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下々の者へ(その1444)
投稿者:
しおやま・よしあき
投稿日:2017年12月18日(月)13時28分33秒
編集済
1 月5日…神保町、ほとんどの店が営業開始。ただ去年の残りでどこもやっとさ店頭や棚を埋めてる感じ。一応開いてたコミガレも、棚スカスカでとても買えな い。「書泉グランデ」地下のカレンダー類も定価のまんま。死んだ深水三章は『羊の木』が遺作とか。同じく亡くなった真屋順子を、『日刊ゲンダイ』が”昭和 を代表す女優のひとり”とスーパー過剰表現(単なる地味な中堅女優の1人)。親戚でも編集部に? そうじゃないのなら死ねよ書いた奴。
1月4日…「古書かんたんむ」へ集金&補充に。12月後半の純益は2950円と幼児の小遣いレベルに再び。今日からの営業だが、珍しい事に若い女性客が2 ~3人。10冊くらい抱えてる頼もしいお嬢さんも。”活字女子時代”が訪れてもいいような気がするが、古本の悪臭を伴う不潔さは、その夢を永遠の幻に終わ らせるのだ。「ブンケン・ロック・サイド」で文庫本を4~5冊。ゴスお姉様に、「今年もよろしく!」と丁寧な年始の挨拶をされたので、店頭108円ドブ客 の勝手な総代として、「こちらこそ!」と応じさせていただく。ヴィンテージ系書店以外はまだ9割がお休み。
夜、「新文芸坐」で『コンボイ』。公開当時からメタクソ悪評映画だったが、確かに。2~3度うつらうつら。久々に「古書往来座」でも冷やかすべきだったか。休憩時間の”パチンコ屋式ディスクジョッキー”が、以前ほどはうるさくなくなった。もっと削るんだな。
1月3日…今年の1本目は「シネマテークたかさき」での『ノクターナル・アニマルズ』。観客7名。筋、演出、主要役者の演技、撮影共に、「ダイソー」が出 資したような安っぽさ一杯の108円クラス映画。ただ演出のトム・フォードは、世紀の芸術映画を撮ってる気分らしい。観る前に「ブックオフ」大類店に行っ たら、地獄の混雑。中古衣類他のコーナーより、本&DVD売り場の方が混雑して凄い列(ここ、両者のレジが異なる)。貧乏人、正月だけは読書かい?
12月28日…昨夜の「東京中華街」(池袋北口)のわめぞの忘年会で、最近太って顔面が肉まんじゅう化してる武藤良子から、「塩爺、最近丸くなり過ぎてる ぞ。もっと強烈な悪口を吐けよこの野郎!」と一喝される。この糞アマの言う事をいちいち聞いてちゃ、命が幾つあっても足りねえよ。「いがらしみきおさんも 大物なのに、本当に腰が低いよな」とも。オメーに比べりゃ誰だって謙虚に見えるよ。去年よりやや参加者が少なかったか。石丸元章の、”作家を名乗る上での 5つの条件”にも大いに笑わせてもらったが、これは次回の「嫌われ者の記」に。ケンカもせずに無事に帰社。
12月27日…今夜はわめぞの忘年会。7時30分開始と言うから、前回のように群馬には帰れない。去年は東京駅新幹線ホームで、列に割り込んだ新潟県人ら しき連中と大モメに。多勢に無勢で老いぼれは仕方なくホコを収めたが、連中の一部が俺のすぐ前の席に。高崎まで不安で落ち着かない事おびただしい風情で、 同情を禁じ得なかった(嘘)。今年は静かに飲んで静かに帰って来よう。
12月25日…『流線形の考古学』(原克・講談社学術文庫)、分かりやすくて明快な文章、更に豊富な図録が楽しい冴えてる1冊。文章がつまり過ぎじゃと心 配したが(行間が狭い)、面白ければ案外気にならないもの。『歪んだ複写』(松本清張・新潮文庫)と併読中。後者、税務署員の堕落を暴露した内容。まさか 公金横領の手助けをした暗愚総理大臣を嘘で守ったチンピラ役人が、国税庁のトップに就任、記者会見も開けず逃げ回る時代が訪れようとは、さすがの清張も予 想しなかったろう。
12月24日…「シネマテークたかさき」、午後3時30分からの『婚約者の友人』。観客30人強と好調な入り。出来も良かった。エルンスト・ルビッチのオ リジナル版を、「シネマヴェーラ渋谷」で少し前に観たばかり。駄作だと嫌だなとの思いは杞憂に終わった。不満はフランソワ・オゾン監督得意の、ハードな濡 れ場が無かった点か。終始自分勝手なだけだった男に叩きのめされた主人公は(「結婚式に出席を」の台詞には吹き出した)、街娼同然の生活をしながら、故郷 の老夫婦の死を待つのだろうと推測。配給の角川映画は、本作をチラシ他で高級ミステリ-映画として宣伝。馬っ鹿じゃなかろうか。せめて”ミステリー反戦映 画”、ないし”反戦ミステリー”くらいの売り方をしろよ。ルビッチ&オゾン両監督に無礼だろう。由緒ある大映の歴史やブランドを平気で踏みにじったり、こ の会社の幹部は人として一番大切な何かを欠いている。
12月22日…来年売りの『黄金のソナタ』(スカ系アンソロ本)用の、いトうのネーム指定後、神保町方面の散策予定。昼飯は最近行ってない「三好弥」のカ ツ丼にでも。あそこはみそ汁もいい味だし。ただ取ってる新聞が「富岡総合病院」同様に、『ナベツネ新聞』てのが弱点。味覚と思想信条は別物件だが、どうも ねえ。その先の「たいよう軒」は『毎日新聞』。道路を渡った左手の「神田コーヒー」は日経&産経。事務所裏手の「珈琲貴族」は『朝日新聞』。ここは『日刊 ゲンダイ』も良く見る。「秀栄」は昔、『聖教新聞』があったような記憶があるが、最近は女性週刊誌や少年漫画誌しか見ない。
「古書かんたんむ」へ。前半は珍しく1万円の利益が出たが、後半は再び生き地獄状態。何たって17歳じゃなく、何たって6日間で売り上げ2250円 (………)。つまり文庫本1冊チョイ。棚代5000円には多分なるだろうが…(願望を込めて)。オイスター&カワディMAXにメールを。両名共に長い間顔 を見ていない。特に前者とは10年くらい前に1度顔を遭わせたのみ。カワディは三信ビル時代は時々顔を見せたのだが。いずれも敢えて眺めたい面ではない が、俺同様に歳を取ったろうな。
12月21日…2カ月振りくらいで、「シネマヴェーラ渋谷」へ朝一番で(地元上信線駅8時25分発)。『湖愁』&『続・こまつなんきん お香の巻』。前 者、予想通りひどい代物だったが、松島アキラファンとしてはまあ満足。だが田村高広、本当につまらない役者だったと改めて(実は全田村兄弟なのだが 一…)。浜田光夫はちゃんとスター女優の引き立て役を果たしていたが、高広がそれを実現したのは”兵隊やくざシリーズ”のみ(同性の勝新相手)。女優に対 しては結局引き立ても出来ない水準。雪の中で嵯峨三智子をおぶった際の、ドチビの惨めさと言ったら…(肺病病みのいたちが、牝馬を背中に乗せてる感あ り)。一方後者、予想外に面白かった。酒井達雄監督の演出に隙は無い。しかもエロフェミニズム映画にちゃんと。
福岡県在住エロ漫画家のおかRA嬢(おばさん?)に、生活保護申請失敗談を詳しく電話で。面白いのでこのネタは次回の「嫌われ者の記」に。さてどうしたのかな朝比奈まこと?(3日前の「漫画屋無駄話参照」)。
12月20日…わざわざ上京するのに、あんな映画館ならぬ”テレビ館”に行く必要はない(画面サイズはネズミ、いやゴキブリの額レベル)。「新文芸坐」 「神保町シアター」「早稲田松竹」「シネマヴェーラ渋谷」「フィルムセンター」と、いくらでも立派な映画館はある。「ラピュタ~」、チラシやポスターのデ ザインセンスは抜群だが、他館のラックでも自由に入手出来るし。ボスの才谷遼は、アベ”暗愚”シンゾー総理&同”アバズレ”昭恵夫婦同様、刑務所の壁の外 に居るのが謎と言われて久しい。ただ祖父以来の米国のスパイの血脈と世襲権力や、幼児無差別殺戮企業森永財閥の、血まみれの金でそれをなしてるハレンチコ ンビと異なり、徒手空拳で現在の汚名を長く維持している才谷は、ある意味で”偉人”なのかも知れない。
入手過程苦労自慢・蔵書維持苦労自慢(金・空間・対女房)・教養披瀝自慢。古本に関する本は基本的にこれの繰り返し。当然、最近は馬鹿らしいので全然読 まなくなっていた。『怪書探訪』(古書山たかし・東洋経済)は、「ブックオフ」門前仲町店で定価の3割位で。いつも108円本だけじゃカッコ悪いので、つ い見栄買い。最初の70~80ページは割りと快調。「ひょっとして…」と一瞬買い被ったが、100P過ぎる辺りで黄金の退屈パターンへ。後はサッと斜め読 み。新田次郎や井上靖クラスを大作家呼ばわりするセンスにも、自らを匿名にしながら『会社四季報』に掲載されてる企業勤務と、下手に自慢する神経同様に不 愉快千万馬鹿丸出し。他にも毒づきたい箇所は多かったが、どうやら「盛林堂」の優良顧客らしい。小野店長に貸し棚から追放されても困るので、口にチャッ ク。どうでもいいがな。
12月19日…上信線の馬庭駅の辺で、『年末の一日・浅草公園』(芥川竜之介・岩波文庫)読了。午前中の健康診断の憂鬱さが更に深まるような内容だが、今 もファンが多いのは理解出来る。理解出来なかったのは石割透の解説。”関東大震災後には朝鮮人の暴動に関する流言が大きな社会問題になるなど…”(200 P)とあるが、問題になったのは流言ではなく、それに伴う罪なき人々への大量虐殺行為自体だろう(大杉栄他の日本人も含む)。数行後で芥川が、「桃太郎」 を侵略者とする視点を打ち出した等のフォローで逃げを打つなど、石割君は時流に敏感に媚を売る、実に姑息で計算高い忖度クズ野郎。なら最初から触れるな よ、したり顔で。
夜、イマジカでの角川映画主催の上映会で、『色の道教えます』(監督・加戸敏・’61大映)「………」FCにチェコ映画観に行くんだったな。有名なイマ ジカの立派な建物と、犬塚稔もこんな下らない脚本書くのが分かったのは収穫。この街、「五反田東映シネマ」閉館以来かと思ったが、「ブックオフ」に10年 くらい前に1~2度来てる。
12月18日…「古書かんたんむ」の”嫌記棚”への補充&集金。12月上旬は10050円の黒字。11月後半の約10倍。出足が悪いので後半はまたそうなる可能性が。天気がくずれそうだし。
12月17日…「シネマテークたかさき」1階のスクリーンで(58席)、午前10時30分からドキュメントを3本連続で(間の休憩は10分程度)。『圧殺 の森』(観客約20名。伝説的な作品だが、正直な所さほでは。当時の各大学自治会や映研がカンパしてるらしくて、最後の字幕に団体名一覧が。明大夜間部中 央自治会、学苑会の名前が懐かしかった)。『三里塚のイカロス』(同約30名。138分あったが、長く感じなかった。一番充実。カッコいいサックスは坂田 明か? まだ川口の芝園団地で犬の散歩を?)。『三里塚に生きる』(同25名。めそめそしてて一番だらけてた。かつ踏ん切りの悪い編集。40分は楽に切れ る)。無論中高年が多かったが(俺同様に3本通して観てた人も)、女性が多いのに驚く。『圧殺の森』が古びて感じるのは、女性を点景としか扱ってないせい も大きい。
忘年会
投稿者:
たいくつ
投稿日:2017年12月13日(水)01時16分31秒
忘年会の時期です。数日前にメールしたのでご確認ください。
(届いているか不安なのでいちおうここにも)
下々の者へ(その1413)
投稿者:
しおやま・よしあき
投稿日:2017年12月 4日(月)12時54分15秒
編集済
1 2月15日…事務所泊まりの翌日は、日々時間に追われてる毎日と違い、ゆっくりと各種本屋&映画館が回れるので心に余裕が。街の隅々までが視界に入るよう だと言ってはオーバーか。コミガレ、店側の手抜きのせいか最近客が少ない。男が相田みつおの本を買ってる若いカップルが。どういうセックスをしているのか 心配に(”しあわせはいつもじぶんのこころがきめる”と叫びながらの騎上位、あるいはバック責め?)。
また昼間のFCにと思ったが我慢。日曜日には「シネマテークたかさき」で3本立てドキュメントを観る予定だし(各別料金)。凄いよ。『圧殺の森』『三里 塚のイカロス』『三里塚に生きる』と来た。1週間限定上映だが、特に『圧殺の森』を上映するのは偉い。何せ舞台が高崎経済大学(中核派のかつての拠点大学 で、渋谷暴動にも大量動員を)。同館、市営の「高崎電気館」にも協力を。高崎映画祭では昔から市と関係が。嫌がらせもあったのではと俺は推測。同館の女性 総支配人、『東京新聞』群馬版の連載コラムは退屈至極だが、やや見直す。ちなみに同世代は何回かは三里塚現地に行ってる者が多いが、小心者の俺は1度も (おっかねんだも~ん!)。映画でこの歳で初参加予定。
12月14日…今月の本業はほぼ終了。自宅仕事に集中しても良かったが昼過ぎに上京、事務所で一休みし後に3日振りの神保町。途中の「たいよう軒」でラー メン。最近猛混雑。ネットの半チャーハンを巡るグルメ記事の影響か?(同店の名前も) ここのラーメンは、「秀栄」のよりビンビールに合う(合計1000 円)。ただ麺は「秀栄」の方が腰がある。古くからの常連としては、早く昔の静けさに戻って欲しい(冷やし中華も天下一品!)。楊枝で歯を鳴らす悪癖があ る、お下品なタクシーの運ちゃんだけには戻って欲しくないが。
一巡後、半蔵門線経由でFC3時からのの『厳重に監視された列車』(’66)へ。戦後21年、すっかりチェコ映画が息を吹き返した感じ。ふざけててエロ で政治的。6時からの長編、『マルケータ・ラザロヴァー』(’67)に備え、銀座裏の「ドトール」でコーヒーL&チーズケーキ(680円)。『二重葉脈』 (松本清張・角川文庫)が佳境だったので、1時間があっという間。2本目、166分あったが退屈せず(パラジャーノフを骨太にしたような作風)。”チェコ 映画の全貌”、尻上がりに観客が増えている。口コミか。10時15分前くらいに終了。まだ早いので銀座線経由で「ブックオフ」早稲田店へ。ここは昔から文 庫&新書は不毛だが、単行本&雑誌が充実。8冊買う。飯田橋に戻り例によって東口の「日高屋」。今日はなぜか空いてた。東南アジア系眼鏡娘に、1人キュー トな子がおりますね。すぐそばの公栄社(”裸物写植の王者”)とはすっかり縁が切れた。『二重葉脈』の結論部分は明日に持ち越し、『ぼらのへそ』(中野好 夫・弥生書房)をめくり始める。
12月13日…都内の名画座では何処も角川映画の音頭取りによる、”大映作品翼賛体制”が続きウンザリ。よっぽどプリント(?)貸出料のダンピングでも? 角川映画の下請けじゃねんだし、各館は番組作りにもっとプライドを持てよ。こうも大映作品ばかりじゃ、粗が目立って客は安手な作りとワンパ俳優にゲップ が(その陰気さにも)。あえて東映をやるとかの(安手じゃ負けない松竹でもいいが)、根性ある経営者おらぬのか? 俺はFCのチェコ映画特集に退避してる からいいが、ここも誰も望んでない整理券システムを導入、逆に入場時間が延びて馬鹿役人根性丸出し。古参の警備員は、「色々と試行錯誤を…」とか言い訳し てたが、かつて一時的に館内放送を3度に増やし、批判が殺到して昔の1回に戻した件と同じ運命をたどるのは必至。出入りの印刷屋に下らない仕事をプレゼン ト(天下り先か?)、税金の無駄遣いするんじゃねえよ。
ベルギー大使館とかユーミン、まったく世間の風向きを吟味する能力無いな。ハレンチ白痴下げ運(お下品なカタカナ言葉は使いませんの!)熟女、アベ昭恵 に接近した人物の末路を知らないのか? 知ってて金のために? 落ち目歌うたいには、田舎やくざとの酒席で愛想を振りまくのと同じ営業の一種だろうが、ベ ルギーのイメージが一挙に悪化した同国国民には深~く同情。やはり大使に官房機密費が? アベゴロツキ集団なら平気でやるだろうし。
12月12日…「盛林堂」の”嫌記棚”、11月はまたもや1万台割れ。安~い物しか売れない。値段は勿論、出品量も見直そう(宅急便代も馬鹿にならな い)。帰社後本業でひと仕事。「秀栄」のみそラーメン後(520円)、「フィルムセンター」(入場料520円)3時からの『鳩』(’60)。コレはそうで もなかったが、今回の”チェコ映画の全貌”、戦前篇は片っ端面白かったのに、共産主義独裁体制後はどうしょもない。とても同一国家の映画とは思えない惨 状。ナチスやソ連軍に、まともな映画人の多くが殺されちゃったのか? 生き残った人も共産党に粛清されたり。『サイレン』や『閣下に報告』など、脚本、役 者、演出他全てが超レベルダウン(物質的な面に非ず)。韓国映画と邦画くらいの落差が。今が良けりゃいいとの享楽主義が魅力だったのに、中身も教訓物語 ばっか。それは今日の『鳩』もだ。次第に昔の不良っぽさが復活するのか?(内心期待) その足で持参した補充本を、地下鉄で「古書かんたんむ」へ運ぶ。意 外。好天気のためか、今日までに13750円も売れてる(12日間)。もう3日。黒字が1万に届くか?
再度の帰社後、また本業。今夜は東京駅初22時8分のあさま号での帰宅になりそう。これだと、連絡する高崎駅23時15分発最終の上信電車は、上州富岡駅止まり。車の迎えがあっても自宅着は12時過ぎに。色々とハードだな。
12月11日…幾人かに下仁田ネギを発送。地元のヤマトの営業所は、ネギ向けに臨戦態勢を。午前中に発送すると、関東なら午後には着いちゃうらしい。『夜光の階段(下)』(松本清張・新潮文庫)読了。ああ面白かった。
12月9日…夜7時過ぎ、「シネマテークたかさき」へ『女神の見えざる手』を。上信線高崎駅改札を出ると、向こうから2~3人の御供を連れた、ギョロ目の 岩井賢太郎富岡市長が。名古屋出張の帰りだろう。今朝の『東京新聞』群馬版に、彼が製作総指揮を担当した『紅い襷~富岡製糸場物語~』が、名古屋の映画館 で上映があり、岩井君が駆け付けたとの写真入り記事が(客が3人列を作ったとの下りに苦笑)。世界遺産の威光が薄れ、観光客激減下で映画まで作る与太郎神 経には呆れるが、要は近づいた市長選向けの公金を用いた事前運動。製糸場関連施設に加えて市庁舎までを建て替えたりと、土建屋兼福祉屋らしく大型箱もの事 業を次々に。彼の一族は確実に潤うが、富岡市民は借金返済のために数十年間の重税に喘ぐ訳だ。『紅い~』、未見だが『キネマ旬報』の採点ページで誰かがボ ロクソに。屈指のローカル税金ドブ捨てクズ映画と聞き、興味がようやくわいては来たが、重税に泣くのは悔しいよ(既に泣いてるが…)。
『女神の~』、25人以上の大入り。ただ主演役者も落ち着かないカメラワークも、俺の趣味ではない。練られた脚本が、そういう種々の欠点を覆い隠す。大事な所で偶然頼りの脚本なのではあるが…。
12月8日…「古書かんたんむ」へ。昨日までの1週間の売り上げ6250円。今の所は先月後半よりはマシ。だが、一瞬でも油断すると深~い落とし穴が…。 先月は「盛林堂」も悲惨だった(返品の量で分かる)。余りに退屈な、『シナリオ』を止めて読み始めた『キネマ旬報』によれば、今年は7月まで映画界も順調 だったが、8月から大幅ダウンと。古本屋さんからも似た話を良く。日本経済全体がか? それでもアベ暗愚政権を勝利させる、「ニッポジンワッカリマセ~ ン!」(日本人の皮を被った北朝鮮人)。
12月7日…九段下から新宿都営線乗り入れの京王線各駅に。西武新宿線や京王線、小田急の沿線には漫画家が少なく、昔からめったに乗らない。西武池袋線が 圧倒的。師匠が住んでたりすると、アシが自然と周囲に集まるのだ。立ち小便に似てるのかも。松本清張に没頭、車窓風景は楽しめず(ここから一旦、「日刊漫 画屋無駄話」へ)。
夕方6時前から、柴崎駅前のセブン2階の上品で明るいレストラン風の所で(子連れお母さん客多し。店名失念)、『痴漢電車 変態の夢と現実』関係者の打 ち上げ(全員浮いてた)。各スタッフの苦労話が楽しい。安いギャラのピンクで大変だろうと同情してたら、一般映画のギャラ下落が余りに急激なので、比較的 下がらないピンクの方がいい面もあると。ま、元々低いせいもあろうが…。何だかんだ言ってもピンク映画の方が、ゴキブリ以上の生命力を発揮、エロ漫画より 長生きするんじゃないかとふと。バブル時代に既に斜陽もいいトコだったし、出版業界より人々が貧しさに耐久性がある感じ。
エラソーな感慨を抱きながら、帰りの京王線各駅では『わが文学生活』(吉行淳之介・文芸文庫)。坪内祐三が『週刊文春』で触れてたので。ヤボテンな俺に は吉行の良さは昔から分からない。今週の広告を見ると、『週刊文春』&『週刊新潮』に官房機密費が平等に行き渡り始めた感じが。ドンドン大新聞に内容が接 近中。
12月6日…職員平均年収約2000万の御用NHKに、御用最高裁がご褒美のビッグボーナスを。アベネオナチ暗愚内閣を支える”バキュームフェラチオ検察 &警察”と並ぶ、賎業組織同士による山本一太の国会質問並の猿芝居。確かに敗戦直後からの超無責任国家ニッポンだが、こうガラガラと官僚機構が崩壊する様 を、目の黒いうちにライブで鑑賞出来るとは思わなかった。ネトウヨが嫌う韓国の方が、映画はとっくの昔からだが、政治も司法もキッチリ機能。慰安婦問題で は外交も独走中だが、今の日本で韓国に誇れるのは、約2倍の人口くらいか? トホホホ。
12月5日…数日前に読了した『第七官界彷徨・瑠璃色の耳輪 他四篇』(尾崎翠・岩波文庫)。後者は未読だったので感銘を。林芙美子はやたらに不遇作家扱 いしてるが、今読み比べるとランクが全然違う。確かに林芙美子も川本三郎が言う程ではないが、結構楽しい。でもやっぱり通俗小説家。内心はそれが分かって たから、嫉妬で消えた作家まがいの評価をしたのかも(凄く”らしい”)。
とんでもない解説が多い岩波文庫だが、川上賢子のそれは読後感割と好し。久々に読んでようやく、山崎邦紀脚本&浜野佐知監督の映画化作品に汚されたイ メージを洗い落とせた。もっとデリカシーのあるコンビが、再映画化してくれないかな。ただ川上は映画化作品について触れてない。出来不出来はともかく、尾 崎のシナリオまで収録されてる本なのだ。読者に不親切だし不自然。そういや山崎が何かもめ事があったと言ってた。稲垣真美といい、尾崎翠の研究家には心の 狭い人物が多いな。
12月4日…あるいは共同の配信だろうか。今朝の『東京新聞』にNHKの受信料を巡り、6日の最高裁判決を前にふやけた記事が。アベ様のNHKに対して、 全裁判官が安倍内閣に任命されてる最高裁が、不利な判決を下すはずがない。こういう前提から突っ込むべきなのに、カマトトぶった中立気取りの腑抜け根性丸 出しの駄記事。何を言いたいのか分からない文の末尾には、例により受信料疑問派と肯定派のコメントを並べる。お前の本文は一体なんだったんだ? 肯定派の 宍戸常寿(東大大学院教授)のコメントが笑わせた。NHKと視聴者は対立関係にあるのではなく、お金を出し合ってNHKを支えていると捉えるべきだと。職 員平均年収約2000万の電波送り付け詐欺商法集団に、年収300万以下の連中(数的には多数派の民間人)は、黙って奴隷になれと言ってるに等しい。宍戸 君、そのうちにNHK出版からドンドン著作が刊行されるだろう。
エキストラに参加した、山崎邦紀監督の『痴漢電車 変態の夢と現実』の試写が、7日に東映ラボテック(旧東映化学)であると(ピンクの試写は映倫審査に 便乗して行われるのが常)。メールで問い合わせがあったので、久々なので参加すると返事を。かつては車内無断撮影をしばしば強行していた、京王線は柴崎駅 集合というのも何かの因縁か。
12月2日…今年初の下仁田ネギ掘りの手伝い(収穫したネギを台車でフレームまで運ぶ)。母親の老化にともない(87歳)、年々作付け面積が減少。「来年 はもうよすんべえかな」との柄にもない弱気発言を。「体の調子でもおかしんかあ?」「そんなこたあねえよ。体はピンピンしてるんだけんど、皆に手伝っても らったりさあ…」「そんなこたあ気にすんなや。畑に出てねえとまっとボケちゃうでぇ」「そりゃそうだいなあ。これっちんべなんだからまたやるんべえ」この 小春日和では、今年もネギは安値だろう(鍋調理を囲む程の気温じゃない)。
痴漢電車
投稿者:
ヤマザキ
投稿日:2017年11月24日(金)22時14分43秒
大 蔵映画が「よりによって山崎邦紀に正月を託」したわけじゃないんだ。知らなかったが、お正月は痴漢電車というピンク映画界の伝統があるらしい。たまたま痴 漢電車が回って来たので、拙作が正月映画になっただけで、他の監督が痴漢電車をOKしていたら、そっちが正月映画になっていた。
痴漢電車の撮影は、電車内をどこで撮るか、エキストラをどうするかなど難問が多く、若干予算にプラスアルファーがあっても、多くの監督はやりたがらないらしい。ぼくも迷ったが、小多魔若史さんへの懐旧の念などあって踏み切った。
例によって誤字がある。「遠藤哲郎」って誰かと思ったら、エンテツさんのこと? 遠藤哲夫だよ。
下々の者へ(その1412)
投稿者:
しおやま・よしあき
投稿日:2017年11月21日(火)00時17分39秒
編集済
1 2月1日…昼頃、「山本書店」店頭の100円文庫棚前で、”古本界のカーチス・ルメイ将軍”(全古本屋絨毯爆撃チェック方式主義者)こと、古ツアとまたも や。「最近いいの出ませんね」「だね。けど古本祭じゃココの文庫は凄かったよ」「ホントすか?」30冊以上買ったが、中にいかにも「東京堂書店」のサイン 本コーナーで買ったらしい、署名&落款入りの『贋世捨人』(車谷長吉・文春文庫)が。気付かなかった俺がみちくさ市で300円位で売ろとしてたら、愚妻が 気付いて即販路変更。車谷の東京堂経由と思われるサイン入り文庫&新書は、軒下コミガレにも時々姿を。別れて「古書かんたんむ」へ。血だらけ処女赤字を覚 悟してたが、何とか1250円の黒字に。半月間で初老男が4回も通ってコレ。12月は更に悪化か? ブルブルブル(武者震いが止まりません)。
既定ルートを歩いて10冊前後。「三省堂書店」4階で休息。『第七官界彷徨・瑠璃玉の耳輪』(尾崎翠・岩波文庫)を再読。「第七~」はまったく覚えてお らず、未読だったんじゃとの自己疑惑も。でも創樹社版全集に収録されてないはずないし…。物忘れが激しくなると困る事が多いが、経済的な一面も。先般の 『わが青春に悔なし』も、原節子の無理筋な田植え場面と、名優河野秋武の卑屈な笑みしか記憶になかった。村人や原節子の描写も、あんなに社会主義リアリズ ム風と言うか、エイゼンシュテインっぽかったかなとか種々の感慨を。1250円の売り上げに準じてると言うか、いずれにしても安く済むタイプ。
11月30日…数日前にFCでもらった、「ユーロスペース」での”映画祭 映画と天皇”のチラシをペラペラ。企画した学生一同の趣旨文を読んで吹き出 す。”天皇陛下が生前退位の意向を表明された…”だ、”眞子さまの婚約報道も…”だとか、職員年収平均2000万の御用NHK真っ青な赤子振り。企画推薦 人に佐藤優、辛酸なめ子、鈴木邦男(この人だけは比較的マシ)、森達也を並べた時点で、この連中のお里は知れてるが。渡辺文樹監督を避けて通るような天皇 制映画祭は、開催する価値ゼロどころかマイナスだ。真っ当な表現は常にリスクと表裏の関係にある。縁側でひなたぼっこしながら粋がってんじゃねえよ糞ボケ ガキが。
前にも書いたような気がするが、”わが心の故郷”「日高屋」は、なぜ唐辛子のみ請求しないと出してくれないの? ラー油やコショウの脇に置いとけばいいのに。大型チェーンにすればわずかな費用だろう。全店舗でのケチ臭い対応が昔から謎。他は文句ないだけに残念。
11月29日…自宅仕事の日の夜は、「シネマテークたかさき」か「109シネマズ高崎」で映画見物するのが楽しみ。だが、昨今両館ともにロクな番組を組ま ない(役人の天下り映画館、「高崎電気館」も)。FCの”チェコ映画の全貌”は、ガラガラだが非常に充実。夕方からの上京を考えない訳ではないが、往復5 時間もかけての”労働見物”じゃ、昼間仕事の慰労にならない。やむを得ずにボケッとWOWOWで、『消されたヘッドライン』とかいう、全然知らないラッセ ル・クロウ主演作を。予想外に面白かった。最後の字幕での、昨今の新聞印刷工程の描写も興味深かった。8年くらい前の製作らしいから、この過程は更に変貌 してるだろう。脚本は変転描写がかなり雑だったが、何とか付いていけた。
母ちゃんの下仁田ネギ掘りがスタート。週末からは手伝いをせねば。いい番組が組まれても、高崎まで出る気力が失せるかも。
11月28日…期待せずに「古書かんたんむ」へ。昨日までの売り上げ4650円。もう350円売れないと初の赤字に。近所の方がおりましたら、”嫌記棚”で是非文庫本の1冊も買ってね。ペコペコペコ。昨日は1冊も売れなかった。シクシクシク。
要領を得ない客の長電話に田中社長がウンザリ顔。現物を見なければ値付けも出来ようはずが無いのに、電話で粘る人が多いらしい。チョイ前、「盛林堂」に 行った際も小野店長が電話を切れずにゲッソリしてた。この種の客は、切れ目無く1人で喋り続けるのが特徴と。古本屋は万が一の場合もあるから、邪険には扱 わない。孤独な自称売り手は(果たして本が本当にあるのか?)、お客様扱いに恍惚としているのかも。俺みたいな短気にはとても勤まる稼業じゃない。もどき で充分。ただもどきでも、半月で5000円も売れないおままごとって一体? 珍しく本業が忙しい1日だった。
今読んでる『妄想科学小説』(赤瀬川原平・河出書房新社)は、雑誌『公評』に70年代末に連載されたものと。同誌編集部は事務所近くで、飯田橋駅より (目白通り沿い)に健在だ。この頃からあそこにあったのかしらとふと。公栄社寄りに在った財界展望社は、いつの間にか消えていた。移転か?
11月27日…群馬は晴天で気温も高く、年寄りには絶好の気候だったが、東京駅に降りるなり急激に雲が空を被い始める。「古書かんたんむ」の”嫌記棚”、絶望状態に拍車がかかりそう(5000円台割れで初の赤字か?)。神保町は休んで門前仲町かな。
11月26日…自宅コタツに寝転んで、「東京堂書店」の局地的ベストセラートップ10にさえ入らない、『編む人 小さな本から生まれたもの』(南陀楼綾 繁・ビレッジプレス)読了。奴の陰湿な”豚眼部分”に目を閉ざした、前著よりは10グラムくらいは読む価値が。他人から見れば俺もなのだろうが、人は徒手 空拳でも志さえあれば餓死はしないんだね(敗戦以来の非戦争状態が前提だが…)。登場人物の俺の勝手なイメージ。小西昌幸(文化役人貴族)。竹熊健太郎 (GNP神話馬鹿)。堀内恭(異常人畜無害)。村元武(絶倫裏番長)。大竹昭子(ニューヨークの田舎っぺ)。本間健彦(土着再婚元山村工作隊員)。牧野伊 三夫(筆も箸も2本)。小林弘樹(越後産ミンク)。山崎範子(女周恩来)。
その”名インタビュアー”が昔から推薦してる作家、結城昌治の『公園には誰もいない・密室の惨劇』(小学館)初めて。つまんなくはないが爽やかすぎて物足りない。松本清張を3冊片付けた後で読むと、口直しとして効果的かも。
11月24日…毎度の事とはいえ凄すぎる。「古書かんたんむ」内”嫌記棚”の売り上げ、16日~23日の8日間で2950円(合計わずか14冊!)。先日 のみちくさ市といい(たった5冊!)、完全に「四谷書房」さんを王座から引きずり落とす勢いの、マイナスパワー大炸裂。「コレじゃ棚のいじりようがない ね」と悟りの境地の田中社長。撤退する店主は大方決断して実行。残されたのは道楽派のみ。その余裕かましスピリッツも、いつまで持続出来るやらと妙に他人 事。
数日前、「東京堂書店」2階のチラシコーナーでプロを目撃。神経質そうな眼鏡のやせ形男(佐川税金泥棒幇助国税長官にやや似)、チラシが曲がらないよう にアタッシュケース風のバッグを持参。本同様に上の数枚を除去、頭を傾け片目で凝視して無傷な物を丁寧に選択。その様が余りに真剣で近寄りがたい。若尾文 子の『刺青』からの写真を用いた、「フィルムセンター」のチラシについ手を伸ばせず。映画も観ずに「神保町シアター」や、「三省堂」格階のラックも漁って ると思われる。ご苦労様です。
先般エキストラをした山崎邦紀監督のピンクの題名は、『痴漢電車 変態の夢と現実』と。12月29日に「上野オークラ」&「横浜光音座」で公開(1月1 1日まで)。1月6日には「上野オークラ」で舞台挨拶もあるらしい。凄いねピンクとはいえ正月番組とは。よりによって山崎邦紀に正月を託すとは、大蔵映画 もやけくそかな。エロに盆暮れは関係ねえか?
11月22日…いがらし旦那の場合はお世辞でなく出て当然と思うが、河出書房新社や青土社の個人ムック本て、”無理矢理感200%”の場合が多過ぎる。 「そんな人は拷問されても全然知らないよ!」てな感じ。多分まとめ買いなどを条件とした、売り込み企画もあるのだろう。この調子でパカスカ刊行を続けれ ば、ムック化されない各界文化人の方が少数派になろう(マジで)。身辺を見回すに、岡崎武志&内澤旬子は当然その権利があるだろうし、もう3年もすりゃ遠 藤哲夫や南陀楼綾繁、荻原魚雷、ピスケンでさえ出かねない無節操ワールド(後の4人の場合は嫌がらせ。あ、その頃はエンテツはもう鬼籍か)。
11月21日…店主が病み上がりで何かと手が回りかねてるのだろう。「田村書店」内レジ付近でスマフォを堂々と操るチンピラセドラーを目撃。2人の従業員 も出掛けて奥さん1人なので、たまたま見逃されてたのだろう。俺が代わりに奴を蹴り出しても良かったが(「テメーここをドコだと思ってやがる!」の怒声と ともに)、100円箱から10冊も持参してる貧乏爺さんじゃ迫力不足なので、ガンだけチンピラに飛ばして去る(本人はいかに自分が大胆不敵な真似をしてる か、全然無自覚。アベ総理系馬鹿人間の特権だな)。
11月20日…『羊の木』、す…素晴らしいポスター。余ってたら国内版&海外版各1枚、着払いで送れなんて図々しいお願いは決してしません(ましてやヤフ オクで叩き売ろうなんて邪念も、一切抱いてません)。自作映画化時の原作者の対応で思い出すのが、『苦役列車』での西村賢太。契約上東映はそんな義務は一 切無いだろうに、賢太は各種宣伝グッズをおねだりして複数セット入手。なのに映画の出来をボロクソに各種媒体で。人のいい宣伝担当者、奴を荒縄で絞め殺し たくなったろう。原作料や契約外プレゼントが、原作者への口止め料だって常識が、東京生まれの中卒ド百姓作家には理解出来ず。公開半年後に文句をつけるな らともかく…。宣伝グッズ全部返してから寝言はほざけと、珍しく昨今の腰抜け東映の味方をしたくなった。ま、確かに映画『苦役列車』は凡作だけどね。
「神保町シアター」で『虹をわたって』(監督・前田陽一・’72松竹)。秀作の誉れ高い一作だけに、30人も入ってなかった『起きて転んで~』とは違 い、50人前後の初老オジン&オバンでムンムン。若きジュリーの勇姿に会場のオバサン群からからため息(俺はフィリピン人風だなと)。公開時、小川徹だと 思ったが『映画芸術』で、”天地真理美智子妃説”を主張したような記憶が。言われてみれば確かに。成り上がり後妻役の日色ともゑの存在が、やや下々の者と の?がりを示唆はするが、前田陽一版『愛と希望の街』でもある。真理ちゃんとプータローは結局は相いれないで終幕。そこに味が。『踊りたい夜』や本作は、 年に1度はスクリーンで見物したい。無論、アイドル歌謡映画としてもカンペキ。
『編む人』(南陀楼綾繁・ビレッジプレス)、全国的にはまったく参考にならない、「東京堂書店」の売り上げベストテンにも姿が見当たらない。「そこまで 売れないのか…」と深く同情、仕方ない1冊哀れみ買いをと店内にで探すが無い(21日には積んであった)。内澤旬子ファンの仕入れ担当者が敢えて注文しな かったのか? 「三省堂」へ移動。2階に山積み。『おい、小池! 女ファシストの正体』(適菜収・KKベストセラーズ)、『キネマ旬報』と一緒に買う。適 菜本、前著は帯イラスト(吉田照美)での安倍昭恵のたるんだ鼻の穴が素晴しかったが、今回の小池の首筋の醜悪さも圧倒的。昔、吉田美奈男というロリ絵に近 いエロ劇画家が。まだ当時は絵が軽過ぎると軽視されていた。もう3年頑張ってたらあるいは。早朝に届く原稿があるため、事務所に泊まり込み。
どうもども
投稿者:
いがらしみきお
投稿日:2017年11月18日(土)10時46分37秒
塩 山さん、Mateありがとうございます。来年1月に、河出書房新社から「文藝別冊いがらしみきお」という特集本を出します。いろんな方に協力してもらって いるんですが、塩山さんのところにも「エロ劇画時代のいがらしみきお」について取材などあったらよろしくお願いします。担当の町田さん、若くて美人です よ。
あと私が原作の映画「羊の木」も来年2月公開の予定です。この前、金沢まで試写会に行って来ました。なかなかがんばってましたよ。ついでに画像もアップさせてもらいます。これは海外版のポスターですが、カッコイイでしょう。
(無題)
投稿者:
???
投稿日:2017年11月 2日(木)21時17分12秒
編集済
忘れられた自由戦士 埼玉最強軍団
その昔、埼玉に、国家権力に正面から喧
嘩を売った奴らがいた。
彼らは、悪徳資本家達の搾取と重税に反発
し、武器を手に立ち上がった。
そして、悪徳高利貸しを襲撃し、借金の証
文を焼却した。
更に彼らは行政府を占拠し、埼玉県秩父地
方の分離独立を宣言、解放区が誕生した。
しかし、彼らの天下は十日で終わった。
近代兵器を装備した政府軍の猛烈な攻撃を
受け、解放区は崩壊した。
反乱の首謀者と幹部、多数の末端兵士が逮
捕された。
裁判の結果、首謀者と幹部に死刑、兵士達
に無期懲役と長期の有期懲役が宣告された。
その後、政府とその支持勢力は、彼らを山
賊の一味と見なした。
歴史からその存在を抹殺したのである。
彼らは国家権力に立ち向かった、史上唯一
にして最後の革命戦士。
その名は秩父困民党。
自由人同盟 埼玉一八八四
下々の者へ(その1411)
投稿者:
しおやま・よしあき
投稿日:2017年11月 2日(木)17時09分18秒
編集済
1 1月19日…やっとこさ1万円台に乗った、今日の”みちくさ市”の売り上げ。だが本は文庫本が5冊だけの超ていたらく(3000円にもならず)。8割が1 0枚売れたブックカバー頼りの、情けない素人古本屋もどき。かつて「盛林堂書房」の貸し棚で、「四谷書房」さんが打ち立てた不滅の歴史的大記録、”1カ月 間売り上げゼロ”に肉薄しつつある。やだやだやだ。
間に武藤良子×石丸元章×ピスケンの、同市恒例のトークショーへ。参加者14名(入場料1000円)で女性が2人のみなのはやや寂しかったが(いかれた 姉チャンが殺到するのかと勝手に期待を)、雑司ヶ谷アル中&◯中トークはなかなか盛り上がっていた。歯っ欠けピスケン、痩せた肢体ながらも貧乏振りで貫禄 を発揮(家賃半年分滞納中)。石丸はみうらじゅん程ではないが、なかなかの司会振り。毒気に当てられ柄になく大人しい武藤が、もぐり医者の手になる再生処 女のように見えて笑えた。
11月17日…昼前、「矢口書店」店頭で古ツアを見掛けたのであいさつ。やはりプロセドラーは凄い。普通「一誠堂」や「澤口書店」、矢口の店頭なんか見な い。そこを帝都&都民を焼き尽くした東京大空襲の責任者ルメイ将軍のように(後に天皇裕仁は最高位の勲章を与えた)、徹底した無差別絨毯爆撃する所が偉 い。俺なんか田村や軒下コミガレ他の、だらけたピンポイント専門。人と同じ事してても瞠目するような成果は得られない。でも老化が進行すると、そういう執 念が消えて行く。一巡後、「神保町シアター」の『起きて転んでまた起きて』開始までの暇つぶしに、「三省堂」4階の休憩所で『語る藤田省三』(岩波現代文 庫)。終始面白い。『起きて~』は前田陽一監督とは思えない愚作。脚本(小松君郎)がひどい上に、演出のテンポ&やる気ゼロ。一水社の森田氏にお詫びメー ル。一体、今年何度目になるのか?
11月16日…「まさみ」で本当に嫌な客を見た。同世代の頭部中心ハゲのよれよれ背広。満席でてんてこ舞いのおばさん2人に、やたら話し掛ける(商売上の 営業込みなのが姑息)。当然シカトされるのだが、全然めげないとりもちのような執拗さ。酔っぱらいに、NHKがアベ暗愚総理に示す程の忖度&忠義は求めな い。しかし、客の飲み代は全部俺が持ってると言わんばかりのでかい面(無論ブ男)にムカムカ。温厚な俺がビールビン(大)をドタマに炸裂させたくなったも の。後で常連客に聞けば、ここばかりか近所の飲み屋でも有名な鼻つまみ者と。70年代の東映京都撮影所の大部屋でも、充分に勤まったであろう不愉快なキャ ラだが、一夜開けてみるといい経験だったなとも。
11月14日…「盛林堂」に寄ってからの出社。2カ月連続での1万円台割れ。しかも業界無駄話に熱中しすぎて、買った本や領収書はもらったのに、売り上げ 金をもらい忘れる醜態を(来月回しに)。雑用を済まして神保町。「古書かんたんむ」の”嫌記棚”の売り上げ、昨日までで9400円。結局黒字は5000円 前後だ。すっかり園児の小遣い時代に回帰。本の運搬で老体の運動にはと悟るべきか。傘を忘れたのに次第に雨足が強く。「三省堂」4階、休憩コーナーで『芥 川追想』(岩波文庫)を30ページ程。止まない。2階で。岩波新書は社員に潜り込んだネトウヨが、駄目企画を立ててるのかとか、『読む人 小さな本から生 まれたもの』(南陀楼綾繁・ビレッジプレス)は、生ぬるい内容&編集で買う気がしないなとか思い素通り。4階で買った『映画論叢』46号に加え、『妄想科 学小説』(赤瀬川原平・河出書房新社)を選び1階レジへ。まだ雨足は衰えず。ハンカチを被って事務所を目がけてダッシュ。途中の「神田コーヒー」で一休 み。帰社後、カワディMAXの下描きチェック。ファクスの調子が悪い。紙の入れ過ぎか? 頭が妙に冷えてるのは、昨今の頭髪量の急減少と関連あり。
藤木TDCのスケバン映画本てまだか? 高橋ヨシキだ滝本誠だ、退屈な奴の映画本ばかり「書泉グランデ」3階に並んでるのでウンザリ。モルモット吉田が 改名したと。いいPNだったのに。病床の親に泣かれたか? 南陀楼綾繁も出身地元紙の連載は、河上進名義だと昔聞いたような。情けねえ連中。ピンク映画出 身で低予算一般映画をやっと撮れたサンピン監督が、作品歴でエロ題名にカッコしてドイモな原題を入れて歴史修正してるのを連想。こういう輩が死に際に勲1 00等レベルの勲章をもらっちゃ、二重橋方面に泣きながら土下座をするんだよ。
日活ロマンポルの出身の監督は一時大いに邦画に貢献したが、昨今のピンク映画出身の監督は、邦画堕落の元凶(マシだったのは高橋伴明まで。沈んだままの 山崎邦紀や荒木太郎は別枠)。2度と苦界に戻りたくないとの執念で、卑屈に何でも引き受けちゃ銭の代償に恥をかきまくり。テレビ出身者も度し難いのが多い が、ピンク勢には負けてる。ただ先日、山崎邦紀監督のエキストラをした際に、油まみれのコロッケ&肉炒め弁当(推定400円)を食べた際には、上昇志向一 筋の俗物監督の気持ちが、少~しだけ分かったような気も。でも本当につまんないよ、滝田洋二郎や瀬々敬久他の一般映画。更に三池崇史や阪本順治もだが、何 であんなに次々と凡作映画が撮れるのかが謎。山根貞男や上野昂志(山根は昔から駄目だが、この人も最近老化が著しい)あたりのオベンチャラ効果だけではな い、謎の理由があるのだろう。もう先の長くない、山崎邦紀や荒木”痴漢”太郎にも撮らしてやれよ。
11月13日…19日は今年最後の鬼子母神商店街のみちくさ市。天気は今の所は大丈夫そう。武藤良子、ピスケン他(もう1人の名前失念)によるトーク ショーは面白そう。久々に行ってみるか(廃老人、エンテツも参加と)。ただその間の店番の手配がなあ。子供にも近頃は見放されてるし。何とかせねば。
11月12日…昔、美女木ジャンクションなるサンピンエロ漫画家が居た。そのP・Nの元になったと思われる、戸田市美女木の廃墟美に満ちた工場跡らしい貸 しスタジオで、来年1月公開予定の山崎邦紀監督(69歳)の新作痴漢映画のエキストラを(チープなベニヤ板製の電車が一輛、一角にあるのだ)。午後1時か ら夜の9時まで車内で立ったり座ったり(お陰で松本清張の文春文庫、『強き蟻』読了)。大いなる気分転換に。ただ女優さん2人も、我々やスタッフ(約20 人)と同じコロッケ&肉炒め弁当(推定400円)だったのは可哀想。彼女達だけには、1000円程度の幕の内弁当を用意すべきだった。主賓は大切にしな きゃね。一般映画と違い差別していんだよ。
”大衆食堂のアル中廃人老人”、エンテツこと遠藤哲夫(74歳)も狩り出されていた。既に酒臭い。羨ましい身分だ。糖尿病の気があるのか、盛んにペット ボトルをグイグイ(確認出来ただけで2本。弁当の際のウーロン茶もかなり)。老人は水分補給が大切と良く聞くが、トイレが近くなるのが難点。ところが廃老 人、いやエンテツ氏は全然そんな事はないと(夜も)。便秘とも無縁と。全然うらやましい風貌ではないが、理想的体質とやや嫉妬。ここら、岡崎武志が関西か らの上京直後、インチキ不動産屋に騙されて一時的に住んでたアパートがあった所じゃ? ま、俺が長年住んだ西川口や蕨も隣接してるが。
11月11日…夜、「シネマテークたかさき」で『密偵』。観客約15人。40分長いが退屈はしない。本作を観てて、日本の若手俳優が下手糞な理由が何とな く。昔の邦画界は、臭いと言われながらも映画の要所は新劇出身者が手堅く。だから、ショーケンや岸部シロー他、音楽畑出身の”演技素人役者”が大いに映え た。昨今はそういう連中が多数派に。しかし習字の基礎を学んでない役者の感覚オンリー行書体芝居が、いつまでも観客を誤魔化し続けられるはずがない。彼等 に輝きを与えるはずの舞台出身俳優も、既にアクのない世襲ボンボンばかり。政界と同じ動脈硬化を起こしてるのだね。『密偵』に出てた日本人残忍官憲役のの 鶴見辰吾など、マシな方だろう。吉岡秀隆が出て来たら自殺したくなったろう。
11月10日…「古書かんたんむ」の”嫌記棚”、10日間でたった6450円! ココにも「盛林堂」にも来週は集金に行かねば。幼稚園児の”集金ごっこ” のようで、白髪頭が赤く染まりそう。自称共和主義者でアベを支持するトンチンカン、小谷野敦の『文豪の女性遍歴』(玄冬舎新書)を昨夜から。コイツの床屋 政談本は落ちてても拾う気しないが、本畑はさすが。昨夜の「日高屋」飯田橋駅前店の、ビンビールとバクダン炒めにフィット。近松秋江の評伝も執筆中らしい ので楽しみ。右翼政談は適菜収の足元にも及ばないよ。谷沢永一の下品な後継者だなすっかり。ただ今回の本、結論づける文章の末尾が少しソフトになってる気 も。
11月9日…11時過ぎ、出社するなり山崎邦紀監督から電話。「漫画屋無駄話」によれば友人にまでエキストラの声を掛けてくれたようだが、助監督による送 迎等の問題もあり、有り難迷惑な面もあるのだと。なるほど。20世紀末とは、ピンク映画のエキストラ事情も変わったようだ。声を掛けた2人には揃って断わ られたので問題ないが…。余計な弁当代も出せない台所事情でも?(マジでそういう世界)遠藤哲郎が一緒だと。エンテツ爺さんも大宮の先(集合場所は北戸田 駅)。持参衣装、なるべくジーパンは避けてくれとも。エキストラも仕事の一環である、助監督が良くはいてるからと。これまた納得。内澤&畠中の両女史が、 同監督の栄昇ビルで行われた薔薇族映画にゲスト出演してくれた日を、懐かしく思い出す。あの頃は俺もまだ青春時代のはずはないって。
おかRAの『トーテツ』用原稿の修正を済ませ、近所の角川映画試写室へ。1月26日公開の『ザ・リング リバース』。俺には『呪怨』と『リング』の区別 が良くつかない。明日電話するオイスターに、詳しく尋ねてみよう。3時過ぎの遅い昼飯。事務所裏手の「えぞ松」へ数年振りに。ホイコーロ定食&ビンビール 大(1330円)。盛りのいいご飯を3割方残す。それでも下品なゲップが。良く昼間からビールを飲んでた社長は見当たらなかった。「若!」と従業員に呼ば れてた息子は、すっかり中年男になり采配を。ここ、キッチンは古手従業員2人が仕切っていた。1人はまだ頑張ってたが、東北なまりが激しい若い方は居な かった。その彼が、「今日は東京ドームで”肉じゃが”のコンサートがあって混んで…」と繰り返してた日が。まだ遠山企画時代で、水道橋駅付近の線路沿い の、セブンセントラルビルに事務所が。「ミック・ジャガーの事か…」と気付いたのは帰社後(彼が社長の息子を「若(わか)!」と呼ぶと「バカ!」と聞こえ た)。90年代前半のエロ漫画のバブル時代。『現代エロ漫画』に収録した、『レモンクラブ』連載の「凡人回想録」に書いてたような。当てにならないが。
午前中、隔月で通ってる「高崎医療センター」へ。担当医は6年前に手術してくれた恩義ある人。だが、年月を重ねると感謝の心も薄まり、「鵜飼いされてる 群れの一羽のような…」と思い始めてる。1度庭の手入れを始めた植木職人も、その家に対して医者に類した考えを? いや、ちょっと喩えとしてフィットしな いか。いずれにしろ、1日2回の薬とは一生縁が切れそうにない。売人(医者)&薬中(患者)との比喩は、決して間違ってないな。
11月8日…自宅仕事。数日前に今月分を「盛林堂」宛に発送したお返しに、10月分の売れ残りが返品されて来る。送った箱の3分の1程度が減ってるだけ。 10月分売り上げ、またもや1万円台割れ必至。「古書かんたんむ」が少しいいとコレ。両者の共存があってもおかしくないのに(両方売れない月はしょっちゅ う)。ブツブツ言いながら、大海にマチ針を投げるような出品作業。誰か拾って!
夜、「シネマテークたかさき」で『ジュリーと恋と靴工場』。観客2名。電気代にもならないか。地味さが異常なまでの領域。主人公と秘書にもっとセックス アピールある配役を組めば、本館でも10人は入ったろうに。「銀座シネスイッチ」あたりで公開されたんだろうな。どうでもいいが。”知的女性支配人”に好 まれそうな、臭わない犬の糞のような脱力作。もう「ギンレイホール」路線は放棄、かつての「シネマート六本木」のように、毎週韓国映画を上映すべし。入り もこの手のカマトト映画よりよっぽどいんだし(必ず2ケタ入る韓国映画)。帰りの上信線で『巴里祭・河明り』(岡本かの子・文芸文庫)。読了済みの「河明 り」以外を。いい。そういや瀬戸内晴美の「かの子撩乱」、まだ読んでない。反省。
11月6日…「ブックオフ」の108円コーナーでいい本がたくさん買えると、申し訳なくなり半額棚の本も時々(生来の小心者)。その際に文芸文庫や岩波文 庫と並んで一番買うのが、ちくま学芸文庫。今朝から読み始めた『美術で読み解く聖母マリアとキリスト教伝説』(秦剛平・ちくま学芸文庫)も、そんな1冊。 著者への知識は全然なかったが、そのシニカルな視点、文体にたちまち痺れる。少し言い過ぎじゃと温厚な俺は思う箇所もあるが、退屈させないので170Pま で一気に。宗教自体にではなく、それに狂奔する人間の生態にこそ著者は興味を持ってると推測。ホント、宗教ってキリスト教も仏教も創価学会もオウムもIS も全部同じだよ。
一仕事後、「神保町シアター」で森崎東監督の駄目な所だけが集中したような凡作、『生まれかわった為五郎』(’72松竹)を見物後、「古書かんたんむ」 へ。今日までに一応は棚代分(5000円)は売れた模様。田中社長と「盛林堂書房」の小野店長の噂話。「彼、良くやってるようねえ」「いやあホントに立派 な人物ですよ」(本当の会話とは一部異なります)先月、本は20冊しか読めなかったが、映画は33本と年寄りの割には健闘。朝1番で「シネマヴェーラ渋 谷」で2本見物、夜またFCや「神保町シアター」、「早稲田松竹」他に行くと本数が増える感じ。
11月3日…事務所泊まり。雑用を種々済ませて(午前中に「シネマヴェーラ渋谷」で、『九十九本目の生娘』を20数年振りに再見)、念のために「古書かん たんむ」の”嫌記棚”をチェック。全然昨日と変わらず。田中社長の話では、古本祭り効果があったのは、27、28、29、30の初日4日間だけだったと。 今日からすずらん通りのブックフェスティバルが。年々ワゴン出店者が減る、落ち目の靖国通り沿いとは大違い。近年出店版元が増えてギチギチギッシリ。通り 抜けるのが一苦労(靖国通り沿いは”スイム~スイム~ス~イ~ム~?”)。来年は更に格差が広がるかも。でもすずらん通りでは何も買わず。
11月2日…「古書かんたんむ」へ集金に。10月後半の棚代差し引き後の売り上げ12850円。腐っても古本祭りって事か。でも悪天候の31日、1日は1 冊も売れてない。残る3日間は果たして? 帰りに爪切りをもう1つ欲しくなり「ダイソー」へ。商品の余りの種類の多さに探し出せない。昔、退屈男が付近で 働いてた頃は、俺が困ってるとどこからか湧いて来て即見つけてくれた。今はそれも期待出来ない。買えずにすごすごとコミガレ方向に去る。
携帯やPC他の文明の器機は、当然人間同様に完璧じゃない。誰もが落ち着いてデータを確かめてから、相手を批判して欲しい。相手を無自覚に遮断、攻撃し てる場合も多い(互換性、対話の否定)。で、事務所の骨董品的据え置き形パソコン、だましだまし何とか引退まで使おうと考えてるが…。自宅のノートも骨董 品。こっちこそ新しくすべきか。ツイッターが読めなくなって久しいし。金もだが接続とかが面倒でゲッソリ。
11月1日…「109シネマズ高崎」で『ブレードランナー2049』。観客が20名以上! アメリカでの大コケが信じられない景色だが、今日は1100円 均一日。参考にはならない。スコット御大の『エイリアン』の新作が余りにひどかったせいか、そうは退屈せず(心の準備も出来てた)。普通の凡作かと。音楽 センス本当に悪いな。ゴズリング、背が小さいのだね。ハリソン・フォードと並ぶと大人と子供。類した真田広之に比べれば演技は上手いので、次第に大きく見 えはするが…。帰りに高崎駅東口の飲食街の讃岐うどん屋で釜あげ(大)。サービスデーとかでレンコンのてんぷらも付けたのに、合計300円。やり過ぎじゃ ないのか少し?
日米開戦
投稿者:
馬うまい
投稿日:2017年10月20日(金)11時33分35秒
はじめまして。
ここ数年、太平洋戦争や真珠湾攻撃は
アメリカに仕組まれたみたいな本が結構出てますけど
塩山さんはルーズベルトは日本を最初から日米開戦に引きずり込もうと考えてたと思いますか?
下々の者へ(その1410)
投稿者:
しおやま・よしあき
投稿日:2017年10月14日(土)09時07分55秒
編集済
1 0月31日…朝1番で「シネマヴェーラ渋谷」での、『検事とその妹』『女獣』を見物後に出社。神保町にも行かずに、「日刊漫画屋無駄話」更新の調子が悪 い、据え置き形骨董Macとの地獄対決。数時間を空費するのを覚悟してたら、念のために自宅から持参した他のマウスに交換したら、あっという間に直り拍子 抜け。無駄話、一応5千回は続ける予定だし(勝手に決めるな!)。
10月30日…耐震工事騒音を逃れて午後2時過ぎからの「神保町シアター」、『ドリフターズですよ!冒険冒険また冒険』(監督・和田嘉訓・’68東宝) へ。ドリフターズは昔から1度も面白いと思った試しがないが(小林信彦&森卓也両御大も当然歯牙にもかけてない)、和田監督は”東宝のアウトロー”と言う か(確か『銭ゲバ』はこの人)、妙な作品を撮る人なので。結論。ただただひどかった。主役が元々芸無しなのに、脚本(松本ひろし)が左足で書いたような適 当振り。演出者も向いてないと投げてるようで、地獄の83分。ナベプロ系映画の最低保険、歌手の熱唱シーンも皆無。更には真理アンヌや小山ルミ(後のロマ ンポルノの川村真樹まで!)出ていながら、水着場面も無し。和田監督が嫌いになりました。予算もクレイジー物の10分の1位じゃ?
帰りに「古書かんたんむ」へ。やはり古本祭りの余波はあった。今日までで18200円。「1本あたりの棚の売り上げじゃ、塩山さんが一番だと思うよ」柄 にもなく田中社長のお世辞まで飛び出す。出店者が激減してるから、トップと言ってもなあ…。でも一応喜んでおこう。「神田コーヒー」で『幼なごころ』 (ヴァレリー・ラルボー・岩波文庫)を少し。三島由紀夫の退屈な「剣」他で濁った頭は、今朝までの『果実のない森』(松本清張・文春文庫)で洗い流した が、これまた畑違いの面白さが期待出来そうな出足。『MateL』18号の原稿整理。
10月28日…「シネマテークたかさき」、夜8時からの『エル』。観客8名。”勧悪懲善”のヴァーホーヴェン監督も、「バイアグラ無しじゃもう立たな い?」と、邪推させるような出来。退屈じゃないが31分長い(131分)。イザベル・ユペールは上手いけど、もっとたわわな乳房の女優の方が画面が映えた と(ペチャパイは乱暴されても震えないし)。強姦魔役も眼が優し過ぎ。ルトガー・ハウアーはやっぱし凄かったな。でもハリウッドじゃ、こういう映画の企画 が絶対に通らないだろう。なぜか問題にならない規模の属国日本においても(ピンクは別)。俺が観た日も満席だった、『米軍が最も恐れた男 その名は、カメ ジロー』の再上映が決まったとの告知が。期間未定と。入りに合わせて決めるのかな。帰りの上信線で、60年代初頭の『テレビドラマ』という雑誌を拾い読 み。版元がソノシートの出版社というのが泣かせる。
10月27日…昼前に古本祭り恒例、「山本書店」の100円均一文庫で12冊買い、裏通りから「神保町シアター」へ。午後2時過ぎからの『私と私』(監 督・杉江敏男・’62東宝)の券を。コミガレ他一巡後に見物したたら、昔ケーブルテレビで1度観ていた(栄昇ビル時代には加入してた)。低予算映画だがシ ネマスコープなので嬉しい。撮影(完倉泰一)はその点を生かそうと種々努力。ザ・ピーナッツが、”振りむっか~なっははい~で~?”がサビのヒット曲を画 面左側で熱唱、右側ではゲイ的セックスアピール満点の、スカイライナーズを率いたスマイリー小原が、ツイスト式指揮取りの傍ら踊りまくる場面が最高!(井 上ひろしの不気味さは次点) この監督には、傑作『踊りたい夜』を撮った井上梅次監督のようなミュージカルセンスが無く、映画全体としては凡作だが、前出 場面だけで俺は満足。テレビじゃ全然分からなかったよ。
熱唱で思い出した。火曜日に”座頭市シリーズ”も”眠狂四郎シリーズ”も、大映じゃなく角川映画が製作したかの如きインチキ表記で悪評高い、”歴史修正 主義映画会社”角川映画主催の、「神楽座」での無料上映会でヘンテコな映画を。『残月講道館』(監督・村山三男・’57大映)。田中絹代同様、なぜこの人 が人気あったのかが分からない、菅原謙次主演の柔道映画。本作で一番盛り上がってたのは、柔道シーンではなく旧制中学もの映画には必ず登場するストーム場 面。手間隙予算を掛ける場面を勘違いしている。監督の趣味か?(新潟県立柏崎中学出身)
「神保町シアター」を出て「古書かんたんむ」へ。やはり古本祭りが近づくに連れて、”嫌記棚”の売り上げはダウン傾向に。ロクでもない客しか全国から集 まらない行事だな。とはいえ今月後半は今日までに12850円。月末までに1万の純益を確保したい。帰りにまた「山本書店」で文庫を5冊。今年は歩道に台 を出してる出店者が、例年より少ないような気が。去年はバイト中の退屈男を見掛けたが、今年初日はマスクした「立石書店」のオッサンしか知り合いには気付 かず。
10月26日…ベテランのくせに逆釣り鐘形にならない、ヘタ糞なネーム作りをしてたいトうが、ようやく最近駆け出しのレベルに。そのネーム指定後、「神保 町シアター」へ。午後2時過ぎからの『若い仲間たち うちら祇園の舞妓はん』(監督・佐伯幸三・’63宝塚)。脚本が井手俊郎なのでひょっとと期待した が、泥臭い宝塚映画らしい凡作。着物はミュージカルっぽさとは合わない。浅草の「国際劇場」の閉館直前に俺は時々通ったが、日本の四季を素材にしたような 出し物は毎回退屈した。凡作でもナベプロ所属奴隷歌手の歌唱場面が癒してくれるのが、同プロが1枚噛んだ映画の最低保険。だが本作に限れば、今観ると3人 娘(中尾ミエ・園まり・伊東ゆかり)もスリー・ファンキーズも馬鹿みたいに下手糞。梓みちよだけが振りも決まって輝いていた。感心したのは背景の風船と提 灯の数。さすがは阪急&東宝財閥! 大映や松竹じゃこの10分の1で撮影してるよ。
帰社して一仕事。夜8時前からの「ギンレイホール」、『ハクソー・リッジ』へ。ここの観客管理志向は相変わらずで、猫、いやネズミの額のようなロビーに 客を並べたがる。そういう真似は、「新文芸坐」並の敷地がある小屋だけがすべき。シカトして読書(三島由紀夫)。主役、下手じゃないけど変な顔だね。日本 軍の強さと卑怯さに?然。後者はともかく(闇討ちを奇襲と言いくるめる国柄だ)、前者はそうしないと映画が盛り上がらないためだろう(ハリウッド映画の昔 からの立派な特徴)。敗戦国日本の映画はその点ケツの穴が小さい。岡本喜八の時代から、中国の兵隊は女子供のように弱くて笑い者扱い。「なら何で全土を占 領出来なかったの?」と、子供心に疑問を。日本軍が勝ってる時代の映像だけを集めたドキュメントが、遺族を中心に結構ヒットする国民性とはいえ(題名失 念)。気に入らない現実に平気で眼を閉じる性根は、日本国が誇る伝統文化らしい。
神保町の靖国通り沿いは、明日からの古本祭のブース設営でどこもてんてこ舞い。狭い歩道を縫って「神田コーヒー」へ。『中世・剣』(三島由紀夫・文芸文 庫)を20Pほど。三島の切腹の動機は、彼が自分の人気凋落に耐えられなかったからと俺は昔から。戯曲や評論と異なり猛退屈な小説を久々に読んでみたが、 その見解は変わらず。泉鏡花が健在だった時代ならともかく、20世紀後半にこんな漢字だらけでルビもない小説を書いてちゃ、誰も買ってくれないよ(作家の 満足感に読者は金を払わない)。教養・品位・秀でた音階に満ちた立派な文章だけど、描く世界はスゴーク通俗。こういうハッタリは訳されれば関係ないから、 外国で受けるのではと。そっか。黒沢清の映画に似てるな。途中で「東京堂書店」に寄ったら、『黒沢清の全貌』(文藝春秋)が積んであり、宮部みゆきの帯文 にのけぞった。”不穏な空気が漂っています”。当人にそんな気はないのだろうが、俺には匂いだけでロクな料理を出さない、ハッタリレストランと暗に言って るように感じた。ま、河瀬直美や阪本順治より、”世界のクロサワ”とやらはやや面白いとは思うが。
10月24日…不気味。「古書かんたんむ」の”嫌記棚”、天気も決して良くなかった昨日までの8日間で、合計11150円も売れてる。まだ1週間残ってる し、27日からは古本祭も始まる。つい欲深い七色の妄想がスパーク。過去の経験では、結局は地面に叩き付けられてほぞを噛むのだが…。上京中の「入谷コ ピー文庫」の堀内恭編集長にまたもバッタリ。都内の名画座、最近では「シネマヴェーラ渋谷」に一番の活気が等の無駄話。来年、1冊丸ごと塩山さんの廃館名 画座への回顧集みたいなのを出したいがとも。有り難い話だが、俺は南陀楼綾繁ほどのスーパーナルシストじゃないし、ちょっと考えさせてくれと返事。待ち合 わせがあるらしく、コーヒーも飲まずに立ち話約15分で別れる。毎回思う事だが、堀内さんどうやって生活してんだろう? 振り込め詐欺の陰のボスとも思え ないが…。
WOWOWの新しい『ツイン・ピークス』を断続的に観てるが、本当に面白い。物語の骨格は全然分からないのに、どの場面もさすがとしか言いようがない (エロだし)。通して観れば更なる発見もあるだろうが、優れた映像は断片でも充分に興奮させられる。例えば英国BBCが1枚噛んだミステリー類にもそれは 言える。物語こそこの畑の基本と思いがちだが、各場面の人間描写こそが重要なのだと最近は思う。無論、うまい役者が演じてこそなのだが。オダギリジョーや 堺雅人、村上淳や渋川清彦他が演技派扱いされてる国じゃなあ…。日本の役者育成システムは、新劇やアングラを問わずに、根本的にどこかで間違ってるのだろ う。韓国に調査団を国費で派遣すべきだと思う。マジで。
10月23日…選挙も悲惨だったけれど、副業も8月程はひどくないが、今月も基本的に注文数が全然増えない(7月以前の水準は夢&幻?)。特定漫画家の原 画関連で何とかしのいでいる。そういう一種の”特殊商品”を出品できない者は、もはや絶望的な市場だ。文字や写真の容量をいくら増やすシステムにしよう が、需要が増えないんじゃ宝の持ち腐れもいいトコ。このよどみ切った状態は、ヤフーを他の業者が蹴散らすビッグチャンスと思うが、殴り込めない隠された大 障害でも?
投票前夜の秋葉での、裏金ゴロツキ機動隊に庇護された”アベナチス党総決起集会”。ネットだけじゃなく一般テレビが報じてれば(音声入りで)、自民党は 50議席くらい減った可能性も。ターゲットにされたTBS(立派!)は断固として報じるべきだった。電子版でも、『朝日新聞』は全然連中の暴挙に触れてな い。『毎日新聞』は割と詳しく。白痴女の三浦瑠璃を重用したり、NHK・読売・朝日の翼賛報道トリオが、新たに形成されつつあるのかも(産経はもはや不要 と言うか、利用価値ゼロだろうし)。
10月22日…「109シネマズ高崎」7(148席)で、『阿修羅少女~BLOOD~C異聞』。観客3人。大杉栄や伊藤野枝、甘粕正彦大尉まで登場する、 時代の空気を全然読まない意欲作。原作への知識が皆無だったので、井口昇タッチの映画と思ってたが…(ポスターはそう)。その心意気は買うが、役者のレベ ル、演出感覚、予算が全然付いてってない(大学映研の自主制作映画ムード満点)。一番感心したのは最初の満州映画のマーク。このセンスに匹敵する場面が、 本編に1つもなかったのは残念。特に大杉栄役の役者の情けなさはあんまり。西川口の下着泥棒じゃねんだから。ポスターもまあまあ。昔はどこの映画館でも、 1枚500円前後で売ってたのだが。
10月20日…アベ泥棒総理夫妻をブタ箱へ! 女東條英機・小池百合子をコエダメへ!! ペテン師・前原誠司は落選だ!!! 家を建てる際に骨組みが出来 上がった段階で、餅まきする風習が群馬にも。拙宅の場合も神棚は設置を断固拒否したが餅はまいた。それを見てた下の娘は大いに興奮(既に30女だが)、夜 になると実家に来てたおばさんに餅をまかせて、独占的に拾っては満足顔。しかしすぐに飽きたようだ。人と競って拾うから楽しいのだと、子供心に悟ったらし い。アベ暗愚総理は60を過ぎても1人餅まきをしている。街頭演説会で周囲を裏金機動隊で固め、抗議する者には地回り暴力団レベルのゴロツキ新衛隊に、 「国賊!」などと叫ばせ暴力の振るいたい放題(無論、裏金機動隊も見て見ぬ振り)。幼児以下の白痴総理大臣には、民主主義は対話が基本だと言う事が理解出 来ない。基本的な日本語の教養がないから、相手の話が理解出来ないのだ。役人が用意したふりがな付き原稿の”通達”しか出来ない。比例区で自民党に入れる と応じた人が3割以上居るらと。こういう人たちはアベと同レベルなのだ。女房も昭恵並の糞馬鹿で、アベ総理夫妻同様に”割れ鍋に割れ鍋”。本当なら滅びて も仕方ないのかもな、このこの国も。でも3割なんて…。俺の身辺にそういう馬鹿は1人しか居ないよ。
右翼雑誌にそういう論文が一時よく掲載された。彼等の思想的浅さが露骨に出ていたな。ルーズベルトの謀略だったのなら、それはだまされた国が愚かなだ け。外交の基本だ。全然自国のフォローにならない事を平気でまき散らす自称右翼。この頃から対米追随2枚舌右翼の堕落は更に深まった。
10月19日…アベ泥棒総理夫妻をブタ箱へ! 女東條英機・小池百合子をコエダメへ!! ペテン師・前原誠司は落選だ!!! 夜、渋谷「ショウゲート」で の退屈な邦画の試写会後(題名も思い出せない)、1カ月振り位で「まさみ」へ。立憲民主党に入れるしかないとぶってたら、既に皆さん承知済み。自民党30 0議席は、記者クラブ利権大マスコミの願望に過ぎない…と思う。殺される事もないのに年収2000万のNHKなる自称マスコミ、記者クラブへの疑問を抱き ながら年収1500万と訣別出来ない『朝日新聞』他、”選ばれし幇間”にいつ天誅は下る?
渋谷の「ブックオフ」は飯田橋店並と言うか、群馬県内の各店舗並に本が厳選されてて、”サービス出品”はまずない。ただ都心の店舗はまだ従業員に活気 が。地方は疲弊。幸い今凝ってる松本清張はどこにも。けど1巻だけ未読の、『昭和史発掘5』(文春文庫)はなかなか。今は『渦』(新潮文庫)を。『日本経 済新聞』に連載されたらしいが、水増しが著しい。文藝春秋や新潮社以外の媒体だと、清張はかなり手抜きをする傾向が(基本的に水増し手法)。官僚っぽい担 当編集者だとそうなるのかな。
10月18日…アベ泥棒総理夫妻をブタ箱へ! 女東條英機・小池百合子をコエダメへ!! ペテン師・前原誠司は落選だ!!! 不景気な自宅仕事。午後高崎 へ。新幹線定期3カ月分購入(300960円)。西口から愛想の悪い運チャンが転がす上信バスで、「希望館病院」(ここでだけは親族に死んで欲しくない) 先の「ブックオフ」上大類店へ。ジャケット、ズボン2本、セーター&シャツ各1枚を購入(合計4660円)。最新ブックオフルックでこの冬も万全!(「古 書往来座」の瀬戸店長と違い、ちゃんと試着を。避けたい更なる”貧乏人の銭失ない”) けど俺の生活、生活保護受給者が、失業対策事業にタクシーで通って るような感じ。高崎行きバス停、吉見パーキング前にせっかちだから10分前に。所がバスが10分も遅れて来てウンザリ(20分待ち)。歩けば駅東口の手前 までは行けた(夜で読書も不可能)。バス停の後ろはサミー高崎営業所。有名なパチンコメーカーだろうが、平屋で地味な建物。県内の「ブックオフ」はどこも 本は買えないが、無理して文庫を5冊。衣料品を買ったからアレだけど、本のみだとバス代(往復400円)を引いたら多分赤字。スタジャンが欲しかったけ ど、イマイチ。前橋店で買おうかしら。
帰りに「シネマテークたかさき」で『ギミー・デンジャー』。観客5名。才能が枯渇し切ったジム・ジャームッシュの映画など、まったく興味はなかった。た だ本作しか時間に間に合わなかったし、ドキュメンタリーだからひょっとするとと思い。主役楽団の事は全然知らなかったので、種々お勉強には。ただジャー ムッシュの能無し振りは相変わらずで、インタビュー受ける人々の発言に合わせて、過去の映像をダジャレ的に引用。ただただうるさいだけ。アニメまで動員。 この種のドキュメンタリーとしては、予算が豊富だったのだろう。金と時間の無駄遣いもいい加減にして、彼等の音楽を細切れでなく味わいたかった。2枚目出 しゃばり監督の無意味なひけらかしにめまいと怒り。帰りの上信線で『日本近代文学評論選』(岩波文庫)。100Pを過ぎる頃から次第に分かるようになっ た。
10月17日…アベ泥棒総理夫妻をブタ箱へ! 女東條英機・小池百合子をコエダメへ!! ペテン師・前原誠司は落選だ!!! 「シネマヴェーラ渋谷」で 『胎動期 私たちは天使じゃない』『女の一生』見物後、4時前に出社(社長兼重役+初老失業者予備軍の余裕)。雑務後、「古書かんたんむ」に補充&集金。 今月前半の売り上げ5000円チョイと、園児の小遣いが何とか小学生のそれに。最近レジ内のあご髭青年を見ないので、社長に尋ねる。「4年くらい勤めてく れたんだけどね…。結構有名なバンドやってるんだよ」俺はインド哲学でも研究してるのかと。神保町を自転車で駆け抜けて行くのを時々見かけた。
10月14日の、新宿駅東南口での立憲民主党街頭演説会への感想。声援とかは意外に飛ばず、2000人強の観衆の割に(『日刊ゲンダイ』によれば250 0人以上)、案外静かだった。しかし人々は立ち去らず、演説者を真面目に凝視。慣れない手つきのビラまき青年男女も数名いたが、人々はさほど熱心には受け 取らない。ここまで自費で駆け付けた者は、既に同党の主張の基本は了解済みなのだ。アウラの確認に来たのだ。初老中高年夫婦や、30~40代の単独女性が 目立つ。後者、アベの腐った人間性に虫酸の走る思いをしてる層と想像(各種アンケートでも証明済み)。この”沈黙の怒り”のようなマグマが、後半にかけて 各地の人々に伝播、爆発して連中に降り掛かって腐肉を焦がして欲しいものだ。
「シネマヴェーラ渋谷」に入る前には、近所のファミマやセブンに時々。すると居るんだな。時間帯に関係無で男は妙に鼻息荒く、女は頬に熱を持ったような カップルが。円山町のホテルに入る前に、食料や飲み物を買い込んでるらしい。当然既に交尾済みなんだし、もっと堂々としてればいいのに、後ろめたいムード を発散。アベ総理夫妻のように公金泥棒を働く訳じゃないし、もっと胸を揉みなさいじゃなく張りなさい! ただ「渋谷ロフト」での、10月1日の古本市で隣 り合わせたレインボウブックス(痛風&糖尿持ち中年オヤジ)によれば、朝カートを引いて坂を昇って来ると、下って来る満たされたカップルに当てられて、超 腹立たしかったと。ふふふ。俺は1時間遅刻したお陰で(本当は早く着き過ぎたかと勘違い、「松濤美術館」周辺を散歩していた)、そんな目には遭わずに済ん だが。
10月16日…アベ泥棒総理夫妻をブタ箱へ! 女東條英機・小池百合子をコエダメへ!! ペテン師・前原誠司は落選だ!!!
10月15日…アベ泥棒総理夫妻をブタ箱へ! 女東條英機・小池百合子をコエダメへ!! ペテン師・前原誠司は落選だ!!! 夕方、ひげ剃りや着替えも済 ませたし、後は車で駅まで駅まで送ってもらい高崎まで出る予定だった。しかし4時からWOWOWで英国ミステリー、『埋もれる殺意』が6時間に渡って放映 されるのを知り、即刻中止に。結論。素晴らしかった。火薬+グロ+PC天才デブオタク女の先導で展開する、能無し米国製ドラマにゃ飽き飽き。そういう層は 多いのだから(じゃなければ”英国製”だ”北欧製”だのキャプションは付けない)、コンスタントに毎日欧州製ミステリー番組を組めよ。フランス辺りにもエ ロいいのがありそうだ。
間の晩酌での愚妻との会話。「立憲民主党、ひょっとすると比例は全員当選じゃ?」「有り得なくはねえな、今の調子だと」「可哀想だね共産党。地方区は立 憲民主党に譲って、比例でって考えてたんでしょう。それなのに…」「『赤旗』日曜版で、池田何とかって女の翻訳家が書いてたよ。野党統一候補の選挙事務所 に行ったら、自党の候補まで下ろした上に、一番働いてるのは共産党関係者で、物陰で泣いたって」「じゃあ私は地方区も比例も共産党にしようかな」「ご自由 に。俺は地方区は共産党。比例は立憲だな。あと最高裁の判事にゃ、全員×印だよ。皆アベの馬鹿が任命したヒラメ裁判官だから」「いいよ。それにしても5区 の社民党も馬鹿じゃないの。実力ないんだから、共産党に花を持たせりゃいいのよ」「昔の社会党の見えだろうな」「………」
10月14日…アベ泥棒総理夫妻をブタ箱へ! 女東條英機・小池百合子をコエダメへ!! ペテン師・前原誠司は落選だ!!! 昨日は「古書かんたんむ」へ も。再び売り上げが園児の小遣い並に。この連日の雨模様じゃ、再び5000円台割れは必至。最近は若い女性客もたまに見掛けるんだが…。
その後、『神保町シアター」で4時30分からの『拳銃無頼帖 電光石火の男』。観客約30人。相変わらず従業員が遅れて入場する馬鹿客の足元を、携帯の 明かりで照らしてやる愚かなサービスを継続中。傍迷惑極まる愚行。非常識客を奈落に蹴落として(老人も含む)、人の道を教えてやるなら分かるが。この種の 白痴客は、腰もかがめずにうろつき画面を汚す。”奈落蹴落としサービス”を実行する度胸が無いのなら、ただ放っておけ(他館はすべてそうだ)。眼が慣れれ ば自分で席を探す。遅刻入場客の足元を、迷惑な明かりで誘導する「神保町シアター」の”サービス”は、常識ある他の客への冒?だ。本作、出来は特にどうと 言う事も無いが、冒頭の赤木の登場アップ場面はカッコいい。いつも楽しい藤村有弘だが、トニー作品では気のせいか特に冴えてる様な気が。
事務所泊まり。連日の「神保町シアター」通い。朝11時からの『海の情事に賭けろ』へ。休憩時間の読書は『新聞記者』(望月衣塑子・角川新書)。同著の 文字データ担当が、『コミックMateL』でいつも迷惑かけてる、オノ・エーワンさんでビックリ。観客30人前後。深江章喜の殺し屋のダンディさはトニー に引けを取らず。12時30分前に終了。その足でコミガレに。単行本にまあまあな物が。外人ヌードのポスターも3枚(1000円)。小雨のせいで田村は半 閉店。ポスターがかさばるので、「神田コーヒー」にも寄らずに帰社。
飯田橋駅東口の「小諸そば」でカツ丼後、総武線で2時過ぎに新宿駅東南口へ。既に聴衆がギッシリ(2000人くらい?)。長妻昭、海江田万里に続いて鈴 木邦男。謙虚な性格が災いしてか、あんまし演説は上手じゃない。続いて小林よしのり。やや俺様自慢が過ぎるが、演説の壺を心得てて左翼系聴衆からも大喝 采。役者やのう(中身は全然記憶に無し)。トリは当然枝野。学校の社会科の教師風。上手いとは言えないが嫌みでないので、好感度は高いだろう。3時に終 了。インチキ自称右翼のアベ公金泥棒ファミリーを未だに信じてる、保守層を奪おうとの戦略だろうが、応援弁士が2人共に右翼というのはどうか。共産党との 今後を考えると、鈴木邦男の代わりに抜群のアジテーター、金子勝あたりを呼ぶべきだったと俺は。1時間立ちっ放しはやはり老人にはきつい。飯田橋に帰ると 首都大学そばの「ドトール」で一休み。『新聞記者』をまた少し読み、本業処理のために慌ただしく再び帰社。
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