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2月4日

 投稿者:豆はんてん  投稿日:2020年 2月22日(土)20時41分58秒
  母 の戸籍謄本を取りに45年ぶりの北区。母は車中で俺を産んだことが自慢だった。一緒に遊んだ王子公園に行こうと思ったが泣いたらみっともないので断念。書 泉で二階堂卓也「日本映画裏返史」フラゲ。氏の怪獣エピソ\ードに驚く。ふくやまけいこ「メルモちゃん」にオマケの落書きノートがついてラッキー。  
 

赤木圭一郎の命日につき

 投稿者:ダーティ・松本  投稿日:2020年 2月21日(金)23時51分7秒
  ポスターを1枚ペタリ

http://rx.sakura.ne.jp/~dirty/top.html

 

清水崇の世界展

 投稿者:漫画屋画像班  投稿日:2020年 2月 4日(火)09時08分50秒
   

下々の者へ(その1499)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2020年 2月 3日(月)08時26分25秒
編集済
  2 月25日…比較的マシと言われる『東京新聞』一面の大半がオリンピックプロパガンダ記事で(他面の感染関連もおもんばかり記事ばかり)、”医師が緊急警鐘  新型肺炎感染者は国内100万人に 政府の無策で爆増中!”とのまともな表現は、『女性自身』の宣伝でしかお目にかかれない。日本人、いや人間として本 当に恥ずかしい。役人も記者クラブ幇間マスコミ労働者も、真実を伝えても死刑になったり豚箱入りする訳ではない(現状では)。出世が遅れたり飛ばされた り、金銭的&精神的デメリットがあるのみ。それでも前川喜平や望月記者に続く者はほとんど現れない(匿名でさえ)。元々宗教心を持たず、最後の砦の羞恥心 を放棄した民族が、放射能と新型肺炎の世界のモルモットとして滅亡に瀕するのは、あるいは歴史的必然化かも(懐かしい言葉)。当然アベ周辺のケツ舐め連中 は優先的に中国からもらったキットで、検査してもらってるのだろう。「NHKの国会担当よ。もっともっと安倍総理をほめ上げないと、お前はともかく家族ま では検査してあげないヨ」とかね。妄想でないから怖いよ。

 神保町の「三省堂書店」や「東京堂書店」は、相変わらず人種差別主義雑誌『月刊Hanada』や『Will』他を、店の一番目立つ場所にドーン(特に 「三省堂」はポップ類も含めて皇族扱いと言うか、超特等席で大厚遇。小学館が人種差別本出版最大手版元だとすると、書店部門は「三省堂」で決まり!)。中 学校前の書店が、エロ本を山積みにしてる様な恥ずかしい景色。あるいはアル中矯正施設前の、酒の自動販売機とでも言うか。妄想に生きる人々を理屈で説得す るのは無理だろうが、商人としてはマスクを馬鹿高値で売ってる悪辣薬局レベル。高崎駅構内の「くまざわ書店」は、その点昔からまとも。雑誌コーナーの一番 目立つ場所には、『文藝春秋』『中央公論』『世界』他のみ。人種差別主義雑誌群は後ろの角一角(『ユリイカ』や『創』と同等)。責任者がまともな神経なん だな。ただ同書店も衰えたりといえども、JR東労組はむげに扱えないと見え、売れっこない『新世紀』を今でも相当数。立ち読みしたら漫画ページで、マルク スと黒田寛一が天国で仲良く並んでる姿が。さすがは宗派革マルと感心。


2月23日…20人以上の客が入ってるのに、妙に深刻ぶったりセンチで、退屈至極だった「シネマテークたかさき」の『テリー・ギリアムのドン・キホー テ』。3年前の製作で配給が弱小ショウゲイト。買い手が付かなかった訳だ。昔ならいきなりビデオのパターン。他の客も肩すかしを喰ったムード。女優の趣味 も悪くなった。

 終了が6時半前。例によって「高島屋」食品売り場へ。先週、いなり寿司を半額で買い損ねた気の毒な爺さんがまたも(実は期待してた)。今日はバナナと半 額果物セットがチョコン(多分合計500円以内。中国人はイチゴで日本人はバナナ専門との、最近のニュースをふと)。売り場に今日はいなり寿司が見えな い。普通の寿司は好みか経済的問題かは不明だが、買わない主義の模様。それだけの買い物だが、レジでは当然のように紙袋を要求。しかし爺さんの”バラの包 み(つぼみ?)の高島屋”趣味も、終焉を迎えそう。レジに4月から紙袋やレジ袋は有料になるとの掲示。急に爺さんに同情心がふつふつ。確かにかなり図々し いが、シンゾーやアキエと異なり、公金を横領することなく身銭で買い物を。「高島屋」よ、特別に爺さんにはタダで紙袋を差し上げろ(意外にも熱心な自民党 支持者だったりして)。

2月21日…古本ツアーインジャパンの小山の旦那に扉レイアウト手配後(ウェブ配信用)、「新文芸坐」の梅宮辰夫追悼特集へ。閑散としてるのはいつもの事 だが、今日は一際で2割も埋まってない。場所柄もあるが、種々の企画に手を出し過ぎて、館の個性を確立出来てないせいもある。ドラえもんでおなじみの人種 差別本出版最大手の小学館経営の「神保町シアター」は芦川いづみ、「シネマヴェーラ渋谷」はフィルムノアール、「早稲田松竹」はEU系硬派芸術映画、「ラ ピュタ阿佐ヶ谷」は反原発厚顔セクハラ館主と、それぞれの味を発揮。「ギンレイホール」は、「岩波ホール」や「銀座シネスイッチ」の単なる2番館で名画座 とは言えないが、同館の数十倍の手間暇金銭掛けて類した状況にあるのは悲しい。ピンからキリまでのスタッフに聡明さが欠けてるのかも。特集での各作品解説 で、キネ旬3位とかマジで数十年前のデータを記してるのを読むとめまいが。頭の固いベテランをリストラしても…どうにもならねえか。

 『悪女』(’64東映)は数年前に、ドラえもんでおなじみの人種差別本出版最大手の小学館経営の、「神保町シアター」で観たばかり。だが文学座パワーも あってか、良く出来てて退屈する暇が無い。緑魔子はどう見てもブルジョワ娘には無理で(お手伝いピッタリキャラ)、小川真由美と交代させた方が更に成功し たろう。悠木千帆、そして『九十九本目の生娘』で燦然と日本映画史に名を残す、五月藤江を眺めてるだけで満足。館前の感じのいい回転寿司「大江戸」で五 皿。KIOSKの『夕刊フジ』1面が厚労省攻撃。御用新聞の論調には官邸の本音が露骨。売国公金夫婦で泥棒アベは、厚労省に責任転嫁をすれば、我が身を守 れてオリンピックも開催できるとの妄想を。馬鹿の周囲の白痴2世どももマジでそう思ってる。B29の絨毯爆撃が、竹槍で守れると信じてるに等しい。それで も公然と批判しないNHK以下の記者クラブマスコミ。官邸に自分たちだけの早期検診をお願いしてる可能性も。高崎線で『チムニーズ館の秘密』(アガサ・ク リスティー・ハヤカワ文庫)この人の王様大好き&反共趣味には困ったもんだが、その悪臭を上回る楽しさが。初期の映画版007シリーズとそこらが似てい る。

 昼過ぎ、「古書会館」近くのHIS店頭で凄い爺さんを。旅行プランのチラシをラックからしゃにむにかき集めてるのだが、どうも様子が妙。良く見るとチラ シが風で飛ばないように収納してある、ファイルごといただいちゃってる。本当の目的はファイルらしく、坂を下った路上でチラシを邪険に丸めてカバンに。 ファイルは20枚近くあったのでは。古書会館帰りでこれから神保町散歩ムード。油断もスキも無いが、あれに気付かないガラス越しの従業員も甘い。

2月19日…「109シネマズ高崎」で『T-34』。観客7名。ドイツ軍がやたら弱すぎる。特に宍戸錠みたいなキャラの戦車部隊指揮官は善良過剰で哀れに (一つくらい見せ場作ったれよ)。ただマーベル物他に比べれば遙かに気楽に楽しめる。レンタル屋でも受けそう。いつの時代でも権力者におもねるので有名 な、ニキータ・ミハルコフ製作のせいか、ロシア(プーチン)万歳振りも半端ない。ソ連時代と同じような検閲体制が出来上がってる空気。独裁者にお題目は関 係ないな。ここの老人割引は1200円。「丸の内東映」は1100円だった。一方で「岩波ホール」は1500円。ドラえもんでおなじみの人種差別本出版最 大手、小学館経営の「神保町シアター」は1100円(旧作1本)。今のドラえもん特集は1300円均一(同)。「早稲田松竹」は900円(旧作2本立 て)。「新文芸坐」1200円(同)。神保町の大手版元経営の2劇場が思想信条とは無関係に、いかに老人を搾取しまくってるかが明白。全面焼失しても全然 同情しない。帰りの上信線で『幕間』(ヴァージニア・ウルフ・平凡社ライブラリー)読了。登場人物多数の最初の方は分かりにくいが、次第に盛り上がる。 『北方ジャーナル』3月号に。札幌住まいの佐々木みずきは、この雑誌の存在を知らなかった。「地元民は案外そういうもんで…」確かに。

2月17日…日曜日夜6時過ぎの、「高島屋」食品売り場での光景。この時間帯になると徐々に生鮮食品の割引きが始まる。同世代で「ダイソー」の方がフィッ トする薄汚い爺さんが、1度カゴに入れたいなり寿司パックを元に戻している。従業員が半額シールを脇でペタペタ。どうやら定価で買ったものの、これも半額 にしてもらえるかもと期待しての行動らしい。気持ちは分かる。俺も半額の刺身やメンチカツを買った後、寿司売り場に。大半の物が半額や割引きになってた が、かのいなり寿司セットだけは定価のまま。無関心の振りして観察してると、回遊して来た爺さんがまた姿を。定価のままなのを見て、1万円落としたような 落胆顔。しかし意を決したのか結局は買った。公金横領ではなく、身銭で生きる正直な下層民の敗北の夜だ。しかし俺はこの爺さんに個人的には同情しない。半 額タイムの俺以上の常連だが、常に1000以下の買い物しかしないのに、レジででビニール袋以外に手提げ紙袋を要求、いぶかる従業員との交渉が長引き、列 を長くする要因になっているから。紙袋はレジ袋より役に立たない。ただ”バラの包みの高島屋”の手提げ袋は、この爺さんにはステイタスなのかも。半額寿司 の入った「高島屋」の紙袋を下げてボロアパート、ないし長屋に帰る貧相な爺さん。ハードボイルド過ぎて俺には真似出来ない(修業不足)。

2月16日…数日前に読了した『子規紀行文集』(復本一郎編・岩波文庫)。253Pの”チャン”なる言葉の注釈に、”子規に差別意識は無く”との下り。復 本一郎よ。お前に何でそんな事が分かる?(タイムマシンでも持ってるの?) ”当時の中国人への蔑称”だけでいい(復本は”俗称”を使用)。判断は読者が する。予想通りこの種の馬鹿らしく、糞長い無意味な解説を。中身はいいのに、訳者や編む人間に低能が多すぎるのが同文庫の弱点(現場の編集が無能)。高崎 帰りに上信線で『外伝 沖縄映画史 幻に終わった作品たち』(世良利和・ボーダー新書)読了。作品評、人物評も適確で信用の置ける著者だ。新発見も多い。旭とルリ子が沖縄のホテルのベッドで 一緒の所を、従業員に目撃されたとか。ジョン・ヒューストン監督の『黒船』の原題が、『野蛮人とゲイシャ』だとと言うのにもビックリ。アベ公金泥棒内閣や フォローするNHK以下をを見てると反論出来ないが。ただ泥棒総理がやたら激怒して、放射能や増税そしてコロナでジェノサイドされつつある納税者の4割前 後までが、未だに殺し屋どもを支持してるらしいのが謎。他国にとっては放射能、コロナ、移民政策等、日本は明日の世界のための実験場としての興味しかない だろう。モルモットが先進国国民と勘違いしてるのが笑えるが。

2月15日…官邸の意向を汲んだとしか思えない、『毎日新聞』の秋山信一"自称"記者の姑息な幇間策動が大批判を浴びている(『東京新聞』望月記者個人へ の、自社毎日の看板を背負っての根拠なき個人攻撃)。良く言えば優しくて思いやりがある、裏を返せば”超臆病な日本人”のチクリ屋根性って、本当にうんざ り。臆病自体は俺もだから否定しようがない。なのに強者(官憲)へおもねて、それを隠蔽しようとする奴隷根性が卑し過ぎる。「記者クラブの有り難~い特権 を、内部から食い破ってる裏切り者望月。絶対お前が許せん!」と正直に言えばまだしもな。官邸側には毎日という点がポイント。産経やナベツネじゃ説得力ゼ ロどころかマイナス。承知で加担の罪深い毎日の経営は更に悪化必至。天皇裕仁が沖縄をいつまでも使ってくれと、占領軍に申し出たエピソード(皇統の維持か 自己保身のためかは謎。死の前に戦争責任を問われ、”言葉の綾”と言い放った彼ゆえに、客観的には当然後者だろう)。あるいはマッカーサーへの全国からの 戦中下の支配者への私怨密告手紙。シベリアでの日本人抑留者同士のスパイ行為等を連想させる。一億総密告者文化!(一億総第二組合スピリッツとも)。他称 国賊がソ連人や北朝鮮人(?)の皮を被りたくなる瞬間だ。

2月13日…「丸の内東映」で午後2時頃からの『犬鳴村』。観客7名。2階は閉鎖中とはいえ、500人以上の定員でこれだと不気味感もひとしお。興行ラン キングでは2位に入ってたが、いったいどこの国での話か? 出来は並の下。ヒットは出てないのに、東映は清水崇を重用してるね(ソフトが売れるの?)。最 近の角川映画並みに照明が雑で、役者の顔が判別できない場面がしばしば。見えないように撮るのが流行なのか。ロビーでドラえもんでおなじみの人種差別本出 版最大手の小学館発行、『別れる理由3』(小島信夫)を200ページまで。登場人物が大分混乱して来た(筋も次第にうつろ)。推理小説のように、キャラ説 明を各巻ごとに冒頭に入れるべきだと。編集上のバリアフリーも大切。

今週末は「古書会館」の即売会が休みでガックリ。先週の会場(地階)での話。青白い顔して今にも卒倒しそうな同世代のやせ過ぎ男が、平台に寄り掛かるよに して本を。いい歳なんだし、体調くらい自分で管理しろと舌打ちしながら他コーナーへ。およそ20分後。ふと控室を覗くと、そいつが天井を力なく凝視、何か つぶやきながら床に横に。既に救急隊員も2名。その後、会計して1階のベンチでたたずむ。前を例の馬鹿が担架で運ばれて行く。「熱心なのは有り難いけど、 無理して足を運ばれても、こっちもいい迷惑よね」「ったくその通りだよ。もう青二才じゃねんだから」(推測)関係者の嘆きが聞こえるような一幕だった。

2月12日…東陽片岡について書いてて、バイク趣味の漫画家が他にもと記憶をたどるが思い出せない。先日、再び世話になってる札幌の佐々木みずきと10数 年ぶりで電話(今まではメールのみ)。彼もその一人だったと。「元々こっち出身で(昔は川口の領家住まい。いや柳崎か)。80半ばの親父が死んだりした ら、バイクでもっと温かい場所に移るかも」渡り鳥みたいでカッコいい。”童顔の女たらし”、前田俊夫もそうだったな(彼の仕事場も一時は西川口)。事故で 死んだ奴も居た気がするが。当人より原稿を落とされた編集に同情しちゃうのは職業柄。

2月10日…上信線でのみ読もうと開いた、『わが花田清輝(上)』(鳥居哲男・開山堂出版・本体1500円)。これがかなり下世話と言うか、自己中心的花 田論で、類書のような思想的背景が皆無な点が新鮮(特に戦中派の割には)。高崎線で読む予定だった『眩人』(松本清張・中公文庫)は先送り。加えて漢字音 痴の俺がビックリするような、誤植の嵐振りが親近感を深めた。”昭和三十八年(一九五三年)”とか、小沢信男は終始小沢信夫だし。常識的な漢字の教養のあ る人が読めば、驚愕的誤植の宝の山だろう。けど内容はそのパッチワークぶりが鮮やかで(寺山修司クラス)、最後まで飽きさせない。知りたくもない自己語り も多いが、松下竜一の家族自慢の説得力レベル程では無いが、ゲッソリさせない。女に持てた話をしない点が偉い(下巻に出るのか?)。世相に合致した花田論 だと思う。

 館林は茂林寺が有名(つつじと茶釜が特に)。東宝の駅前シリーズの一本、『駅前茶釜』はここがモデル。小学校時代にバス旅行で中に。前出作撮影中の写真 が飾られてような記憶が(確か62~63年)。前の天皇の奥さんの父親(正田英三郎)の出身地。県内でも地味な地域だ。格がどうのうこうのは、それぞれの 考えかた次第。

 仕事帰りに20時30分からの『音楽』を「シネマテークたかさき」で。観客9名。個性的凡作アニメ。実写でもアニメでも、製作期間や関係者の努力振りを 宣伝材料にする映画は、昔からロクな物が無い(客には関係ない)。場内にはシラケ鳥が乱舞、ついうとうと。ここ、最近2階のトイレが故障しない。どうでも いいが。帰りの上信線で『キネマ旬報』。ベストテンを拾い読み。一番センスの悪さを感じたのが、山根貞男を除けば大著を読んだばかりの北川れい子。老いて 馬鹿に? 逆が吉田伊知郎。『月夜釜合戦』評にはまさにその通り! 『半世界』なんか入れてる奴は馬鹿ばっか。高崎俊夫も各方面に愛想を振りまきすぎ。

2月9日…「前橋文学館」での”映画監督清水崇の世界展”へ。3階でのコンパクトな展示だが、無料な割には充実してたと。日当たりのいい窓際のソファー で、『日本映画裏返史』(二階堂卓也・彩流社・本体3000円)。小林信彦、西脇英夫、渡辺武信他、小林旭はうるさ型評論家を多数味方にしてきたが、また 強力な援軍が。旭の画面の出入りの呼吸の素晴らしさは、西脇も触れてた記憶。小沢茂弘の映画は、駄目になって以降の物しか観てない。途中の商店街の荒廃ぶ りは、高崎とはまた一味違う。官庁街的すさみか。広瀬川が頬を切る空っ風をビジュアルに補強。

2月8日…自室で『うすバカ二輪伝』(東陽片岡・青林工藝舎)読了。俺は牛乳配達時代に原付に乗ってただけで(結局その免許も流した)、RD400とか ゼッツーとかチンプンカンプン。けど同じく知識ゼロの片山まさゆきの麻雀漫画を読むようで面白い。著者の漫画は3年に一遍読む程度で、特にファンと言う訳 ではない。ただ1度交錯しかけた事が。『出版業界最底辺日記』(ちくま文庫)の際だから14年位前か。カバーを東陽のイラストでとの声が。多分デザイナー の井上則人の意見と思われるが(青林工藝舎の東陽本はほとんど彼担当。ファンかも)、担当のMも乗り気だった。しかし俺は既に東陽ファンではあったが断固 拒否。エロ漫画の職人編集者の本に『ガロ』系はふさわしくないし、内容とフィットし過ぎて胸焼けすると考えたのだ。結局は今の都会景色に。東陽の仕事を1 つ減らしたのは心苦しいが、結果的は良かったと今でも思う。

2月6日…『東京新聞』芸能欄コラム執筆者の1人大友啓史。映画監督らしいが毎回自作品周辺の宣伝ばかり。これで稿料もらうとは大した心臓。一転して『映 画芸術』の荒木太郎のピンク映画へのレクイエム。素晴らしいが、同誌じゃ稿料は出ないだろう。自らを映画監督として送り出してくれながらも、天皇制ポルノ 問題以降はその大蔵映画と闘わざるを得ない状況に追い込まれた現在(例によって『週刊新潮』の”大功績”)。自作品を勝手に封印されてる訳だが(問題作は 廃棄されたとの噂も)、鈴木清順の時と異なり荒木太郎共闘会議の噂は聞かない。愛知でだらしなく極右に花を持たせる醜態を招き(出品者の意向も確認せずに 勝手に展示を中止)、日活ロマンポルノ裁判で検察側証人に寝返った、梅沢薫監督に当たる津田大介が未だに生きながらえてるのを見ると、一層腹立たしい (ワープ過剰?)。表現の自由をめぐる問題提起が出来た? 大敗したのに勝利への地固めが出来たとホラを吹くペテン師根性。謹慎してるべきクズデブが往来 を闊歩して、何の責任も無い正直で貧相な映画監督が蟄居に追い込まれている異常さ。

 事務所で本業2時間後神保町へ。「嵯峨谷」で細麺大盛りそば、かき揚げ、ワンカップ(合計890円)。「書泉グランデ」地下の今年のカレンダーバーゲン はまだ半額。眺めるのみで「東京堂書店」へ。久々に爆買い。『東京おぼえ帳』(平山蘆江・ウェッジ文庫)。『子規紀行文集』(岩波文庫)。『わが花田清輝 (上)』(鳥居哲男・開山堂出版)。『うすバカ二輪伝』(東陽片岡・青林工藝舎)。『日本映画裏返史』(二階堂卓也・彩流社)。『キネマ旬報』。合計96 14円。ドラえもんでおなじみの人種差別本出版最大手の小学館が営む、「神保町シアター」の”ドラえもん映画祭2020”へ。『のび太の大魔境』。観客2 0人チョイ。老いぼれ割引き等一切無しの1300円均一料金にしては、退色気味のひどいプリント。東宝の自社作品の保存状態には定評が。ケチな人種差別版 元が値切ったせいで、ジャンク寸前の物を? 良く1300円も強奪できると呆れる。内容も王様万歳一辺倒で不愉快。その足で「国立”アベトモ”映画アーカ イブ」へ。『極私的エロス・恋歌1974』。多分駿台際でだと思うが、明大商学部の教室で観て以来だから、約45年振り。入りは3部前後か。歌舞音曲場面 に、そのカメラマンや演出者のセンス才能は露骨に出る。昔はそういう事が分からなかった(佐藤真や森達也とは、小林旭と梅宮辰夫位のカンロクの格差が)。 怖い方のお姉さんの出産場面はボカしてる。ナレーションで緊張してミスったと弁明してるが、有り得ない(『田園に死す』での雛流れ場面のように部分的にな らともかく、終始ボケてるのだ)。日活ロマンポルノ裁判も進行中だったし、やはり官憲を意識したのだと思う。苦しい繕いは今観るとみっともない(別に恥ず かしい事ではないと)。ただ半端な人じゃ無いのは歌舞音曲場面以外でも、インタビューの際の場所、構図選択でも一目瞭然。

2月5日…「立ってる人が一杯いるんだ。荷物なんか足元に置け!」「シネマヴェーラ渋谷」のスケベリョウ(別名・池部良)特集、『恋化粧』の上映前。ロ ビーの椅子を荷物で占拠してる、退屈男が栄養失調になったような白髪ド腐れ爺さんが居たので一喝。東京の各名画座の中高年男性客は、概してマナーが悪い。 全国から馬鹿が集合してるせいと言ってはそれまでだが、「シネマテークたかさき」「高崎電気館」「前橋シネマハウス」で、この類いのゴミ客を見掛けた試し はない。老いぼれが椅子に近づくと、率先して荷物を膝に上げて空きを作る。老若男女と無関係に。偉いぞ上州人。ただ鑑賞マナーも良すぎて、余り反応が少な いのは不気味(まず笑わない)。

2月3日…10日くらい前の『東京新聞』1面下に広告が掲載された、『わが花田清輝(上)』(鳥居哲男・開山堂出版)。神保町の「東京堂」にも「三省堂」 にも見当たらない(前者は店員にも尋ねた)。他の地区で見つけるには更に困難なはず。新聞の書籍広告は一体何のために? 要は出たからアマゾンで探せか?  確認したら扱ってなかった。余り知らない業者の所にはあって、表紙写真も確認。ただ週に何度も神保町通いしてる身としては、店頭で直に入手したい。もう 少しやせ我慢。

 望月記者への質問妨害で味をしめたアベならず者政権。遂に国会で野党の質問妨害開始。ナチスのユダヤ人ジェノサイド過程と同じ(まずは身障者、やくざ、 共産主義者、反天皇分子、反オリンピック派市民、関西生コン…)。役目の終わった(死んだ)政治家枝野君が、京都でのハレンチな痴態が有権者の瞼から去ら ぬうちに、官邸の検察人事介入に今更の批判。脱力。長年に渡りゴリ押しして来た、最高裁判事任命の際には沈黙し続けたたくせに。恥を知らないならず者共 に、いちいち鼻を明かされてる情けなさ。横浜や京都でならず者共に愛想笑い浮かべてるから、投票率も上がらない。

2月2日…「高崎電気館」で『五瓣の椿』(監督・野村芳太郎・’64松竹)。35ミリフィルム上映(入場料500円均一)。丁寧に撮られてはいるが、長い だけの凡作との伝説通り。2部構成だが、1部に登場しない加藤剛他の役者が、観客は知ってる1部の粗筋を説明するのでゲッソリ。脚本は井出雅人。弟子にで も書かせたか。2時間43分もあるが、増村保造なら90分で数十倍立派に仕上げたろう。上信線で『御社のチャラ男』(絲山明子・講談社)。数年振りだが、 前に読んだ本より文字が小さく行間も詰まってるような気が。根強い人気はあるらしいが、昔ほどは売れなくなったのかも。西村賢太本の文字の大きさや行間は 相変わらずだが(最近は親本は買わない)。
 

どうも

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2020年 1月31日(金)12時20分4秒
  塩 山さん、「あなたのアソコを-」読んでいただいたとか、ありがとうございます。なにしろ献本も少なかったのでお送りできませんでしたが、もしサインさせて いただくことあれば、男性、女性、どちらの性器でも無修正で描かせていただいています。修正については、私が自分で修正すると申し出たのですが、それだと また弁護士に見せないといけないことになると言われたので、結局、モザイクという安易なパターンになってしまいました。塩山さんのような白テープ1ミリ幅 ぐらいの名人芸の修正ならよかったのですが。
画像は明日サイン会をやる東京駅のぼのぼのショップです。なんか新型肺炎も怖いですが、今年はまたお会い出来れば。
 

(無題)

 投稿者:豆はんてん  投稿日:2020年 1月19日(日)11時12分24秒
  元日に逝った91歳母を引きずりラジオだけが友の情けない日々。伊藤沙莉のオールナイトニッポンゼロに救われた日曜の朝10時ジャストにいつもの墓石セールス電話。後始末の多忙さを告げ早々に切るも今後の猛攻は必至。憂鬱。  

下々の者へ(その1488)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2020年 1月18日(土)21時17分37秒
編集済
  1 月31日…12時過ぎ。古書会館の即売会帰りに、まずはドラえもんでおなじみの人種差別本出版最大手の小学館が営む、「神保町シアター」で午後2時15分 からの『レディ・ジョーカー』の券を。次にコミガレ。いつものコースだ。最近は文庫本や薄い雑誌が減り、デカくて厚くて重たい本ばかり。売る側は倉庫の在 庫処分をしたいのだろうが、買う側は経済的にはともかく肉体的にきつい。本好きは老人が多いのだ。レンガみたいな高級紙使用の中身ゼロ豪華本は、端から産 廃業者に出せ。3冊買って500円払おうとしたら、足元のダンボールに眞鍋かをり他の古い未使用アイドルカレンダーが500円で。2本買おうとすると10 00円と。「1500円じゃ?」「カレンダーも3本で500円なんです」慌てて叶美香も買う(もの好き)。「えらくサービスするね」「そう思うんですが、 目立たないのか余り売れなくて…」大入りだった『レディ・ジョーカー』帰りに覗くとまだ3本残ってる。買い占める。しかし本+カレンダー6本で重量責めの 刑。途中の「神田コーヒー」で一息ついたが、週末は腰が痛くなるかも。『レディ~』はキッチリ撮られてたが、終幕がモヤモヤ。スッキリ感不足。余り当たら なかったんじゃ。記者クラブ幇間マスコミが喜びそうなレベルな俗論を、小沢一郎冤罪事件の際にしたり顔で盛んに喋っていた原作者の高村薫。昨今は馬鹿そう なカマキリ面を余り見せない。もう永遠に姿を現わすなと素直に願う。

1月29日…西荻窪の「盛林堂書房」へ12月の”嫌記棚”売り上げの集金に。昨今は1万円台に達せず、7~8000円台の情けない成績に甘んじてるが、今 回は地獄の5000円台。何せDVDセットが2点、本に至っては6冊しか売れてない。かつて「四谷書房」さんが打ち立てた、”伝説の月間売り上げゼロ”に 急接近中。1月はもう少しいいはずなんだが…。近所のコショウを常備してないので有名らしい、「桂花飯店」でネギラーメン(880円)。店の作りもかなり 個性的。敢えて希望したコショウも、使用後にすぐ引っ込められました。「日高屋」の七味唐辛子がこういう扱い。味はまあまあ。とにかくもう少し営業努力し ないと、手間賃1割しか取らない小野店長がお気の毒。でも特効薬も無いんだな(日頃の努力不足)。

 事務所で『あなたのアソコを見せてください』(いがらしみきお・太田出版)読了。これだけ不細工な老若男女が登場しまくる漫画もマレ(その人々の性的欲 求がポイント)。ただモザイク修正が雑を極めてて、わざと売れなくしてる感じ。もっと薄くするとか、輪郭だけ残すとか、種々対応はあったはずだ。どうせ部 数は大した事ないのだから、成年マークを付けて部分的スミアミ修正にするとか。マイナー系出版社が予想外に長生きすると、守るものも増えて逆に保守化する が、そのサンプルのような仕上がり(読み手が漫画の世界に入ろうとしても跳ね返される)。青林工藝舎から出すとか、自費出版すべきだったのでは。原稿が もったいないよ。若手漫画家が世に出るには妥協が必要だが、老い先短い巨匠は腰抜け版元に迎合する必要は無い。

1月28日…「シネマテークたかさき」で『グレタ』。観客はたった3人だが楽しめた。しかし脚本も演出(ニール・ジョーダン)も妙にモタモタ。素材から 言って、気力ある監督なら倍くらい面白く出来たはず。モレッツ嬢は肥満との闘いに苦労してそう。監禁から解放されたのに、全然やつれてないのは苦しかった (メイクだけじゃ無理)。親父&探偵の描写がおざなりすぎる。上信線で『荷風追想』(岩波文庫)。平日の夜7時台はさすがに混雑。

1月27日…専修大、日大、明大…神保町への往復には私大巨大キャンパスを眺めざるを得ないが、世界大学ランキングとやらでは、東大も京大も50位以下。 この種の建物だけが立派な大学は、世界基準では無論問題外だろう。しかし考えよう。不動産事業収益率ランキングなら、各私大は続々ベストテン入りじゃ?  何せ学生を人質に補助金のかすめ取り放題。不平を叫ぶ学生は不法侵入だとすぐに警察にパクらせる(日頃から退職警官を雇ってコネ作り)。職員は労働組合も あるのに学生には自治会を認めない。官民問わずに日本の大学も司法同様に中世と言うか、封建時代。

 駿河台交差点の「三省堂書店」本店外壁の広告スペース。立地は最高なのに長期に渡りスポンサーが付かない。専大そばの大洋図書ビルの屋上看板も。後者は エロ本屋のビルというネックがあるが、前者は文句無いはず。ただ周囲のビル屋上を見回せば、お茶をひいてる看板がズラズラ。広告費は節約の第一歩。購買力 が無い無気力国民向けには、外資も宣伝費を投じないだろう。アベ様一族による公金泥棒没落国家のこれも荒涼たる一風景。

1月26日…高崎市営「高崎電気館」で3時からの『人生フルーツ』。東海テレビも凡作ドキュメント多数製作してんだね。元建築家老夫婦の満たされた生活を 覗いて何が楽しい? 今日は貸し小屋みたい。「アトリエデフ」(長野&前橋)なる不動産屋の主催らしく、麦わら帽子の姉ちゃんらが仕切ってる。入場料10 00円は普段並(「シネマテークたかさき」会員証の割引は無し)。パンフくらい配るのはまだしも(実際袋一杯押し付けられた)、上映前に自社PR映像を5 分以上流し、終了後も同社責任者らしき爺さんが、地球温暖化に絡めて再び姑息な営業宣伝。映画をダシにした、こういう”人質商売”は大嫌い(サンピン文化 人の売名トークしかり)。無論ヤジってやった。「早く映画やれ! 金取って宣伝すんじゃないよ!!」トボけてたが、こういう偽善的会社では絶対マイホーム など建てたくない。有料宣伝行為に加担した高崎市は、もし欠陥住宅問題でも起きた際には、ちゃんと責任取れるの? 人質司法はフジヤマ、ゲイシャに次ぐ日 本文化として世界に恥をさらしてるが、人質商売もそれに続くかな。

 帰りに「あすなろ」で『サラムボー(下)』(フローベール・岩波文庫)読了。終始面白かったが訳者(中條屋進)の解説がくどい(半分飛ばした)。ここ、 今日初めてうなぎの寝床状店内の一番奥へ。入り口付近では聴こえなかったBGMが流れててガックリ。必要ないよ(音量を絞ってもらう)。「高島屋」食品売 り場に寄って後、駅下の「ローソン」で『昭和の謎99』(編集人/比嘉健二・発行人/小出英二・ミリオン出版)。『実話BUNKAタブー』(編集人/保坂 健太・発行人/太田章・コアマガジン)のようなド腐れ雑誌を読んだ直後のせいか、普段以上に面白い。上信線で開いてるのはやや恥ずかしいがつい。『日刊ゲ ンダイ』では吉川潮と並んで手抜き仕事の多い本橋信宏も、『少年ジェット』について興味深い記事を。全体に『噂の秘宝』って感じ。類似誌では独走。表紙文 字も昔の立て看板みたいでカッコいい。

1月25日…東出昌大もこれでめでたしめでたし。数少ない演技派若手俳優なんだし、サンピン2世タレント女と鼻の下を伸ばしたり、CMで楽に儲けようなん て邪悪な妄想はこれで捨てるしかない(良かった良かった!)。邦画界にとっては朗報。大丈夫。白痴テレビ業界はともかく、映画畑からは逆に仕事の殺到間違 いなし。しばらく茶の間人気などシカトして、再度浮かび上がってカマトト女じゃない美悪女をまた泣かせてね。

1月23日…ドラえもんでおなじみの人種差別本出版最大手の小学館が営む、「神保町シアター」へ久々に。渡哲也特集。『大幹部 無頼』と『あなたの命』。 2本分で老人割引き合計2200円。旧作なのに暴利貪り過ぎ(「シネマヴェーラ渋谷」なら会員は1600円)。「岩波ホール」も老人割引きが1500円 (普通のシネコンは1200円)。神保町の版元系映画館は、極右人種差別主義や特権的リベラル階級を問わずに悪辣な商いを。天の采配によるもらい火被害を 受ける前に、早く値下げしろ。64年デビューの渡哲也は、石原裕次郎や小林旭と違い、俺たちと同時代の撮影所育ちのスター。徐々に有名になるのを叔母さん たちの『平凡』や『明星』で知ってたから、何となく照れ臭くもある(勝手にお友達気分)。多くの白髪&ハゲ客も似た思いが少しはあるのかな。『大幹部 ~』、一切の無駄の無さに改めて驚き、痺れまくる(見物回数は思い出せないレベル)。「あ!」転倒女優、松原智恵子はこれでいいのだとも。下手だけど吉岡 秀隆や村上淳、柄本明他と比べて当人が自覚してる、ような気もするし。他の今の韓国映画界並に充実した役者陣を、より引き立ててるしな。

 『サラムボー』(フローベール・岩波文庫)、下巻になっても面白い。スプラッター歴史小説。『大幹部 無頼』は、青春革ジャンやくざ映画って事かな。同 作については救援連絡センター機関紙『救援』で、万城目仁って人がここ数号盛んにほめてる。万城目の連載は、浅野健一のと並び毎回楽しく読める(今号は根 津公子の八王子天皇奉迎行事での、裏金公安警察の暴力的無法警備のレポートもヴィヴィットだった)。

1月22日…「シネマテークたかさき」で『パラサイト』。面白い。音楽さえもう少しマシなら文句無し(主要スタッフ以外はゴミ扱いの、絶対読めない最後の 字幕もちょっと…)。定員64名の2階のスクリーン。普段は映画と無縁そうなおばさん&姉ちゃんを中心に、40名以上の入り。あ、糞面白い韓(感)国映画 総力上映チームのフリぺもらうの忘れた(『かんぺ』ののむみちおばさんも読みたいと。今度送ってやろう)。関係ないが、コップ1杯分のカルピス源液を、ド ラム缶1本分の水で割ったような、『日刊ゲンダイ』の「新巨乳バカ一代」はいつまでダラダラ続くのか? ホントどうでもいいが。上映前に「あすなろ」にも ちょっと寄る。ここが落ち着くのはテーブルの余裕ある大きさだけではなく、店内にBGMを流して無いためと初めて気づく(反拡声器騒音者がダメじゃん)。 確か「早稲田松竹」も。「シネヴェーラ渋谷」や「神保町シアター」も見倣って欲しい(ロビーももっと明るく)。私的施設とはいえ不特定多数が集まる場に、 恣意的趣味の音楽を流すのは個人的趣味への侵害である。「新文芸坐」はパチンコ屋の血脈が静寂さを許さないだろう。

1月21日…角川書店内の「神楽座」で、出演料の安い佐分利信みたいな竜崎一郎が、高峰”爆乳”三枝子と共演する、『誰に恋せん』(監督・牛原虚彦・’4 8大映)を見物後、上野駅に着くと8時半。いつもの高崎線にギリギリで間に合うが、途中まで立つのが苦痛(上野始発の列車も20分前までに並ばねばまず座 れない)。久々に42分発の北陸新幹線のあさまに(高崎までの特急料金2300円)。大宮に停車するだけなので9時25分にはもう高崎に。楽ちんではある が、読書がジックリ出来ないのが不満。2度買いした『サラムボー(上)』(フローベール・岩波文庫)は一応読み終えたが。ビジュアルな残虐性が満喫出来て 楽しい。ただカルタゴ側の戦費調達方法は詳細に述べられてるのに(フランス文学の金銭描写は独壇場)、傭兵側の資金の出所が良く分からない。注釈はほとん ど飛ばすので、あるいはそこにでも? それとも下巻で明らかに? ボケ頭だから読み飛ばしちゃったのかもな。

1月20日…「シネマテークたかさき」で『さよならテレビ』。東海テレビ制作のドキュメンタリーとしては、観た範囲で一番つまらない。1年で派遣を首に なったワタナベ君が登場しなかったら、多分熟睡した。観客7名。”テレビの闇”は、『さよなら記者クラブ』でも世に問わない限りは照らし出されない。『パ ラサイト』、夜の回は座れるようになったと。ココとしては『愛がなんだ』(俺は「早稲田松竹」で寝た)以来の大ヒットらしい。上信線で『霧の旗』(松本清 張・新潮文庫)読了。60年前後の清張には駄作が無い。かつ行数稼ぎのようなぜい肉部分も(後の水増しは巨匠の特権?)。山口百恵版は未見。「神保町シア ター」あたりでやるかしら。

  NHKや大新聞並の腰抜けドゲロ雑誌。コアマガジンの『実話BUNKAタブー』(編集人/保坂健太・発行人/太田章)3月号だ。 ミリオンの昭和の何だらの新しい分を見ないので、高崎駅下の「ローソン」で買ったが、とんだインチキ振り。「所詮、日本人は韓国人と同レベル」「伊藤詩織 と山口敬之どっちもバカ」と威勢のいい題を付けてるが、何の事はない昔からの大新聞の社説と同じ手口。与党に問題はあるが、野党も情けないって奴。10 0%の善悪は存在しないから、物事全般にそういう傾向があるのは否定出来ない。しかし個別の問題となれば別。どっちが相対的に悪いか判断しない言論表現に 意味はない。それに与党は警察、検察、司法を支配する立場にあるから、”どっちもどっちも論”は基本的に今の権力者の添え木役。特に伊藤詩織に関しては、 コネが欲しくて自ら接近したのが問題だみたいな妄言を連らねてるが、目標実現のために方々に頭を下げる行為と、自らの強姦行為、及び権力者に泣きついてて のもみ消しは、全然次元が違う(図らずも同誌編集者やライターの腐った本音が)。どこがタブーだ。官邸に官房機密費で買ってもらえる可能性も充分。比較的 まともだったのは、「松屋のメニュー全部マズい」と「ネトウヨが賛美する伝統ぜんぶデタラメ」だが、後者が参考資料を1冊も明記しないのは感心しない。エ ロ実話誌も商業誌だ。ネトウヨと呼ばれたくないネトウヨ根性の腰抜けイタチ野郎どもが、逃げ道を確保しつつ編集するサンピン雑誌だ。著名人コラムだけでな く、サンピンライターの名前も明記しな。

1月19日…「嫌われ者の記」第268回に着手。今年初の「入谷コピー文庫」の締め切りじゃ、俺が一番遅れたと(小者なのにスイマセン!)。本稿は絶対に 今週上げるだなんて、自誌の進行自慢をするんじゃないよ。『映画秘宝』は今月売りが最後らしい(文字が小さく読めないし、かつ売れないので最終号も買わな いが)。吸収される洋泉社の社員、5年後に宝島社に何人残ってるかな。併合した社の社員をリストラしないと、期間限定ながら税制上の優遇措置が。ただ嫌々 雇用してた従業員は(能無しほど辞めない傾向)、結局ははじき出される。儲かってればそもそも吸収はされないし、そういう状態の社員の給料の方がえてして 高い。俺みたいにずっと半失業状態だった雑種の野良犬はともかく、エリート社員編集者様の末路は哀れだ。

1月18日…「富岡市美術館」へ。”時代の空気。副田高行がつくった新聞広告100選。”へ。3時からの一倉宏とのトークショーへも。1時間チョイ位と 思ってたら、何と2時間も。後方に座り途中で逃げ出そうと算段したが、入り口で椅子の番号を指定される。シネコンかよ!(入館料400円でトークショーは 無料)。広告屋の自慢話を2時間も聞かされるのは地獄と覚悟してたが、それ程でもなかった。特に眠気を覚ましてくれたのが、吉永小百合を起用したシャープ の液晶テレビの新聞広告の話題。聞いてる方はシャープが身売りする没落の要因は、このカマトト大女優と広告屋にもあると思ってるが、彼等にはそういう羞恥 心の持ち合わせは無いらしい。トクトクトクと俺様自慢を(爺様同士で誉めあうのが気色悪い)。出版業界とは近いが全然違う世界(ご両人が特別?)。一倉は 詩人でもあると。こういう神経の人がどういう詩を書くか非常に興味が。田村店頭、いやコミガレで物色してみよう。トークショーは映画同様90分が理想。残 り30分を質疑にすればダレない。所が5時過ぎて質疑を始めたら、よりによって地獄のような馬鹿ガキが2人も立ち上がり(質問より自らの聡明さとやらを 人々に拝聴させたいゲロタイプ)…。耐えられずに早々に帰宅の途へ。

『東京新聞』今朝の群馬版。群大大学院理工学府の藤井雄作教授らが、”声掛け機能付き防犯カメラ”を開発、桐生の商店街の5か所に設置することになったと (写真2枚入りのスーパーヨイショ記事)。プライバシー保護に最大限配慮とのわざとらしい下りもあるが、具体策ゼロ。パスワード云々とあるが、本問題での 本質は官憲への対応。捜査令状なしには絶対見せないとか、その辺が曖昧ではプライバシーも糞も無い。だいたい”監視カメラ”ではなく、”防犯カメラ”なる 役人用語を用いてる点で、教授や執筆記者(池田知之)の立ち位置は明らか。お節介な声掛け騒音が増すだけでなく、冤罪を生む要因となろう。しかし『東京新 聞』前橋支局、安中の役人按摩記者の樋口聡君といい、理想的な記者クラブボンクラ記者を揃えてて感心。
 

(無題)

 投稿者:zzz  投稿日:2020年 1月10日(金)14時53分36秒
編集済
  初売りのコミガレで手に取る本は少ないが、木村伊兵衛の外遊写真集を発見。近くに写真集「パリ」が落ちてないかと探すがさすがにない。古ツアさん、塩山さんらしき人を見かけるが、某ブログで写真を見たことがあるだけなので空似かも。
・・・
昨年10月に近所にできた「カフェ昔日の客」は「山王書房」があった場所。むかしはこんな所で古本が売られていたとは信じがたい。二度ほど入店してみたが 客はいなかった。山王書房店主の息子さんの嫁さんが店主。話好きで、かつては沢木耕太郎も山王書房によく来ていたとのこと。10月末には岡崎武志さん、萩 原魚雷さんたちが来て盛り上がったらしい。「岡崎さんて面白い方ですね」と店主は言っていた。Twitterには2日間客が来なかったとも。
・・・
ラドリオの店内にはシャンソンが流れ巴里の雰囲気が味わえます。土日にしか入ったことはありませんが開店直後だと一人でも四人用のテーブルが使えます。但し暗いので読書には向きません。日本で初めてウィンナーコーヒーを出したのが・・・
 

下々の者へ(その1487)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2019年12月28日(土)16時32分28秒
編集済
  1 月15日…昨日は事務所で数時間本業後、「シネマヴェーラ渋谷」で『ハイ・シエラ』を数十年ぶりで(字幕配役順は、ボガードを抑えてアイダ・ルピノがトッ プ。ただ思ってた程面白くなかった)。その足で「京橋テアトル」で『恐竜が教えてくれたこと』(「シネスイッチ銀座」他で3月公開予定)を。その間読んで た『サラムボー(上)』(フローベール・岩波文庫)を紛失。仕方なく読む気はなかったが持ってた、『飛ぶ孔雀』(山尾悠子・文藝春秋)を高崎線で。こうい うハッタリを有り難がるガキも多いのだろう。あの文庫、試写室、あるいは上野駅ホーム?(上野駅では松本清張のぶ厚い文庫も一昨年落とした)。だから坪内 祐三の死は朝刊まで知らず。『出版業界最底辺日記』(ちくま文庫)刊行の際は、直後に『週刊文春』のコラムで紹介していただき、有り難うございました。ご 冥福をお祈りします。ただ同文庫編集担当の、南陀楼綾繁とは昔から馬が合わなかった様子。と言うか、坪内の側が一方的に嫌ってた感じが。チョイ前にも『週 刊文春』の連載で、南陀楼のスペルを悪意タップリにからかってたし。その綾繁センセとは明日夜新年会の予定。俺の知らない複雑な背景があるのかどうか、 ジックリ追求してみたい。

 夜、「109シネマズ高崎」で『フォードVSフェラーリ』。観客約7名。面白い。大資本が個性的小資本を叩き潰す、どう考えても後味の良くなる素材では ないのに、フォード側に巧妙に悪役を配した脚本が、客の喉の魚の骨を自然に抜き去っている(豊田ファミリーにこんな度量はないだろう)。ただ150分は長 い。演技派俳優揃いの中ではイマイチ冴えない、マット・デイモンの不要なストップ・ウォッチ泥棒や、ねじでの攪乱戦法場面を切れば、もっと締まったはず だ。子役が出しゃばり過ぎないのもいい。上信線で『飛ぶ孔雀』(山尾悠子・文藝春秋)の続き。高い本なので放棄ぜずに嫌々読み続けているが、どんどんつま らなくなる。

1月12日…「シネマテークたかさき」、15時25分開始の『パラサイト』に出掛けたら、満席で入れず。日に3回上映中だが、10日の初日以来ずっとこう だと。「前橋シネマハウス」も「109シネマズ高崎」もパッとせず(後者を検索、プリントしてくれた館のお姉さんに感謝!)。「あすなろ」でコーヒー後、 結局は近所の「高崎電気館」で『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』。先週ここで観たばかりだが、新たな発見もあり楽しめた。本シリーズ、満男が出しゃばらなければ問題なし。

  高崎駅西口周辺でれいわ新選組のポスターを掲示してるのは、知る範囲で3か所。ブランド品中古屋兼占い館(「高島屋」裏手)。カ フェ(「シネマテークたかさき」の近所)。インド料理屋(同)。いかにも商業都市高崎らしいが、建物のオーナーか店子の意志かは不明だが、不特定多数を相 手にする商人としては、ある種の決断力(勇気)が要るだろう。隣の前橋市長選挙は乱立気味だが、共産党系候補も出ている。なのに群馬の立憲民主党は自主投 票と(売国アベの添え木、公明党と同じ)。国政選挙でさんざっぱら共産党に世話になりながら、この厚顔な薄情ぶり(かつての横浜や今の京都も)。確かに公 金泥棒アベよりはマシだろうが、下々の者は道理より御用組合の本山連合や、嫉妬深い枝野にのみ忖度する、同党の挙動を冷静に見守っている。精神的めくらで ない限り、今度裏切られるのは俺たちだと素直に思う。枝野の役目はもう終わっている。当人と周囲だけが気付いていない。民家の壁や窓にれいわのポスターが 張り出される頃には、れいわや共産党が候補を立てない選挙区でしか、立憲の候補は当選出来なくなる可能性が(東大出の元『朝日新聞』記者の類いの、特権的 リベラル階級候補は、落ちても何ら生活に痛痒はないだろうが)。腐敗警察官僚の象徴、中村格を批判しようとしない枝野に、今の中世並みの司法制度や、記者 クラブ、原発村解体を期待するのは、池玲子に肉体的純潔性を期待するより空しいだろう。

1月10日…10時に事務所を出て、「古書会館」、コミガレ、「田村書店」「書泉グランデ」「東京堂書店」を巡回後、「神保町シアター」で『八州遊狭伝  男の盃』(監督・マキノ雅弘・’63東映)。阿部真之助の恐妻碑や大手拓次の生家の旅館、「鳳来館」で知られる磯部温泉が舞台(ロケなど全然してないと思 う。富岡とは山一つ越えたお隣)。2度目だが楽しめた。1時30分過ぎ「伊狭」でラーメン。「廣文館」で『日刊ゲンダイ』購入後、半蔵門線で押上へ。案内 では徒歩12分とあったが分かりずらく、20分以上かけて「たばこと塩の博物館」へ。”ポスター黄金時代”。無論タバコ宣伝ポスターがメイン。展示量はそ う多くは無かったが、老いぼれには丁度いい。水野”マタンゴ”久美&香川京子の”たばこは動くアクセサリー”のコピーが添えられた分は、特にカッコ良かっ た(撮影は前者、秋山庄太郎。後者は樋口忠男)。尚、入場料は老人50円、一般100円。しかも16Pもある、図録と言っていい豪華カラー冊子がいただけ ます(近所なら日参)。参考に喫煙室も見物。行った経験ないが、銀座の高級バーのカウンターのようでした。帰りは『傀儡政権 日中戦争、対日協力政権史』 (広中一成・角川新書)をずっと。まあ面白いが、南京大虐殺への屁っ放り腰な描写が情けない(嫌々触れてる感120%)。

1月8日…高崎線で『ゲバゲバ人生』(大橋巨泉・講談社α文庫)を。自信家の自伝は退屈なはずと今まで敬遠を。確かに俺様自慢はかなりのもんだが、思って た程ではなくまあ読ませる。意外にも同業他者への悪口はほとんど無し。そこが物足りない気も。残り3分の2は? 小林信彦もこの人には余り言及してないよ うな。育った環境は似てるのに。死んじゃったんだし、『週刊文春』でビシビシ書いて欲しい。『小林信彦日記』の刊行はしばらく無理そうだが、『大橋巨泉日 記』はもう出てもいいのでは(読了後の感想。後半の3分の2は不要。食べ物だけでなく、”今でもあの味が忘れられない”的文章を何度も繰り返されても、読 む方は困っちゃう)。大橋巨泉事務所は、閉店した「小諸そば」九段下店の近所に一時あった。「まさみ」近所の三信ビル時代だな。やくる~と君がここで良く 昼飯を。つまり俺も頻繁に通ってた。退屈男推薦の「嵯峨谷」に行くようになったら、「小諸そば」じゃ飯類しか喰わなくなった。

1月7日…怖いもの見たさで「109シネマズ高崎」の『男はつらいよ お帰り寅さん』へ。定員200人以上は楽に入りそうなシアター4。俺を含めて観客3 人(18時10分からの回)。正月の松竹の広告には大ヒットとあったから、休日や週末はさぞかし混雑してるのだろう。何しろ日本が世界に誇る大根俳優、吉 岡秀隆が出ずっぱりと。並の根性では向き合えない(昨夜は熟睡、体調も整えた)。彼も山田洋次作品では比較的自制してるとの声も。しかし冒頭の砂丘での後 藤久美子とのラブシーンで、それが幻想に過ぎない事が明確に。何せ走り方が異常。肩をわざとらしく(全行動画なのだが)波打たせて、まるでターザ映画の チータ(ボーイもジェーンもビックリ!)。さて現在はと恐々覗けば、両眼をギョロつかせる眼技がスパークしまくり。汐路章や茶川一郎を思い出せたのは懐か しかったが、歯が隠れがちな老いた満男の眼光が画面を占拠すると、まるでホラー(確かに清水崇は隣の前橋出身ですが。今月18日から「前橋文学館」で”清 水崇の世界展”開催)。これに比べれば熟女ゴクミの台詞の棒読みも、年を追うごとに劣化する笹野高史の勘違い三文芝居も、実に可愛いもの。ギャグホラーの 秀作誕生かもしれない(寅はいい面の皮)。

 帰りの上信線で『勝負』(北川れい子・ワイズ出版)ほぼ読了。ロマン・ポルノより、バブル期前後に制作された無数の忘れられた映画群(全て邦画)への、 容赦のない言及が楽しかった。初めて知る映画や監督、役者の多さに、俺もエロ漫画家の大半は思い出せないし、どの世界も厳しいとため息。担当編集者の田中 ひろこは偉いが、索引を省いた点は編集者としての黒歴史に(本書が1冊でも残ってる限り)。松田政男は北川の師匠的存在のようだが、まだ御存命? 『映画 芸術』の連載もいつの間にか消えた。昔から評判の悪い男だが(才谷遼並に金と女で)、さぞや『映画芸術』の追悼特集は盛り上がる事だろう。不謹慎ながら今 から訃報が大いに楽しみ。高崎俊夫などその点では実に退屈そうだ。

1月5日…『東京新聞』政治部長の高山晶一が、ゲス面顔写真入りでアベ総理は未来より過去にこだわれと一丁前の口を。それは元々ありもしない、”小沢一郎 の政治と金”とやらの捏造プロパガンダ記事を書きまくり(お陰で大出世?)、民主党政権を崩壊に追い込んだお前ら自身の問題だ。武田砂鉄ではないが、記者 クラブ養殖記者ほど、”長期政権のおごり”等の糞生ぬる~い表現を頻繁に。アベ一派の公然たる公金泥棒振りは、もはや道徳的次元の問題ではない。完全な犯 罪。高山や岩田明子他が矮小化し続ける、我が身可愛さの痴態には改めてドゲロシャワー。

 『週刊金曜日』のれいわ新選組の増刊号、立ち読みしたが買う気になれず。同誌が手掛けると、社会現象も人物もなぜか古色蒼然たるイメージに。街頭演説で はあれほど輝く太郎にしてこれ。創刊以来払拭できない、同誌の指導者意識のなせる業(教壇上の左翼)。編集部員が全てそうではないだろうが、幹部が記者ク ラブ上がりだと自然にそうなるのだろう。一昔前の共産党や、今の立憲民主党に近い体臭。『噂の真相』や『日刊ゲンダイ』を内心凄く蔑んでる人々しか買わな い、”内心左翼エリート雑誌”。アベにも近い裸の王様根性かも。

 久々に上京。事務所で立ちション仕事後、「シネマヴェーラ渋谷」で『静かについて来い』『ショックグループ』『眠りの館』を続けて。各々カッコいい題名 ほどは、正直傑出した出来では無かった。しかし退屈もせず。全回大入り。30分前に行ったが、既に87番、33番、23番。「新文芸”ガラガラ”坐」が気 の毒に(大きなお世話)。懐かしい顔も。しばらく前、休憩時間にパック入り寿司を食べてると、人の顔をジロジロ見る気色悪い野郎が。卑猥な豚唇で頭部中心 ドハゲありの小太り青年。「何か用?」「パックの騒音を上映中にたてられと困るなあと…」「ならその時に文句言えよ」「……」相変わらず滑稽でグロな外見 だったが、さして親しい中でもないので挨拶は控える。

1月3日…来週の健康診断用に検便を。便器内端に脱糞しようとして、うっかり床マットにボッタリ。それに気づかずに素足でグッシャリ。その瞬間、自らの感 覚の老化も棚に上げ、帰郷中の子供がしたなと一瞬激怒。直後にトイレを汚しがちなボケ母ちゃんに注意すると、「母ちゃんはそんなこたあしねえで。誰かが来 ちゃあ使ったんだんべや」と、マジで言い逃れしてたのを思い出して猛省&苦笑。

 今年の1本目は、昨日の「シネマテークたかさき」での『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』。無論映画としては退屈したが(165 分!)、『象は静かに~』のように腹立たしくはなかった。失敗作でもプロの仕事。バラバラだが画面場面は生きていた。観客は中高年や若い映画マニアらしき 人々で20人強。中に辺野古基地強行は許さないという意味の、布製ゼッケンを背に付けた中年女性が。後方席から心中のみで激励を(山崎邦紀ほどは金も度胸 も時間も無い)。参議院選挙の際にれいわ新選組のピンクのポスターを張り出していた、映画館と道を隔てたカフェ。もう1軒、「高島屋」裏手のブランド品中 古屋さんのポスターが、新しく張り替えられていた。年末の山本太郎の駅前演説会でカンパして購入したのだろう。拙宅横はまだ昔のポスターのまま。早く何と かしなきゃね(こういう図画工作仕事は器用な女房担当)。

1月1日…高崎や前橋のシネコン以外の映画館が休み。自室でコスミックの10枚組DVD、”ジョニー・ワイズミュラー 密林の王者ターザン”を久々に引っ 張り出し流し見物。30年代前半は凹凸はあれど基本的に素晴らしいが、40年代になると劣化が激しいのは知っての通り。駄目になるに連れてジェーンの露出 度が減り、ターザンが逆に肌を惜しげもなく披露(ボーイまでも)。ワイズミュラーの男としては巨乳とも言える胸の隆起、当時の女性に受けたのか?(あるい は男性にも)今で言うと日本会議みたいなドアホ連中が、ジェーンの衣装をワイセツと攻撃しまくったと。結果として同性愛者や幼児少年趣味の男性人口を増や したと俺は確信。チータのこざかしい猿芝居も低レベル化の主要因。エロにならともかく、動物やガキに頼より過ぎちゃいけません。

12月31日…「盛林堂書房」の”嫌記棚”向け本の整理。ここ2~3カ月売り上げが1万円台割れ続き。芦川いづみの写真集や、山田宏一の新刊が売れて(い ずれも割と高額)、大台に復帰してくれ。尚みちくさ市は、高血圧を警戒して1月と3月は休み。あ~るあいんさんとお会いできないのは寂しいが。

12月30日…自宅裏の栗の木の枯葉を焚火で片づける。1時間半以上かかった。出掛ける意欲も無く、コスミックのDVD10枚組シリーズの、”地獄の戦 場”収録の『火の翼』を。ビックリ。ハリウッドの曲芸飛行家トリオの話なのだが、エリッヒ・フォン・シュトロハイムが、何と監督役で後半出ずっぱり。映画 としてはパッとしないが、彼の横暴極まる非人間的監督振りは最高!(自作自演?)こんな映画もあったんですね。『ぼくの採点表』(双葉十三郎・トパーズプ レス)にも立項されてない。未公開なんだろう。昔から悪評高いコスミックさん、いつもありがとう。

  出し遅れの証文とでも言うか、津田大介が今頃になって愛知県警の意図的捜査サボりを非難し始めた。事が済んだ後で避妊器具を装填 するようなマヌケさ。ライブでそれをなす義務がある立場に居たんだろうが。今後も長期渡って弁明(泣き言)作業を続け、せこいギャラを稼ぐのだろう。極右 の攻撃、それを陰で煽る警察、知らぬ振りの記者クラブマスコミ…。三者の行動同様、津田のしのぎ方も予想の範囲内だが。保守反動の知事ながら、一応は建前 を貫いた愛知県知事もいい面の皮(馬鹿すぎる名古屋市長のお陰でもあるが)。

 休刊という名の廃刊の『映画秘宝』。ここ数年は買ってないしどうでもいいが、編集部の一番売れてる映画雑誌なのに休刊との弁は、気持ちは分かるが女々し い。売れてても黒字が微々たる額や赤字という雑誌は珍しくない。儲かりさえすれば小学館顔負けの人種差別本も平気で出す宝島社が、そんな雑誌に感傷的対応 を取るはずがない。編集部主要メンバーが新たな資本家を見つけて逃散、新雑誌を創刊する等、過去の例から言うともう一幕ありそう。その場合は改題だろうか ら、本当に廃刊になる訳だ(体質的に宝島社は誌名を譲渡するとは思えない)。何でもいいが、復刊になる場合は本文の文字を『週刊新潮』並にでかくしてく れ。そうすりゃまた買う。

12月29日…「前橋シネマハウス」で『ホテル・ムンバイ』。良く出来た脚本で、あんだけ登場人物が多いのに、ボケ老人にも筋がしっかり飲み込めた。ホテ ル版『ダイ・ハード』。米国人建築家夫婦を白痴扱いしてる点に大いに好感を(ロシアのエロ元秘密情報部員にさえあった見せ場もゼロ)。インドじゃ当たった ろう。観客20人弱。11月に『主戦場』を半月上映して気を吐いたココ、12月、1月は「シネマテークたかさき」並に安全運転番組ばかり。『i新聞記者』 早く上映してよ。『勝負』(北川れい子・ワイズ出版)、一般映画編に入ったらまた楽しくなる。

12月28日…ディレクターズカット版映画とは、基本的に歴史修正主義+金権主義の産物。功成り遂げた老詩人が名誉欲に駆られて、青年時代の自作を書き改 めるのと同様に、100%が作品を損傷。世間の評価がほぼ定着した後、それへの迎合や反発をミックスした邪念まみれの代物が、人の心に響くはずはない(し かも新たな挑戦を回避しつつ、儲けようとのスケベ根性はギラギラ)。まともな映画監督(創造者)は昔からそんな物は絶対作らない(著作権を入手した別人や 糞馬鹿遺族は別)。だから左右に右顧左眄した屁っ放り腰自称反戦映画、『この世界の片隅に』の製作陣が、水増し映画で一儲けを企んでも少しも驚かない。更 には明治以降の日本の各種戦争の歴史において、常に被弾の危険のない場所で指揮を取って来た、天皇一族に平気で膝まづく姿にもだ。最初からそういう商人の 手になるインチキ映画(本欄でも何度も触れた)。こういう連中は、アベ政権が5期目を迎えた際には、『この世界の片隅に~八紘一宇版~』を必ずや世に放つ だろう。無論、天皇夫婦はまたもや激励に訪れる。何事も無かったような笑顔を浮かべて。スタッフは「天皇陛下万歳!」と絶叫しながら見送るのだろう。

 一昨日は「古書往来座」のレジ脇で、のむみち、朝倉史明他とで臨時の立ち飲み忘年会を。「新文芸坐」帰りにチョロリ寄ったら、次々と知人が現れたので、 もう1本観る予定は即中止に。あんな場所で2時間もおだを上げてたのだから、お客さんには大迷惑だったろう(アベ同様口先だけの反省)。「高崎電気館」、 『名画座手帳』が6冊完売と。俺が京マチ子特集の際に尋ねた時は、1冊だけとお姉さんが。一生懸命営業してくれたのだな。「追加注文が来たら俺が運んでや るよ。運送料も馬鹿にならんだろうし」「助かるぅ! でもさすがにそれは無いから、来年こそはお願いします。高崎電気館、私も1度行きたい!」同館、4日 から恒例の寅さん大会を。今年のチラシは写真選択が悪くなかった。

12月27日…「東京堂書店」で『ジャズ批評』を立ち読み。高崎俊夫の和田誠追悼文が面白いとの噂を聞いたので。なるほど。『キネマ旬報』の量だけは立派 な追悼特集よりは余程興味深い。ビックリするエピソードも。映画批評家では花田清輝を一番尊敬していたと。叙勲拒否に匹敵する意外な事実。思想も健全だし 具眼の士である事は充分に納得した。が、『怪盗ルビイ』は地獄のように退屈だったし、イラストにもアニメにも改めて興味は湧かない。女を見る目もあったの だな。”男が~出るか~女が出るか~♪”の奥さん、実は昔からの隠れファンで。ニンニク料理は嫌いだが。中村哲より遙かに鮮やかな死の前後だったと言えよ う(勲章をもらう未亡人と娘が北朝鮮拉致被害者のように映った。悪趣味で有名な雑司ヶ谷霊園の夏目漱石の墓もふと)。

 「シネマヴェーラ渋谷」で『私の名前はジュリア・ロス』『幻の女』を続けて(いずれも50人強の大入り)。退屈ではないが、悪女が出ないと本畑は満腹感 には程遠い。『夜までドライブ』が入ってるコスミックの10枚組DVD、「盛林堂書房」の”嫌気棚”で売る予定だった。こういう夜の飢餓感解消のために出 品は先送りに。高崎線ではずっと『勝負』(北川れい子・ワイズ出版)。粗筋説明のくどさと映画以外の素養の無さ、職人派監督への理解不足他が鼻について来 た(只今200ページ過ぎ)。結構”女・松田政男”っぽい党派的つるみ傾向や、重複ネタ原稿も目立つし(こりゃ編集の責任)。残る400Pどうするか な…。もう100Pは一応読んでから判断するか。上信線では『五匹の子豚』(アガサ・クリスティー・ハヤカワ文庫)と『北方ジャーナル』1月号を交互に。
 

どうも

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2019年12月23日(月)14時59分44秒
  塩 山さん、「こうずんさん」ご高覧ありがとうございます。実はもうひとつ「漫画家40周年記念」があります。太田出版から21日に発売になった「あなたのア ソコを見せてください」という描き下ろし作品です。4年かかってなんとか出版にこぎつけました。エロ漫画ではなくて、エロをテーマにした漫画です。コメ ディです。私にエロをシリアスに描ける度量はありませんので。無修正で発売する予定が結局弁護士のアドバイスでモザイク入りになりました。それでかどう か、今年は負け犬気分で釈然としないまま暮れてしまいそうです。来年は古本市に顔を出したいと思います。ひとまずよいお年を。  

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