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下々の者へ(その1457)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2018年 9月18日(火)17時57分37秒
編集済
  10月7日…渋谷ロフトでの古本市、余りの凄惨さに既に記憶は完全抹消。右隣が古ツアだったので全然退屈しなかったのが、唯一の取り柄。今年最後の市で地獄を見た。次回の「嫌われ者の記」第261回で詳しく愚痴る予定。

10月5日…少し本欄での宣伝が過ぎたのか?(自意識過剰)。「ブックオフ」門前仲町店が飯田橋店並に買えなくなった。しばらく行くの止めよ。そのまま地 下鉄で神保町へ。コミガレ後、「神保町シアター」の『ジャズ娘乾杯』(監督・井上梅次・’55宝塚)。柳沢真一の歌の技量に唸る。思想的には津川雅彦みた いに嫌な奴だが、演技も津川など寄せ付けない軽い深さが。4時30分過ぎに帰社。カワディMAXの11月発売の新刊、『ちる奴隷(どれ)ん』の件で方々に メールを。今夜は映画は休んで早めに帰宅、7日の「渋谷ロフト」での古本市の準備をせねば。「シネマヴェーラ渋谷」の1階。高崎からの湘南新宿ラインに乗 れば乗り換え無し。恒例の事故が無ければいいが。最高齢出店者を哀れんで買いに来てね。

10月4日…高崎駅は女性ホームレスのメッカ。少なくとも3人は見かける。身なりにも凝ってる彼女らに比べ(通路で単独ファッションショー実践中の痩せた 褐色の女性も)、男性陣はひっそり。上信線0番線ホームにも数カ月前から、俺と同世代の駆け出しが1人(ひし美ゆり子で抜いた経験多分99%)。チョイ前 から相棒が。やっと話し相手が出来たね。所が先週あたりから3人に。もう1人で麻雀が楽しめるが、増え方が異常な気も。大量解雇が県内各企業でこっそり進 行中?

 『西海道談綺』全8巻(松本清張・文春文庫)の図抜けた面白さのショックで、近頃は清張を控えていた。ただ心地いい余韻を噛み締めながら、三島由紀夫の 小説など清張に比べれば三文風俗小説以下との、文字好きの常識にいつまでも浸ってはいられない(理由は謎)。先般軒下コミガレで購入した、『生けるパスカ ル』(松本清張・カッパブックス)に。最初の「六畳の生涯」を読み終えるとこだが、谷崎潤一郎を意識して老人の性にチャレンジ。無論ちゃんとした通俗ミス テリー版に。シベリア出兵に参加経験を持つ元軍医が主人公。時々引用される松尾芭蕉が自虐的効果を。谷崎ファンには一読の価値あり。『西海道~』には、劇 画趣味や団鬼六テイストも加味されていた。清張は本当に貪欲(手塚治虫っぽい)。説教屋で稼いでる五木寛之など、小説家として本当に器が小さいな。元々ロ クなもんじゃなかったが。

10月3日…立憲民主党の幹事長、福山哲郎も呆れたトンマ野郎。今度の内閣に対して「古き自民党の復活」と。ドメクラ者が!(今いっつぁんの居合い切りの つゆと化しました)。昔の自民党はもっともっとまともだったよ。少なくとも、”背後”程度の漢字が読めない文盲は居なかった。犯罪者も閣内で1人か2人 だった。今回は首相以下、”極右総ぐるみ犯罪者内閣”。お前みたいなセンスない奴が幹事長だから、支持率がドンドン下がる。

 神保町、「山本書店」店頭の100円均一文庫棚が撤去されてしまった。数年前の古本祭で見掛けた、1冊買うのに1万円札出すような白痴女子大生的客が増 加、嫌になったのかも(その際に店主らしき白髪老人は、「今回は差し上げます」と突き放した)。今は駿河台交差点寄りの、「ブンケン・ロック・サイド」が 100円文庫では一番充実。あ、ここは108円だな。

 夜。「新文芸坐」の『花よりもなほ』見物後に山手線で上野へ。高崎線通勤快速、20時33分始発には間に合わないが、同21時30分には余裕シャクシャ ク。『花より~』、邦画の水準としてはまあまとも。けど何か肌に合わない。1つは多分美術。長屋のセットの汚し方が下品というか、単調で安っぽい。各役者 のメイクにもそれを。人間がそれぞれ違うように、貧しさや薄汚なさも個別的であるべき。担当者の安っぽい趣味が過剰で映画全体を均一(平板)に汚してる… てな思いで『幕末の江戸風俗』(塚原渋柿園・岩波文庫)をチロチロ。

 所が大宮の手前辺りから電車のスピードがガタ落ち。「西川口駅付近での線路内へのお客様立ち入りがあり、安全確認をしたために前の電車がつかえて…」な るアナウンス。まずい。この電車の高崎着は、上信線11時15分高崎駅発最終の5分前。この調子では…。結局、電車が高崎駅に着いたのがジャスト11時1 5分。上信線最終は、それを待ってたかのように隣の0番線ホームから出発(富岡止まり)。JR各線は5分遅れに全て対応、待っててくれてるのにィ。仕方な く「東横イン」へ。約6000円すっ飛ぶ。是枝裕和は、脚本を自分で書かない方がいんだろうな。まあどうでもいい監督だけど。

10月2日…大入りの「早稲田松竹」で『グレイテスト・ショーマン』。「盛林堂」の小野店長はほめてたが、俺は駄目。要はフリークショーで当てた成り上が り者が、上昇志向の果に転落する話(無論最後に復活)。エロ本屋の営業上がりの経営者が(高卒者多し)、思春期を迎えた子供への見栄で健全本を出し、倒産 してスッテンテンになるが如し(昔も今も多い)。とにかく音楽が退屈。主人公を狂わせる歌姫も、一昔前の雪村いづみのような一本調子絶叫歌唱で魅力ゼロ (ガキの頃の雪村はいいが)。共同経営者の恋人になる女性の、元恋人である黒人と彼との決着場面が無いのも変。またその恋人、どういう資格でフリーク劇団 に?(見たトコただの美人)脚本に穴が多過ぎる。

 券売機前で並んでた知人女性に、金を渡して自分の分もと頼む東南アジア系男(サモ・ハン・キンポー風)。割り込むなと文句言ったがニヤニヤ。脇の館関係 者も放置。自分の番になってから問う。買う枚数を増やしただけだからいいのだと。馬鹿か。それじゃ何のために並ぶ? 1人1枚が前提の列だよ(途中で金を 渡した点がポイント)。みどりの窓口やATM前で同じ割り込み許したら、血の雨が降るよ(ただ駅の公衆便所で割り込んで、俺の小便も一緒にと頼む日本人も 外人も見ないな)。俺は大人だから謝る必要も無いのに、「ああそう悪かったね」(馬鹿を相手にするのが馬鹿らしくなった)。戸塚警察署の館内盗撮に唯々 諾々同意したり、低料金の良心的小屋ではあるが、各種運営方法は「ギンエイホール」並に気に入らない。

9月28日…「岩波ホール」で『モアナ 南海の歓喜』(監督・ロバート・フラハティ・26米)。観客25人前後。エロ・スリル・グロと娯楽性も三拍子揃っ た古典的ドキュメント。だが、娘が入れたという音声が邪魔で終始映像美を妨害。サイレント版で再見したい。娘だからってなぜこういう暴挙が許される?(萩 原葉子が、萩原朔太郎の詩を推敲・出版するに等しい蛮行)この版だけだろうが、余計な著作権まで発生するんだろうから(推測)、後進の利益にもならない。 呆れた歴史修正主義行為。親父の褌で姑息な相撲を取らずに、自分で新作を撮ればいんだよ馬鹿娘が。欲深いハレンチな著作権継承者による、”新字幕&音楽付 き版”とか、”ヘアヌード&脇毛追加版”とかが、続々制作されねばいいけど。

 「シネマヴェーラ渋谷」のチラシ,1本立て興行になって以来また西暦が消滅。特集期間の日付け前に,”2018年”とたった5文字入れてくれればいいの に(’18でも可)。それだけの親切で後の映画ファンは大いに助かり、同館の足跡にも更に敬意を払うように。いつしたか不明な特集のチラシは、信用度の失 墜もあり有り難み度5割減。嫌いな小屋だが「ラピュタ阿佐ヶ谷」、そして「神保町シアター」は必ず明記。「新文芸坐」は時々入れ忘れる。「早稲田松竹」の ははてな?(西暦がちゃんと入ってた)

9月26日…アマゾンで入手した『西海道談綺(七)』(松本清張・文春文庫)に着手。高崎線各駅の堅いシートの座り心地も忘れる怒濤の展開。清張は映像感 覚は昔から豊富だが、好色賄賂役人の向井平三郎は劇画的処理を(臣新蔵っぽい)。池波正太郎の一連の作品など、これに比べりゃ児戯以下(書く方も読む方も 馬鹿役人の手慰みレベル)。ただ清張大山脈の中では、余り論じられてない。テレビ化はされてるようだが、映画にもなってないし。不思議。あるいは差別問題 か?

(七)は「ブックセンターいとう」札幌店で。300円(定価1円+送料他299円)。(八)は「もったいない本舗」(都留市)で557円(定価301円+送料他256円)。皆さん、なかなか微妙な商いを。

9月25日…「古書かんたんむ」の”嫌記棚”の補充へ。もう2カ月チョイで閉店。田中社長が暗い顔で売り上げスリップをくれる(言うまでもなくわずか)。 「11月で出てくって言ったら、大家が月末までに天井から壁、床まで原状回復させて出てけって言うんだ。そんな話聞いた事ある?」「絶無。物件は自然に古 くなるし、こっちの過失で傷つけた分の修復料を払えばいんですよ。そういう事は大家がまず自分で調べて一覧表を出して、店子と話し合う所から始まる訳で」 「そう契約書に書いてあるって向こうは言うんだけど…」「巧みに忍び込ませた、社会常識や公序良俗に反する契約条項なんて、法廷じゃ認められませんよ。大 家、暴力団関係すか?」「隣のサンセードー」「東京三世社?」「違うよ。三省堂書店」「………。そのパチモンじゃ?」「正真正銘の三省堂書店だよ」

 「そのやり口って森ビルも真っ青な、完全なブラック商法じゃないっすか」「俺も商売柄色々な物件借りたけど、こんなこと言われたのは初めてでさ」「断固 裁判闘争すべきです。まずは自分のために。次に同じように泣かされてる他の店子のために」「この歳になると、争い事はなるべく避けたいけど…」「そういう 逃げ腰が悪党を付け上がらせるんですよ。老後の有意義な暇つぶしにもなるし。相手も日本屈指の大書店。世間も絶対に注目しますよ!」「そ…そうかなあ…」 コンサイスには、まだ”ブラック企業”との言葉は収録されてないのか? もひとつ。この大家は入居の際に、店子の了解のもとに物件の詳細な撮影でも? あ るいは単に担当者の主観的記憶への回復を要求してるだけのか? 今後が大いに楽しみな神保町事案ですね。

9月24日…「シネマテークたかさき」で『愛しのアイリーン』(監督・吉田恵輔)。観客7人。この監督だから駄作は撮らないが(村上淳も井浦新も渋川清彦 も出てないし)、”長い,暗い、古い”感は否めない。路線もコメディアンの森繁化とでも言うか、そろそろ賞狙いかい? ただこのタイプの映画は他の演出家 でも可能だ(おマンコと何度絶叫しようが)。次回は初心に帰ってケーハクな素材に挑戦を。パチンコ屋の同僚で、絶頂時に放尿癖のある尻軽人妻の視点から1 本撮れるのは、多分この人だけ。

 制作配給はスターサンズってあるけど、当てる気モロ無かったんだろうなと。あるいはネトウヨ系文化庁助成金目当て会社? チラシに西村賢太はともかく (駄感想だが)、な…何と三浦瑠璃の白痴コメントもどきを、賢太と同格で堂々と掲載。そういう映画かと思って行かなかった人,結構居るんじゃ(何しろ高崎 地区7人)。黒沢清や阪本順治と異なり、才能あるのに色々と恵まれない感じがする監督。前の皇后と戦時下の市川房枝をミックスしたようなキャラを演じた木 野花。三浦のヨタコメントにいかなる思いを? ただ俺は本作での彼女の熱血芝居を上手いとは思わない(伊勢谷友介の方がマシ)。絶品だった『悪女』(監 督・渡辺祐介・’64東映)での、ドライブインにたむろするパンパンを演じた悠木千帆(樹木希林)に比べ、半世紀先祖帰り。『人間の条件』時代の仲代達矢 (ポポンS)に。でもああいう臭い芝居は馬鹿に受けるから、年末は受賞ラッシュだろう。どうでもいいが。

 帰りの上信線で、『絵はがきの大日本帝国』(二松啓紀・平凡社新書)。まあ面白い。ただキャプションの文字が小さすぎて、老人にはほとんど読めない。歴 史書としても一見危なげない出来だが、関東大震災の下りで亀戸事件や大杉栄一家虐殺には詳しく触れてるのに、朝鮮人大虐殺だけ無視。フェアーでない。ある いは俺が見逃したのか?(ただいま396P目。全498Pある)

 読了。南京大虐殺にも一切触れてない。前後の事件は結構詳しく論じてるのに。日本人が行った3大大虐殺(731部隊も入れて)の、2つを見事にシカト。 著者は『京都新聞』から学校のセンセに天下った、要領のいい元記者クラブ記者(多分ボンクラ)。本音を出すと飛鳥新社や幻冬舎と違い、まだリベラル色を残 す版元が刊行してくれそうにないので、回りくどい手法を? 肯定も否定もせずに避けて通ると言う姑息さに、著者の物書きとしてだけでなく、唾棄すべき腐っ た人間性があらわ。担当編集者は傍観を?

9月21日…11月16日公開予定の『バルバラ』(監督・マチュー・アマルリック・’17仏)を観せてもらった、地下鉄六本木駅構内のアスミックエースが 入居するビル(ラピロス六本木)の、エレベーターの開閉が異常に早い(上信線高崎駅構内トイレの水道の、水がストップする速度並)。日に何人がドアのサン ドイッチに? マジで年寄りはショック死しかねない。確認し忘れたがやはり独製シンドラー? 製造メーカーよりメンテナンス会社の問題か。映画は俺のボケ 頭では良く理解出来なかったが、歌手の自伝物なのに薬物中毒場面が無かったのは新鮮。ここに来ると寄る近所の「ブックファースト」は、コンパクトでいい。 陳列にも工夫が感じられる。必要もないのについ2~3冊買っちゃう。従業員の感じもいい。帰りの日比谷線から半蔵門線への乗り換えは、大手町より水天宮の 方が近いかもと思ったら、1度地上に出て雨の中を歩かされるはめに。エレベーターも地下鉄も、老いぼれに全然優しくないね。

9月20日…「シネマヴェーラ渋谷」で休憩時間に、『「右翼」の戦後史』(安田浩一・講談社現代新書)。この種の本を読もうとする者なら、誰でも知ってる 各種おさらいがくどい。特に冒頭で国家・国体より自らに酔ってる感のあるナルシスト新右翼、野村秋介を高く評価してて読む気が失せる(野村の山藤章二の漫 画への難癖は特に見苦しかった。真の国士はパロディにも笑って耐えなきゃ)。そうなると、敗戦を終戦と書いてる辺も不愉快に。ただ期待してなかった『大空 の誓い』(監督・阿部豊・’52新東宝)が予想外に充実。心に余裕が出来たのか、戦前右翼の子供らへのインタビューが加わる、50ページ前後からやや盛り 上がる(既に半蔵門線車内)。脱線、失速しないといいがね。

 『大空~』、出演外人俳優が揃って演技派。当時の邦画に出る外人は,進駐軍、いや占領軍のバイトって感じで下手だし顔ぶれも一定。本作は違う。上原謙の 共演者、多分ロバート・フレミングだろうが、抑制された演技で実にいい味を(勿論、上原謙を愛してます)。ハリウッドでの修行経験のある、阿部豊と三村明 (カメラマン)のコネか。コンビで外人俳優斡旋業を副業にしてくれてたら、チコ・ローランドばっかだった後の日活映画もより深みを増したろうに。

9月19日…自宅仕事。富岡市の気違い騒音防災無線が、点検だとほざきながら午前中だけで5~6回の臨時放送。危機管理課とやらに抗議電話。前もしてた が、こう何回も長時間に渡り騒音をまき散らすのは初めてだと。弁明してたが、抗議電話後にはピタリ止まった所をみると、点検の基本的技術の継承がなされて いない可能性が。あるいは毎年莫大なメンテナンス料を絞り取ってる、沖電気(市内に広大な工場が)のさぼり? 上信電鉄だ沖電気だ、ダニみたいな地元企業 が多い。雇用による地元利益&税収と、税金注入総額のバランス、ホントに計算してるのか?

9月18日…「神楽座」で『火砲の響き』(’43大映)。皇后の象徴役(お母さん)を演じる市川春代は、原田美枝子並に独断専行自己陶酔形芝居をする大根 女優だな。本作だけとも思えない。そりゃどうでもいいが、受付ののむみちに今年も栗を送るよと。「俺んちの辺は放射能も濃いだろうが、明日の発ガン性恐怖 畸形人間より、今日の満腹が大切。退屈男と仲良く分けろよ」「瀬戸君もだよ!(店長の名前)」「古書往来座」は塩山家の生ゴミ廃棄場。でも下仁田ネギは今 年から着きません。母ちゃんが栽培方法を忘れちゃったらしくて。

9月17日…「シネマテークたかさき」で『カメラを止めるな!』。1階は定員58席。50席は埋まっていた(岩井俊二以来?)。良く出来た”初期『ロッ キー』風ファミリーゾンビ映画”。ハリウッド映画の定石を四畳半規模でお茶漬け味にて再現。『響』みたいに漫画と映像の区別もつかない痴呆演出者にではな く、こういうオーソドックスな人に任せれば、コケ続けてる東宝系実写映画も甦るでは。同館帰りには高崎駅西口駅下「ローソン」で販売中の、釜飯の「おぎの や」のおにぎりセット(380円)を、上信線内でパクつくのが昨今の楽しみ。けど売り切れ。仕方なく70年代、佐藤重臣編集長時代の『映画評論』をパラパ ラ。

9月16日…みちくさ市は惨敗。最近の稼ぎ頭、ブックカバーが何とたった1枚しか…。文庫本は6000円以上売れたのに(カバーもほぼ同額、ないし以上に 近頃ははけていた)。けど疲れたので特急料金約2500円払い、帰りは上越新幹線で。2カ月振りだが、隣の人と肘が当たらない心地良さを久々に味わう。た だ人様の肘回避対策に5万円はとても払えない(各駅定期は1カ月約5万。新幹線だと10万)。

 読書は『西海道談綺(五)』(松本清張・文春文庫)。好色賄賂役人、向井平三郎の粘質的な悪の輝きは、ディケンズの『デイヴィット・コパーフィールド』 に登場する、ユライア・ヒープにも負けてない。男色家下級役人の浜島孝介といい周囲が光り輝き過ぎて、当然ながら主人公の太田恵之助は、無意味に男女に持 てまくるただのでくの坊。(六)になると浜島孝介までがぁ!! クーッ! 素晴らし過ぎる! 清張山脈はいつ踏破できるのか? アガサ氷山も最近激しく浸 食して来たし。
 
 

カフェ百日紅10周年記念動画 「また逢いましょう この場所で」

 投稿者:ダーティ・松本  投稿日:2018年 9月17日(月)23時35分12秒
 

カフェ百日紅10周年記念動画
「また逢いましょう この場所で」

今まで展示された多くの方々のDMとか店内写真とかで
構成して『お宝映像祭』のクロージングに流しました。
早見純、エル・ボンデージらが集まって御祝い♪

http://www.rx.sakura.ne.jp/~dirty

 

宮崎事件以前の「オタク」

 投稿者:吉岡(勤続18年)  投稿日:2018年 9月 9日(日)20時28分6秒
  とっ くの昔に閲覧したはずの、宮崎事件以前のオタク雑誌ですが、改めて読んでも面白いです。特に「バナナキッズ」「パンプキン」あたり、悪名高い「モルテンク ラブ」メンバーが作った商業誌ですが、露骨に悪趣味。自分たちが作った同人サークルを「儲け第一」とか「嫌われサークル」とか自称してて、こういうのっ て、たしかくらむぼんセンセがネタにしてませんでしたっけ?それらの雑誌で蛭児神建さんがボロクソ言われてましたが、このあたりって、確か「懐かしの業界 ケンカ史」でもネタにされていたような…

5chでいろいろ質問したけど、誰も答えてくれないし~当時のオタクネタって話題には出るけど、どろどろしまくりの内幕って出てこないし~

そう思うと、「懐かしの業界ケンカ史」をまた読みたいです。もうただコピーして、それをホチキスで止めて、それを一万円くらいでなら買えちゃうくらい。

明日も定時で上がったら、国会図書館へ。ええ、幸せ者ですよ。私。どうにか勤続18年?
 

個展開催中

 投稿者:ダーティ・松本  投稿日:2018年 9月 9日(日)00時14分10秒
  2回目の個展が終了して、もうこれが画業最後……と
思っていたものの それから3年……
なんとまだ絵を描くことが出来て
今回はカフェ百日紅さまの10周年記念ということもあり
お祝いとして楽しい祝祭の舞踏会の絵をいっぱい描いて展示中です。
{火水はお店はお休み}
貴重な初期単行本もずらりと揃って 読み放題{♪}

http://rx.sakura.ne.jp/~dirty/top.html

 

どうもども

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2018年 9月 1日(土)11時39分44秒
  塩山さん、「Mate」ありがとうございます。画像がないので、今回は最近発売したばかりの「ぼのぼの」スピンオフの「でぶぼの」の書影を。
宮本さん、亡くなられたとか。闘病中だったことも知りませんでした。私が某編集者のバイト仕事に困らせられていた時、相談に乗ってくれたのが宮本さんでし た。仕事も2誌ぐらいやらせてもらっていましたが、あの頃は確か「蒼竜社」とかの名前でしたね。とにかくマジメな人でした。いつも困ったような顔をしてま したが。最近は亡くなっても家族葬とかでお葬式にも出られないケースが増えていますが、ご冥福を祈ります。
 

どもども

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2018年 8月25日(土)11時40分31秒
  塩 山さん、「漫画屋」BBSではこんなツアーに参加希望の人はいないと思いますが、ひとまず告知させていただきに来ました。私とアート集団Chim↑Pom のエリイさんとのコラボツアーです。これにいっしょに行ってもらえる人を募集しています。ツアー中はワークショップとかなんかのイベントとかもやります。 参加希望者がなんとか20名ぐらい集まればいいんですが、今から憂鬱な仕事です。(笑)
新幹線通勤も出来なくなったのに映画観てますね。「ペパーミント・キャンディー」ってイ・チャンドン監督のですね。次に撮った「シークレットシャンシャイン」もおもしろいです。主演女優のチョン・ドヨンのファンです。
「神々のたそがれ」は映画マイベスト10とかの企画があればベスト10には入れないで、今でも別格として入れるぐらいです。しかし「コード・ブルー」と か、よく観ますね(笑)。私も時間が合わなくてウディ・アレンとか観てしまいますが、それはそれでおもしろかったりします。
 

下々の者へ(その1456)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2018年 8月21日(火)13時27分29秒
編集済
  9 月14日…凄~くマヌケ。今地下鉄で流してる,PARCOの宣伝映像の事だ。肌の荒れた外人ブス女に、”私は裸になれない。”とのコピーが重なる。オメー になんか脱がれちゃこっちが迷惑。多分制作した側は、まだ自分たちが70~年代の、時代の先頭を切ってたPARCOのつもり。バ~カ!今じゃ良くある複合 洋品屋じゃんか。分をわきまえたCMを撮るんだな。滑稽すぎる(60年代の富岡銀座通りで鳴らした甘楽農業高校出のの粋なあんちゃんが、まんまのカッコで 六本木を流してるような)。

 凄~く怖い。「シネマヴェーラ渋谷」に行く途中の、東急本店側へ渡る信号手前の木の下で、ブツブツつぶやいてる中年コギャル風おばさん。口と胸元が極端 にえぐれてて、一瞬見ただけでも眼が潰れそう。ここ一週間くらい居る感じ。さすがに周囲には空白が。深~い家庭の事情があるんでしょうが…。おっかない。

 16日は鬼子母神商店街の恒例のみちくさ市。また来てね。でも「嫌われ者の記」260回や、入谷コピー文庫の原稿もでっち上げねば。貧乏老人は本業、副 業、雑事で多忙。これからネトウヨ社長つん堂(周囲で唯一のアベシンゾー信者)の地元御徒町にある、東宝系シネコンへ初めて行く予定。定期の範囲内で助か るから、常連になろうか。

9月12日…興行的には大コケらしい『SUNNY』、凄~く面白い(キッパリ!)。「109シネマズ高崎」でも上映回数は激減。一番ちっちゃなスクリーン 1に押し込められてたが、平日夜なのに観客20人強(7時前からの上映)。終映後も誰もが満足した表情(勝手な解釈)。村上淳も井浦新も渋川清彦も西島秀 俊も出演してないので、安心して見物出来たし(しつこい)。前半のコゲ茶色コギャル集団横溢場面を20分削れば、大ヒットしたかも。『モテキ』以上の水準 で、終映後は『100発100中』(宝田明主演、60年代半ばの東宝007風アクション映画)を見終えた直後と同様な明るい気分に。演技を超越してるであ ろう、ともさかりえのうらぶれ感も感動的。小池栄子のヤケクソ芝居にも勿論。もう1回見物したい。

 帰りの上信線で『西海道談綺(三)』(松本清張・文春文庫)。官尊民卑に支配された、池波正太郎の鬼平モノなんか目じゃない面白さ。五木寛之っぽい海外 を舞台にした諸作品に比べて、力も入ってる(その割に論じられないような)。欠点は一つ。主人公の愛人で柳橋の芸者、おえんがやたらにしゃしゃり出る事。 シラケるし物語の緊張感がプツン。作者も好きで出してる風でもないし、色気不足を考慮した編集の要請? いや、巨匠はそんな思惑に動かされるはずないか。

9月11日…鉄道を人質に近隣自治体から莫大な補助金をせしめながら、別会社のタクシーや観光バス、不動産業で稼ぎまくってる上信電鉄を、俺は昔から上 信”ドコジキ”電鉄と呼称。その例に倣えば明大も明治”ドコジキ”大学。頻繁に下品なダイレクトメールが届くが、99%が寄付を呼びかける物乞い文書ばか り。慶応に比べて極端に少ないと嘆いたり、遺産をそっくりくれとカルトまがいの脅迫的懇願の数々。今の大学人にはアベシンゾー同様、羞恥心や知性は存在し ないようだ。一方で同大、狂気の東京オリンピックへの奴隷学生ボランティア動員のために、カリキュラム変更を先頭切って行ったり。チョイ前は右翼の街宣車 が数台騒いだだけで、学内集会を禁じたりの情けなさ。そんなド腐れアベトモ大学に誰が寄付なんか。ハレンチドコジキ大学に堕した責任を取り、逆に昔の学費 を少しは返還せんかい!(学館解放闘争ならぬ学費奪還闘争?)。不動産屋として一時的に成功をしてるからって、でかい面するなよ。今後、明大”ドコジキ” 通信は受け取りを拒否しよう(でもネタにはなるから変節するかな)。

9月10日…「テアトル新宿」、午後4時過ぎからの『寝ても覚めても』。観客40人前後。村上淳も井浦新も渋川清彦も西島秀俊も出演してないので、安心し て見物出来た。秀作。無表情の唐田えりかは女優としては苦労しそう。最後の方、2人が堤防で追いかけっこする様子を俯瞰調に引いて撮る際、いきなり雨が消 えて見えるのは「?」だったが(人工雨をあんな広域で降らせるのは無理としても、方法はあったろうに)。わざわざ新宿まで遠征したのは、『映画芸術』での 濱口竜介監督の発言が、一番まともで鋭かったから(福間健二などより遥かに立派な詩人、稲川方人のインタビューは今回かなり軽率発言が目立ち、監督にたし なめられていた)。口下手でも才能ある演出者はいようが、今回同誌に登場した連中のせいで『菊とギロチン』に加え、『きみの鳥はうたえる』『止められる か,俺たちを』は見物意欲が急減退。3番目は特にキャスト面で。帰りの都営新宿線で『ルヴェル新発見傑作集 仮面』(モーリス・ルヴェル・エニグマティカ 叢書)。帰社後、年末発売予定の新コミックスの件で,オイスターに電話、その他。

9月6日…「ギンレイホール」で『ザ・シークレット』&『ペンタゴン・ペーパーズ』(老人料金1000円)。宗主国・アメリカ様のマスコミや三権分立が、 植民地・日本より遥かに機能してる点はうらやましいが、映画としては両方退屈(NHKを筆頭とした、記者クラブ御用マスコミの社内研修素材にはなろう)。 最近の韓国の光州事件物にも感じるが、勝ち戦を安全地帯から回顧する自己ヨイショ映画は、基本的に製作者や役者の得意面が画面を汚す。紋切り型正義派や悪 党ばかりが登場するから。そこら両作共に実に芸が無く、正義派&悪党がいわばテロップ付きで画面を徘徊。実に頭の悪い演出者たちだ。かく素材に挑戦する勇 気も無い映画人ばかりの国の一観客が、こんな所で嘆いてもむなしいが。珍しく感じのいい窓口担当者。同館で不快な気分にならかったのは数年振り。上映開始 直前に行ったから、羊飼いが羊に命令するような口上を聞かずに済んだだけか。

 10月末前後に発売予定のカワディMAXの新コミックス、『ちる奴隷(どれ)ん』(メディアックス)に着手。彼のコミックスは4年振り。

9月4日…台風を警戒、夜の映画も休んで7時30分に事務所を出発。しかし既に総武線が各駅にストップ。隣の水道橋まで30分かかり再度停車。上野発8時 33分に間に合わない(普段より1時間早めた)。お茶の水駅までの坂道を歩いて中央線快速で神田駅。そこで山の手に乗り換え、3分前くらいに上野駅高崎線 ホームに到着。だが電車の影も形もない。ほとんど運休の高崎線!(宇都宮線は割と動いてた)。何とか9時過ぎ発の前橋行き通勤快速に。ただ途中で各駅に変 更されたり臨時停車したりで、上信線高崎経由で上州富岡駅に着いたのは12時少し前。片道約4時間半!!(普段なら3時間チョイ)。グ~ッタリ。驚いたの が、各駅の乗客は全然怒ったり慌ててない点。遅延はしょっちゅうなので麻痺してるのか。特急料金を払ってる新幹線の客は、ここまで鷹揚じゃないよ。時間通 り運行してた上信線を、少~しだけ見直す。

 車中の読書はお陰でタップリ。前半は『日本近代随筆選3 思い出の扉』(岩波文庫)。次いで『映画芸術』最新号。いくら稿料が出ないとはいえ、故人のラ ブレターまで引っ張りだした、三留まゆみの松島利行へのノロけ追悼文、書く方もだが良く恥ずかしげもなく編集も掲載を(『キネマ旬報』同様に、超過大評価 の見開き2ページ)。確かにキネ旬ベストテン号で、マ行ゆえ誌面のほぼ隣同士でいちゃついてたご両人は微笑ましかったが(俺には単にグロな年増カップルの お座敷ストリップとしか)、ここまでやるとホ~ント馬鹿丸出し。サービス精神が過剰なだけか。

 特集してる、『菊とギロチン』の女力士たちのファッション。あんまりじゃなかろうか(『ゴースト・イン・ザ・シェル』での、「ダイソー」で買ったような スカーレット・ヨハンソンの肉じゅばんを連想)。ぜいぜいしながらヨタヨタ走り回ってたスカヨ嬢に、気の毒ながら終始笑いを。じゅばんを見た瞬間にこの映 画は終わったと当時悟った。瀬々敬久に、同情笑いを消す演出力があるとは到底思えないが…(「シネマテークたかさき」は8日から上映)。同作で支那を中 国、赤子を嫡子と言い間違ってると荒井晴彦が批判、若い世代の教養の薄さを嘆いている。しかしそれは教養じゃなく”常識”のレベル。時代物の完成脚本 (瀬々敬久・相澤虎之助)を、その道の研究者にチェックしてもらわないで平気な、異様な自信も考えれば怖い(俺でさえ拙著刊行の際は、無駄と知りつつも永 山薫に、目腐れ金を払い読んでもらった)。先の2人の作品歴を思い出せば納得するが。

9月3日…小田原行き新宿湘南ラインで『銀座旅日記』(常盤新平・ちくま文庫)読了。非常につまらない。山口瞳のように名士扱いされ舞い上がってる醜態が 満喫出来る訳でもないし、池波正太郎ばりにやたらに通人振るド百姓根性を内心突っ込める訳でもない(この人の死後の評判は最悪で、映画界で言えば鶴田浩二 クラス)。糖尿病なのに高くてうまそうなものを連日食べている、いい気なもんだよ爺さん日記。ただ”営業感覚”は鋭い人で、掛かり付けの現役医師を名前を 出して名医呼ばわりしたり、坪内祐三は天才だと何度も公言したり、羞恥心の量はアベシンゾー並(後者は没後への算盤だろう)。その他自分や親族と利害関係 にありそうな人の著書は、川本三郎も裸足で逃げ出す絶賛振り(粗筋説明まではさすがに)。人生の達人だったのだろう。

 昔,小林信彦が常磐を早川書房の恥部扱いしてる激烈な批判文を読んだが、妙に納得したり。コバノブも亀和田武や中野翠にヨイショされてやに下がってる様 はかなり見苦しいが、ケンカする際はキチンとするから偉い。怒りを忘れた老人に存在価値無し。ただコバノブのように、三文小説を大量生産しなかった点は偉 いと思ってたが、小説も書いてたらしいね。どうでもいいが。総武線で『西海道談綺(二)』(松本清張・文春文庫)に。小林信彦が寺山修司や常盤新平を罵倒 しまくった珠玉の文章、高崎俊夫あたりがまとめてどっかから出してくれないかな。

 愚書日記本『銀座旅~』だが、既に閉店した元栄昇ビル近所の喫茶店「エリカ」(現「八珍」)、未だ健在の「珈琲貴族」も登場、景気の良かった時代をつ い。ただ前者、コーヒーの味は全然だったな。2代目店主はジャニーズ系美青年で、1人だったので昼飯を買って来る際は、常連の近所の年増OLがかいがいし く留守番を(時には掃除接客まで)。他にも女性グルーピーがチラホラ。ただ個人経営だから、額は忘れたがコーヒーもそれなりの値段。当然中高年客が多い。 俺も含むそういう客を彼女らが一瞥する際は、美形マスターへのそれとは打って変わり、路上のひからびたゲロを眺めるかのようであった。

9月1日…「シネマテークたかさき」で『高崎グラフィティ。』。観客約20名。余りのテンプラ題名にトンデモローカル映画の極北を事前に覚悟(せめて『み そまんじゅうと空っ風』、あるいは『だるまとキスする白衣観音』とか、21世紀らしい題名を付けろ。←どこが…)。特に前半は編集センスの悪さに辟易。俺 でも40分は軽く切れる。大杉蓮2世を襲名したつもりなのか、稚拙で騒々しい自己主張で映画全体を滅茶苦茶にしてる渋川清彦(曽根中生監督と同じ渋川出 身)、及び同類のこれまた群馬出身らしい中島広稀なるドカス野郎の糞芝居には吐き気(吉岡秀隆2世を襲名?)。ただ当方が覚悟してたせいか、2人のゴミ役 者を脳内削除しながら観ると、女の子同士の確執が始まる辺りから、それなりに楽しめたのだ。川瀬陽太以下の悪徳中古車業者を演じた連中は、例外なく渋い演 技だったし(渋川清彦、彼等のケツの穴を舐めろ!)。渋川と中島を降板させ、まともな編集者を雇えばよりみそまんじゅうのいい香りが出たかも(中にあんこ はありませんが…)。

 そうか、『漫画ラブトピア』は蒼竜社だったか。辰巳出版グループには、綜合図書とかいうのも確か(『漫画ダイナマイト』や『漫画プラザ』はここだったか も)。吉田婆ちゃんは漫画屋時代から同社の仕事を請けてたが、俺はコミックスでしか縁がなかった。東京三世社や日本出版社、笠倉出版他よりギャラは良かっ たので本当はしたかった(下請けに対して妙に威張らないし)。が、従来のスポンサーを切って乗り換える訳にも行かず。『漫画ピラニア』『漫画カルメン』他 のEUオフィスはその点、一番いい思いを同社から長期に渡り。結局、縁と運、そして老人に好かれるか嫌われるかで道は分かれる(遠山老人に好かれて も…)。

8月31日…「神保町シアター」で名作『裸の重役』初鑑賞後(千葉泰樹×井手俊郎で愚作になるはずないが。70年代のSM写真の巨匠、杉浦則夫を思わせる 陰影の効いた西垣六郎の撮影も抜群)、腹も満たそうと「小諸そば」でカツ丼を待ってると,肩を叩かれる。もりそばの食券を手にした、入谷コピー文庫の堀内 恭編集長(ややいがらしみきお似)。高知から帰ったばかりと。ディナーを食べながらの介護話。この分野の先輩だけに、当方のグチも皆思い当たる事ばかりの 様子。色々と参考意見を拝聴。移動した喫茶店でコーヒーをゴチに。超遠距離介護+ガの字で始まる病気で闘病中の氏にたかったとばれると、愚妻にどやされそ う(でも貧乏人ほど頑固なんだよ)。事務所でいトうと待ち合わせてるので、雨の中駆け足で帰社。

 先程帰ったいトう&アシが妙に汗を。当然だ。クーラーを入れ忘れてた。何故か俺はそう熱くは感じず、気が回らなかった(神保町から帰った直後のせい?)。「病院に次いで編集プロダクションでも熱中症死!」てなリードは情けな過ぎだな。

8月30日…闘病中だったコミックハウス創立者、宮本正生氏が亡くなったと最近知った(半ば引退状態だから情報もなかなか伝わらない)。いつ頃だったか。 辰巳出版から独立した氏が(『漫画ラブトピア』の後)、明大裏は猿楽町のボロ木造アパート2階に初の事務所を。今はマイウェイ出版の嘱託の加藤健次と、お 祝いに顔出しを。ケチな俺は三菱ユニを1ダース。その前後、斬新なエロ漫画誌を数々手掛けた氏から、片っ端からパクりまくってたのだから、安過ぎる祝いで はあった。エロ漫画界を代表する立志伝中の人、宮本氏の冥福を祈ります(業界人で金を巡る悪い噂を聞かない、稀な人物であった。漫画家アシ出身の叩き上げ で、無論大学など出てない)。

 午後「城山トラストタワー」内の試写室で『死霊館のシスター』(9月21日公開予定)。30人くらいの招待者の大半が中高年&爺様(女性も同様)。今の 若者はホラーに興味ないのか? 前半はアレだが、後半以降はかなりハッタリが効いてて盛り上がった。そういや『IT』もここだったか。家主は入居を誘う際 はニコニコ。入れちまうと鬼大家に変身するので有名な森ビル。場内で会った大学時代の友人(健全分野の同業者)、来年から喰えなくなりそうと。今まで喰え てたんだから凄い。俺なんかとっくに副業が本業だと、口先だけで慰める。地下鉄で「テアトル新宿」へ。後藤大輔のエロ映画が目的だったが(20時30分開 始)、表には『菊とギロチン』のポップ類しかない(コレは「シネマテークたかさき」で見物予定)。かなりの列。俺の勘違い? 尋ねようとしたが面倒だし、 胸焼けしそうで若者と会話する気になれない。東口の「ブックオフ」に初めて寄る。飯田橋駅前の「日高屋」で一杯後に帰社。寝る。

8月27日…最初の3分の2は寝てるべきと反省した、『ジュマンジ』の新作を見終えて「早稲田松竹」を出ると陰気なこぬか雨(同作、強いお姉さんの上下の 衣装面積が、各2割狭かったら退屈しなかった。久々の館内ガラガラ)。まだ8時前。このまま高田馬場から山手線に乗れば、上野発8時33分発に充分(普段 は9時30分発)。ただ最近,道を隔てた「秀永」にご無沙汰。1時間早く帰宅してもそれだけ。気付いたら店内で五目焼きそばを。値段も味も「日高屋」より 上(750円)。

 直後から上州育ちもビックリな雷鳴、そしてドシャドシャ降り。高田馬場までは歩くのは無理。途中で東西線に潜り銀座線で上野に。5分でも遅れが出てると 事務所に泊まり。幸い平常運転(宇都宮線は直後から遅れ始めたと)。12時前にいつも通り上州富岡駅着。ペットボトルを捨てようとしたら、ゴミ箱が既に撤 去されている。上信電鉄は近隣市町村から毎年莫大な公金援助を受けてる、実質半官半民鉄道。なのにこのような非常識で、反社会的な吝嗇経営を(他の駅にも ゴミ箱はなるべく置かないか早期撤去を業務命令。当然車内はゴミだらけ)。役人や連中に飼われてる記者クラブ記者を例に出すまでもなく、税金に寄生してる 人間て異様にケチ。シンゾー君もガリガリ君を税金で買ってるし。寝たのは1時半過ぎ。

8月26日…女房が昨日今日と留守。副業の間に物忘れの激しい母ちゃんの面倒を(もちろん普段も時々。主に朝担当)。体はピンピンしてるので、この糞暑い のに畑に出掛けたり。近所の妹が見つけると追い返してくれるが、自宅周辺の草むしりまでスキを見ては。あせもがひどいから昼間もシャワーを浴びさせ、日に 2回薬を塗りたくってるが、治りかけても外出1回で即再び真っ赤。せっかくクーラーも入れたのに、じっとしてられないのだ。動けないよりはよっぽどいい が…。最近の記憶力は退化してるが、今現在は普通に会話を。せめてこのままの状態が続けばいいが。2日続けて映画見物を休む。

 出品の間に寺澤有、田中龍作、適菜収のツイッターを時々。この3人をチェックしてると、日本の腐敗の深度が良く理解出来る。ただ好漢寺澤の口調は、70 年前後のベ平連に対する新左翼諸党派の罵詈讒謗の口調を思わせる。誰もが寺澤ほど徹底出来る訳じゃない。ケンカを売って来た偽善者はともかく、わざわざ他 人の家の門前まで行って罵倒する必要はないよ。『朝日新聞』『東京新聞』『産経』が同じ釜の飯を喰ってる同士だってのは良~く分かるが。しかしああいう因 業な性格じゃないと、30年も個人で警察とは闘えないだろうな。

8月24日…午後、8部の入りの「早稲田松竹」で『ペパーミント・キャンディー』を初めて。まあまあ(20分長い…)。『私が棄てた女』と『再開の時』を ミックスしたような作風。撮影とロケハンは完璧。バブル時代末期で,今はアベチャンネルと化して世界に恥をさらしてる、皆様の御用公共放送NHKが出資。 団塊の世代が、そういう決定権を持つ地位にいた時代なのだろう(今ならネトウヨプロデューサーが、独裁仲間のトルコやロシアとの合作か?)。帰りに駅前の 「日高屋」で今週初めての冷やし中華。やっぱしコイツを喰わないとシャキッとしない。半蔵門線経由で一応は神保町に出たが、手ぶらで帰社。

8月23日…角川書店内「神楽座」ののむみち一派の大映旧作品上映会、21日だったのか。俺は何故か今日だと確信。考えたら常に火曜日なのに。当日は知ら ずに「”国立アベトモ”映画アーカイブ」で、力作は撮るが面白みに欠ける作風の、村野鐵太郎監督の『鬼の詩』を観て暗~い気分に。名司会者、藤本義一が一 枚噛んだ映画は、だいたい失敗作なので覚悟は。今夜も同監督の余り知られてない『上方苦界草紙』。めったに上映されないし、再び嫌な気分になりに行くか。 でもあの作風で、製作資金と渋い役者がよく集まったものと感心。人徳があったのだろう。正直、新藤兼人の諸作品よりややマシだと思う程度。しかし、今の天 皇がお忍びで鑑賞する作風でも無いな。またも藤本義一の原作。活字のセレクトセンスはゼロの監督(今度こそ当てようとの邪念が配役に出てて、結構俗物だっ たのだなあとも)。演出家としての自負の土手が高すぎて、観客の感情移入を妨げている。

8月22日…自宅仕事。夕方。富岡市役所の土地改良課に寄った後,高崎に出て「109シネマズ高崎」6で『劇場版コード・ブルー~』(観客30人前後)。 けちん坊ゆえいかなる愚作も最後まで観る主義。だが本作には耐え切れず、1時間で退場。2年ほど前の『神々のたそがれ』以来(これは愚作ではなく、俺が生 理的に受け付けない映画手法だったため。確かいがらしみきおは,その年のベスト映画に選んでいた)。演出(西浦正紀)、脚本(安達奈緒子)、役者(山下智 久、他)と三拍子揃った完璧な幼稚園の学芸会ドラマ。せめて役職や出入り業者に中高年役者を配してくれないと、幼稚園に父兄参観に来た気分。赤ちゃん言葉 が抜け切れないそのガキ共が,人生への警句ごときものを吐きまくるのだから、大人は素面じゃ観てられない。年に数回映画見物するだけのガキ共は、これで満 足するのか? 監督は福田雄一と確信してたが…。

 帰りの上信線で『日本近代短篇小説選 昭和編1』(岩波文庫)。同文庫のアンソロ本は、担当者のセンスがいいので退屈しない。小説篇が紅野敏郎、紅野謙 介、千葉俊二、山田俊治。随筆篇が千葉俊二、長谷川郁夫、宗像和重。昔はアンソロ本は中途半端な感じでまず手を出さず。昨今読むようになったのは、余生が 見えて来たから。中途半端でもいい、色々な人の文章を味わって後にくたばりたい(異性体験はもはや全面的に不可能だし)。

8月21日…前半もたった1500円前後の黒字額だった「古書かんたんむ」の”嫌記棚”。今回は昨日までに6000円近く売れてビックリ。千代田区や甘楽富岡地方に、天変地異でも勃発せねば良いが。本当はどうでもいいが。

8月20日…地元舞台映画らしく満席の「シネマテークたかさき」で、『陸軍前橋飛行場』(監督・飯塚俊男)。一級の愚作。題名とは裏腹に飛行場の話題はほ んの一部で、前橋空襲体験者や飛行場周辺の人々の、被害者意識満点の噂話を長々と。50~60年代の独立プロの反原爆映画レベル(アジアへの視点ゼロ)。 もっと口跡のいいナレーターに、貴重な村日記をただ朗読してもらった方が、遥かに立派な作品になったはず。特攻隊員が自主的に出撃したとの暗黙条件で撮る から、こういうクズドキュメントが出来る(それゆえ地元のトヨタや『上毛”ケツ拭き紙”新聞』他の、物心に渡る協力を得たのだろうが)。

 『戦争遺跡の発掘 陸軍前橋飛行場』(菊池実・山川出版社)は2008年に出た本だが、特攻隊員が伊香保温泉だかの宴会で(草津だったかも)、死にたく ないと泣き崩れてたとの目撃談を掲載。他の具体的データも実に豊富だった。本作はそういう先人の地味な努力を無にして余りある。朝鮮人労働者はトロッコを 1人で押して(日本人は2人)、日本人の倍の給与をもらってたとの証言をした人が。こういう点に関しては、客観的文書他を添えないと無責任で誤解を生む。 使用映像も既視感のあるものばかり。米軍は空襲映像も残してるはずだ。何ためにアメリカ公文書館にまで行ったのか、まるで分からない左右に媚びを売ったイ ンチキサンピンドキュメント。先の山川出版社の本を読む方が数段ために。この人は資金カンパを各方面に訴えつつ、大新聞の社説のようなどっち付かずのゴミ ドキュメントを(佐藤優かよ)、今後も何本も撮る心づもりだろうと推測。
 

(無題)

 投稿者:匿名  投稿日:2018年 8月16日(木)18時19分5秒
              茶巾ブーム再来?!
 最近、茶巾絞りが復活しているようです。茶巾をテーマにしたアダルトビデオが増え
ています。茶巾フェチである僕としてはうれしいです。
 茶巾は、「女性の顔が見えない」という意見もありますが、誰のだかわからない裸体
を弄ぶところに魅力を感じます。
 エロ漫画も、茶巾モノが増えてほしいと思います(昔、あとりK先生が書いた茶巾漫画
は傑作でした)。
 

戦時中

 投稿者:うむむ  投稿日:2018年 8月15日(水)10時03分15秒
  市川房枝って女性解放のシンボルみたいに言われてるけど
戦時中は結構、体制と上手いことやってたんですね
「女も戦場に行け」って論じてあの東條すら呆れさせたって本当なんだろうか?
 

くらむぼんセンセの漫画

 投稿者:吉岡(勤続18年)  投稿日:2018年 8月10日(金)19時20分46秒
  アニメ絵の姉ちゃんも、週刊漫画タイムスにまで進出しちゃって、本当に一般化しちゃったなあ…週刊漫画タイムスって、汚いホームレス寸前のアンちゃん「ホリヨシオ」が主人公の「ただ汚いだけのアンちゃんが、なんの感傷もなく振られまくる」どくだみ荘がメインだったのに‥‥
おっさんの俺が、20代の頃って、そういうのって差別の対象だったなあ…

今の若いオタク連中に、くらむぼんセンセの漫画を見せてあげたら、どんなこと言うだろうか?

昔のアニメオタクって、そういう扱いを受けて、そういう奴が沢山いたんだよw

蛭児神建センセみたいなのって、今じゃあ誰も信じてくれないかな?
くらむぼんセンセと蛭児神センセの二人をネタにして、あのころのオタクってものを語る誰かはいないかな?
 

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