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どもども

 投稿者:いがらしみきお  投稿日:2020年 9月10日(木)16時01分2秒
  塩 山さん、Mateありがとうございます。昨日誕生日だったとか、おめでとうございます。67歳ですか。私とは2歳しかちがわないんですね。そうだったか なぁ。このままだと70歳まで現役エロ劇画誌編集者でイケますね。私の方は来年3月で事務所たたみます。あとは自宅で描くしかないです。それにしても塩山 さんは東京と富岡の往復をまだ続けられてラッキーですね。東京じゃないと本も映画もままならないでしょう。お互いコロナに気をつけてしぶとく頑張りましょ う。
画像は共同通信のコロナの取材に答えたもので、それを一冊にまとめたみたいです。
 
 

追悼 渡哲也

 投稿者:ダーティ・松本  投稿日:2020年 8月31日(月)01時55分6秒
  高 校生の頃 渡哲也のデビュー作「暴れ騎士道」を見て ぱっとしないのが出てきたなぁの印象。その後もセリフ棒読みでまったくどうにもならない作品が続 き……。本人も「辞めさしてください」とお願いしたけれど 会社は「君の売出しに金がかかっているんだ もう少し頑張れ」 と却下。

そのあと清順さんの「東京流れ者」でスマッシュ・ヒットしたものの
「骨まで愛して」「あなたの命」等そこそこの作品があったものの、裕次郎作品とか赤木圭一郎作品のリメイク風作品を押し付けられたりしてもうひとつ低迷……
そんな中 舛田利雄によって「紅の流れ星」で新境地
そのあと「無頼シリーズ」人斬り五郎{藤川五郎}役で見事に開花!


以下 渡哲也 ベスト10本セレクト

東京流れ者
紅の流れ星
無頼 人斬り五郎
無頼 黒匕首
野獣を消せ
前科 仮釈放
昭和やくざ系図 長崎の顔
斬り込み
関東破門状{関東幹部会}
仁義の墓場
番外 骨まで愛して{あなたの命}
{}は気分で差し替え可

仁義の墓場以外は
全部日活映画で占めてみました

http://rx.sakura.ne.jp/~dirty/top.html

 

井上ひさし展

 投稿者:漫画屋画像班  投稿日:2020年 8月29日(土)16時31分37秒
   

下々の者へ(その1909)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2020年 8月27日(木)06時51分31秒
編集済
  9 月17日…悪くは無いが図式的な『白い病』(チャペック・岩波文庫)読了後、『罪と罰(上)』(ドストエフスキー・同)に。50年振り。昔は一種の文学少 年入門的義務感で読んだが、今は一級の純文学推理小説として。ラスコーリ二コフって本当に嫌な奴だな。『白痴』でのイッポリート並。駄弁を弄し過ぎるんだ よ。父親重症の知らせにソーニャが登場する下りは、千両役者の花道並の描写と段取り。沢田幸弘監督の日活倒産寸前のやくざ映画、『斬り込み』での渡哲也登 場のゾクゾクする場面を連想。それはそうと上信線沿線も空き家が増えた。

9月15日…神保町でふと「グラン」店内を覗いたら、総白髪オヤジがコソコソ勤労中。代替わりはしてないな。水道橋方向に直進。薬屋の角を左折したすぐ右 の、キッチン「マミー」も健在。中は見えないが、俺が通ってた頃はおばさんだった人が、お婆さんになって切り盛りしてるのだろう。昼飯は久々に「まさみ」 へ。もっと頻繁に通わねば爺さんの沽券にかかわるな。三信”オンボロ”ビルはオーナーが変わったらしい。『樹』は営業してたが入らず。

  都内の行き付け映画館はイマイチの番組。早めに高崎線に乗り、「シネマテークたかさき」で『ソワレ』(脚本監督・外山文治)。2 0時からの回、観客6名。駄目な邦画の欠陥を総凝縮したような愚作(111分)。思い付きでしか脚本が書けない無能な演出家は、周囲がフォローすべきだが 完全放置プレイ。走る場面が多いのに、三味線が似合うようなヒロインを起用する点がまず分からない。なぜ2人が逃げるのかの理由も(出発から壊れてるクズ 脚本)。ロケ協力関係者の周囲を義理堅く駆けっこしてるだけ。口跡が悪い役者ばかりなので、人間関係も想像するだけ(江口のりこの台詞だけは良く聞こえ た)。いやはや。題名とチラシのセンスだけはいい。今風の社会現象を複数扱いながら緊張感ゼロ。切り込まず表面を眺めてるだけだから。内閣記者会が映画を 撮ってるかのよう。

9月14日…「前橋シネマハウス」で『アルプススタンドのはしの方』。18時35分からの上映観客3名(姉ちゃん、中年男、爺さん各1)。ユニークな企画 で役者も悪くないのに(臭すぎる男性教員役の目次立樹を除く)、7割過ぎから大失速。「ガンバレ福島!」「医療スタッフに感謝します」レベルの凡作に。脚 本最悪(奥村徹也)。城定秀夫監督の作品は数多くは観てないが、「飯田橋くらら」で最悪状態上映だったピンクはよりまともだった。この程度の予算規模で出 資者に忖度し過ぎてる感じ。チラシの上田慎一郎、足立紳他の推薦文も「???」。オールジャパンで感動しろってか。成り上がり者のゲスな安定志向に吐き 気。人間苦労し過ぎるのも考えもの。

 両毛線で『昭和の不思議101』読了。高鳥都の酒井哲の記事も悪くなかったが、今回は腋毛の他にも巻末が充実。馬飼野元宏の2本は読み応え十分。いや、 石橋春海を加えれば3本か。内田裕也には興味ないが、朱里エイコ、しばたはつみ、弘田三枝子は、偉大な歌手だものな(青山ミチも忘れちゃいけない)。しば たのCDのみ持ってない。泉アキともども物色せねば。藤木TDCは、入谷コピー文庫疲れのせいかどれも並。

9月13日…舞台挨拶があったせいらしく、「シネマテークたかさき」の『ソワレ』が満席。このまま帰るのもシャクなので、「あすなろ」で古風なクリーム ソーダ(400円)を傾けながら、『白痴3』(ドストエフスキー・河出文庫)で暇つぶし(全然退屈じゃない!)。銭もらっても観たくなかった、5時過ぎか らの『破壊の日』を仕方なく。日本を代表する渋川清彦他の大根俳優群が、ハッタリめいた安い音楽に負けまいと、ただ怒鳴ってるだけで終了(56分)。短い のだけが取り柄。観客6名。上信線でも『白痴3』。通称将軍の幼児期のナポレオン会見ホラ話の荒唐無稽な面白さに、『破壊の~』悪夢を一瞬で忘れる。

 今日の「高島屋」。サンマ一匹780円。

9月12日…高崎駅西口駅下の「ローソン」には無いので、東口の「セブンイレブン」で買った『昭和の不思議101』。巻末の城信一の「ワキ毛によろめい た…」は力作。資料も充実。デビュー直後のロリっぽい桑野みゆきの雄姿も見たかったな(シルヴァーナ・マンガーの、『にがい米』での御真影腋毛写真不掲載 はやはり著作権問題?)。松竹は幹部が腋毛に理解があったのか。ま、腋毛ならセット他と違い女優の自前だし会社は全然腹が痛まないしな(貧乏新東宝も、 ボーボーな女優さんが多かった)。

 相変わらず駄目なのが「新型コロナと731部隊」の斎藤充功。細菌爆弾を対米戦に使用しようとした梅津参謀長を、天皇裕仁がハーグ条約違反だと”御聖 断”で止めたかのように書かれてる。そうじゃねえだろう(巨大施設やマルタでの人体実験自体が既に超違反行為)。とっくに制空権を支配してた(今もなのが 凄い)、米軍の細菌兵器での報復を恐れただけ。例によってサンピン歴史修正主義者よろしく、731部隊にも基礎研究面での成果(長所)もあったとの強弁 も。連続幼児強姦魔が、少女が大人に成長する上で手助けをしたと居直るが如き厚顔無恥野郎(被害者側の視点ゼロ)。そんなにビビるのなら、大した原稿料が もらえる訳でも無し(失礼!)、へこへこ仕事依頼を引き受けるんじゃねえよ。陸軍中野学校研究のオーソリティ(?)の、傾いた古看板がむせび泣くぜ。

9月11日…「古書会館」地下で。出展者の棚と棚の間の空き地的場所にも、良く本が並べてある。かがんで見てると、「それ僕の買った本なので、取り出した のなら戻してください」振り向きジロリ。初期腐れオタクのヤセ型代表、井野場ひろみ似のドクサレ野郎(後に司書房の忘年会で再会。同社にもぐり込んでた。 倒産前に馘だったろうが)。「ならテメー、紙にそう書いて貼っておけ!」と一喝。コソコソとイタチのように棚に駆け戻る馬鹿。カゴに入れるか抱いてれば済 むのに、ゲロマヌケな監視を。稀に見る痴呆。「勝手に私有地にすんじゃねえヨ!!」と怒声を浴びせるべきだった。やっぱ根が優しいもんで。

 帰りの高崎線で『猫を棄てる』(村上春樹・文藝春秋)読了。『白痴』の2と3の中休みのつもりで。最初は下手に出てるが、後半から大胆な血統自慢をビシ バシ。金と名誉を極めた人間は、どの分野でもこうなる。多分熱狂的ファンは、それが自分の事のようにうれしいのだ。村上の社会及び政治意識は、自己憐ぴん の前菜レベル。高妍の挿画は作者の生臭さをキムコして余りある。

9月9日…やっと「シネマテークたかさき」の『イップマン 完結』を。平日の午後4時開始だが20人以上の入り。客層も多様。高崎はアジア映画ファンが多い。中国香港合作。お馴染みの中国版八紘一宇イズムにはウン ザリだが、それを補う魅力がある。ただこれ以上の中華帝国万歳は、カンフーの魅力でも払拭出来ないだろう。シリーズ終幕はいい潮時かも。哀れなのが空手。 既にアメリカの国技並みの扱いで、日本及び日本人は悪役としてさえ完全無視(海外特派員協会も会員不足で解散寸前と)。日本が悪の象徴だった、ブルース・ リーの時代が懐かしい。ただ中国はハリボテの大日本帝国(空洞サンマ)と異なり、資源、資金、軍事力、そして巨大市場を完備(外交力も)。オーストラリア のような独立国でさえ苦労を。米国の植民地の傀儡政権は、無視されて内心は喜んでるのだろう。

 今日で67歳。馬鹿値との噂のサンマでもと、帰りに「高島屋」地下へ。チョイ前に近所のスーパー「ヤオコー」で買った2匹500円のサンマは、焼いたら 内臓が消失して唖然(まさか人工サンマ?)。ここなら少々高くも本物がと。ありました。け…けど一匹710円! 買えない事も無いが、サンマごときに70 0円も支払うのは、俺の人生&金銭哲学に反する。ふた切れ600円のサケを買って帰る。しかし「ヤオコー」の日本を象徴するような空洞サンマ、あれは一体 何だったのだ? 帰りの上信線で『白痴2』(河出文庫)。人物一覧ページが無いのが謎。媚びない訳文はいいのに。光文社文庫は栞にそれが。小さな事が小さ くない売り上げに直結。

 昨日久々に「シネマヴェーラ渋谷」へ。対コロナ対策が、「ギンレイホール」や「早稲田松竹」並になってて居心地が悪かった。興行組合の圧力? 一席置き にテープで座れないように処置。それがガムテープ。椅子を痛めないように剥がすのは大変だろう。「シネマテークたかさき」は映画監督の肖像写真コピー(B 4くらいの)を背部分にペタペタ。「高崎電気館」は布袋をスッポリ。荷ヒモを掛けてる所も多い。古書会館が地下の市へ入場者に、名前&電話番号を受付で記 入させ始めて久しい。最初だけ住所まで書かせた。俺も仕方なく1度だけ。そしたら数日前、”趣味の古書店”の目録が初めて送られて来た。固い事を言うが、 データの目的外使用はまずいだろう。

9月7日…栃木県真岡市立中村中学校の生徒は、修学旅行先の善光寺で強制的に清掃作業をさせられてると。公立中学校の授業の一環行事で、こういう行為は問 題との記事かと思いきや、”「感謝」の心でぞうきん掛け”とのリードで美談扱い(今日の『東京新聞』群馬栃木版。無署名)。この類いのアホンダラ記者や上 司は、善光寺や靖国神社は皆に愛されてるから、宗教施設では無いとか言い始めるのだろう。早く廃止して欲しい同紙痴呆版。

9月6日…「シネマテークたかさき」の『イップマン 完結』、満席で入れず。今だから30人程度だろうが、こういうヒット番組に限って上映は日に1度。しかもたった1週間。金もらっても観たくない『破壊の 日』は2週間上映で、1週目は日に2度、2週目には3度も。実に興行者としての鑑識眼が無い。気分は高崎市役所の役人か。桂千穂がウチの母ちゃんと同じ9 0歳で亡くなった。内心は内藤誠(84歳)よりは長生きしたかったのでは。遠山企画入社直後使用してた住所録には、桂の電話番号が。フランス書院の官能小 説家としては有名だったが、隔週劇画誌全盛期には原作も書いてたのかも。住所録はかつて遠山企画が下請け編集していた、芸文社の『コミックVan』以来の 骨董品。その当時は売れないシナリオライターが、原作者として劇画界に大量流入。白坂依志夫との師弟関係は有名だが、寺山修司ともそれに近い時代があった と。ただ当人は寺山についてはほとんど書いてない。『映画芸術』あたりの追悼特集で、誰かが詳しく触れて欲しいもの。

9月5日…神保町の「グラン」は『Beat』他編集長のま~センセがご愛用の洋食屋。古本屋街詣でついでに昼飯に寄ると、カウンターの隅っこで良く見掛け た。時にはビンビールを奢った。もう代が変わったろうが、当時のオヤジはコソコソ隠すように生姜焼き定食他の料理を。自分の店なんだし、もっと胸張って 堂々として作ればいいのにと常に思った。長い間入ってないが、前はしょっちゅう通る。つけ麺を始めたとの看板が(コソコソゆでるのか?)。ここのオヤジの コソコソ料理と、東京三世社近所の「ハングリー味川」の、全従業員がカレーのはみだしをダスターで拭う様は、良く栄昇ビル503号室の漫画屋事務所で形態 模写の対象に。「小諸そば」はまだ勃興期で、駿河台の筑摩書房や芸文社付近にしか店舗は無かった。日本が法治国家だった時代のいじましいお話。

9月4日…”毒殺王プーチン”はトランプ大統領誕生に裏で汗を流したらしいが、今度は”白痴アベ復活驚異の3選”に大車輪になる可能性が。蛇のように狡猾 な奴が、持参金付きで北方領土を贈与してくれた、アベの利用価値をこのまま見逃すはずがない。文盲マザコン馬鹿をおだてれば、北海道の半分位はもらえる可 能性も(しめしめ♪)。戦争もせずに2度も国土を拡張したとなれば、毒殺王は一転して永遠の愛国者だ(ゾルゲ100人分)。中国もアベ3選大作戦に協力す るかも。「ひょっとしたら沖縄が…」こういう馬鹿売国奴を5割もの国民が支持する国は、9割の確率で崩壊(既に進行中だが)。ネトウヨ諸君の愛しい娘は、 国内じゃまともな男と巡り合えないので、中国やベトナム、中国山間部の農村花嫁になる可能性が高い。やっぱりニッポン凄い!

 「神保町シアター」で『巨人傳』(監督・伊丹万作・’38)。40人前後の大入り。若き日の大友純が見られて満足(まだ悪党の幹部ではなくチンピラ)。 アベトモでもユーミンの音楽がいいという人は多い。右翼でも原節子は神々しい。複数の関係者が、『わが青春に悔なし』のイメージとは真逆の人だったと証言 を(義兄の影響説強し)。一芸に秀でてる人は右翼でも創価学会員でもアナーキストでも、鬼畜犯罪者でも尊敬する俺(原節子と違いユーミンはどうでもいい が)。阿宮美亜も馬鹿ウヨだったが、面白いエロ劇画を描いた。小林よしのり出現前後から、「右翼的風潮が主流になってつまらない」と、その分野への関心を 失った。聡明な糞女だった…いやまだ生きてるか。高崎線で『白痴1』(ドストエフスキー・河出文庫)。望月哲男の訳文は堅調。亀山郁夫のような物欲しさが 無い。行間を広げて、栞に登場人物一覧を付ければ、光文社文庫など敵ではない。

9月2日…昨夜は「シネマテークたかさき」で『はちどり』(観客6名)。138分とうんざりする長さだが、危なげない作り。ただ米国資本が投入されてるせ いか、全体的に小奇麗な滅菌処理がなされ、アクション物以外にも溢れている、同国映画のワイルドさは低下(撮影が特にチープ。オール70点級に美化。役者 は喜ぶだろうが)。こういう一種の西洋風ハイカラさは、多分韓国内でも受けるのだろう。俺には堕落に繋がる気が。フランスやアメリカが参加した韓国映画 は、破綻は無いがだいたい安っぽく退屈。文化庁助成金以外、どこからも資金が入って来ない邦画界よりは幸せだろうか。俺がカナダの金持ちでも、日本より韓 国か台湾を選ぶよ。船長が気違い兼犯罪者の泥船からは距離を置くのが賢明。

9月1日…『東京流れ者』(’66)は封切り時(けど田舎なので半年遅れ位で)、富岡銀座通りの「中央劇場」で見物。渡哲也(不死鳥の哲)の余りのカッコ 良さに呆然となった記憶は、恥じ多き我が人生の数少ない甘い思い出。当時は中学1年で自転車で1時間かけて往復(幸い男色者の妨害にも遭わず)。監督が鈴 木清順とは毛頭として知らない。後に「文芸坐」他で繰り返して観るが、同時代に体験出来た事を常に誇りに(今も)。ああいうやや陰気な映画さえも、高度経 済成長時代下では東京への夢を駆り立てた。繰り返して挿入される、哲の心象風景でもある東京タワーと樹木とが、派手な銃撃場面以上に印象深い。

 原発ルネッサンスの玉木一派、イソジン命のゴロツキ維新、俺様第一の”ミヤケ太郎”崇拝学会。この三者がダンゴで次回総選挙では野党共闘破壊に動く予感 (厚化粧学歴詐欺都知事も背後で姑息に策動)。生来の第二組合根性の国民を騙すのはお茶の子さいさい。日本で唯一の賤業種、記者クラブの全面協力もある し。小沢一郎や志位和夫も仕事とはいえ良く投げ出さない。三者にはそういう忍耐心が無い。持久心より眼の前の金&名誉。両者はだいたい両立しないもの。枝 野や野田がどうのこうのと、自らの軽薄さも忘れて未だに愚痴ってる田中龍作。田中康夫に比べるとホントに駄目。全然大局がつかめてない。そのマッチポンプ 的スタイルは、日頃批判してる記者クラブそのもの(1人記者クラブ)。

 『無情』(イー・グァンス・平凡社ライブラリー)を。同シリーズにしては本文が小さく行間も詰め詰め。「途中放棄?」かとも懸念したが、内容は意外にも くだけててスイスイ。理想と本音が混合ダブルス。純文学風がいきなり講談調になったり、幕の内弁当風純愛小説…でもないな。主人公の俗物性がより螺旋的に 展開かと思いきや、終幕は談合的であっけない。日帝協力者として韓国では今も批判されてると。日本なら売国奴が総理大臣まで平気で長期にやれるのに。

8月30日…「シネマテークたかさき」で『お名前はアドルフ?』。開始直前に入場者が相次ぎ15人以上。楽しめた(91分)。知らなかったが口コミで話題 に? ”対話泣き社会日本”(中島義道)じゃ発想しずらい設定(元は舞台劇で『真夜中のパーティー』タッチ)。アベや菅にとって対話は相手を誤魔化す詐欺 行為だが(本邦じゃ自称記者諸君も協力)、それじゃ現実は進歩しないしドラマも成立しない。本作もだが、独映画は韓国映画同様種々参考に。『コリーニ事 件』ではナチス加担者を放免する法律成立の裏側が。ひどい話だが、法案を成立させた審議過程の資料も保存されている。後世が検証可能な法治国家。積極的公 文書偽造の最高責任者に、「お疲れ様!」なんて寝言を並べてるスーパーこしみの土人国家は、更に没落するしかない。

 上信線で『差別の近代史 人権を考えなおす』(塩見鮮一郎・河出文庫)。大風呂敷一杯の出し遅れた証文のような1冊。自分だけはそういう所に昔から気付いてた…風な感慨を匂わせる からより不愉快(日本がまだ先進国と思い込んでるのも滑稽)。渡辺京二ほどの悪臭ではないが。

8月29日…石垣のり子って随分と立派な議員じゃないか。おっしゃる通り。人間は一般的に頭がいい奴は体力に欠け、元気な奴は勉強が出来ない傾向が。無論 アベのように両方共に弱い奴も。加えて奴は自国語も羞恥心理解出来ないマザコン愚鈍物件。総理大臣、いや国会議員してるのがそもそもの間違い(市議、村 議、町議も無理)。『毎日新聞』電子版が、”石垣氏に避難殺到”とかのネトウヨ便乗記事を書いてたが、日頃菅や麻生のゴロツキ並の暴言に一言も反論しない お前らが、一丁前の口を叩くな(同業者、望月への人権侵害行為にもダンマリ)。んでもって野党の、しかも女性議員にしか突っ込めない、”日本で唯一の賤業 職”の記者クラブハレンチ記者の痴態にゲロシャワー。

 『ビブリオ漫画文庫』(山田英生編・ちくま文庫)をパラパラ。懐かしの南日れん作品が1本掲載。吉田婆ちゃんトコの、『スーパーコミック』や『漫画セク シャル』での仕事と異なり力作(『夜行』初出)。稿料が安くても(出ない場合も多い)、芸術のためなら汗をかくタイプ。絵は実に下手だったが気持ちのいい 男で、「三平酒寮」での漫画屋の忘年会にも必ず出席。主人公の髪形のせいで、俺に”わかめエロ漫画”とコケにされながらも笑みを忘れない好漢。12年に亡 くなってる。当時誰かに聞いたような記憶もうっすら。老いると他人の生死もコロコロ忘れる。

 「ギンレイホール」のコロナ対策の説教がくどい。「109シネマズ高崎」も相当だが、ギンレイカードの宣伝まで入るから激イライラ。ある段階を超える と、客のためではなく自己宣伝に陥る(俺たちはこんだけ苦労してるんだ等の自慢込み)。そこが客には不愉快。お前らの恩着せがましさに銭を払ってんじゃね えよ。「早稲田松竹」も説教、指導好きでは同ホール似だが、さすがにここまではしない。映画館に限らず不特定多数の客に道徳指導したがる店は多い。ラーメ ンの「伊狭」、カレーの「共栄堂」、生ビールの「ランチョン」他。指導されるのが好きな客の多さにも驚く。食い物屋は食事だけ出してりゃいんだよ。説教は 非常識な客だけにしろ。

8月28日…付近の「嵯峨谷」やすずらん通りの「小諸そば」が閉店したせいか、駿河台交差点の「小諸そば」は午後2時頃になっても大混雑。呼ぶの待ってれ ばいいのに、”立ち食い素人客”(女性に多い)が不必要な列まで作り密着度も倍増。この種の店での感染だけは勘弁。カッコ悪すぎる。でも「富士そば」だけ には行きたくない。

8月27日…村上隆が群馬県内の業者と組んで作ったこけしを、「森美術館」で1本55000円(限定1000本)で売るとの『東京新聞』群馬&栃木版の記 事。冒頭で”世界的芸術家の村上隆さん”だと。素面か? 記者クラブ飼い犬記者の神経は理解不能(お馴染みの池田知之)。”世界的実業家の村上隆さん”な らまだ分かるが。糞みたいな地方版は即刻廃止しろ。視聴者の声欄が無くなった、ゲロ以下のテレビ欄同様に。

 「109シネマズ高崎」で『糸』。先週の興行ランキングで1位らしいが、15時40分からの回は客8人。臆面の無い泣かせ映画だが、良く出来てる。40 分切れば秀作だ(130分)。こういう荒唐無稽な話は90分なら一気に観られるが、長いと途中で我に目覚めちゃう。榮倉”どんぐり”奈々好演。ピンボケ顔 の小松奈々は本妻に喰われっ放し。脇にも渋川清彦、村上淳、オダギリジョー、井浦新みたいなゴミが出てないので安心(旧オナペットの、倍賞美津子や田中美 佐子の婆さん顔にしんみり)。『キネマ旬報』で、瀬々敬久監督はこういう映画で時間を無駄にするなとほざいてたドメクラ評論家も(吉田広明)。この人の中 島貞夫より突っ込みの甘い長尺社会派問題作(自称)の、一体どこが面白い? 本作、今まで観た同監督の作品中では一番。当人も周囲も理解してないようだ が、瀬々敬久は本来は西河克己になるべき人。分不相応な背伸びをするから、荒井晴彦あたりにまで嘲笑われる。

8月26日…まるで炎天下の強制的囚人労働。近所で30人前後の女性中心の中高年男女が、黙々と畑の穴掘り。周囲の土地改良事業の一環で、古墳発掘作業 だ。梅雨の間も大変そうだったが、今の灼熱地獄下に比べれば天国だったろう。数カ月前、近所の拙宅の畑の件で偽造書類に押印させようとした富岡市土地改良 課。出直すと1本電話をよこしたまま連絡無し。昨年は許諾も得ずに俺んちの畑を更地にした確信的ならず者集団(一定期間復旧させた)。また悪知恵を絞って るのか。榎本義法市長よ。役人の犯罪行為はちゃんと罰しないと、富岡市役所が群馬のアベ内閣になっちまうぜ。”囚人労働者集団”には、腰の曲がった老婆ま で。失業対策事業的意味合も?
 

神保町の残影

 投稿者:zzz  投稿日:2020年 8月12日(水)16時05分15秒
編集済
  ①9月に解体される、さくら通りの旧相互無尽会社ビル(小学館物件?)。隣が空き地なので高層ビルが建ちそうだ。まあ廃虚ビルとして残すこともないが、靖国通りのレノン眼鏡店を壊して建てた雑居ビルは今だ入居者いない模様。この時期1階に入る飲食店はないのでは・・・。
②閉店した「いきなりステーキ」のビルの階段にある演奏者のオブジェは、その前の入居者だった「ディスクユニオン」の名残。神田錦町キンキン広場にある遊 具はUR都市機構東日本都市再生本部担当部長の話によると「“カンダ”と“パンダ”をかけている」との事。ゲームコーナーミッキーの跡地はパーキングに。
③白山通りの「キッチングラン」に初めて入ったのは四十数年前。当時の主人は代替わりしたが配膳担当のおば(あ)さんは代わらない。確か三兄弟の店として 三軒並び中央にあった「さぶちゃん」は半チャンラーメン発祥の店として有名だったが残ったのは「キッチングラン」だけ。今でも入りたくなるが歳をとって味 つけが合わなくなった。
④旧相互無尽会社ビルの姿を撮っていたら、二輪に乗った男(私より年配)に「最近あの建物を撮っている人が多いけど何かあるの?」と聞かれ、「解体される 予定だからね」と答える。地元の人には関心がないかも。靖国通りのレオマカラズヤというカバン屋は、店頭に吊るしていたショルダーバッグを買うか迷ったこ とが一度だけあったが・・・更地に。朗報!小諸そばが9月8日に再オープン。チェーン店だから値上げはないでしょう。
⑤「グラン」の総白髪オヤジは多分五十前後と思われます。コソコソは遺伝かも。なお、つけ麺は奥の店。最近は錦華通りの仙臺に行きます。靖国通りから少し 遠いのが難ですが、チキンカレー、ポークカレーがワンコイン(500円)。親父は頑固で(いい意味で)、都の職員ともめていました。弁当を店頭に置いて販 売するのは衛生的に良くないと都民からタレコミがあったようです。今年の3月下旬、コロナ禍前夜の出来事。
⑥「コミック高岡」の後に出来たファストフード店。3月末にオープンして4月から営業自粛・・・そのまま廃業。女子高生向きのお店だが神保町に女子高生がいなかった悲劇?嵯峨谷の「見通し暗くて閉店」の張り紙は切ないが今だ撤収しないのは再開もあるのかな。
 

遠山老人猛語録

 投稿者:fmdb  投稿日:2020年 8月11日(火)00時22分41秒
  昔の中小零細出版社、編プロには遠山さんのような経営者がいっぱいいました。小生は、それを知ってる最後の世代かもしれません。  

遠山企画

 投稿者:fmdb  投稿日:2020年 8月10日(月)02時37分56秒
  遠山さんと現在のご自身を比して何か胸に去来するものはありますか。「そんなもんは一切ナイ!」という回答を期待してますが、どこの世界にも師弟関係?というのはありますので。  

下々の者へ(その1908)

 投稿者:しおやま・よしあき  投稿日:2020年 8月 8日(土)17時32分22秒
編集済
  8 月25日…中公文庫は基本的に今のレナウンがダーバン他を叩き売りしてるように、ナベツネに買収される前の旧中央公論社の遺産を食い潰してるが、例外もあ るのだね。『ぼくが戦争に行くとき』(寺山修司・中公文庫)は親本が読売新聞社刊。何かコソコソせずに胸を張ってるたたずまい(妄想)。面白い。記念館が 出来て親族が館長したり、写真を美少年風に修正しまくってる”寺山修司産業”活況以前の、ポックリサンダル履いた胡散臭い”パクり&覗きの修司”の面目躍 如(アングラ万歳!)。生身では絶対接したくない人物だが、お江戸生まれが自慢の小林信彦や、偉大な祖父を持つだけの萩原朔美クラスには達せない境地。佐 高信の平凡社新書の新刊風に言うなら、池田大作と宮本顕治の違いか。ただ、”ガンジー、キング、イケダ、ショーコー”と違い、全然色褪せないな。

 再び『夢でもいいから』(亀和田武・光文社)に。戸川昌子の辺から結構面白くなる。と思ってると再びダウン。その繰り返し。「?」しばらくして分かる。 この人は他人を語ると面白いが、自己語りは何でも自慢話になるのでウンザリさせられるのだ(坪内祐三にもその傾向が)。本人にも自覚はあるらしいのに、必 ずドツボに。色川武大、野坂昭如、五木寛之と言った世代は、そこら凄く禁欲的だった。団塊世代の特徴? 同世代の読者はあるいは共感して喜ぶのか。女に持 てた話を具体的にしないのがせめてもの救いだが(コレは別に1冊書いてくれ)、わずか4歳くらいの差で随分と違うよ羞恥心の概念が。和製ポップスの話題は 楽しく、なかなかCDが見つからない泉アキが凄く聴きたくなった。『漫画大快楽』で知られた檸檬社時代には一言も触れてないが、余程嫌な体験があったのか な(四谷の某社と表現)。と思ってたら両者ともに直後にチョロリ登場。詳しく触れてる回もあるのか? 甲斐バンドが登場。群馬では人気が無いらしく、彼等 の退屈なドキュメンタリーを「シネマテークたかさき」で観た際は俺1人。同館では良くある事だが。

8月24日…昨今一番違和感を感じたのが、「市川市文学ミュージアム」での”井上ひさし展”のポスター。井上とおぼしき人物イラストが、どう見ても太宰治 他にしか見えない。理由は明白。トレードマークの出っ歯じゃない。口元をキリリと締めて斜め上空を見つめてる(『平凡』や『明星』に初登場の新人芸能人の ように)。笑顔の消えた柳亭痴楽のような失笑感。画家が勝手に似てないと非難されるのを承知で描くとは思えない。主催者側の井上事務所やこまつ座他の意向 があったのだろう。それで食ってる、いや著作権継承者が御本尊の神格化を図る気持ちも分からないではない。しかし敗戦後稀有な喜劇作家でそれしちゃサンピ ン喜劇(福田雄一の全映画レベル)。夏目漱石の悪趣味極まる、雑司ヶ谷墓地の墓石ほどではないが。

8月23日…「109シネマズ高崎」で『Fate stay night』(正式題名不明。15時30分開始)。客が40人前後も居てビックリ。ここでは数年ぶりの異常景色。覇気を欠く若者男性客メイン(鑑賞マナー が良すぎて気色悪い)。エピソードとエピローグ以外の格闘場面になると、背景が消える。抽象的アクション場面ほど退屈なものは無いが(場所環境、天地左 右、重力の基本等略では)、予算節約の基本なのだろう。エロ漫画も肉体のアップばかりじゃ駄目。下着、シーツ、ベッド、枕、カーテン…売れっ子はこまめに 描写。高崎駅周辺は閑散。前橋のホストクラブでの、コロナ集団感染の影響もあるか。駅周辺の商店街を荒廃させたJR東日本の悪辣駅ビル商法が、天誅を喰 らってる感が。店舗従業員は気の毒。

8月21日…「古書会館」地下で「古書かんたんむ」の田中社長と立ち話。うまく行けば秋口には「広小路会館」の古本市、復活の可能性もあると。駄目元で期 待を。コロナ以降、会館地下の古本市はインフレ状態。苦しいのは分かるが、いくら強気の値付けをしても、減らない荷物を持ち帰るのは更に苦しいのでは。 ヴィンテージ系の、包装が行き届いた店の商品は昔から高い。ただ1冊見れば店の営業方針は分かるから、誰も寄り付かない。商品が整理されてる様は気持ちい いが、店頭がそれだとわびしすぎる(みちくさ市他で体験済み)。

 高崎線で読み始めた『情事の終り』(グレアム・グリーン・新潮文庫)を5Pで放棄。文字が超小さい上に行間が埼京線状態。買う前に一応はパラパラしたは ずなのに。ボケだな。先般、岡崎武志がホメてた『夢でもいいから』(亀和田武・光文社)に。ちゃんと読めるので良かった。一時は同業界に居た人とは思えな い華やかさ。種々興味深いが、南陀楼綾繁とも共通するこの人の文章の程々さは、相変わらず胸にグサリと来ない。普段威勢がいい割に慎重(南陀楼は普段も慎 重)。ただ1度チラリ会ったのみだが、本当にカッコ良かった。後で東京ぼん太と同じ栃木県生まれと知って驚いた。ひろき真冬にこそは及ばなかったが。

8月20日…「前橋シネマハウス」で社会派エロ映画『罪と女王』を観る前に、「前橋文学館」での佐藤惣之助&安藤紘平展。いづれも退屈(後者には古本屋が 盗みたくなるポスター他が数点)。館長(萩原朔美)の”公金お友達接待シリーズ”の一環らしいが、どうせ前橋市の税金を遣うなら、安藤のような俗世間での 成功者ではなく(天井桟敷→TBS→早大教授。館長と似てますね。血筋を除けば)、岸田理生、高取英といった夢半ばで早世した人々にこそ、スポットライト を当てるべきだ(両者の才能格差はともかく)。『罪と~』、主役は妹と入れ替えるべきと、ほとんどの男性客は思ったろう(客、姉ちゃん3人。爺さん2 人)。「前橋文学館」、コロナ対策でやたらプライバシーに踏み込んだ書き込みをさせようとする。「古書会館」と同様に名前と電話番号しか書かないと言う と、オロオロお姉さん上司と相談する始末。地元出身のアナーキスト詩人、萩原恭次郎が泣くぜ(昨年、大々的展示を)。

8月19日…「シネマテークたかさき」で『のぼる小寺さん』(監督・古廐智之)。観客は7名だったが面白い。この監督は『ロボコン』くらいしか観てない が、地味ながら継続的に新作を撮れてる理由が分かった(阪本順治や黒沢清が多作可能なのは理解不能)。慣れるのに30分程要したが(バルザックの小説か よ)、次第に演出手法に染められた。尺が20分長いのに加え、主役の兄ちゃん&不良美人同級生が段取り芝居をするのと(子役出身風の)、「ガンバ!」の乱 発は不愉快(岩に感謝する精神主義も)。ただ7~8か所も自然に笑える邦画は少ない。

8月18日…「神保町シアター」で『元祖大四畳半大物語』(監督・曽根中生・’80にっかつ)。観客12~13名。封切り数か月後に、「ギンレイホール」 で観て以来。40年振りだ。当時は盛り上がりに欠けた凡作と思ったのみだが、今回はなかなか楽しめた。視点が大家の原泉老夫婦に移ってるせいかと。若者の 生態に呆れる側からだと、外れがちのギャグにも味わいが。女性観が古臭~いのは原作(松本零士)のせいか。既に遠山企画勤務4年目。「ギンレイ~」のある 銀鈴会館に事務所があった、4コマ漫画家のさとうさとおの所にも時々原稿取りに。トチボリ茂とかさとうさとおは、もう亡くなったろうね。加奈井ゆきおは元 気な気がするが。4コマでは飯田みつあき、名前が思い出せないが、早稲田の漫研出身で、ものすごく愛想運悪い奴も。

 『カラマーゾフの兄弟5』読了。訳者の亀山郁夫、1冊分のドス論出してもらえる約束だったのに、何で各巻ごとに巻末でチョロチョロイタチみたいに顔出し を。確かに読み易いが、うるせってんだよお前。誇大妄想狂の気も濃厚。昨今の若手翻訳者が、無意味に長い後書きを書くのは、このオッサンの悪影響もあろ う。

8月17日…佳境と思われる『カラマーゾフの兄弟』4を読みつつも、『帝銀事件と日本の秘密戦』(山田朗・新日本出版社)にも着手(「三省堂」4階に面出 し。「東京堂書店」「書泉グランデ」には見当たらず)。甲乙付け難い面白さ。後者は警察の内部捜査資料が基本データ。当時はまだ立派な警官もいたのだね。 集団毒殺事件捜査が図らずも大日本帝国の暗部を暴き出す(構成巧み)。スプラッタ暴力エロ場面もたっぷりな素材。超臆病な日本以外の映画人なら、とっくに 原作確保に動いてるはず。荒井晴彦が脚本書いて、韓国で映画化してもらえばいいのに(情けない願望だが)。ただ当時の捜査陣、マルタ処分関係者(当事者も 含めて)が実に淡々。良心の呵責等は全然感じてなさそうなのが、今に通じる重い不気味さを。関東大震災での朝鮮人虐殺の被疑者が、法廷でもヘラヘラ笑い、 新聞も当然であるかのように伝えてた件も連想。小池百合子の馬鹿面はその象徴に過ぎない。

8月15日…弘田三枝子の代表曲が「人形の家」(「恋のレッスン!」や「渚のうわさ」に比べれば鼻糞以下の駄曲)と書いてしまう無知無恥な大新聞記者の厚 顔さは、渡哲也の代表作群から”無頼シリーズ”を抹消してしまうハレンチさに通底。今日の『東京新聞』の訃報記事も。『暴れ騎士道』『愛と死の記録』から いきなり『仁義の墓場』に飛び、『東京流れ者』もその他扱い(『紅の流れ星』はその他にも題名無し)。当然無頼はぶの字も。評伝と称する鈴木学の記事に 至っては、石原裕次郎譲りの礼儀正しさ絶賛オンリー(河原乞食による道徳の授業かい?)。最後の撮影所育ちのスター(暗さとユーモアが同居してる点が魅力 だった)。突然死でもない。秋本鉄次あたりに事前に原稿依頼しとけよ。アホ記者のうぬぼれテンプラ追悼記事には心底うんざり。

 「シネマテークたかさき」で18時45分からの『コリーニ事件』。観客約8名。凡作だが原作は面白そう(脚本の構成が駄目で長過ぎ。フランコ・ネロは好 演)。ネロさんも良かった。相手がドイツで。戦時下の徴兵記録も、後の悪法成立過程の公文書もキチンと保存されている。ナチスこそを生んだが後世が検証可 能な立憲主義国家だったのだ。ネロの代わりに南京育ちの中国人が、南部式拳銃一丁片手に日本に復讐密航したとしても、そもそも相手(敵)を特定する術がな い(敗戦直後に公文書全部焼却)。”もう一叩き出来ぬのか”が癖の大元帥はいつに間にか平和主義者兼生物学者だし、戦犯大臣は米国のスパイとなり首相にま で出世(後には痴呆孫までが踏襲)。敵はバルカン砲でも復讐し得る数ではないと悟った珍さん(仮名)、再び密航して故郷に帰還。折り悪く文化大革命に巻き 込まれ、不慮の死を遂げたという(嘘。アベってみました)。

8月13日…早川雪洲の写真5枚が発見されたという超小ネタを、一面トップで報じたリベラル系と一部で噂されてる『東京新聞』。海外の世論調査機関が発表 した、国民のアベ首相への信頼感が調査国中最低との報を(トランプ以下)、3P目の右下で小さくコッソリ。早川雪洲並にとは言わないが、1面左上あたりで 報じる価値は充分に。記者クラブ内で昔の『朝日新聞』の地位を確保しようとの思惑は感じられるが、現状破壊しようとの覇気は皆無。望月排斥策動さえしてる 可能性がある、高山晶一が政治部長じゃなあ。その望月の講演映像。ノースリーブ版はエロ過ぎて、瘋癲老人には内容が全然頭に入らない(さすがに鼻血ブ-は 無い)。かつてミリオン出版から出てた熟女系グラフ&漫画雑誌、『よろめき』の表紙を飾れば完売間違い無しだ。

 停電で溶け始めた冷凍イワシみたいな眼をした、口もロクに効けないアホ女(モトーラ世理奈)が主人公の、『風の電話』を「早稲田松竹」で。『ラストレ ター』との2本立て。本来爺さんは900円で両方観られる。だが帰宅時間の関係で2回通い、倍の料金をしばしば(遠距離通勤者の宿命)。でも良かった。2 本同時に観たら発狂必至。両作ともに邦画の駄目さが凝縮。東日本大震災を扱った映画は、ドラマ、ドキュメントを含めてロクな物はない。理由は明白。風の電 話の回線同様、国家や東電に向けた怒りの回路が不通だから。「せっかく帰って来たのにー!」と、イワシ眼女子高生が絶叫しても観客はシラケるだけ。”天災 史観”でしか現実を語れないなら、津波にも原発にも黙していろ。邦画が光州事件を素材に撮ったら、官憲にも民衆にも悪い点があった。でも今後は未来志向で という超愚作になるだろう。モトーラを途中降板させなかった、諏訪敦彦監督の度胸にも感服(まさか最大出資者の娘って事は…)。

8月12日…”山本太郎の座付きフリージャーナリスト”だった田中龍作が、とうとう太郎に批判され逆切れ。自業自得だが(田中康夫や庭山由紀の慧眼振りを 改めて見直す。後者は勘違いも多いが)、太郎は完全に己が見えなくなってる(アベ病)。野党共闘の破壊者としての自省を述べれば、俺ももう一度カンパを含 めて支持しようかと内心は。経過を見るに、衆議院選にも無理矢理信者候補を擁立。野党統一候補を落選させ自党は供託金没収(ああ俺のカンパが!)。都知事 選で日本第一党の5倍しか集票出来なかった現実が理解出来てない。三宅洋平との御用政治漫談コンビとして 昭恵のコネで吉本入社…との悪夢が妙にピントを 明確に。一方で悪夢が外れる事を夢見る感傷老人、だったが…。

 『カラマーゾフの兄弟3』(光文社文庫)を読了。訳文は全体的にいいが、”お茶する”はねえだろう。”トンデモ本”とか(4)、どう見ても悪乗り若者迎 合。”お茶を飲む””インチキ本”でいい。各巻ごとの訳者(亀山郁夫)解説も長くてうるさい。念のため『白痴』全3巻は河出文庫版を購入。同文庫は行間の 狭さに難。

8月11日…小分けにして何度も書き込まない。人様の労作がトップ画面から消えてしまう。俺のようにこまめに編集追加しろ。ヤギの糞じゃねんだし。

 夜、「シネマテークたかさき」で『うたのはじまり』(監督・河合宏樹)。10分で退出したくなるが、入場料1000円(会員は1100円だが年間30本 を過ぎると100円ダウン)がもったいないので、終了10分前まで耐える(それが限界)。聴覚障害者夫婦の親馬鹿子育て日記。どうでもいい奥さんの出産場 面がしつこくダラダラ。夫婦が何しようが勝手だが本作、人様から入場料を取れるレベルの代物ではない(撮影者のアングル選択も最低センス)。表現者特有の 自己顕示欲を(夫婦はカメラマン)、演出者がただ指をくわえて傍観(編集面でも)。出産ではなく(卵からと言われる若き日の秋吉久美子ならともかく、普通 のおばさんの出産場面など御遠慮申し上げる)、主人公も参加する障害者プロレスをメインにすべきだった(動きも出る)。演出者と登場人物が終始勘違いした まま、生ぬるい音楽探求への旅をダラダラダラ(間に親馬鹿ごっこ&辟易出産場面の頻繁なインサート)。いつまでも勝手にやっててくれよ。姉ちゃん5人、爺 さん1人。その前の『あなたの顔』は爺さんが3人しか入ってなかったが、段違いの出来だったのは言うまでもない(ツァイ・ミンリャンと比べるだけで失礼 か)。

8月10日…新潟県人は銭湯だ古本屋だ、1円や5円の細かい単位の商売向きだと、半ば侮蔑的に昔から語られて来た(特に上州では)。しかし有権者は群馬と 違い立派だ。金権田中角栄も小泉やアベみたいな売国奴に比べりゃ段違いに真っ当だった。山本一太(汲み取り便所金隠し裏の乾燥糞)や尾身朝子(顔面全面破 壊された高崎白衣観音)他の世襲ボンクラ政治家に対して森ゆう子。新潟と群馬は韓国と日本並の格差がデン。

 遠山老人は俺が23歳で入社した77年には既に63歳。漫画屋立ち上げは90年代頭(同業者には5年早ければ億単位の貯金が出来たと冷やかされた)。1 7~18年の付き合い。俺はその歳にはもう半ば引退していた(来たる9月9日で67歳)。要するに俺や吉田さん、口が悪い割には結構義理堅かった。出身は 新潟ではなく群馬と北海道だけど。

 『赤旗』が野党共闘を意識してか、保守系財界人や政治家を登場させるのは構わない。けど若手のセレクトには「?」の場合が多い。筆頭が天皇教徒自称フェ ミニスト北原みのりだが、遂には日曜版に”記者クラブ幇間マスコミの愛くるしいペット”、津田大介までが写真入りで。男女若手ブンカ人の選択眼無さすぎ (両者ともに写真入り)。同紙、南陀楼綾繁は昔からだが、チョイ前には岡崎武志も。日曜版には岡野雄一も定期連載。懐かしのpippoも余り話題はならな かったが、新日本出版社から本を。誰一人として『赤旗』など読んでなかったと。その点俺など数十年前からの読者。なのにちっとも仕事をくれない。プンプン プン。けど、日本共産党がエロ漫画の編集しかできない人間に、仕事をくれる道理は無いな。

8月9日…30名強と大入りの「高崎電気館」で『ひろしま』(監督・関川秀雄・’53日教組プロ)。噂以上の傑作。新藤兼人が演出しなくて本当に良かっ た。関川のアクは無いが適格な演出が、八木保太郎のガッチリとした脚本、伊福部昭の音楽、中尾駿一郎の撮影とうまく絡み合い、終始飽きさせない(104 分!)。山田五十鈴があそこまで太腿見せたのだから、月丘夢路にもも少し胸元をといった、瘋癲老人特有の邪念は湧いたが…。

 『キネマ旬報』の佐藤忠男によれば、強烈な被爆直後のモブシーンは部分的に海外でも紹介され有名だと(ジョージ・ロメロ他に影響を与えた可能性大)。た だ製作意図は被害者意識100%。大日本帝国の被占領地域に輸出すれば、「ざま見ろ!」と逆の意味で受けたろう。柱の下敷きで死ぬ直前の小学生が、教育勅 語(多分)を暗唱する場面が素晴らしい。製作は俺の生まれた年。『麦秋』や『晩春』もこの頃だが、プリント状態は弱小独立プロにもかかわらず、”大松竹” よりはるかにいい。その松竹。数年前には小津安二郎のリマスター版制作のため、クラウド何とかを厚顔にも一般募集。小津の葬式で同社が借金を香典から持ち 去ったのは有名。昔から人情映画で儲けながら、薄情さはアベ総理ファミリー並と深く感心。

8月7日…夕方「早稲田松竹」で『ラストレター』。先週のアラン・レネは満員で入れず泣いた。今日は空いてて全然問題無し…ではなかった。何しろ長い。1 20分強。35分切れば、激古臭いとはいえ並の泣かせ映画になったろうに。数日前「シネマテークたかさき」観た、究極の都合のいい馬鹿女(+クズ男)が登 場する、『劇場』も2時間以上。伸びたそばを大盛りサービスされてもちっともうれしくない。後者、森谷司郎監督お得意の雷鳴場面が。恋愛映画でマジにこれ されると笑うしかない(雷鳴病患者ボケ監督今も多し。低能演出者のリトマス紙)。役者はそう悪くなかったのに、原作・脚本・演出がひどすぎ。

 高崎線で『ジョージ・オーウェル』(川端康雄・岩波新書)読了。退屈ではないが新味もゼロ。最後の奥さんが原稿を、カフカにおけるマックス・ブロートの ような役目を果たしたという外伝を昔読んだ。本書では一言も触れてない(奥歯にタイの骨が挟まったような言い方で、逆に彼女をほめてる)。日本のオーウェ ル協会会長の検閲済みらしいから、期待した方がアホか。臆病でええカッコしいの岩波新書らしい。BBCラジオ聴いてただけの鶴見俊輔を、強引にオーウェル に結び付けてホメてたのも不愉快千万。彼こそチョッキの一番下のボタンを、神経質に常に外しておく人種の代表だろうが。慇懃無礼な鶴見が手を触れると、あ らゆる大衆文化が枯れ始めた。文化自身のためにではなく、自らの虚名のためにマメにピックアップしてただけだから。観察力、表現力不足が最大要因だろう が、石子順造あたりに比べると読むに耐えなかった。彼には”雑草という名の草は無い”という台詞の方が似合う。
 

"アベタイホマスク5代目(多分) "

 投稿者:漫画屋画像班  投稿日:2020年 7月30日(木)11時47分11秒
   

越後人

 投稿者:fmdb  投稿日:2020年 7月22日(水)17時33分48秒
  東京の銭湯経営者には越後の人が多かったです。  

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