気軽に書き込んで下さいね!
Reload
teacup. [
掲示板
] [
掲示板作成
] [
有料掲示板
] [
ブログ
]
【重要】teacup. byGMOのサービス終了について
<思いやりのあるコミュニティ宣言>
teacup.掲示板は、皆様の権利を守りながら、思いやり、温かみのあるコミュニティづくりを応援します。
いつもご協力いただきありがとうございます。
投稿者
題名
内容
<IMG> youtubeの<IFRAME>タグが利用可能です。
(詳細)
ファイル1
ファイル2
ファイル3
アップロード可能な形式(各4MB以内):
画像(gif,png,jpg,bmp) 音楽(mmf,mld) 動画(amc,3gp,3g2)
URL
[
ケータイで使う
] [
BBSティッカー
] [
書込み通知
] [
検索
]
《前のページ
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
次のページ》
全1564件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。
下々の者へ(その1907)
投稿者:
しおやま・よしあき
投稿日:2020年 7月17日(金)22時50分29秒
編集済
8 月7日…”ドラえもんでおなじみの人種差別本出版最大手”、小学館の『週刊ポスト』でさえ反アベでの商いに舵を切ってるのに、『文藝春秋』は前号からまと もな路線にと思ってたのに、三浦瑠璃やスダレ官房長官を登場させ、”「経済」か「感染防止」か”だと。はぐらかさないで”命か金か”とズバリ書けよ。論議 になる問題じゃないよ明白過ぎて。週刊で一般大衆を、月刊でネトウヨを引き付ける気?
『東京新聞』では鈴木穣なる論説委員が、”PCR検査の活用 制度に限界過信は禁物”との政権チョーチン記事。寝言は誰もが世田谷区並に検査を受けられ る状態になってから並べろ。世田谷区で思い出したが、そろそろ田中龍作が保坂展人区長を持ち上げ始める時期か? その前に雲隠れしてる山本太郎に直撃イン タビューする義務が。あれだけ煽ったのだから(カンパが減ってるのはコロナだけのせいじゃない)。ちなみにドキュメント『れいわ一揆』の原一男監督は、早 い段階で太郎への疑問を。同作の『キネマ旬報』の特集インタビューで、撮影は自由にさせてもらったが、山本本人だけはカメラの前に現れなかったと。「?」 と思ったが今となれば、ガラス玉の田中龍作の眼と原のそれは違うと悟っていたのかも。拙宅は面倒なのでだが、高崎市内の同党のポスターもまだ今の所は掲示 されている。今の状態がもう2~3カ月続けば、片っ端剥がされるだろう。高崎駅西口「イオン」前陸橋の大群衆は幻だったか?
8月5日…”中央の治安介入 米国の連邦制損なう”今朝の『東京新聞』社説だ。トランプの反人種差別デモへの対応を批判したものだが、オメーどこの国の記者だ? んなこた外報面だけで充分。目黒のビラマキ高校生がイカレ副校長に転び公安まがいに不当逮捕され、20日間も拘留されてた事の方がよっぽど問題。テメーの 懐とは無縁な海外ネタではリベラル面。国内じゃ官憲の卑しい飼い犬。こういう毒にも薬にもならん与太記事書いてりゃ、民間の倍くらいの給料がもらえるハレ ンチ記者は、”汚名”を明記しろ。それとも自分らは、犯罪被害者&加害者より上級だと?
8月4日…再出品作業中の間にも『カラマーゾフの兄弟2』(ドストエフスキー・光文社文庫)。高校生時代、『罪と罰』他ほんの数冊は読んでいた(多分)。 勤労学生時代は、せりか書房を中心としたロシアフォルマリズム文学論が大流行(久保覚が輝いていた時代)。同版元のバフチーンやシクロフスキーの高い文学 論集を何冊も(数年前にネットで全部売却)。なのに御本尊の小説を新たに読んだのは、『悪霊』『地下生活者の手記』くらいだったと。若い頃は自分の体力や 視力が、永遠だと錯覚してるからな。
8月3日…早川雪洲の写真が千葉で発見されたなる記事が1面トップの『東京新聞』。眼をこする。千葉県版が間違って印刷されたのではと。そうではなかった (アベ国会逃亡、目黒のビラマキ高校生不当私人逮捕、朝鮮人虐殺追悼集会問題等)。さすがは小沢一郎冤罪事件の際に、血眼で調活費泥棒検察の飼い犬と化し ていた、ハレンチ記者の高山晶一が政治部長を務める新聞らしい。幾人かのまともな記者が居ても、基本的には記者クラブ体制下の管理された御用新聞。朝日や 産経の同志。日本人て銭のためなら瞬時に思想信条を超える人々が多いのは素晴らしい。
疫病汚染都市東京での滞在は3時間で切り上げ(神保町詣でも休む)、6時前には高崎帰着。時間調整にホームの休憩室で朝からの『カラマーゾフの兄弟1』 (ドストエフスキー・光文社文庫)。読了予定が50Pほど残る。「109シネマズ高崎」、18時35分からの『コンフィデンスマンJR プリンセス編』。観客5人(姉ちゃん4人、爺さん1人)。最初は東宝配給作品は全部福田雄一化かとゲッソリしたが、主要キャストの踏ん張りもあり後半はま あまあ(脚本は終始矛盾してるが)。20分カット、海辺ではしゃぐ長澤まさみが水着だったら、佳作になった可能性も。ふざける場面の長澤は、目じりに小じ わが目立っても可愛い。
8月1日…”ダルデンヌ兄弟監督作品にスカ無し”。「シネマテークたかさき」19時45分からのの『その手に触れるまで』。観客はたった6人。しかし例に よってハッタリや表面的技巧、観客への迎合を廃した傑作。90分。ケン・ローチが川口松太郎だとすると、兄弟は森鴎外と言った所か。谷崎潤一郎っぽい艶が 出れば、ヒット作も生まれるだろうに。上信線で「くまざわ書店」で買った『映画芸術』。全国のミニシアター特集。「シネマテークたかさき」の志尾睦子が、 全国唯一の”総支配人”の肩書きでさっそうと登場。群馬県民として大いに誇りに思った(嘘)。「前橋シネマハウス」の支配人は逆で謙虚。そうか。松田政男 はやっぱり重信房子とも…。
自作放映の際の無茶なボカシに激怒(『火口のふたり』)、荒井晴彦がWOWOWを退会したと。けど同放送は昔からNHKより腰抜け。7~8年前、浜野佐 知監督のドキュメンタリーを放映した際、女性ピンク映画監督としての彼女を扱ってるのに、乳首をぼかしてたのには口アングリ(撮影現場風景)。更に驚いた のは監督自身や山崎邦紀が、特に怒ってる風が無かった点(もっと職業にプライドを!世界で唯一の賎業、記者クラブ記者じゃねんだし)。渋谷だかの下請け制 作。俺も何かで協力したが、スタッフも関係者に甘え切ってて、テレビ屋ってホントに馬鹿ばかりと納得。クラシックを全然放映しなくなった腐れWOWOW。 俺も退会予定だったが女房が反対。食後の昼寝前に、10分くらい観るには宣伝も少ないし丁度いいと。俺は自局のくどい番組宣伝も実に腹立たしいが(単なる 放送業者なのに、自分たちが作ったたような自慢口上の連続)。
山本太郎のサンピン信者は、枝野や野田、玉木他の悪口を並べて彼を無理矢理立てる。馬鹿じゃないのか。更にひどい愚物を持ち出しても、太郎の犯した失態 は消えない。そもそも、小沢一郎や志位和夫にすれば、そんな事は百も承知だろう。統一戦線というのは、国家権力を握った敵への攻撃第一に、そういう馬鹿も 隊列に加え耐えつつ闘う事だ(彼等は確かに無節操だが、アベよりはマシ)。そんな基本的心構えも戦略もなく、「俺が俺が!」の思い上がった行動しか取れな いトンマは、金魚の下痢糞のような信者と共に、アスファルトの上で乾燥死するしかない。アキエが線香を上げてくれるだろう。
7月31日…今月最後の読書は『殺人は容易だ』(A・クリスティー・ハヤカワ文庫)。主人公のルークが感情的かつ軽薄で魅力を欠き、結果的に著者の保守的 思想が目立ちすぎてイマイチ楽しめない(出身階級による差別的人間観他)。他作品でも類した描写は多いが、メインキャラの魅力が抑制している(保守反動エ ロ劇画家阿宮美亜が、ギャグセンスの良さで幅広い人気を集めてたように)。「古書会館」の古本市、ガラガラで本が選びやすい。出店する側は堪らないだろう が。「古書かんたんむ」の田中社長が、透明鉄仮面姿でレジ打ちに獅子奮迅。コミガレでは久々に1冊も選べず。恐る恐る「日高屋」でつけ麺熱もり&冷ややっ こ(680円)。
職務放棄の白痴アベ首相は論外だが、山本太郎もどこに消えた? 田中社長みたいに透明鉄仮面姿で街頭演説しろよ。もっとも都知事選で野党共闘を破壊した 自らの性急な判断をまずは詫び、党の主体性を保持しつつも共闘第一の姿勢に転換すると宣言しない限り、結局は第二の三宅洋平だろう(過ちを認めるのは恥ず かしい事ではない)。れいわへのカンパは事務処理が煩雑極まりない、小口少額が多かったはずだ(俺もその1人)。期待した貧乏人の怒りを甘く見ている。田 中龍作みたいな軽薄野郎のお追従報道に酔ってた自らを、客観視出来ないようでは政治家失格(タレント稼業じゃねんだよ)。
7月30日…疫病汚染都市には行きたくないが、喰うために今週3度目の出勤。明日も仕方なく。自宅でお母さんのしなびたオッパイ吸ってても高給がもらえ る、65歳の皮を被った3歳の豚児、暗愚アベ首相がうらやましい。行き帰りで『大元帥 昭和天皇』(山田朗・ちくま学芸文庫)読了。面白い。半藤一利や保阪正康とは腰の据え方が違う(親本は新日本出版社が、潮出版社やこぶし書房の本ほど党派 性は無い)。著者のデビュー作が天皇裕仁死去の自粛騒動でロクに店頭に並べてもらえず、版元はそれが遠因で倒産したとのエピソードも。版元名が昭和出版。 弟子の茶谷誠一の解説が、オベンチャラだけでなく同著の弱点を指摘してる点にも好感。
7月29日…撮影や舞台が嫌いな役者はとっとと引退すりゃいい。なのに官房機密費他の税金濫費や自衛隊&裏金警察の表面的儀礼(心じゃ赤舌ペロリ)、人種 差別主義者のお世辞の味が忘れられずに居座る、65歳の皮を被った3歳の豚児アベ(国会はテメーの職場だ!だから国会議員)。昔なら有能な家老が座敷牢に 閉じ込めていた。しかし周囲は馬鹿を担いだ方が自分も分け前がと放置放牧。マスコミは犯罪者追求より記者クラブの利益保持に血眼(鹿児島県庁の記者クラブ 加盟社よ。フリー排斥のハレンチエネルギーを本来の職務に注ぎ込め!)。ロシア、北朝鮮、中国、韓国他が嘲笑うのも当然。でも俺は職場に行かなきゃ。
7月28日…『東京新聞』文化欄の「大波小波」。岡井隆の訃報を度々取り上げてるが、宮廷歌人と批判されたが立派な歌人だったとのお追従ばかり。矛盾して るだろ? 宮廷歌人だから立派だったと断言するならともかく、二股掛けて総佐藤優化(丁半の両目に張る臆病なドコジキ根性)。無節操な俗物性を作品中から 拾い出そうなんて努力はゼロ。温厚なリベラル顔で、天皇裕仁は平和主義者だったと終始主張してるだけの、半藤一利や保阪正康だってもう少し芸が。天皇制は 差別の根源だと言い切った、同紙「こちら特報部」の宮子あずさのような人が、同紙文化欄には匿名でも絶対に登場しない(記者クラブの愛くるしいペット、津 田大介は頻出)。”与党汚職政治家100%不起訴専門機関”の東京地検特捜部、アベの馬鹿と広島の買収事件は無関係だったと、そろそろ発表する時期?(次 の大豪雨で国民が大量死するのに合わせようと画策中か)
この長期梅雨空。生まれ育った人間さえ厭世観に襲われるのに、研修生とかの名目で送り込まれた底辺外国人労働者は、労働環境や待遇、将来の事を考えたら自殺してくなるんじゃ? とかの自らの口先だけの同情に、更にめいる早起き年寄り。
7月27日…「田村書店」店頭右側、最近100円均一台になってる日が多い(昔は左側の路上だけだった)。100円以上の古本はもはや高額本てコト? 疫 病汚染都市に長居は無用。さっさと仕事をすますと、映画も観ずに上野駅から17時31分発の高崎行き各駅に。『火の娘たち』(ネルヴァル・岩波文庫)を3 50Pまで読むが、いつまでもおセンチでイライラ(内心ガックリ)。昔から評判だけは聞いていた『八百万人の死にざま』(ローレンス・ブロック・ハヤカワ 文庫)に。ふむふむふむ。この作者に限らないが、女のファッションを詳細に描写されてもサッパリ分からない。小説家の資質ゼロと我ながら。人相描写は必要 だが、それ以外はスカートとかパンツ、ジーパン、ワンピースとかツーピース程度でいいよ。ブランド名なんかゴチャゴチャ書かれても飛ばしちゃう。それでも 面白い小説はやっぱり面白い。北関東のヤボテン的読書法。
7月25日…”山本太郎の座付きフリージャーナリスト”で、上げたり下げたりの日立のエレベーターこと田中龍作が、珍しくいい記事を。新国立競技場周囲の 30人前後の反オリンピックデモを、何と3倍もの100人の官憲が出動弾圧。参加者違法撮影続行の果てに、2回目のデモを強制解散させたという(いかなる 法的根拠?)。香港警察真っ青なニッポン裏金警察の暴挙をリアルに。類した記事だけ書いてりゃいいのに、舌の根も乾かないうちにタローラブコール。ケツの 青い盲目的信者は涙ぐむかも知れないが(タローちゃんとか呼んでる馬鹿女まで)、世間をある程度知った大人のカンパは絶対増えない(馬鹿ガキはビンボ)。 分不相応かつ不急不要な海外取材趣味といい、つくづく懲りない奴(三宅洋平製造マシン)。
それにしても小沢一郎や志位和夫の忍耐力は驚異。野党共闘のために、枝野&玉木といった書記レベルの勘違い野郎を立てるだけでうんざりなのに、太郎まで が仲間に加わり馬鹿トリオ化。小沢も志位もメリットは全然無い(特に志位への党内批判は古参党員を中心に激烈だろう)。大義とはそういうものだが、政党助 成金命の枝野&玉木。太郎までがカンパ激減に慌てふためきあの体たらく。危機の際にこそ人間の本質が。”タローちゃんガンバ”的センスでは、彼は三宅洋平 と組んで漫才やる羽目になろう。消費税でも野田でもなく、彼自身の資質が問われているのだ。
『映画論叢』最新号の表紙に大きい角折れが。袋もらえないから、トートバックの中での密着の果てに、他の本もしばしばこう。売るときに困るんだよ。固め のファイルにでもはさむか。本文に上記のような理由で中折れページを発生させた、『火の娘たち』(ネルヴァル・岩波文庫)をここ数日。600P強。今月中 の読了は無理か。
昨夜「シネマテークたかさき」で観たドキュメント、『娘は戦場で生まれた』がひどかった(題名からして変。出産は監督兼主人公の自由な選択なのだ)。製 作者の功名心が恥げもなく前面に露出。頻出する死者への冒涜にさえ感じる次元。しかも全然視点がフェアでない。確かにアサド親子はひどいが、封鎖された街 に住む彼等にも、武装勢力を含む支援勢力(国家)が存在したはず。そういう政治的面は無視、女子供の死体ばかりをさらして同情強制。手つきがホントに香具 師っぽい。主人公一家は医師だし、住居から想像しても特権階級。食料問題他で不満等が出たはずなのに、理想的コミューンであったかのような言動。血潮だけ でアサドやロシアへの憎悪を募ろうとしても、逆に空回りするだけ。アレッポを途中脱出した人々を暗に批判してるのも姑息で見苦しい。この夫婦が新政権幹部 になったら、必ず独裁化するだろうと確信。あんだけ激しく空襲され、飢えの果てに殺されていく人々を見れば、生き延びるため去る家族が出るのも当然。特権 階級に一方的に批判する権利はない。昔アフガンにも、海外専門で一家で映画撮ってる、やや怪しげな家族がいたっけ。
7月23日…良く分からない映画、『橋』(監督・番匠義彰・’59松竹)を見物に行った「シネマヴェーラ渋谷」で、『名画座かんぺ』ののむみち編集長と バッタリ。飯田橋で軽く飲む事に(「日高屋」に非ず)。半蔵門線で。「そろそろ単行本の依頼が来てるんじゃ?」「と…とんでもない。全然ですよ」「結構原 稿もたまってるだろう?」「無いですよ。だいたい書きたい事なんてないし」「……。あなたのそういう無欲なトコが面白いんだ。”書きたい出したい”って奴 は、男女を問わず腐るほどいるじゃん(別名全スト人間)。海外まで映画留学に行ったり、仏語や英語が得意なのもゾロゾロ。けどよ、そういう連中の書く文 章って全然意外性ないし。映画愛やアカデミズムと無縁な、古本屋のパートのおばさんが書くのがいんでさあ」「ほめられてるんだか馬鹿にされてんだか…。 あ、乗り換えですよ、九段下だから」「『映画おばさんの腰巻シネマ館』はちょっと下品か…。やっぱ『新編映画的思考・おばさんの発見』の方がいいか」
7月22日…夕方、「前橋シネマハウス」の『三島由紀夫VS東大全共闘』の前に「前橋文学館」へ。休館日。月曜日じゃないんだ。前の広瀬川の結構勇壮な滝 状になってるカーブのベンチで、『NかMか』(アガサ・クリスティー・ハヤカワ文庫)。すぐ後ろに安藤元雄の詩碑。萩原朔太郎賞受賞記念と。その程度の事 でいちいち公共の場に石碑を建てるのは傍迷惑。詩人宅の庭に詩碑のレンタルでもしては(詩と詩人名のみ毎年変更の持ち回り)。蚊が舞い始めたので付近の散 歩。千代田町と言うらしい。「金光」という高級料亭もあるが、脇に入ると路地裏マニアには堪らなそうな、全長70~80メートル前後の屋根付き飲み屋街、 呑竜仲町が。「すみ子」「えくぼ」「由多加」「水星」…。近所なら常連になりたい。路地近くの「かあちゃんち」もイカス店名だ。周囲の商店街、帰郷直後の 90年代初頭には活況を呈してたが、今や富岡銀座通り並みの荒廃ぶり。奇をてらった飲食店狙いの集合ビルは発光する廃墟化。昨年、二ケタ台の売り上げ減で 話題を呼んだ、地元百貨店「スズラン」も休み。従業員にコロナ感染者が出たせいだろう。泣きっ面に熊ん蜂。
17時55分上映開始。観客9名(青年&中高年6名。初老婆さん1名。姉チャン1名。爺さん1人)。楽しめた。戯曲や評論はともかく、小説にはほとんど 感銘を受けた記憶の無い三島。人徳者だったのは良く分かる。内心、石原慎太郎など大嫌いだったろう。昨日は『俳優と戦争と活字と』(濵田研吾・ちくま文 庫)も読了。相変わらず笠原和夫が中島貞夫監督の作風を、レイテ湾の栗田艦隊のようだ(突っ込みが甘い)と評した面はあるが、その分泣かせは徹底してるの で、一般受けするだろう。ただ小林信彦や森卓也の境地を期待してはいけない。敗戦を終戦、天皇裕仁を昭和天皇、あるいは陛下と連呼するのも不愉快至極。天 皇でいいのだ(東大での三島由紀夫もそうだった)。宗教学者が創価学会を論じるのに、いちいち池田大作名誉会長と呼称するに等しい。大陸引き揚げ派のなか にし礼、戦後生まれだが原武史はそこら自覚的。若いリベラリストが結構忖度過剰なのが情けない。
7月21日…昼過ぎ、「盛林堂書房」で久々に岡崎武志と遭遇。「ドトール」で業界無駄話。辣腕経営で知られる「モンガ堂」店主、明るく楽しい酔いっぷりで 有名だった故坪内祐三、思想信条を超えて誰にも愛されるネトウヨ社長、つん堂クン等の話題であっという間の30分。気付けば二人ともマスクをしてなかっ た。駄目じゃん60過ぎなのに(彼64歳、俺66歳)。”嫌記棚”の売り上げは相変わらず最低。ホント商才無い。その後、御茶ノ水、事務所、「シネマ ヴェーラ渋谷」。オカタケ旦那とは越後人の義理堅さについてもしばし。俺は退屈男くらいしか知らないが。
7月20日…記者クラブメディアが同業者の共同や時事の世論調査を引用、森友問題は8割以上の人々が再調査を望んでると言った記事を良く。変。望んだ人々 が4割なら放っとくの? 日頃自分たちは与野党どっちもどっち論的記事を書き、結果的に与党に組してる(武力装置たる軍隊から司法まで掌握してる、与党と 野党を同列視すら馬鹿馬鹿しさ)。かく連中の与太記事や系列テレビのヨイショ番組見せられてる人々さえ、大半が怒ってる。なのに自分たちは腐敗政権に正面 から立ち向かう事なく、世論調査結果に丸投げ(記者クラブマスコミ社員てそんなにボロいの?)。アベ犯罪者政権と電通の関係ソックリ。狂った旅行推進政策 に対しても、”狂気の沙汰”的なまともな記事を書いたのは『日刊ゲンダイ』のみ。『東京新聞』も社説で延期をお願いする情けなさ。暗愚アベ1カ月の職場放 棄も(本当は首相就任以来だが)、コロナや天災に絡めてじゃなく、最高権力者の無責任行為としてピンの記事を書けよ。
まず買わない宝島SUGOI文庫の『昭和の黒い霧 証言・松本清張が追った未解決事件簿』(別冊宝島編集部)を。内容の突っ込みも期待外れだが、光文社新書真っ青な誤植も凄い。知っての通り俺は昔から誤植 王。その馬鹿者がビックリ。データ流用で校正は略した…と言う訳ではないだろうが。執筆者名を明確にしてないせいもあるな。具体例を出すべきだろうが、面 倒なので一点。”犯行”が度々妙な文字に変換されていた(”反抗”とかね)。
7月18日…ろくでなし子は偉い。面倒がらずに表現者としての筋をキチンと通した(徒労なのを承知で)。官憲どころか、天皇一家にさえ恭順の意を表したエ セフェミニスト北原みのりや、トンズラ売名名人で記者クラブの愛くるしいペット津田大介とは大違い。そこら味噌も糞も一緒にしてた、『東京新聞』の「こち ら特報部」の今日の記事は、相変わらずの表面ナデナデ仕事。俺もかつては北原みのりの側。警視庁保安課に呼び出される度に(エロ漫画誌の件で)、”もう2 度といたしません”の始末書を何十枚も。1度情報公開申請して昔の恥を噛み締めたい。ただ犯罪人暗愚総理の総指揮下、公文書偽造が日常化した土人国家じゃ (しかも相手は世界的に名高い裏金警察)、真っ黒のり弁当なんだろう。
糞退屈だった「シネマテークたかさき」での『サイコマジック』帰りの上信線で、『賭博者』(ドストエフスキー・光文社文庫)読了。ホントに面白い。バル ザックのように、入口で過剰な情景描写を耐える必要が無いのも有り難い。『サイコ~』、生理の血で絵を描く場面終了後に、12名の客中の1人が途中退出。 グッドタイミング。以下は観る必要無かった。マッサージと言えば、これを教え子凌辱のきっかけにする、ワイセツ男性教師がペイントロボの漫画に良く出て来 た(奴については次回の「嫌われ者の記」参照)。
7月17日…古書会館の即売会が開催されてたのは嬉しかった。皆さん苦しいのか全般に高値だった(入り口で住所と名前を書かされたのは不愉快。拒否して 帰った硬骨漢も当然いたろう。俺は生活のために仕方なく)。その後でコミガレに寄り、すずらん通りの「小諸そば」で天丼(並)をと出向けば改装中。再開は 9月と。「嵯峨谷」閉店に続く悲報(専大交差点の「吉野家」も閉鎖中)。付近の貧乏人は餓死しろとでも。狭い店内に用心し、しばらく足が遠のいてた「いわ もとQ」へ。元々仕切りがある鶏小屋風の作りだが、密着度が凄い。ビクビクビク。でも500円の天丼並はうまかった。しかしここもブラック職場。12時台 で10人近い客がいるのに、厨房の青年は1人で獅子奮迅。飯がややうむれてなかったが、仕方ねえよこの労働環境じゃ。神保町交差点から「書泉グランデ」屋 上の看板を望む。”趣味の本屋”(書店だったか?)。大人のおもちゃ屋みてえな響き。確かに地下のエロ本は充実してるが。
WOWOWの柳楽優弥&有村架純のCMは、押しつけがましさが無く感じいいが、同局放送内容は堕落の一途(坊ちゃん極道の中山信一郎は開局直後に喝 破)。マーベルのCG&ジャリ向け邦画ばっか(シネコンが半年遅れで移動)。昔は白黒映画を、洋の東西を問わず多量に放映していた。古典を放映しない衛星 放送は無意味。そろそろ抜けよう。古典で思い出したが、コスミックの10枚組DVDの愉快なポップ、「東京堂書店」2階に縮小版ながらもまだありました。
帰りの高崎線で読み終えた、『AIとカラー化した写真でよみがえる 戦前・戦争』(庭田杏珠・渡邊英徳・光文社新書)が飛んでもない内容。写真取捨選択が極端な歴史修正主義姿勢で貫徹。特攻隊類を極端に美化(戦果も具体 的)し、米国での日系人差別、空襲被害は数字データを示してしつこく強調(以上3項目の採用枚数は極端に多い)。日本は連合国の被害者との視点で一環。ア ウシュビッツやノルマンディ上陸の写真まで登場するのに(関係ねえだろう?)、中国戦線はゼロ。重慶無差別爆撃こそ東京大空襲の走りだなんて常識。天皇裕 仁の有名な大空襲被害視察写真も採用されてるが、事前に片づけられた自国民焼死者の写真類は皆無(死者が登場しない戦争美化写真集)。”記憶の解凍プロ ジェクト”ではなく、”聖戦復活のプロジェクト”に改名しろ。インチキ反戦アニメ、『この世界の片隅に』の監督が帯を書いてるので、ロクな本じゃないとは 思ったが予想以上。ここ数年無かった胸糞の悪い総天然色親馬鹿史観写真本。
今日
投稿者:
豆はんてん
投稿日:2020年 7月15日(水)20時02分27秒
5ヶ 月ぶりに上京し渋谷東映「とーあに!これくしょん」最終プログラム「グリム童話・金の鳥」を33年ぶりに。84年完成後3年を経て小規模公開された不遇作 にして快作。大橋学デザインのデフォルメの極み魔女を富山敬が怪演。三輪勝恵演じる王子も類を見ない脱力系。色褪せず。帰りに書泉で溜まっていたジブリの 「熱風」受け取り「名画座かんぺ」も久々にゲット
どうも
投稿者:
いがらしみきお
投稿日:2020年 7月11日(土)11時23分58秒
塩山さん、Mateありがとうございます。
この前のテレワークでコピーやスキャンするためにわざわざ事務所に出たりしなければいけなかったので、ウチも完全デジタル化しないとダメだと思いました。 とは言っても漫画の仕事自体減って来てまして、もっぱら文章の仕事の方が増えて来てます。下はwebちくまでの連載です。ひとまず画像とURLを貼らせて もらいます。
しかし、東京の感染者はまた爆発するんでしょうか。1月に行って以来、もう半年も東京にというか、どこにも行ってませんね。引き続きコロナに気をつけてください。
■問いつめられたおじさんの答え
http://www.webchikuma.jp/category/toitsumeraretaojisan
■webちくま
http://www.webchikuma.jp/
下々の者へ(その1906)
投稿者:
しおやま・よしあき
投稿日:2020年 7月 5日(日)11時21分15秒
編集済
7 月16日…『東京新聞』。今朝1面の小池都知事ヨイショ記事もひでえ。小池の政権批判はポーズだけで、自分ファースト用の猿芝居だなんて常識。それを小倉 貞俊はジャンヌ・ダルク扱い(厚化粧と小じわの目立つダルクだ)。さぞや都庁記者クラブでは百合子婆さんに愛され、頻繁に指名されてるのだろう。目糞鼻糞 の応援団ペット記者。同紙もだが、『赤旗』のNHK批判も及び腰。党員やシンパへの配慮かも知れないが、忖度過剰。天皇教徒自称フェミニスト、北原みのり も最近紙面に無節操面を。津田大介登場の日も近いか。『東京~』は計算高い名古屋商法が匂うが、『赤旗』は少し人が良すぎる(野党共闘面でも)。不破哲三 がもう少し若いと、志位は追放されてたかも(小沢一郎と仲が良すぎる等の難癖付けられて)。
「東京堂書店」。2階のコスミックDVD応援団風のポップが撤去されて残念。そういや小林信彦、先週の『週刊文春』でもジュネス企画のヨイショを。勝手 だが、身銭を出して買ったのか、タダで送ってもらったのかは明記しろよ。そのコスミックの新刊、『名優が演じる戦慄の世界』もまた素晴らしい。まだ『窓』 『戦慄の調べ』の2作しか観てないが、画調も悪くない。コロナで床に伏しても見物しながらくたばりたい。
7月15日…『名画座かんぺ』ののむみち編集長。最近『東京新聞』は見出しくらいか読まないと。俺も。最近は見出しも超フヌケ。今朝の太田充の財務次官昇 格と、中小企業庁の前田泰宏長官留任記事のリードもひどい(右の林真琴新検事総長も込みかな)。”揺らぐ信頼回復への道険し”だと。語呂だけはいいが批判 性ゼロ(交通標語か?)。そんなこた誰も分かってんだよ。”相も変らぬ批判無視の首相のお友達厚遇人事””官僚は政権の使い走りか?”くれえの事は書けね えのか。山田雄之、山下葉月、渥美龍太、石川智規と、4人もが束になってこの程度(スペースも小さい)。『東京新聞』は甘やかされ過ぎ(小池百合子とNH Kには特に忖度過剰)。『日刊ゲンダイ』と『赤旗』だけにする時期?
7月14日…週3日程度の上京だが、やっぱ”女アベシンゾー”支配下の疫病都市東京は怖い。上野発16時32分の前橋行きで早々に帰宅の途へ(出勤は昼 頃)。朝から読み始めた『「勤労青年」の教養文化史』(福間良明・岩波新書)読了。昔から気になってた、青年団や青年学級の実態が初めて分かった。ただ不 快な面も多い。著者は得意げに使用してるが、”反知性主義的知性主義”って実に嫌な言葉。俺が”私大夜間部卒”のためだけとは思えない(皆さんの耳にはど う響きます?)。加えて著者の要領の良さ。帯に教養主義時代の象徴として、『西田幾太郎』全集を求め岩波書店周辺に徹夜で列を作る人々の写真なんか使う な。岩波新書でそういう真似して恥ずかしくねえの? 更に”反知性主義的知性主義者” を差別する、当時の企業はすべて匿名。警官犯罪は人殺しでもしない 限り名前を出さない、NHK、朝日、ナベツネ以下の記者クラブのゴクツブシ並。版元や強者への忖度はカンペキ。70年代頃まで、朝日の求人欄には資格大卒 以上の下にカッコして、夜間大学不可なんて平気で(当然、高卒は定時制不可だったのだろう)。三菱系の企業には特に目立った。京大卒の福間クンは、データ としての差別感は理解してても、される側の実感とは無縁の様子。別に分からなくてもいんだけどね。
高崎駅18時15分頃着。「高島屋」地下で夕食用の寿司を買い、「シネマテークたかさき」へ。19時10分からの『殺しが静かにやって来る』(監督・セ ルジオ・コルブッチ・’68伊他)。観客4人。プログラムに”衝撃のラスト”とあるが、こういう正義が完敗する映画は時々制作される。田村孟唯一の監督作 品、『悪人志願』もそう。キンスキー、若い頃は愛くるしい表情を。モテモテだったろうな。
7月12日…金曜夜の『続・荒野の用心棒』も20人近い入りだったが、今日午後1時半からの『SKIN』も同水準だった「シネマテークたかさき」。30席 くらいしか稼働してないのだが(他の20席前後はテープ張り)。去年の『パラサイト』の馬鹿入りを見て、何か悪い事が起きそうな予感はした。『SKIN』 は危なげないが、ハリウッド製社会派映画のひな型通り。何にでも適用可能な鋳型(川口市製?)。『祇園の暗殺者』や『風雲三條河原』のような映画的感動は 皆無。上出来の鋳型映画。
いがらしの旦那も文字物の注文があるだけ幸せ。文句言っちゃいけない。漫画だってまだ紙媒体でもやってんでしょ? 紙で原稿料を稼げるうちは漫画家も売 れっ子(うぬぼれるべし)。比べるのは失礼だが、俺なんて本業は中沢編集長のお情けだし、文字物も「嫌われ者の記」の連載を除けば、ここ数年入谷コピー文 庫以外の依頼は無い。ひとえに年金と副業のお陰で生息。確かに芸は身を助けるな…。ただふと、俺の人生はこうだったっけとの疑問も。牛乳配達やインチキ業 界紙の使い走りしてた頃は、何も感じなかった。老人のひがみだろうな。「三省堂書店」本店にうず高く積まれた、『月刊Hanada』他の人種差別主義雑誌 を、コソコソ立ち読みしてる高齢者にも、類した思いの人々は多いのかも。
7月9日…自分が特に不幸とは思わないが、幸せだと実感する日は年に何度もない(スーパー土人国家神国ニッポンの政治的崩壊振り他は別にして)。今日はそ のマレな日だった。昼飯は出版クラブの空虚なビルと目白通りをはさんだ「日高屋」。つけ麺熱もり、冷やっこ、ビンビール(合計1230円)。ここのつけ麺 とビンビールは富士に月見草(あるいは美熟女に細腋毛)。真夏でもイケそうだ。ポスト「嵯峨谷」は未だに見つからないが。
夜、「新文芸坐」で『祇園の暗殺者』(監督・内出好吉・脚本・笠原和夫・’62東映)『風雲三條河原』(監督・並木鏡太郎・’55新東宝)。前者伝説の 一本で初見。演出は朴訥過ぎて物足りないが、脚本の凄さは隠しようがない。オリジナル脚本。笠原は白坂依志夫や荒井晴彦等、アレンジ力がある秀才とは根本 的に異なる地平の人。生涯天皇制を撃ち続けた(映画界の奥崎謙三)。後者は2度目だが、並木監督の流麗でスピーディーな演出に陶酔。前者も並木監督担当な ら更に奥行きが増したろう。これで会員入場料1150円。なのに入りは30人前後。ペテン師小池百合子にはあれだけの人々が投票するのに(やや強引)。有 楽町線で『網』(松本清張・文春文庫)。下。主人公は2流作家のはずなのに、松本清張並に周囲の人物を平然と酷使(ノーギャラで)。有り得ない不愉快さ。 『日本経済新聞』連載。担当者と肌が合わず、当てつけだったかも。文藝春秋の清張担当者に、私生活は無かった様子だし(他誌の調査をさせられたとの嘆きさ え)。
飯田橋に9時過ぎに戻り、「龍門酒家」で上海焼きそばにビンビール(さすがに昼夜「日高屋」じゃね)。『日刊ゲンダイ』後、昼間「書泉グランデ」で買っ た『昭和の謎99』最新号を。今号は興味が薄いスポーツ&ヤクザネタが少なめで読みであり。藤木TDC、高鳥都に加えて、加藤明典というインチキカメラマ ンみたいな名前の奴がフル回転。まあ頑張れよ。湯浅学や切通理作ほどではないが、鈴木義昭や本橋信宏の文章の面白さは理解不能。石橋春海の記事で、渡哲也 の”関東シリーズ”の主題歌「関東流れ唄」も放送禁止だった初めて知る。レコード化さえされなかった”無頼シリーズ”のそれに比べれば、抒情的で罪のない 歌詞と記憶するが。”流れ~流れて~見た~流れ星~♪”とかじゃなかったか(ボケで当てにならない)。無頼の方は何しろドスでお前(女)の名前を刻んじゃ う訳だし…(人斬り五郎愛用の黒ドスか、青木義朗御用達の赤ドスかは不明とカマトト振る)。
高鳥都の東活社長の力作評伝を読み、編プロ遠山企画社長だった遠山孝老人の顔を久々に。右翼じゃなく、クリスチャンで日本共産党支持者。なのによりに よってド素人の娘を晩年、編プロ社長に世襲したがったのが悲し過ぎた(宮崎駿や内藤誠の地平)。かの娘も70過ぎた婆さんか。『キネマ旬報』オーナーだっ た大物総会屋、上森子鐡もそのうち頼む。とにかく神出鬼没の悪党で、地元富岡の伝説的物書き兼共産党市議だった、高瀬とよじの甘楽農民新聞社発行の自伝に も、横浜での獄中時代に突然名前が登場して驚いた。自伝、評伝、日記の類いは、悪党の物ほど面白いのは皆さん知っての通り。
7月8日…怖いもの見たさで「109シネマズ高崎」、19時5分からの『ゲド戦記』。観客5名(爺さん1。青年1。姉チャン3)。金に飽かせていくらス タッフ揃えても、想像力を欠いた凡人の脚本、演出じゃどうにもならいという常識の見本。糞ガキの妄言演説引き立て役で頑張った、背景担当の方々ご苦労様 (ただ所々でパーツが狂ってた気も)。魔女キャラの貧相なイメージに全てが露呈。ダイニチ末期の大映エロ映画じゃねんだし、あの巨大な城に部下が5名前後 なのも意味不明。御大は自らの天才性を、凡庸な身内を用いて証明したかったのか? 歴史を振り返れば芸術家のエゴイズムにとって、その程度の残酷行為は挨 拶程度だ。
上信線で『泣き笑い 映画とジャズの極道日記』(中山信一郎・ワイズ出版)読了。不愉快さの理由がようやく。この人、超権威主義者なのだ。キネ旬のベストテンを引用する映画評 論にロクな物は無いが、中山は大好き(いくら白井佳夫の大学の後輩でもだ)。ジャズ界の新人を紹介する際も、ナベサダがどうのこうの。当然、蓮實重彦や山 田宏一の恥ずかしい口パクも頻繁。粋がらずに、『泣き笑い 映画とジャズの坊ちゃん社長極道日記』の書名なら、大して腹も立たなかった。
田中龍作。山本太郎を上げたり下げたりご苦労なこって。お前のような盲目的信者が招いた結果。記者クラブから排除された野良犬のはずが、手法は内閣記者 会や都庁記者クラブの幇間自称記者そっくり(そ~れが~日立の~エレベーター♪)。昔から腰の据わらない奴だった。田中康夫や寺澤有に比べると、ホントに レベル低い。感動や涙で政治を語るウスラ馬鹿を信じるべからず(それは信仰の範疇)。どうでもいいが。
7月7日…並びの「いきなり!ステーキ」なんか100回潰れても屁でも無いが、「田村書店」手前の「嵯峨谷」の閉店にはガックリ。すずらん通りの「小諸そ ば」も愛想はいいが、そばはちょっとアレだしな(並天丼とかつ丼は好物)。あそこのかき揚げ&細麺そばで、午後ワンカップを傾けるのは至福のひと時だった が。キッチン「南海」の閉店より100倍悲しい。東急本店そばの「嵯峨谷」にも、「シネマヴェーラ渋谷」帰りに時々寄るが、あそこは生ビールだけでワン カップが無い。年寄りは次第に行き場を失い、自然と足は棺桶に向かう訳だ。
その「シネマヴェーラ~」で『白い牙』を。ロビーにすげえ婆さん。ドンドンと轟音がするのでジロリ。小汚ない因業そうな婆さんが、厚さ数十センチはあり そうなチラシ束を、椅子(石製)で揃えてる。レンガ1個分位のチラシを、手あたり次第に持ち去る人間は過去にも何度か。けどレベルが違う。産廃業者にも見 えないし。4階のここまで1階からチラシ集め行脚か?(当然映画が始まっても館内に姿は無かった)客ならまだしも、館側も鷹揚過ぎるのでは。ここらしくも あるが。
五所平之助のカラー作品て、ヘンテコなの多いな。芥川也寸志の音楽で誤魔化してるが。主演の不感症フェイスの牧紀子に、松竹は岸恵子以来の期待を寄せて たのだと。にわかに信じ難いが、昔のエロ漫画誌を見ると、俺もとんでもない下手糞漫画家に、巻頭カラーを任せてたりするしな。美人だしスタイルも悪くない が、たたずまいに全然色気が無く、口跡が悪くて台詞が聴き取れない。プロなら一目で見抜けそうだが…。
7月6日…「109シネマズ高崎」、18時55分からの『ランボー ラスト・ブラッド』。券売所の兄ちゃんが異様に慣れなくて、入場まで10分くらい要す。それも応援女性が来たお陰。兄ちゃん対応の姉ちゃんはまだ待たされ ていた(15分以上かかった可能性)。アベ政権や維新支配自治体の各種給付金事業並(乳飲み子が歩くよ)。観客俺1人。余りににもマヌケな脚本でこれでは と納得。「銀座シネパトス」独占公開の、スティーブン・セガール主演作、あるいは新東宝末期並作のショボさ。ジーンズ屋「ランボー」ラスト閉店セールと思 いたいが、『新ランボー ラスト・ブラッド2』もあり得るな。
帰りの上信線で『泣き笑い 映画とジャズの極道日記』(中山信一郎・ワイズ出版)。田舎文化人の厚顔さに満ちた恥ずかしい書名だ。内容もで3割5分楽しく6割5分不愉快。書名は忘れ たが1冊目もだった。多分俺より少し上の、70歳前後の人は6割位楽しめるのかも。『キネマ旬報』の高崎俊夫の書評は、上げ底もいいトコだった。まあ業界 との兼ね合いだろう。どうでもいいが。
7月5日…後半30分観れば充分だった、「シネマテークたかさき」での凡作ドキュメント『ようこそ、革命シネマ』帰りに(観客10名)、上信線で『死の家 の記録』(光文社文庫)読了。やや長いが、訳者望月哲男の解説も公平で的確。心地いい読後感を踏み荒らされず。馬庭駅付近から『星になれるか』(生島治 郎・中公文庫)。大陸育ちは浪花節を唸らないから好感が(涙も鼻糞や耳糞と同列)。自室でコスミックの『暗黒街の黙示録』収録、『背徳のナポレオン』に酔 う。主演はハンフリー・ボガードだが、女医役のケイ・フランシスの方が数段ハードボイルで痺れる。KKK団がモデルの『黒の秘密』といい(同じくボガード 主演)、これで1980円なんて画面状態や字幕はいい加減でも、コスミックに足を向けて昼寝出来ない(潰れろジュネス企画!)。
コスミックのDVD、いつも「書泉グランデ」店頭で購入。新発売商品にはポップを付けたりと気が効いてるが、改善要望事項も。注文伝票を貼る位置だ。裏 側右寄りにベッタリが多いが、スタッフ名が読めない。背で作品名は分かるが、上記2本のような未公開作が多いのだから(推測)、これは不便。背の反対側、 つまり開脚口に移動してはどうか。
7月4日…アベの馬鹿がまた『月刊Hanada』のインタビューに長時間の時間をさいたと。本来の職務は日にほんの数時間だけなのに。オベンチャラを聞く のが死ぬほど嬉しい、”65歳の皮を被った知的障害のある3歳児”。もう何度目だ? 天皇裕仁も敗戦後3度『朝日新聞』を訪れている。ただ彼及び周囲には 計算があった。皇統の維持こそが第一の裕仁には、一億総懺悔の評語で戦争責任を曖昧化してくれた同社は藩塀筆頭マスコミ。占領軍との対応を考えれば内務官 僚が作った『読売新聞』より、表面的には左っぽい朝日の方が大切と考えたのだ。不愉快な思惑だが、立場を別とすれば一応の筋が。アベ。日本は無論地元山 口、岸ファミリーの事さえ一切頭に無いと思う。ただただ自分が牢屋に入りたくないだけ(いざとなれば平気で馬鹿女房も差し出す)。お母さんと離れ離れにな り、臭い飯が食いたくないだけ。そのためだけに日々官僚と税金を駆使、乱費。本来はハングマンが束になって登場してる場面だが…。
数日前の夜の上信線。マスクこそしていたが、薄ハゲ男が大きなくしゃみを連続10回前後(やや藤木TDCに似てた)。顔がひきつる半分シートが埋まった 乗客。幸い俺は離れてたが、男が座る連結部分の短いシートには、向かい合って他に4人の客が。全員が高校生らしい(女性1人)。5~6回目にさすがに2人 は前の車両に退避。しかし残った男女2人は、馬鹿上州男のせきが収まるまで微動だにせず(女性は読書。男はスマフォ)。見た所は別に暗愚でもなさそう。け ど君たちよう…。小池百合子やデタラメ維新に期待を繋ぐ(あるいは桜井誠?)、立派な日本人に成長しそうだ。
川崎の映画街
投稿者:
fmdb
投稿日:2020年 6月26日(金)00時43分8秒
今 はチネチッタなどと称して上物はイタリアのセコいパチモンですが、地面は戦前から美須興行のものです。ガキの頃にジャッキー・チェンの映画を観に東映系の 映画館に行くと、ブルーカラーのオッサンばっかりで煙草の煙モクモク、みんな足を前の座席の背もたれに投げ出してるので水虫臭くてタマりませんでした。併 映で「トラック野郎」や「最も危険な遊戯」を観た記憶があります。
コロナでグッドバイ
投稿者:
zzz
投稿日:2020年 6月25日(木)14時39分5秒
編集済
キッ チン南海は開店前から白山通りまで客の列。開店すると腰の曲がった店主が出てきてドアを開け、笑顔で客を招き入れる。その感動的な光景をテレビカメラが撮 影していた。明日で60年の歴史に幕を下ろす。ありがとうございました。もっとも自粛のまま閉店したスイートポーヅのほうがよく食べに入っていただけに残 念です。
下々の者へ(その1905)
投稿者:
しおやま・よしあき
投稿日:2020年 6月14日(日)06時46分44秒
編集済
7 月1日…上信線で『死の家の記録』(ドストエフスキー・光文社文庫)。望月哲男の訳文が非常に分かり易い上に、文字の大きさや行間も理想的でスイスイ。世 代的に数多く読んでる人が多いのに(何せ70年代には全集が2種類も。確か筑摩書房と河出書房)、俺は未読作の山。せめてバルザック並には片づけたいが。 「109シネマズ高崎」で15時50分開始の『もののけ姫』。観客10人チョイ(ここの平日としては上)。やっぱ未見だった。アニメ界の黒澤明宣言。その 資格は十分あると。しかし終局で腰砕け。全員悪い人じゃ無かったじゃそうなる。キャラの鼻のラインが珍しく気にならず(顔面ラインと自然に同調)。帰りも ずっと『死の家の~』。18時38分発の上信線下仁田行きは満席。怖いな。あの”女アベシンゾー”小池百合子の猿真似ばっかしてる、山本一太(汲み取り便 所の金隠し裏の乾燥糞)が知事なんだから。ちなみに”男小池百合子”筆頭は、腰抜け記者クラブマスコミの同志的アイドル、津田大介。
6月30日…ジブリ旧作再上映は、荒井晴彦ほどではないがアニメに疎い年寄りには有難い。けど宮崎駿の親馬鹿振りは救い難いな。何で4作品中に愚作の誉れ 高い『ゲド戦記』が? 群馬名物として断固推薦する、銘菓”太助饅頭”の皿に馬糞を紛れ込ませたに等しい(客も馬鹿じゃないので4作品中最低の入り)。忘 却されるに任せればいいのに、出来の悪い子可愛さに強引にサルベージ。老化で馬鹿息子の将来が心配なのだろう。石原慎太郎が都知事時代、サンピン芸術家 (自称)のせがれの作品を税金で買い上げたのと同じ性根。まともな創造者なら親のかく馬鹿げた姿勢に抗うが、半端者にはそれが出来ない。考えればもヘッポ コ息子どもも哀れ。石原慎太郎や宮崎駿は小説家、監督として記憶される(無論、同列視はしないが)。しかし馬鹿息子たちは評伝作家により、”才能ある芸術 家の余りに人間じみた隠蔽したい負の部分”として、軽蔑されつつ明記される。映画の悪役ならいい味の発揮だが、現実じゃみじめすぎる。当然、当人らは何も 感じてないのだ(馬鹿の宿命)。でなけりゃ親のコネで自作品を馬鹿値で買い上げられたり、監督に縁故起用された上に調子こき、萩原朔太郎の詩をパクる前 に、普通は線路に飛び込む(玉川上水でも可)。ジブリには労働組合はないの? 一目一草にも天皇制が宿るこの国で、元活動家の高畑勲も特例扱い? ”負の 一点突破”で結局は勲章を授かるのが、土人国家左翼の情けない伝統といえ。
内藤誠も親馬鹿監督として著名だが、大丈夫か? 故長谷部安春も自らの親馬鹿振りに居直っていた。両家ともに宮崎駿程の巨匠監督ではなく目立たないから (動く金もケタ違い)、お気楽なんだろうか。暗愚アベの唯一の救いは、子供が居なかった点。間違いなく、公金流用による”呼吸する第2の辺野古基地”と化 していたはずだ。出来の悪い子ってそんなに可愛いか? 拙宅にも約2匹もおるが、単に腹立たしいだけ。他人には絶対に渡したくない、財産や名声の有無がポ イントなのだ。馬糞が饅頭に見えない貧乏人は幸せである(けなげなるやせ我慢)。
6月28日…独走する『週刊文春』に比べ、すっかり影が薄くなってる月刊の『文藝春秋』。立ち読みしたら三浦瑠璃、岩田明子他のメンバーですっかり”ぶ厚 い『月刊Hanada』”に。同社の『諸君!』廃刊には、伝統的保守反動派版元としての矜持を感じたが、看板雑誌をネトウヨ向けに改悪しちゃ意味ないよ。 ネトウヨ路線邁進の、新潮社との差別化がここらから狂い始めるかも。どうでもいいが。
「109シネマズ高崎」で『千と千尋の神隠し』(’01)。公開時に今は無き駅反対側の「高崎東宝」で子供らと観た際は、直前のそば屋のビールが効いて一 部熟睡。再見したかった。若い女性を中心に20人以上の入り。一般的新作より動員力はずっと上。爺さんは俺だけの模様。鑑賞マナーも突出してて、約2時間 お喋りは無論物音ひとつせず。やや宗教団体の集会のような趣。楽しんだが、営業上の自己模倣とエピローグでの感動の押し付けはくどかった(読売&電通効 果?)。お面を被った黒マントの妖怪みたいな奴、満腹時に体が黒光りするペニスソックリの形状に。いくら湯女物でもとPTA会長みたいな道徳的気分に。大 映末期にはこの畑の、中途半端な勧善懲悪エロ映画が多かった。
帰りの上信線で『工場 小説・女工哀史2』(細井和喜蔵・岩波文庫)。1部よりさらに面白い。特に竹中平蔵を連想させる、人身売買業犬山の跳梁跋扈は素 晴らしく、著者が40台まで生きたらスゥイフトやディケンズ真っ青な、プロレタリアピカレスク小説を物にしたろうと確信(醜い女工への罵詈讒謗が、松本清 張小説群での新珠三千代風美女と浮気後の、夫の本妻の寝姿への罵倒の数十倍の迫力)。八方美人シャチハタ左翼、鎌田慧が作品に糞を塗るマヌケな解説を(担 当編集者の愚かさが偲ばれる。『東京新聞』の「大波小波」によれば、文庫本解説の7割は不要だと言うが、9割の間違いだろう)。末尾で細井の差別表現が遺 憾だとのお節介な追記を。死ねよ! そういう部分を抜いたら本シリーズに存在価値は無い。
6月26日…先週久々にあった「古書会館」の即売会、再び今週は休み。ガックリして「田村書店」、コミガレと回ったら、結構いい図録や雑誌、写真集が。で も10冊この手を吊るすと年寄りには応える。休憩がてらに昨夜に続き、出版クラブと目白通りを隔てた「日高屋」でゴマ味冷やし中華(570円)。12時3 0分頃。さすがに混雑してたが、15分後に出る頃には結構空席が。『悪魔のいけにえ』も10人前後だった。中折れの街。
都知事選立候補者掲示板の桜井誠を見て、かつての投稿職人の1人、生乳(北区)を久々に思い出す。無論彼女は桜井ほど下卑た面構えでは無いが(知性も彼 より遥かに完備)、醸し出すムードがどことなく。お母さんに? まだ独身でオタク道を深化させてるのか? 体格は良かったし、元気モリモリだろうが既に立 派なおばさんだ。孫が居てもおかしくねえか。
忘れるトコだった。「東京堂書店」2階のDVDコーナーに素晴らしい貼り紙。”ジュネス企画の正規DVDは高い。ユーチューブは日本語版字幕が無い!! そんなあなたにコスミックDVDコレクション特集”。おすましの同書店としては良く突っ込みました。だが俺が買うのは常に「書泉グランデ」店頭。1階の ふっくらしたお姉さんが、新刊にポップ付けたり良く管理を。東京堂もただ積むだけでなく日常的努力をな。
6月25日…昨夕は「前橋シネマハウス」で『EXIT』。観客は俺のみ。ここも使用可能シートは3割前後。脚本は穴だらけだが(主役の有毒ガスの威力が具 体的に明示されない等)、ユーモアセンスが良く退屈しない。「シネマテークたかさき」では、韓国製アクションは必ず10人以上入る。官庁街には向かないの か。けやき通りの明治安田生命、日本生命、郵便局店頭に医療関係者への空虚な感謝メッセージ。”進め一億火の玉だ”時代から1ミリも進歩してない(掲示す る連中自身が内心はそう思いつつ、右に倣えのなのも)。両毛線で『黄色いアイリス』(アガサ・クリスティー・ハヤカワ文庫)。やっぱり読んでいた。3冊に 1冊は最近こう。10冊前後たまると売っちゃうから覚え切れない。
相変わらず前橋駅構内の放送音量は異常。新前橋駅に着いても耳鳴り。あれを毎日聞かされて不愉快に思わない人々は、山本一太のような汲み取り便所の金隠 し裏側の、乾燥糞並のゲス野郎を知事に戴いても平気なんだろう。上信線で『北方ジャーナル』。米国の黒人殺し警察真っ青な北海道警腐敗。つまり全国の警察 がって事だ。それに対して怒りを忘れない納税者が多い国には、少なくとも明日があるが…。
夜、「早稲田松竹」で『悪魔のいけにえ』。映画館で観るのは初めて。ラストのレザーフェイスのチェーンソーダンスに、もらい泣きこそしなかったが胸を打 たれた。オイスター君て、予想以上に本作を含めてトビー・フーパーの影響を強く受けてると改めて(明日発売の彼の新刊、『畜生腹』をヨロピク!)。例に よって飯田橋駅東口の「日高屋」。「ブンケン・ロック・サイド」で220円で買った、『サンデー毎日』をパラパラ。南陀楼綾繁が、実におざなりな著者イン タビューを。幾ら本にも著者にも興味が無いからって(新潮新書、古賀太の『美術館の不都合な真実』)、露骨過ぎねえか? 昔からこういう傾向は実生活面で もある男だが。
6月24日…先週末は「古書会館」で即売会があったのだと。やっぱ確かめに行くべきだった。コミガレまでは行ったのだがつい不精を。反省。我が心の故郷の 「日高屋」。最近つけ麺を初めて。75点級の味ににビックリ。ココは何でも基本的に65点級の味だもの(値段相応で無論不満はない)。イワシフライも70 点台。良く冷えたビンビールが100点だから、要するに何でもいいのだが…。
性器、ないし肛門の無い男女の裏本を見せられた感じ。『神戸と映画 映画館と観客の記憶』(板倉史明編集・神戸新聞総合出版センター)の読後感。映画本 で最近流行の分野のアンソロジー。一見は危なげなく整理されてるが、30~40Pも読むとトンデモ本だと気づく。新開地、三宮を中心にした、神戸という西 日本屈指の映画興行街を大学教員や研究員が論じながら、山口組、チンピラ、街娼(男女)、痴漢といった、悪所の象徴がまったく登場しない。言葉さえもだ。 板倉史明の御指導なのだろう。ヘソから下のない人間が有り得ないように、悪所を排除した興行街などこの世に存在しない。上澄みだけを臆病で官憲に卑屈な出 世主義者(映画は単なる踏み台)どもがでっち上げた、スーパーインチキ映画本。特撮映画オールナイトの、会場での観客の反応を拾ったテープの再現だけは面 白かった。
6月23日…理研の「富岳」がスパコン世界一とかで、『東京新聞』は写真&グラフ入りで大はしゃぎ。何と『赤旗』まで写真入り。白々しく思う読者が多いだ ろう。大半の人には無関係な局所的世界一現象を、フレームアップしお祭り報道。ネトウヨ根性の腐ったNHKと同じ。チョイ前の日本の国際競争力が続落し、 中国は元より韓国の後塵を拝してるとの報道は、逆で異様に小さかった。客観的事実に眼をふさぎ、念じてれば貧しさもコロナも消えるんかい? 一億総創価学 会員、あるいは総天皇制教徒。世界は日本を中心に回ってると信じ込みたい、”世界的馬鹿症候群”の滑稽な哀れさ。当事者が自ら吐く”世界的”の底無しのあ さましさよ。
6月22日…午後、自宅に「新文芸坐」から電話が。再開してますのでお越しくださいと。会員には全員連絡してる模様。体育会系のパチンコ屋さんが営む名画 座らしい。「もう1回行きましたよ」と返事。大変ですね。昨夕行った「109シネマズ高崎」、15時50分からの『~わたしの若草物語』も観客3名。入場 料1000円均一にするとか工夫しなきゃ駄目。『若草~』、清純さとエロさがミックスされた傑作題名に(卑猥度が勝ってるが)、下らねえカタカナ文字を頭 に付けるから、少なくとも高崎じゃ集客出来ねんだよ。安心して観てられる水準作だったが。理想と物欲をバランス良く描写。原作もそうなんだろう。愛と涙、 つまり感情でしか人間を語らない邦画は、永遠にこの域には達せない。感情は勘定でもあるのに、すぐ天皇陛下万歳で突撃して総員玉砕だから(無論、叫ばせる 側は長寿で孫と幸せな老後を)。
バイオリニスト兼ボクサーが主人公(ウィリアム・ホールデンだそうだが、最後まで判別つかず。整形が凄かったんだろう)という、ギャグとしか思えない 『ゴールデン・ボーイ』(’39米)。バーバラ・スタンウィックだけを眺めて最後まで(眼福)。ひょっとするとこの手は双葉十三郎が誉めてるのではと、 『ボクの採点表・戦前篇』を。悪い予感はズバリ。常に人情に盲目な双葉爺さん。リー・J・コップがドリフターズレベルに見える滑稽作(監督はルーベン・マ ムーリン)。続く秀作『ボディ・アンド・ソウル』(監督・ロバート・ロッセン・’47米)を。日活の平田大三郎を思わせる、ジョン・ガーフィールドが冴え まくり。どんな名優が出演しようが、演出者がマヌケじゃどうにもならないと改めて(コスミックの10枚組DVD『リングに賭けろ!』)。
6月21日…レベル低下に歯止めがかからない『東京新聞』群馬栃木版。その筆頭ボンクラ記者の池田知之が、今日もトップカラー写真2枚入りでゴロツキ業界 新聞真っ青な営業記事を。”アベノマスクかわいく”とのリードで、みどり市内の繊維業者が有料でアベノマスクに限り、刺繍を入れるビジネスを始めたいうも の。こりゃ記事じゃなく、業者自身が身銭で群馬栃木版に広告を打つべき内容だ。かく記事を黙って掲載する支局長も、狂ってるんじゃ。更に社内合理化が進行 しそうなので、再就職先を考慮しての自己営業記事かな。早期退職して餃子屋でも開けよ宇都宮あたりで。
女房が俺が面倒くさがってた山本太郎の看板3枚撤去に超積極的。「あんなの恥ずかしいヨ!」気分じゃなく、政治姿勢で支持した人ほど怒りが大きく深い。 元NHKの田中龍作は、当初宇都宮&太郎をバランス良く報道して来たが、告示後は太郎ベッタリ。青木理他を見てても感じるが、1度大手で上流飯食った奴っ て、フリーになってもその大勢迎合姿勢はまず変わらない。寺澤有や田中康夫のように度胸ある野良犬と違い、腰が据わらず日当たりいい場所で常にフラダンス を。永遠に踊っていろよ。
6月19日…母体がパチンコ屋(「マルハン」)のせいもあろうが、「新文芸坐」のコロナ対策もハード。検温+両手にシューシュ! 使用可能シートは半分。 ただ監督人気のせいか、日頃より入りが良かったような。『野ゆき山ゆき海べゆき』は有名作だが、俺にはギクギクシャクシャクダラダラの連続(要するに退 屈)。わざとタイミングを外したん?(語尾アクセント上州弁)思わず質問したくなった。後年はこういう事はまずなかった。汲み取り式トイレ&行水場面だけ で大満足した青少年は、当然多かったろうが。大林監督のここらの営業&サービス精神には、ドキュメンタリー畑の亀井文夫を連想(必然性無きやらせ裸場面挿 入が趣味)。一匹狼としては当然のしのぎ方だ。退屈映画ばかり大量生産したが、新藤兼人にも似た傾向が(乙羽信子のヌードは遠慮したかったが)。そういう 面では増村保造は、晩年を除けば恵まれたエリート監督。富岡製糸場近所の銀座通りにあった「富岡中央」で、高校時代に初めて『濡れた二人』を観た際は、と んでもないエロ映画監督と(でも満足!)。「あら~凄えで」と推薦してくれた、安中から自転車通学してた富高同級生のY君には深く感謝を。帰郷後「セキ チュー」で夫婦同士で偶然再会。妙に照れ臭かったのも、『濡れた二人』の影響があったか。
帰りの高崎線で、『映画監督 増村保造の世界(下)』(ワイズ出版)読了。『ドイツの青ざめた母』評をこう結ぶ。”ドイツ人は、いつかはこの暗い宿命から脱出して、明るく逞しい自己を 発見し、新しく明るいドイツを作っていくことができそうである。それに比べて、日本人は決して自己の本質を直視しないから、自己を改造し、発展させること は不可能なような気がする(初出『映画芸術』’83春)。いやでも心ある一部日本人は、自らを直視してますよ。落とした財布が交番に届けられるのは日本だ けだ。無人野菜販売所が成立するのも日本だけだと、素面で堂々と世界に主張してますから。や…やっぱ駄目っすね…(そんな例は世界のどこにでも)。横山 ノックなんてまだまだマシだったと思える時代が、本当に訪れるとはね。
6月17日…ジェームズ・ギャグニー主演のボクシング物映画『栄光の都』(’40米)を、コスミックのDVDで。ニューヨークの貧乏人の、生き生きとした 風俗描写以外は耐えられない陳腐さ。しかし双葉十三郎は『ぼくの採点表Ⅰ』で絶賛。下町人情が交じるとこの人はベタ甘に。同一巻のヒッチコックの『見知ら ぬ乗客』評なんて、目が覚めるようなのに。飯類&麺類、両方うまい中華料理屋がめったにないのと同じか。
山本太郎応援を口実に立憲民主党を離党、臭~い涙の三文記者会見を開いたゲスが。良くやったみたいな妄言を吐いてる太郎信者も居るが、比例区の議員がこ れしたらお終い。我が身可愛さで自民党に転じた、宮城の野党統一候補議員と性根は同じ。向きが違っても背信は背信。「太郎さんのためにありがとう!」風な 態度を取る痴呆が、山本太郎を三宅洋平にする。今回の件で判明したのは、我が身可愛さで周囲の意見を聞かないのは、枝野も太郎も同じって点。主張に相違は あるが、いつ豹変するか分からない(開かれた合議制無視)。ただ枝野の姑息さは知れ渡っていたが、太郎は違ってた(そこに人々は期待を)。将来は不明だ が、短期的に誰がダメージを受けるかは明らか。新選組は一昔前の共産党や、今の公明党っぽい体質に徐々に転換して行くのではないか。
6月16日…出勤がてらに湘南ラインを新宿で埼京線に乗り換え、恵比寿の「東京都写真美術館」での森山大道展へ。岡本太郎の沖縄写真展以来。去年またやっ たらしいが、最初はもう15年前と。信じられない(学生だった娘と行った)。館内はガラガラ。コロナ対策要員の職員にはるかに及ばない入場者。中身も4年 前の「東京芸術劇場」の展示に比べるとショボい。ただ安い(老人350円)。カッコいいポスターを2種類売ってたが、1枚2200円もするので即断念(タ ダのチラシで我慢)。驚いたのは美術館周辺のビルの店舗。90歳の婆さんの歯並び並みに片っ端撤去でスッカスカ。夜は歩くのが怖いんじゃ。大道展は9月ま でやるらしいが、その頃には更に周囲のゴーストタウン化が進行と予測。東京のおしゃれな繁華街でこれ。今後の田舎での景色は想像を絶するな。アベ国賊一派 (NHK朝日読売産経他の文字通りの賤業従事者を含む)と電通が栄えてニッポンボロボロの駝鳥。『赤い猫』(仁木悦子・ちくま文庫)読了。1冊読めば充分 と。
6月15日…午前中の高崎線で『奴隷』(細井和喜蔵・岩波文庫)読了。500P以上ある熱血プロレタリア講談調小説。予想外に面白かった。特に下層階級間 の罵倒合戦のダーティ会話は痛快至極(ディケンズさえ彷彿)。技巧的小説に慣らされてるせいかと最初は思ったが、結局一気に最後まで。主人公の理想自己語 りや煮えきらない自殺騒動描写にはゲッソリだが、保坂和志の類いにばかり親しんでる人に特にお薦め。夕方、「神保町シアター」での『人間模様』帰りにすず らん通りを(観客10人)。閉店を控えた「キッチン南海」前に長蛇の列。理解しがたい心理だが、新規開店に並ぶ人々と同類か。数年前、ここが近く閉店との ガセ情報を流し、一時的に注目を浴びた奴が。俺の周囲での唯一のアベ支持者つん堂クン。当然お元気でしょう。
山本太郎都知事選正式出馬。まだ明日がある若い身なのに、老人いじめのようにも見える。リベラル派高齢者の集票は期待出来ないかも。かつての友、三宅洋 平にならなきゃいいが。自宅横の新選組の看板は面倒ゆえまだ撤去してないが、凄~く恥ずかしい気分。宇都宮けんじには初期段階で3000円カンパしたが、 太郎にはしない(多分今後も)。盲目的信者ではないから、筋の通らない行動に無理矢理後付けの屁理屈は付けない。田中龍作周辺にはその手が多い。昔から太 郎に批判的だった田中康夫は、知る範囲では本件に触れてない。カッコいいな。
6月13日…「早稲田松竹」で『ディリリとパリの時間旅行』『地球のテッペン』(老人900円)。前者、物語は魅力的だが各キャラに魅力なし。後者は物語 もキャラも古臭い。客席はまだ4割弱しか使えない状態。検温したり物々しいコロナ対策を。まあこことか「ギンレイホール」は、客を”監督指導”するのが昔 から大好き。牛込警察署に言われるがまま、監視カメラを導入したりね(「ギンレイホール」は不明)。チラシラックも撤去。嫌な景色だ。
6月12日…本業を7時間ぶっ続けで。もうろうとしながらも何とか終了。入谷コピー文庫で書かせてもらう際の肩書きは、”最高齢下請けエロ漫画編集者”。 我ながら面目躍如と。その前には数か月ぶりで西荻窪の「盛林堂」へ。相変わらず大した売り上げじゃない(努力不足棚上げ)。恒例の盛林堂ミステリアス文庫 新刊の他に、北川冬彦、清水昶の詩集を購入。最近「田村書店」がほとんど詩集を出さない。昔は月に最低3~4冊は読んでたが…。清水の『黒い天使』、小器 用だが実につまらない。
帰れずに事務所で寝る前に、『映画監督 増村保造の世界(上)』(ワイズ出版)読了。親本も持ってたが重量を持て余してる内に未読で売却。遠距離通勤読書者には向かない大型本(中川信夫本も同じ 運命)。白坂依志夫へのインタビューで、『巨人と玩具』(’58大映)で森永ヒ素ミルク事件(森永による敗戦後最大の幼児大量ジェノサイド犯罪)を扱おう として潰された話を。だろうな。当時邦画で菓子屋が出ると、そのほとんどがなぜか森永で不自然。時代の先端メディアに、大金をバラまき口封じしてたと推測 するのが自然(今の東電+電通レベル)。その人殺し財閥のアホ娘と、戦犯兼米国のスパイの痴呆孫が政略結婚。今の事態に驚くのは、我々の想像力欠如が過ぎ るだけだろう。先祖を尊敬するヒトラーの孫とムッソリーニの孫娘が結婚すりゃ、まあこんなものかも。
どもども
投稿者:
いがらしみきお
投稿日:2020年 6月 3日(水)16時26分6秒
塩山さん、「Mate」ありがとうございます。
「アベタイホ」マスク、思ったより迫力ありますね。そうそう、昨日事務所に届いたアベノマスクの写真を。今頃届くのもマヌケです。家の方には来てないんですけどもね。とにかくトランプとアベが終わるんだったら、コロナも悪いことばかっりではなかったかもしれませんが。
とは言え、東京の第2波は確定なので、引き続きコロナには気をつけてください。
う~む…
投稿者:
通りすがりの者
投稿日:2020年 6月 3日(水)10時02分14秒
「浪人街」の1990(平成2)年のリメイク、
なんか原田芳雄が脱ぎまくるし、制作時期に勝新がパンツに大麻で捕まるし…
なまじリメイクしないほうが良いのかも。
白井佳夫はリメイク化の念願かなったんだろうけど…
アベタイホマスク
投稿者:
漫画屋画像班
投稿日:2020年 6月 2日(火)09時37分5秒
塩山の野郎が毎日通勤で使用している『アベタイホマスク』。
《前のページ
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
次のページ》
以上は、新着順111番目から120番目までの記事です。
/157
新着順
投稿順