはずの連中も、年収2千万の前ではこのザマ。昔は地方でも住民運動の主 役だった公務員も、住民の数倍の年収を得る様になったら現場から姿を消した。税金で養われてる人びとはめったに首にならない。生活は納税者と同水準、ない し下で充分なのだ。今や民間人は増税で公務員は昇給。しかも3年連続。原発再稼働並の愚かさ。

 「早稲田松竹」。『チャイナ・ゲイト』『裸のキッス』『ショック集団』の3本立てで、老人割引き900円。古もの映画を安易に1300円で見せがちな、 「フィルムセンター」(国立)より遥かに立派な民間文化施設。『裸の~』が楽しすぎて他はかすむ。『チャイナ~』は今まで未公開だった事に納得するし、ゴ ダールが誉めようが誰が誉めようが、『ショック~』はネーム過剰でうるさいだけ(下品なストリップ場面には好感を)。入りも上々。

12月13日…『映画論叢』第43号。どっかで聞いた事のある下村健という人が書いた巻頭原稿、「ー知られざる中川信夫監督作品ー『会議のもち方』CIE 教育映画」は興味深く、良く調査してあって感心した。しかし、編集部の表紙での扱いには大いに疑問を。まだ制作された状況証拠が揃っただけなのに、”九十 八本目のフィルム 新発見!!中川信夫”じゃ完全に『東京スポーツ』レベル。同誌には巻頭にふさわしい原稿が必ず数本ある。が、編集者の扱いには常に 「?」。妙なハッタリかましたからって、その号が特に売れるって質の映画雑誌じゃないだろうに。まあ勝手だがな。

 昨夜、帰宅するとテーブルの上におにぎりとミカンが5~6個。町の公民館で、7時間近く貫前神社の御遷宮のただ働き(まかない)させられた報酬と。「も うグッタリよ…。2度としたくないわ」と愚妻。帰りに前を通った参道入口には巨大な日章旗が交錯。支店みたいな富岡市内の諏訪神社には、何十年も前から靖 国神社国営化を謳う看板が。そういう、昔から戦争で儲けて来た安全地帯の死の拝み屋どもが、安倍ネオナチ政権下でいよいよ本性を現しつつあるムード。憲法 改悪の署名運動まで貫前”戦争”神社が行ってるかは未確認だが、金に汚い生臭坊主が懐かしくなる神社周辺の寒々しい戦前景色。今読んでる『1★9★3★7 (上)』(辺見庸・角川文庫)が実にリアル。

 辺見庸はだいたい書くことの予想がつくし、大げさで深刻ぶった文章が好みじゃない。今までは代表作以外は読んでなかった。ただ本書は高崎駅の「くまざわ 書店」で気になり、何となく購入(青木理や斎藤貴男の本よりは一本調子じゃないかもとの期待が)。例によってのハッタリは相変わらずだが(特に最初の50 Pくらいがヒドイ)、案外悪くなかった。正論でも俺らの世代にはやや聞き飽きた事を、モンタージュ手法で噛み砕き私小説風タッチでつづっている。青木や斎 藤、あるいは元祖シャチハタ左翼の鎌田慧らよりは、工夫努力の跡がありあり。一段高いテーブルから、聴衆に向けて演説してるような感じもそうはしないし。 (下)が楽しみ。

 本書、親本は河出書房新社から。同社には河出文庫がある。なのに角川文庫。角川書店がいい印税条件を出したのか? 規模は河出なんか目じゃないし、部数も全然違うだろうから。親本と文庫本がねじれ刊行されると、ゲスの勘ぐり趣味の老人の想像力をツンツン刺激。

12月12日…「ウチは池田大作先生を拝んでんだから、一切協力は出来ねえって断わっちまえよ」「そうは行かないわよ。あんたの妹さんや、旦那さんまで役 員で会社休んで汗かいてんだし。でも神社って態度大きいね。1万円も村中に半ば強制的に寄付させといて、他の事でも氏子の協力は当然て顔してるし。警察へ の練り歩きの申請まで村の人に命令してやらせてるのよ」「俺の家には神棚もねえし(建築時、死んだ父親とかなり揉めた)、氏子とやらも母ちゃんが元気なま でだ。エラソーな神主どものヒモになる気はねえよ。あんな強制的な寄付、暴力団の松飾り売りとどこが違うんだ? 富岡警察署はちゃんと取り締まれヨ。母 ちゃんも勝手に俺の名前で寄付なんか…」「ま、あんたはこの件に関しては村の寄り合いに出ない方がいいわ。お母さんが寝込んじゃうと困るし」「創価学会も オームも神社も同じ。働かざる口舌の徒は喰うべからず!」「仕方ないから午後から公会堂に行くか。ったく発送本の山だってのに…」「顔だけ出して体調が悪 いからってすぐに帰っちまえ。堤防の草刈りと違って村の正式行事じゃねんだし、不参加料も徴収しっこねえから。もし神社の関係者が文句言ったら、俺の所へ 来いって言ったれ!」「あたしに威張っても仕方ないの!」

 戦争中は境内樹木の茸がカエルに似てるから”戦況がひっくり返る”、あるいは出征兵士が”無事に帰る”とプロパガンダ(ダジャレ神社?)、大いに賽銭を 集めた。敗戦後はマイカーの運転手が”無事故で帰る”に引っ掛け、悪趣味な金色の蛙の置物まで販売。大東亜戦争の次は交通戦争で荒稼ぎした、近所の商売上 手な貫前”戦争”神社(本家の靖国”戦争”神社真っ青!)。その12年に1度の御遷宮祭が始まり、周囲の貧乏人に種々の犠牲を強いている。信教の自由も糞 喰らえで、岩井賢太郎市長が寄付集めの先頭に立つ始末。共産党は市議会で断固追求しなさい。歴史ある神殿はともかく、銭ゲバ神主どもや豪邸は上州名物の雷 に撃たれよとさえ思うが、季節がちょっと違うな。残念。

12月9日…「シネマヴェーラ渋谷」の朝1番で『人魚伝説』(監督・池田敏春・’84)。32年振り。えてしてかつての傑作は色褪せるものだが、本作は時 代を超えた文字通りの傑作。渡哲也主演の”無頼シリーズ”の特別編であると同時に(”原子炉を殺(バラ)せ”)、日本の反原発映画の金字塔(『原子力戦 争』や『太陽の蓋』など足元にも及ばない)。白都真理は大成出来なかった女優だが、本作1本で映画史に残る。女大魔神こと白都の”ヘア無修正版”も是非発 売を。俺は絶対に買う。半蔵門線で神保町に。久々に「いわもとQ」の天丼。美味いが客が本当に少なくなった。ミニテーブル式にしたのが失敗(凄く息苦し い)。「利根」時代に早く戻した方がいい。”そばの養分タップリ 体中が喜ぶいわもとQの特製そば湯0円(お客様限定)”。貼り紙の1枚の文面だが、そば 湯だけ飲みに来る客が本当に居るのか? ここの経営者、猜疑心が強くて恩着せがましそう。従業員は大変だな。味はいんだけどね。1個サービスの卵は、生だ けでなくゆでたのも頼む。「梅もと」も生だけだったが、ゆで卵だと減りが早いのかもな。「神田コーヒー」の外人カップル客。男だけがコーヒーを注文、2人 席を占領して女は持ち込みのペットボトルを。俺が店主ならいくら金髪美人でも追い出す。

12月8日…皇軍の真珠湾闇討ち攻撃記念日のこの日、最寄り駅で異様な景色を見た。40~50人の小学生が2両の上信線に2人の女教師と乗車(他にも教師 は居たかも知れない)。俺は『文壇挽歌物語』(大村彦次郎・ちくま文庫)を開いてたが、何かムードが変。生徒がほとんど喋らないのだ。大声を出して駆け回 られるのは迷惑だが、この沈黙も不自然かつ異様。マイカーにしか普段はめったに乗らない彼らには、上信線に乗るのは小旅行のはず。上州の山河を眺めなが ら、友達と会話がしたいのは自然な欲求だ。脇の愚妻にそう言うと、沈黙を教師が強いてるらしいと。確かに良く見ると、1両目と2両目の中年女教師が(川本 三郎言う所の、白いブラウスはまったく似合わなそうな体形)、生徒が喋るとその方角に四角いプレート向ける。警告文こそ判読出来なかったが、”口を開く な”に近い文章が記されているのだろう。うるさ過ぎる生徒が居たら、無精せずに口頭で注意すれば済む話。プラカードで非常識な命令を全体に強制するとは、 教育の放棄もここに極まれり(糞馬鹿な教師たちは、自らの振る舞いの滑稽さにまったく気付いてない様子)。

 哀れな電車に乗っても友達と話も出来ない小学生たち! 日本の管理教育もいよいよ北朝鮮並になった。小幡藩城跡で知られる上州福島駅で彼等は黙ったまま 降車。大人になってこの日の沈黙乗車体験をどう思い出すだろうか? 俺は糞不愉快な女教師たちの挙動に、昔西川口駅で見た外人怠慢ホームレスを連想。大き なリュックを背負って悪臭振りまきながら接近したその男、黙したまま俺に小さなプレートを示す。馬鹿な日本人が書いたらしい下手糞文字で、”日本を旅して る××さんです。500円カンパして上げて下さい”。無論即追い払ったが、税金で類した愚行を行ってる今日見た教師どもは、悪臭外人ホームレス以下の哀れ な存在だ。ホームでの整列のさせ方も極端だった。すべての行為を事前に禁じておけば、確かに間違いも起きないだろう。しかしそれは教育ではなく、子供の強 制圧迫・拉致・監禁行為。失敗の可能性さえ事前に摘まれた子供には、成功の道も永遠に閉ざされているのだ。

12月7日…春先以来だから4~5カ月振りだろう。今日集金に行った西荻窪の「盛林堂」の11月分売り上げが2万近くに(さっさと潰れろ「モンガ 堂」!)。先月子供らに焼き肉を御馳走した赤字額を(約15000円)、利息付きで回収した訳だ(ついでにくたばれ「四谷書房」!)。値付けをかなり下げ た結果。嬉しさも半分くらいか。何が基準か良く分からないが…。

 東西線で帰社。売り切れで今季はまだ味わえてない、事務所近くの「ゆで太郎」のけんちんそばが珍しくまだあった(500円)。昨日の門前仲町の「天か め」ほどではないが、ここのつゆもかなり濃い。立ち喰いの味つけは、昔から肉体労働者基準。考え直すべき時期だ。ホワイトカラーも今は多くがホワイトプ アーだし。今日はもう1つくらいラッキーな事がと神保町に出るが、特に何も無くガックリ。夜に賭けよう(田宮次郎主演の低予算大映映画の題名か?)

12月6日…今日読んだ『神々の乱心(下)』(文春文庫)に、満州に新興宗教の調査に来た横倉健児が、核心に迫る未亡人への接近に成功。それまで世話に なった旅館で采配を振るってた女性に、朝もらったばかりの弁当を、もはや用済みと当夜泊まる高級旅館の女中に処分させる下りが。ハードボイルドでカッコ良 かった。

12月5日…先週の木曜日か。「三省堂」で『シナリオ』と『街から』の最新号を買う際に、後者をPR誌と勘違いした姉チャンがレジ打ちをせず。仕方なく、 「これ売り物ですよ」と自主申告して感謝された。似た例は多いはず。表紙に定価500円と大きく表示すべし。あるいはシールを貼るとかね。損を被る書店が 可哀想。巨鑑「三省堂」はともかく、「古書往来座」も扱ってるようなので。それと同誌、神田真理子と平井玄が良く複数の原稿を書いてるが、これは即刻止め た方がいい。誌面が安っぽくなるだけで、読む気が失せる。こういう真似をして絵になるのは、宮武外骨クラスだけ。

 『シナリオ』誌の絶好調連載、佐伯俊道の「終生娯楽派の戯言」によれば、現日活経営陣は各方面の日活ロマンポルノ功労者に、無礼千万な態度を取り続けて いると。商売だし心中どう思おうが勝手だが、かつての堀久作のようにプリントの貸し出し拒否にまで及ぶとなると、狂気の沙汰。連中が今掲げてる看板の価値 は、蔑ろにしてる人々こそが築き上げたという、歴史的事実を理解していない。その厚顔無知な姿勢は、民進党のイボガエル幹事長、野田元首相にソックリ。日 活はともかく、イボカエル幹事長と筋肉代表を即更迭しないと、暴力的特高政治がより強化されるだけ。自分たちの生活が掛かってるのに、民進党の議員は何を 考えてる? 憂鬱な日々。

 午後、「岩波ブックセンター」の中を窓から覗く(「岩波ホール」側はブラインド無し)。他社の書籍は返品処理され、岩波書店の倉庫になってる感じ。ま あ、破綻する前からそんな感じだった。『神々の乱心(下)』(松本清張・文春文庫)と『サイラス・マーナー』(ジョージ・エリオット・岩波文庫)を併読 中。
 

情報収集協力依頼

 投稿者:田舎の大馬鹿高校創立以来の1番・米村  投稿日:2016年12月 2日(金)19時44分49秒
編集済
  <20年以上前の鳥取市での不可解な事、”報復”の話とラジオ体操中断の疑問を調べて頂くことはできないでしょうか?>

「地元の異端児僕(米村)が鳥取市の大手企業リコー工場に”報復”した」という心当たり無い理由で有限会社テスコを解雇される1ヵ月前
テスコの夜勤から、元請けの山陰最大の工場だった鳥取三洋電機の昼勤に替えられた。

鳥取三洋電機で、テスコの同僚が一人が僕に向かって胸を張り手先を伸ばした軍隊式敬礼の姿勢を2度取った。
そりゃあ僕が地元で「大会社」と言われるリコーに”報復”したと聞けば
「こいつは凄いヤツだ」と思い軍隊式敬礼で僕に敬意を表するかもしれないがおかし過ぎる。

疑問:1993年12月、山陰最大の工場だった鳥取三洋電機のラジオ体操の10日程中断は
下請けのテスコの工員僕(米村)のラジオ体操不参加の影響か?
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情報提供のメールには実名が書いてあったがAさんと表記。

茨城県土浦市のAさんからのメールによる情報(2004/11/7) Aさんはラジオ体操中断当時、鳥取市に住んでいたそうだ。
以下のメールの「いとこ」とは元鳥取三洋電機社員 。


・・・・・・先日の帰郷で、私の親類に幾つかの疑問点を聞いて見ました。
・・・・・・ラジオ体操については、やはり私のいとこが知っていました。
中止の決議は総務部?など当時の社員課で発案されたもののようで、
どうもある人が体操をしないことが間接的に他の従業員に影響し、
その人がしないなら自分もしない、というような雰囲気があったためだそうです。
・・・・・・ただ、残念ながらそのある人が誰かははっきりしません。
組み立て?の男の人、もしくは現場(と言っていました)の男の人で、三洋傘下の会社の工員、 三洋の正社員ではないと。
・・・・・・米村さんの堅実な洞察力に間違いはないと信じておりますので、
また情報がありましたらご連絡させていただきます。少しお時間をください。

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その後Aさんと音信不通になった。 Aさんは事情を知り関わりを恐れたのでは?と不安。
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この問題は部落差別並に偏見のあった地元私立高校で
高校創立以来最も偏差値の高い大学(同志社)に受かった過去も影響しているだろう。

詳しくはこのブログ参照(三洋よりリコーとの問題が大きいらしい)。
http://svmx.exblog.jp/
 

(無題)

 投稿者:かんぺさん  投稿日:2016年11月29日(火)03時42分7秒
  『雑居家族』の伊藤雄之助と左幸子にはわたしも辟易~!
ちなみに、当時の轟夕起子、わたしのひとつ下でした~!
久々に蝶子の未見作品でそれだけで嬉しかったですがネ!
 

香川京子

 投稿者:布村建  投稿日:2016年11月23日(水)15時28分27秒
  香川京子は文句なしの大根だと思うが、今や大女優扱い は異議あり
「東京物語」教室シーンみていないのですか? 新劇おばさん、杉村よりはるかに上等ではないでしょうか?
 

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